【石子と羽男―そんなコトで訴えます?―】最終回のネタバレと感想をまとめています。
大庭は無事釈放されるが、放火犯はまだ捕まっていなかった。やがて2つの不動産詐欺事件の黒幕が分かるが、果たして法で裁くことはできるのか?石子と羽男、最後の事件は意外な結果に……。
【石子と羽男】最終回のあらすじ
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— TBS「石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー」【公式】最終話9月16日(金)よる10時! (@ishihane_tbs) September 15, 2022
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潮綿郎(さだまさし)と連絡がつかず、石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は困っていた。放火の疑いがかかっていた大庭蒼生(赤楚衛二)は無事釈放されたが、不動産詐欺事件の案件を放っていなくなってしまっていたからだ。
日向綾(山本未來)は大庭に迷惑をかけたことを謝罪した後、石子たちの勧めでグリーンエステートを訴えることにする。元々綿郎が抱えていた高岡良樹(森下能幸)の案件と共に、1つの訴訟として進めて行くことにする。
やがて綿郎が戻り、ずっと詐欺の調査をしていたことを話し始める。綿郎は高岡を騙した不動産会社の社長を追っているうちに、御子神慶(田中哲司)と顔見知りになっていた。写真をいくつか見ていくと、そこに御子神と大庭の名義を使って詐欺をした刀根泰士(坪倉由幸)の姿が写っていた。
共同で訴訟をすることになった羽男と綿郎だが、裁判官はなんと羽男の父である泰助(イッセー尾形)だった。羽男は緊張のあまり、再びフリーズしてしまい……。
【石子と羽男】最終回のネタバレ
民事で不動産詐欺の件と、刑事で放火事件の裁判が行われます。御子神は果たして罪に問えるのか?負けて勝つ作戦、再び発動です。
放火事件の状況
大庭蒼生(赤楚衛二)に容疑がかかっていた、放火事件の捜査状況は以下の通り。
- 防犯カメラは拓以外の身元特定には至っていない
- 現場には2つ黒焦げのオイルライターが発見されている
- 1つは日向のものでもう1つは不明
- 現場には数人分の足跡が発見されている
- 現在有力な情報は得られていない
焼身自殺を図ろうとした日向理一郎(平田広明)だが、持っていたライターで火がつかなかった。そこで、もう1人の人物がガソリンに青いライターを落として火をつけた。拓(望月歩)の証言によって、現場にもう1人いたことは分かっているが、それが誰か特定は出来ていない。
合同訴訟
潮綿郎(さだまさし)が「何日か出かけてくるね」とメッセージを残したまま、連絡が取れない状況だった。綿郎が担当していた高岡良樹(森下能幸)の案件があるのにと、石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は困っていた。
日向綾(山本未來)が事務所にやってきて、大庭に謝罪をする。大庭は綾のお陰で拓の無実が証明されたため、むしろ彼女に感謝していた。石子と羽男は綾にグリーンエステートを訴えることを勧める。大庭も既に会社を退職していたのもあり、訴訟の協力を申し出た。みなに押されて綾は訴訟することを決断した。
石子たちは早速、「ナカマル」の社長である刀根泰士(坪倉由幸)に会いに行く。大庭が話を聞こうとするが、刀根は逆に「訴えるぞ」と脅してきた。
事務所に戻り再び作戦を練る。綿郎の担当する案件と綾の案件は、詐欺の手口に共通点が多くあった。そこで高岡と綾を呼び、共同で訴えてみないかと提案する。2人とも快く承諾した。だが、高岡に刀根の写真を見せるが面識はなかった。
共通の人物
羽男は見切り発車で訴状を出そうとするが、石子は反対した。そこに綿郎が戻ってくる。詐欺の調査に行っていたという。綿郎はこの半年の間、四つ星ハウジングの榊原若浩(森本のぶ)社長が経営するバーに、素性を隠して通って常連になっていた。
