【TOKYO VICE】1話のネタバレと感想|日本キャストも活躍!映画のようなドラマ

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WOWOWがハリウッドと共同制作したオリジナルドラマ【TOKYO VICE(東京バイス)】1話のネタバレと感想をまとめています。

『ウエスト・サイド・ストーリー(’21)』のアンセル・エルゴート主演、日本からは渡辺謙や山下智久らが出演!全編日本でロケが行われた超大作ドラマです。

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【TOKYO VICE】1話のあらすじ

日本の大学を卒業したジェイク(アンセル・エルゴート)は、大手新聞社・明調新聞の入社試験を受ける。日本語の記述式の試験にも関わらず猛勉強の末に合格した。

新人記者の配属先は警察担当の記者だった。新宿の路上で刺殺体が発見され、ジェイクは早速記事を書くよう上司の詠美(菊池凜子)に言われる。しかし、書いた記事を見た莫(豊原功輔)は激怒して書き直しを命じる。

ジェイクは警察の発表をただ書くだけの仕事に疑問を覚え、独自に取材を始めることにした。保安課の刑事・宮本(伊藤英明)に目をつけたジェイクは、ホステスクラブで接待をして情報を聞きだそうとする。だが、宮本は簡単に情報を漏らさなかった。

呼び出しを受けて店を出た宮本の後を追うジェイク。宮本が必死に説得をする相手は、今にも焼身自殺をしようとしていたが……。

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【TOKYO VICE】1話のネタバレ

新聞社に入社したジェイクの周りできな臭い事件があちこちで起きます。何を意味しているのか?

新宿の路上で数箇所も刺されて死亡した刺殺遺体が発見される。警察では殺人と発表されず、現時点で分かっている被害者の情報を公開するのみだった。ジェイク(アンセル・エルゴート)は詠美(菊池凜子)からこの件について記事を書くよう命じられ、早速取りかかり書き上げた。しかし、記事を見た上司の莫(豊原功輔)は激怒する。なぜなら、“殺人”という記述があったからだ。警察が殺人と発表していないため、公開された情報のみで記事を書き直すよう命じられる

どうみても殺された遺体だと思っていたジェイクは納得がいかなかった。そこで被害者の自宅に行って溜まっていた郵便物を覗き見る。返済の催促をする一通の手紙を見たジェイクは、送り主の会社「トラスト」に行って話を聞こうとした。しかし、そこは空き部屋だった

新聞社のやり方に疑問を感じるジェイクは、今度は宮本(伊藤英明)を接待して情報を聞きだそうとする。宮本はホステスクラブ「オニキス」のマネージャー・デューク(萩原聖人)と何やら話をしていた。ジェイクはトイレに行った際、腕に刺青が入った男・佐藤(笠松将)に声をかけるが相手にされなかった。

ホステスのサマンサ(レイチェル・ケラー)を呼び止めて酒を飲むジェイクだが、酒の注文が止まると彼女は立ち去ってしまう。宮本と次の店に行ったジェイクが何とか話を聞きだそうとするが、宮本は簡単に情報を流さなかった

やがて、呼び出しを受けた宮本が店を出た後を追うと、神社の前でガソリンか灯油まみれの男を宮本は必死に説得していた。だが、男はマッチで火をつけて焼身自殺してしまう。焼け焦げた遺体のそばで、ジェイクは火をつけたマッチの箱を拾う。そこにはあの消費者金融「トラスト」の名前があった。

ジェイクが2つの事件は繋がりがあると詠美に訴えるが、言われたことだけを書けと言われて相手にされない。ジェイクは警察に差し入れをし、被害者の住所を聞きだすことに成功する。遺族の妻に話を聞きに行くジェイク。被害者は闇金から追い込みをかけられていた事を知る。しかし、夫の死後は催促の電話や嫌がらせは止まっていた

佐藤は自身の組長と一緒にある会に参加する。そこは各会のヤクザが集まり、千原会組長の石田(菅田俊)から親子盃を交わす儀式が行われていた。組長の晴れ姿を見守る佐藤の眼差しは、どこか憧れや尊敬の念がこもっていた。

