WOWOWがハリウッドと共同制作したオリジナルドラマ【TOKYO VICE(東京バイス)】2話のネタバレと感想をまとめています。
新人記者のジェイクは記事がうまく書けずに悩んでいた。同時に気になる東京の暗部に徐々に足を踏み入れて行く。そして新たな事件が発生し、ジェイクが向かった先には片桐が……。
【TOKYO VICE】2話のあらすじ
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— WOWOWオリジナルドラマ (@drama_wowow) April 27, 2022
『#TOKYOVICE』#2「起死回生」🗼
5/1(日)午後10:00放送🔥
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明調新聞の新人記者ジェイク(アンセル・エルゴート)は書いた記事が掲載されずに悩んでいた。ある記事を書くよう詠美(菊池凜子)に命じられ取材に行くも情報が得られない。そこで宮本(伊藤英明)に情報をもらおうと試みる。ジェイクが得た情報を元に記事を書くと、初めて掲載された。
刺殺体の犯人として逮捕された男を取り調べる片桐(渡辺謙)は、供述に不審な点があると感じていた。そこで遺族に会いに行き話を聞いてみると、闇金について弁護士に相談しようとしていたことが判明する。
終電を逃したジェイクは会社に泊まる。やがて、警察無線から事件発生を告げる一報が入り……。
【TOKYO VICE】2話のネタバレ
今回は主に佐藤やホステスのサマンサの置かれている状況が分かる回となっています。
詠美(菊池凜子)から下着泥棒の事件について書くよう命じられたジェイクだが、手がかりが見つからずに悩んでいた。そこで宮本(伊藤英明)から情報を聞きだすことにする。宮本は下着泥棒はいないと言い、風で洗濯物が飛ばされただけだと答えた。ジェイクは得た情報を元に記事を書く。しかし、何度も詠美からやり直しを命じられる。
路上の刺殺体の容疑者として一人の男が取り調べを受けていた。それを見ていた片桐(渡辺謙)は男が犯人ではないと感じていた。だが、同僚の船木(三浦誠己)は事件をさっさと片をつけようとしていた。そこで片桐は、被害者青木の妻(みやべほの)に話を聞きに行くことにする。妻の話では夫が消費者金融に借りた金は10倍に膨れ上がり、弁護士に相談しようとしていたと言う。そして片桐に脅されていた証拠を見せた。
石田組の縄張りで対抗組織が好き勝手していたが、組長からは反撃をしないよう命じられていた。その代わりにみかじめ料を集めて来る抗争に備えるよう指示されていた。そこで久米(羽田昌義)は佐藤(笠松将)にみかじめ料を回収してくるよう命じる。だが、既に一度回収していた店だった。回収した金が少ないことに久米は怒り佐藤を殴った。
何度も直した結果、ようやく初めて記事が掲載されることが決定する。ジェイクは喜ぶのも束の間、空いた時間を使って刺殺された被害者遺族に会いに行く。だが取り合ってもらえず帰るしかなかった。社に戻ると莫(豊原功輔)が激怒しながらジェイクの元にやってくる。なんと下着泥棒が逮捕されたという。誤報を出してしまったジェイクは記事を書かせてもらえなくなってしまった。
ガセネタを掴まされたジェイクは、宮本を焼肉接待しながら文句を言う。宮本は悪びれずに情報はタダではないと反論した。ジェイクは席を立つとそのまま戻らず、店の支払いを宮本に押し付ける仕返しをした。ジェイクはその足でサマンサ(レイチェル・ケラー)のいる店に行って彼女を指名する。しばらく席に着いたサマンサだが、佐藤がやってくると彼の席へ行ってしまう。
ジェイクは佐藤のテーブルに行くと座り、共通の話題で盛り上がる。しかし、終電の時刻が近付いて来たことに気付いたジェイクは慌てて店を出る。走って駅に向かうジェイクだったが、終電に間に合わず会社に泊まることにした。仕事を終えたサマンサは自宅に戻ると帳簿をつけ、貯めた金を丸めてキャビネットの隠し扉にしまう。店を出た佐藤は漁港へ向かい、遠くからある人物を見つめていた。