先日行った際、バーテンダーから榊原社長が、石川県と富山県に度々出張していたことを聞く。詐欺につながるものが得られないかと思い、綿郎は現地に向かったがやはり証拠は見つからなかった。
ただ、投資家の御子神慶(田中哲司)が、榊原のバーの常連で綿郎は顔見知りになった。石川で榊原が写っていた写真の背後、鏡に映る御子神の姿が写っていた。その隣には刀根の姿もあった。刀根と御子神が繋がっていたことを綿郎は掴んできた。
暗雲立ち込める
法の穴を抜けるような不動産詐欺の手口に、羽男も頭を抱えてしまう。グリーンエステートも四つ星ハウジングも、ボロを出すとは思えない。攻めるとしたら、2つの物件をリフォームした石川の施工業者しかないが、電話をしても全く出る気配がなかった。
そこに綾から連絡が入り「訴え取り下げるか悩んでるんです」と言ってきた。知らない人から嫌がらせの電話がかかってきたり、ネットで叩かれたりして綾は困っていた。石子は「奥様を無責任に批判する人は、奥様を救ってはくれません。声を上げることで、ご自分を守ってください。そうすれば、私たちは寄り添えます」と励ました。石子の言葉に綾は「ごめんなさい、弱気になって」と言い、訴訟を続行することにした。
やり取りを聞いていた綿郎は、被告側の弁護士に犬塚(岩谷健司)という大手事務所のボスがいて、勝つためには手段を選ばないというタイプの人物だという。恐らく敵が炎上をあおっている可能性があった。
羽男はこのままだと全然勝てる気がしないと騒ぐ。大庭はリフォーム会社にずっと電話をかけ続けながら、羽男に落ち着くように深呼吸をして勧める。そうしていると電話が通じた。
逆転の鍵
石子はリフォーム業者と話すために石川県へ向かう。羽男と綿郎は公判へ向かい、石子が戻ってくるのを信じて挑んだ。
リフォーム会社の秋山(池下重大)と会った石子は、息子が医学部に合格した話を切り出す。秋山にも事情があるように、マンションにお金を出した人たちにも事情があると訴える。そして、この先民事の裁判で詐欺だと認定されれば、いずれ刑事事件化されると言い、そうなったら罰せられると脅した。
渋る秋山に守りたいものがあるのなら協力して欲しいと言い、石子は何度も「お願いします!」と言いながら頭を下げ続けた。
トイレから出てきた羽男は、偶然父親の泰助(イッセー尾形)と出くわす。今日の期日から詐欺事件は自分が引き継ぐことになったと言う。さらに事務所移籍の話も進めていると言い、羽男の返答も聞かずに「君の活躍楽しみにしてるよ」と言って去る。
公判が始まり羽男が偽装があったと指摘をする。相手の弁護士も負けじと事実無根だと反論した。泰助が羽男に反論がないか聞くと、羽男は「もう1回言ってもらってもいいですか?」と言ったり、のらりくらりとした答弁を繰り返した。
石子が戻って来ないか、大庭は心配して法廷を出て見に行くが、やはり石子はまだ来ない。羽男はその間、何とか時間を引き延ばししようとしていた。だが、相手の弁護士がキレてしまい、泰助にこれ以上は無意味だと訴える。その言葉に泰助も同意し閉廷した。
失われた証拠
石子とまったく連絡がつかず心配していたが、ようやく電話がかかってきた。事務所に戻って来た石子は腕にケガをしていた。石子はリフォーム業者の社長と話し、刀根と当時の打ち合わせを録音していたボイスレコーダーを借りることができた。
その帰り、バイクに乗った2人に鞄をひったくられそうになる。必死に鞄を離さなかった石子だったが、力及ばず最終的に取られてしまう。証拠が失われてしまったことに意気消沈する石子に、綿郎は「僕にはこっちのショウコが大事なんだよ」と慰めた。
石子は誰かに見張られていたと言うが、その人物が襲ったかは分からなかった。そこで羽男は榊原社長や刀根など、詐欺に関与している人たちと関係者が写ったSNSの写真を見せていく。やがて石子は「この人!」と言って指差した人物がいた。その人物と綿郎は面識があり、「御子神さんのお付きの人だよ」と教えた。
