【ゼイチョー】6話のネタバレと感想|3兄弟が争う理由はゆで卵器!?

2023秋ドラマ
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【ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~】6話「滞納税金の相続…隠し資産を探せ!」のネタバレと感想をまとめています。

今回の滞納者は父親の遺産を相続したことで、様々な税金の滞納金も相続してしまった人物。3兄弟のうち2人の兄は相続放棄をしたものの、末っ子の3男はよく分からないまま負の遺産も含めて相続してしまう。差し押さえた品の中から、なぜかゆで卵器だけが高騰していて……。

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【ゼイチョー】6話のあらすじ

今回の滞納者はフリーカメラマンの熊川弘三(吉村界人)で、固定資産税、住民税や国保税など総額500万超えの滞納金があった。父親の熊川良太郎(山田明郷)が亡くなった事により、負の遺産まで相続してしまったのだ。

弘三には2人の兄がいて、長男の一哉(田中幸太朗)と次男の英二(古屋呂敏)は既に相続放棄していた。しかし、弘三は相続放棄の期限が切れてしまったため、負の遺産も含めて遺産を1人で相続した。

良太郎は会社を経営していたが倒産してしまい、生前に家宅捜索を受けて様々なものを差し押さえられていた。それらが公売にかかることになり、なんの変哲もないゆで卵器がなぜか高騰していた。

競っている人物を見てみると、一哉と英二の2人だった。一度は相続放棄をした2人がなぜ、このゆで卵器を欲しがるのか?百目鬼華子(山田杏奈)は不思議でならなかった。しかし、饗庭蒼一郎(菊池風磨)は何か裏があると察して……。

←5話7話→

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6話のネタバレ

100万円のゆで卵器

ゆで卵器は元々父親の熊川良太郎(山田明郷)から直接差し押さえたものだった。饗庭蒼一郎(菊池風磨)が一係のヘルプで熊川の家を捜索に行った時に、差し押さえたことを思い出す。

良太郎の父親がやっていた会社を、関連企業をいくつも手がけるまで大きくしたが、赤字が続き1つ残らず倒産した。借金で首が回らなくなり、固定資産税を中心に住民税と国保税を滞納してしまう。ただ、なぜか自己破産はしなかった。

ほとんどの物を差し押さえて外に運び出した時、良太郎はゆで卵器を持って立っていた。そこで饗庭がそれも差し押さえた。他に金になりそうなものはないかと聞いたら、「はい、ありません!」ときっぱり答えた。そのゆで卵器が公売になった結果、100万円もの値をつけていた

日比野みのり(石田ひかり)がやってきて、事の顛末を三課のみんなに説明する。良太郎の差し押さえ品だけでは全額回収できないのでもう無理かと思っていたが、あの後、良太郎は持病が悪化して亡くなった。むしろ徴収するチャンスが生まれたとみのりは語る。滞納された税金は遺族に相続されるからだ。

妻は既に亡くなっており、3人の息子のうち長男の一哉(田中幸太朗)と次男の英二(古屋呂敏)はそれぞれ相続放棄をした。遺産は全て三男の弘三(吉村界人)に引き継がれた。3ヶ月以内に相続放棄をしないと、マイナスの財産も相続されてしまう。2人の兄はそれを知って相続放棄したが、法律に疎い三男は気付いたら1人で相続してしまっていた

その2人の兄は、あのゆで卵器を競り落とそうとしていた人たちだった。三男はフリーカメラマンで収入もそう多くないので、自己破産される前に土地と家を差し押さえる必要があるとみのりは力説した。

こじれた関係

饗庭と華子は三男のところへ行き、ゆで卵器について何か知らないかをたずねる。すると弘三はそもそも父は卵アレルギーだったから、食べるはずもないと不思議がった。家族みんな仲が悪かったので、兄たちが父の形見として欲しがるとも思えないという。

家族がみなバラバラになった理由として、後継者問題があった。2人の兄のどちらかが父親の会社を継ぐと思っていたが、父が後継者に指名したのは弘三だった。それを知った2人の兄は怒って家を出て行った。父は出来が悪い自分なら言うことをきくと思って指名したのだろうが、指示されるのが嫌で会社を継がなかったと弘三は語る。

父親が滞納した税金は500万円を超えていた。自分も知っていたら放棄したのになと弘三がぼやくと華子は、兄に相談したらどうかと提案する。兄たちが今までよくしてくれていたのも、会社を継ぐ立場になかったからだと弘三は言い「結局、親兄弟だろうが、人間関係なんて金次第ってことだろ」と諦めていた。

饗庭は昔を思い出していた。財務省で奥林礼二(結木滉星)と相楽義実(本郷奏多)と仕事をしていた時、誰のための仕事なのかと饗庭が愚痴を言うと、相楽は国民のための仕事だと答えた。

一方、奥林はお金はよくも悪くも人間関係を変えると言い、「だったら、税金の使い方次第でこの国のどこかで、いい人間関係が生まれることもあるかもしれない。それで幸せになる人がいるかもしれない。俺は、その人のために働くよ」と答えた。その答えに「こいつだろ、上に行くべきなのは」と相楽は笑った。

ゆで卵器の秘密

ある日、市の窓口に第三者納付をしに一哉がやってくる。弘三と話し合いはしたのかと華子が聞くが、あいつに払えるわけがないと言って滞納額を教えるよう迫る。華子は守秘義務を盾に教えず、一哉を追い返した。

なぜ納付をしたがるのか、饗庭は裏に何かがあると考えていた。公売までに滞納分を納付すれば、あのゆで卵器が戻ってくるからではないかと気付く。そこでゆで卵器をバラしてみると、マジックで数字が書かれていた。この数字が知りたくて彼らは競っていたのではないか、父親に隠し資産がある可能性が浮上する。