寝ているジェイクを叩き起こすのは、同僚のティンティン(田中光輔)に言われてつけたままの警察無線から入った事件発生の報せだった。急いでジェイクは事件現場へ向かう。そこでは石田組の組員・東(佐藤祐基)と戸澤組の組員・中村(大迫一平)が揉めていた。東に銃を突き付けた中村が引き金を引こうとした矢先、片桐が現れて近付いてくる。耳元で何かを囁くと中村は銃を置いた。その様子を見ていたジェイクがカメラのシャッターを切ると見つかり、片桐はフィルムを抜き取りこの件を記事にしないよう告げた。
【TOKYO VICE】2話の謎
サマンサと佐藤とジェイク、3人の関係が交わり始めます。さらにジェイクと片桐の関係も事件をきっかけに交わり始め、それぞれの持つ謎が出てきます。
サマンサが金を貯める謎
優秀なホステスであるサマンサは、同僚のポリーナに客へのプレゼントについて相談されます。ポリーナはホストに貢いでいるから金がないと言います。しかし、サマンサは散財することなく帳簿をつけて金の管理をきちんとしていました。
自宅のキャビネットの奥に隠し戸があり、銀行に預けるのではなくそこに大量の一万円札を丸めて保管しています。冒頭で彼女は渋谷の物件を借りたいと不動産屋に言いますが断られます。独立して店を出したいのか?それとも国に仕送りでもしたいのか?謎です。
抗争開始
組の関係がどういう関係なのか、相関図を見てもピンと来ません。恐らく千原会系石田組という組織があり、佐藤が所属するのはその石田組傘下の組織で久米が組長なのではないかと思われます。
なぜなら、千原会のトップである石田から久米は盃をもらいます。つまり、千原会系に入るための親子の盃だったのではないかと思われます。久米の組の名が久米組なのかは分かりませんが、佐藤はそこに所属しているのでしょう。
そして対抗組織である戸澤組ですが、同じ千原会系同士で揉めているのか、それとも違う系列同士の揉め事なのかという謎があります。このドラマの原作は山口組の分裂抗争の話について書かれているものなので、90年代という時期を鑑みると同じ山口組の中野会と宅見組の抗争についてなのか?そうなると同系列の組になります。
千原会のシマを荒らす戸澤組について、石田は久米たちに反撃をするなと命じ、来る抗争に備えて金を蓄えるよう告げます。なので、佐藤が1回みかじめ料を徴収した店に再び行くことになりました。
佐藤が見ていた人物
佐藤は漁港に行って遠巻きに仕事をしている漁師を眺めます。それに気付いた漁師が耕三という人物に知り合いか?とたずねます。しかし、耕三はあんなヤツは知らないと相手にしません。
まったく関係のない人物を見に行くとも思えず、何らかの関係がある人物ではないかと思われます。それが父親なのか恩人なのか、それとも借金の取立てに行っているのかは不明です。後に判明するのかしないのか、気になるシーンでした。
【TOKYO VICE】2話のまとめと感想
ヤクザ同士の抗争が始まり事件が発生しますが、ジェイクの取材は片桐によって止められてしまうという話でした。
今回の話はホステスのサマンサとヤクザの佐藤の状況が分かります。まず、サマンサは優秀なホステスで、同僚の相談に乗ったり客あしらいが上手な女性でした。そんな彼女がなぜ金を貯めているのか?その理由は今のところ不明です。
次に佐藤についてですが、料理が得意な姿を見せてくれます。その後、久米に命じられてゲームセンターからみかじめ料を回収する際、子供たちがガンシューティングゲームで遊んでいるのを遠くで眺めていました。
すると、恐れを知らない子供たちは、あの人上手そうじゃない?と言ってゲームをやらせます。しかし、佐藤は子供たちよりもゲームが下手というシーンが、何とも茶目っ気があって笑いを誘います。
さらに佐藤はサマンサを気に入っており、指名した席に割って入るジェイクとスニーカー談義を始めます。そして、リーバイスのジーンズを偽造している話になり、記事に書いてもいいか?とジェイクがたずねると、いいけど書いたら殺すと凄みました。
このドラマの主人公はジェイクなのですが、佐藤という男がとにかく色気があって魅力的です。今後抗争に巻き込まれてしまうのだろうと思うと、彼の安否がどうなるのか不安でなりません。
今回も少ししか登場しないキャストで同僚の船木役で三浦誠己さんが出たり、他のドラマでも見かける俳優さんが出演していました。
次回はジェイクが片桐と一緒に行動するようですが、記事にすることはできるのか?不穏な空気が漂います。