御子神が石子を襲わせたということなのか。羽男は沸々と怒りが湧き始め「24時間ください。あいつのこと、俺が記憶します」と宣言した。
法律は誰のため
宣言通りに羽男は御子神の全てを記憶していた。まず、御子神がどこにいるのか、過去に投稿されたSNSやオンラインサロンの動画からその場所を突き止める。そして御子神がやってくるのをホテルの前で待ち構えた。
案の定、現れた御子神に単刀直入に「我々は、あなたが不動産投資詐欺事件に、深く関わっているのではないかと考えてます」とぶつける。そして、石子を襲わせ証拠を持ち去ったことについても聞いた。しかし御子神は「何の話?」とシラを切った。
そこで石子は「あなたの悪事を必ず証明いたします」と啖呵を切る。続いて羽男が「あなたのように、法の抜け穴をくぐりぬけようとする人がいるから、法律はどんどん増えていくんです」と言い、いたちごっこだと文句を言った。
すると御子神はペラペラと反論を始めた。
- 法律は強い人間が作ったもの
- どう転んでも自分たちが負けるようにはなっていない
- 法律は力が弱い人間が勝つようにはできていない
と、強者である自分たちを守るために法律はあると言いきる。「マチベンさんにはちょっと難しい話だったかな。あっ、まだ弁護士でもないか」と羽男と石子をあざ笑いながら、エレベーターに乗って消えた。
その後、リフォーム業者に石子が電話をかけて、法廷で証言してもらえないか頼む。だが既に御子柴の手は回っていて、証言を拒まれた。
蒼は緑
石子と羽男の2人を以前のように手伝っていた大庭は、外に出かけた。横断歩道で信号を待っていると、親子連れが何やら揉めていた。子どもがトイレに行きたいと言い出し、赤信号を渡ろうとする。母親は子どもに「まだ青じゃないよ」と言った。
それを聞いた大庭はふとひらめいて走り出した。自分の名前の“蒼”は“アオ”と読むから、拓はこの色のつもりで“アオ”と言った。しかし、この“蒼”は実際の色は緑色に近いブルーだった。つまり、ライターの色は青ではなく緑だった。
大庭は緑色のライターを持っている人を思い出していた。それは、刀根社長だった。そのことを警察に伝えたことにより、放火事件は急展開を迎える。
放火犯逮捕
話は検察である羽男の姉・優乃(MEGUMI)にまで伝わっていた。優乃は刀根を呼び出し尋問する。足跡が採取されたこと、現場にライターが落ちていたことを話すが、刀根はふてぶてしい態度を取って認めない。優乃は「私はあなたを怪しんでいますので、刀根さんのライターだと必ず…」と言うと刀根は「緑のライターなんて、ごまんとあんだろ」と告げた。
優乃はライターが緑だとは言っていなかった。それなのに刀根は色を告げた。目撃者が緑のライターを持っていたと確かに言っていたが、ライターは真っ黒に焦げていて色の判別が難しい状態だった。つまり、これが緑だと分かるのは犯人だからだと追及する。
適当に言っただけだとごまかす刀根だが、優乃には確固たる自信があった。そのライターは会社のゴルフコンペの賞品で、世界に1つしかないものだったからだ。
刀根は起訴されることになるだろうと告げ、不動産投資詐欺事件も明らかにしていくと教えた。だから今のうちに全てを打ち明けたほうが得策だと、刀根に自供を促した。
放火事件の真相
日向がグリーンエステートに何度も送っていた苦情メールの最後の日付は、亡くなる前日のものだった。そこには「明日すごいものを見せてやる」と書いてあり、この「すごいもの」が何か証拠ではないかと考えた刀根は、あの晩、日向を尾行する。
刀根は陰で日向がそのまま死ぬことを望んで見ていたが、ライターの火がつかない。そこで日向に近付きライターを地面に落ちたガソリンに投げ、日向に火をつけた。
刀根は優乃に言われた通り、不動産投資詐欺事件についても供述をしていた。
- 不動産詐欺は御子神が計画した
- 自分の会社も榊原の会社も指示に従っただけ
- 証拠は出ないから大丈夫だと御子神に言われた
と、御子神が不動産詐欺の黒幕であると証言した。
民事裁判の結果