弘三に連絡をして改めて父親の家に行くと、あちこちに数字や文字が書かれていた。父はそこら辺の家具にメモをする癖があったと弘三は言い、饗庭たちは手分けをして資産が隠されていないかを探す。

やがて鷺沼宏樹(猪塚健太)が天井近くの壁紙の一部が、剥がれていることに気付いてみんなを呼ぶ。屋根裏部屋が存在することが分かり、誰かが捜索の後に調べたのではないかと饗庭は考えた。弘三は数日前に2人の兄それぞれから、滞納分を払うと電話で言って来たと話す。饗庭は弘三にある提案をすることにした。

隠し資産

日を改めて饗庭は2人の兄も呼び、屋根裏部屋を見に行くことにした。そこには古びた金庫が置かれていた。2人の兄たちは荷物を取りに来た時に、偶然金庫を発見していた。

密かに金庫の暗証番号を手に入れようとしたが、この家にはなかった。そこで役所に差し押さえられたものを見ると、卵アレルギーの父がゆで卵器を持っていたことに違和感を覚えた。番号がメモされているとしたら、そこしかないと2人は思った。だから2人はゆで卵器を手に入れるために競った。

相続を放棄したのに、隠し資産を取ろうとした2人に呆れる華子だが、弘三は隠し資産を3等分しようと言い出す。あの時、饗庭は弘三に本当は仲直りしたいのではないかと言われ、これを機に関係を改善できたらいいと思ったという。昔みたいに戻れるならと弘三は思っていた。提案に飛びつく兄たちを華子は軽蔑の眼差しで見ていた。

ゆで卵器に書いてあった番号を使用して金庫を開けてみるが、中身は空っぽだった。何も入っていないことに怒る兄2人が帰ろうとすると饗庭は止める。マイナスの税金分も3等分するんじゃないのかと言うと、一哉は初めから騙すつもりだったのかと余計に怒り出した。

金庫にはまだ物はあると言う饗庭の言葉に、弘三が金庫の中の引き出しを開けるとスクラップブックが出てくる。中には兄弟3人で弘三の成人式の時に撮った写真や、兄弟それぞれが雑誌に掲載された時の記事などがあった。

父親は家族が仲悪くなった原因は、自分にあると思っていたのではないか。亡くなった後は、兄弟3人で仲良く暮らして欲しいと思い、思い出の品を金庫に入れたのではないかと饗庭は語る。

ゆで卵器に書いたのも、卵アレルギーであることを知っている3人だけが気付けるように、父親なりのヒントだったのかもしれないと浜村宰(白州迅)は彼らに告げた。

饗庭は最初から、資産価値があるものが入っていないと思っていた。なぜなら、差し押さえをした時に、良太郎が他に金になるものはないときっぱり言い切ったからだ。弘三は隠し資産があったとしても、本当に3等分するつもりだった。「お金を巡って仲直りする兄弟がいてもいいんじゃないですかね」と饗庭は諭した。

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6話の結末

その後、窓口にやってきた弘三に華子は青色申告の説明をする。税を徴収するためには、ありとあらゆる方法をとる。公務員ナメないでくださいと華子が言うと、饗庭は茶化して場を和ませた。

滞納金は兄弟で3等分することになったと弘三が報告する。あの日、彼らは金庫の前で記念写真を撮り、再び以前のような関係に戻りつつあった。一哉は会社経営者で英二は弁護士、納付はできるだろうから捜索の必要もこれでなくなった。

華子は饗庭が徴税吏員になった理由を橘勝(光石研)から友達のためだと聞き、以前、饗庭に対して酷い言い方をしたことを謝罪する。華子には関係のないことだから気にするなという饗庭に華子は、一緒に仕事をしているのだから関係のない赤の他人ではない、できることがあったら教えて欲しいとたずねた。

饗庭は奥林の話を始める。最後に連絡をもらった時、何かおかしいと思って屋上に行ったら、そこに相楽がいて奥林は飛び降りた。奥林がなんであんなことをしたのか知りたい、相楽は何か知っているようだと饗庭は話す。そしてまた今度、相談させてもらうかもと言って話を終えた。

華子が歩いているとぶつかってくる女性がいた。彼女は華子の憧れの徴税吏員の羽生詩織(市川由衣)だった。向こうは華子に気付かず、なぜか慌てている様子だった。

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【ゼイチョー】6話のまとめと感想

金がきっかけで仲が悪くなった兄弟が、金で再び仲直りをしたという話でした。

父親が滞納していた分まで知らずに相続してしまった三男と、知っていたから相続放棄をした兄2人が出てきます。なぜ放棄できることを教えてやらないのか、しかも次男は法律に詳しい弁護士です。意地悪にしてもやり過ぎな気がします。

そんな底意地の悪い兄2人ですが、弘三はそれでも以前のように仲良くできたらと心の底で思っていました。お人好しのようにも思えますが、弘三には兄を慕う理由がありました。それは忙しい父に代わり、2人の兄が親代わりだったからです。

饗庭は隠し資産なんて最初からないのを知っていて、弘三にあえて3等分しようと持ちかけます。弘三は本当にあったらあったで分けるつもりでしたし、兄たちと仲良くなれるならと受け入れます。しかし隠し資産はなく、最後に残っていたのは金では買えない思い出だったというのも粋なオチです。

こんな兄たちにまた騙されるのではないかと心配にもなりますが、それでも弘三は兄を慕っているのでしょう。金の切れ目が縁の切れ目なんて言いますが、金では買えないものがあると縁は切れないのだなと思わせる話でした。

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