羽男は刀根の証言を法廷で話すと、相手側の弁護士は原告の請求を認諾する方向で進めたいと考えていると答えた。つまり、綾と高岡の訴えが認められて裁判に勝った。
綿郎は最後に相手の弁護士に向け、「お言葉どおり小さな小さな事務所が、必死で準備を致しましたらどうにかなりました。厚く御礼申し上げます」と痛烈な嫌味を放った。
裁判は閉廷され、綾も高岡も先生を信じて良かったと喜んだ。その様子を横目に見ながら、泰助は法廷を後にした。
羽男は泰助を法廷の外で待っていた。通りがかると「私は…頼りない弁護士なんです。ご覧いただいたとおり、動揺もするし気丈にも振舞えません。取りえである記憶力だって、1人じゃ使いこなせません」と語りかける。泰助は「そうだね。君は優秀ではないね。はっきり言って、前回は見るに堪えなかったよ」と答えた。
そして「残念ながら事務所へは紹介できない。私の信用に関わるからね」と、羽男を別の事務所に紹介することを諦めた。それを聞いた羽男は父の期待に応えられない申し訳なさを感じる反面、「やっと本当の俺を見てくれた。それが嬉しいです」と喜んだ。
泰助は「君には君のやりたいことがあるんだろう。頑張りなさい」と言って去っていた。石子はそんな2人のやり取りを見て喜ぶが、気付いた羽男はバツが悪そうにした。
不動産詐欺事件の行方
詐欺事件について事情聴取を受けていた御子神は、逮捕されなかった。それにはいくつか理由がある。
- 刀根と榊原への指示は全て捨てアカウントだった
- 国内外の何人も介していて御子神に繋がらない
- 金も海外の会社を経由してマネーロンダリングしていた
法の抜け穴をくぐり抜ける男、御子神らしく絶対に足がつかない方法を取っていた。自信があった御子神は、事実無根を主張した。そして解放された。
もう諦めるしかないのか、羽男たちががっかりしていると塩崎啓介(おいでやす小田)が事務所にやってくる。相談に乗って欲しいと言い、店の常連の愚痴を綿郎が代わりに聞くことになった。
常連が言うには、いくら掃除をしてもゴミが捨てられて困るという話だった。ゴミを捨てて行く人を全員訴えたいと綿郎に言う。その言葉を聞いた羽男は、記憶を手繰り寄せてある事がひらめいた。光が見えたと言う羽男。「ちょっと時間はかかるけど、マチベンの執念、見せてやろうか」と張り切った。
マチベンの意地
ある日、御子神が建物の裏で煙草の吸殻を捨てると。警官がやってくる。廃棄物処理法違反で現行犯逮捕だというのだ。大げさだと言う御子神だが、警察は有無を言わさず署へ連行しようとする。
そこに羽男たちが現れ、「いや~やっちゃいましたねえ、御子神さん」と言った。羽男たちは御子神を1ヶ月間ずっと監視していた。その都度、捨てた吸殻を拾って保管し、証拠の写真を撮っていたのだ。御子神は53回にわたりポイ捨てをしていたため、石子が告発したら警察が受理してくれた。煙草のポイ捨ては火災につながる恐れがあるため、非常に悪質な犯罪だった。
御子神が連行される前に石子は、以前御子神が言っていた法律が誰のためにあるかについて話す。
- 法律は力の弱い人の訴えに寄り添ってできたもの
- その人たちが声を上げた歴史だ
- 弱者も強者も同じ世界で平等に生きるためのルールである
と、御子神の主張を真っ向から否定した。御子神はだからといって弱い人間は弱いままだと反論する。すると羽男が「そもそも、力が弱くちゃいけないんですか?」と返した。
- 御子神が弱者と呼ぶ人たちの多くは、力が強くなりたいと思っていない
- ただ普通に日常を送りたいと願っている人たちである
- そういう人たちがこの社会を支えている
そして「我々は法律に携わる者として、これからも真面目に生きる方達に寄り添い、戦ってまいります。マチベンとして」とまとめた。
御子神は「あっ、そう」と興味なさげに言い、どうせすぐに釈放されると余裕を見せた。連行される後姿を見送る羽男は、「それはどうかなあ…」とつぶやいた。
ドラマの結末
テレビで御子神逮捕のニュースが流れる。御子神は逮捕されるような行為ではないと、容疑の一部を否認していた。予想通り御子神はすぐに釈放された。
車の中でかかってきた電話に出た御子神は、どこか消沈した様子だった。逮捕がきっかけでカーボンニュートラルの理事を解任されてしまった。SNS上では御子神に幻滅したとか、ダサいだとか非難の声で溢れかえっていた。御子神の信用はガタ落ちになっていた。車の中で御子神は「たかが、ポイ捨てだろうが!」と怒った。
潮法律事務所は連日問い合わせの電話がかかってきていた。大庭も引き続き手伝ってくれていた。綿郎は石子にある封筒を渡した。
大庭と一緒に拓の書を見に行く石子、“晴”という文字に目を留める。きっと石子と羽男が大庭と拓の疑いを晴らしてくれた、そういう思いで書いたのではないかと大庭は思った。「ずっと晴れていれば、傘もいらない」と。
羽男は石子に自分一人ではやはりダメだ、でも石子がいてくれたら二人前以上になれる。「だから…これからも俺の隣にいてください」とまるでプロポーズのような言葉に、思わず石子も焦ってしまう。羽男はフォローするように、相棒としてパラリーガルとしてという意味だと付け足した。
すると石子は「お断りしま~す」と言って、司法試験を受ける事にしたと教える。弁護士になって依頼者の力にもっとなりたい、羽男のおかげで改めてそう思った。2人なら2人前以上の爆盛りになれる。「相棒弁護士として、先生のヨコにいてみせますから」と言い、綿郎が渡してくれた封筒を見せた。
受験当日、石子は試験会場前の横断歩道で立ち止まる。また目の前で起きた事故がフラッシュバックした。どうしても一歩足が踏み出せない。その瞬間、「いや~、今日も暑いっすなあ」と、羽男が現れて日傘に石子を入れた。
軽口を叩き合って和んだ石子に羽男は「とっとと受かってこい」と言い、「行ってきます」と告げて石子は歩み始めた。
【石子と羽男】登場人物のその後
今回の案件に関わった人たちと、レギュラーキャストたちが最終的にどうなったのか、分かっている範囲でまとめています。
- 石子:大庭と交際中。司法試験を受験する
- 羽男:潮法律事務所に残留
- 潮綿郎:石子に司法試験受験を勧めた
- 大庭蒼生:石子と交際中。次の職が見つかるまで事務所の手伝い
- 羽根岡泰助:羽男の事務所移籍を諦める
- 羽根岡優乃:放火事件を担当し刀根を起訴する予定
- 御子柴慶:不動産詐欺事件では逮捕されず
煙草のポイ捨てで逮捕後釈放されるが、カーボンニュートラルの理事は解任 - 日向綾:羽男たちのお陰で金銭が戻る可能性あり
- 高岡良樹:羽男たちのお陰で金銭が戻る可能性あり
- 刀根泰士:放火容疑で逮捕。不動産詐欺についても証言する
【石子と羽男】最終回のまとめと感想
民事で勝利し放火犯は逮捕されますが、不動産詐欺の黒幕は逮捕されず、別件逮捕で世間に裁いてもらったという話でした。
御子神という男は色んな人がモデルになっているのか、どこかで聞いたような意識高い系の人が言いそうなことを言います。自分を強者と呼び、騙される人たちを弱者と呼びます。羽男はそんな御子神に向かい、弱者であることの何が悪いのかと反論します。ただ普通に生きたいだけの何がいけないのかと。
そして御子神の言うところの弱者に、彼は足元をすくわれます。8話と同じ、負けて勝つ戦法で今回も一矢報いました。説教臭いと言えばそうでしょうし、現実はそんなに簡単ではないと言えばそうでしょう。しかし、このドラマは最初から弱者に寄り添い、傘を差し出す話です。最終回に相応しい終わり方だったと思います。
大庭との恋が続行中の石子ですが、羽男が急接近してきます。もっとも、本当に相棒としての願いなのかもしれませんが、まるでプロポーズのようなことを言いました。さらに、最後に傘を差し出したのは羽男で、石子もお陰で一歩踏み出すことができました。2人がくっついたほうがいいような気もしますが、9話終わりのように大庭を含めた3人で仲良しな姿も捨てがたいです。
全話の中で一番好きな話はやはり3話でした。救いなく終わる結末が、後にも先にもこの話だけなので印象深かったです。法律を身近なものとして考えさせられる、良作ドラマでした。