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【TOKYO VICE】1話の謎

謎だらけの初回は殺人事件の背後に、裏社会が関わってそうな雰囲気です。キーワードとなるものについていくつか取り上げます。

2つの遺体

1人は新宿の路上で刺殺体として発見されます。2人目はジェイクの目の前で焼身自殺しました。1体目の男の家には消費者金融からの督促状があり、2人目が自殺したそばには同じ消費者金融のマッチが落ちていました。

ジェイクは2人の死にトラストなる消費者金融が関わっているのではないかと考えます。刺殺された遺体は何箇所も刺され、凶器も短刀のような一般的ではないものでした。暴力団関係者の仕業ではないか?ぱっと見そんな遺体です。

しかし、新聞社はそのことについて取材するでも書くでもなく、警察に至っては殺人事件として発表もしません。

消費者金融「トラスト」について

ジェイクが住所を調べて行った先は空き室でした。架空の会社なのか、住所を偽っているのか?いずれにしても誰もいません。

トラストは消費者金融の会社となっていますが、どうやら闇金のようです。なぜなら、2人目の遺族に話を聞きに行った時、少しの金を借りたらとてつもない金額に膨らんだというような話を聞かされます。間違いなく違法な金貸しでしょう。

さらに激しい追い込みも夫の死後ピタっとやみます。死んだから見逃すとも思えません。となると、保険金でもかけていたのではないか?とも考えられます。いずれにしても、トラストの背後に暴力団が絡んでいそうです。

警察と新聞社の関係

警察の発表をただ書き写すような新聞社に、ジェイクは呆れて反論します。しかし、新聞社の誰もがとにかく言う通りにするよう聞く耳を持ちません。なぜなのか?

ジェイクは個人的に宮本から話を聞きます。日本に殺人事件はないという宮本に、ジェイクは食い下がります。すると、検挙できなかった時に検挙率が下がってしまう関係上、簡単に“殺人”とは発表しないという理由を聞かされます。

現時点で新聞記者は真実を取材して書くのではなく、警察に言われるままに書くための機関という状況です。癒着をしているのかどうかまでは分かりませんが、警察はマスコミを基本的にコントロールしています。

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【TOKYO VICE】1話のまとめと感想

外国籍でありながら日本の新聞記者になった主人公が、きな臭い事件に興味を持つという話でした。

冒頭でジェイクは渡辺さん演じる刑事と一緒にホテルに行き、記事を出さないで欲しいという交渉をヤクザとします。その後すぐ、ジェイクが勉強して新聞社に入るシーンに変わります。

ジェイクは画面上常に頭1つ他の人と比べて出ているため、自然と彼に目が行きます。さらに日本社会の海外の人への対応や新聞社の旧態依然とした雰囲気が、外部からの目を通してよく分かります。

海外の製作陣が関わっているため、実際住んでいる身としては何とも不思議な光景が広がります。まず、英語が普通に話せる刑事や新聞社の社員が多いです。海外でも配信するので、英語の割合を増やすのは仕方のないことでしょう。

新宿設定にどうやらしたいようですが、最初の被害者は御茶ノ水付近の歩道で発見されますし、2人目の被害者も千代田神社で自殺します。ジェイクも赤羽で飲んだ後、そこから六本木のクラブに行くという妙に広範囲な遊び方をする人になってしまっています。

海外の人が見たTHE日本といった映像で、やたらネオンや提灯などが映り込んできます。さらにストリップクラブのような店では、背景に流れるアニメがおかしな感じになっていました。しかし、これはこれで面白いです。

キャストも日本でお馴染みの俳優さんが多数出演していて、中でも日本での芝居とは全く違った印象で驚いたのが佐藤役の笠松さんです。普段、好青年っぽい役が多い印象があったので、ヤクザの役をする彼の鋭い眼差しには驚きました。他にも役名がないのかキャストには掲載されてませんが、正名僕蔵さんが新聞社の社員で出演しています。

また、鈴木亮平さんが出演するという噂があった本作ですが、今のところ姿は見当たりません。一説には主人公と対立する暴力団幹部ということらしいのですが、公式発表のキャストにも名前はありませんでした。実は笠松さんの役だったのか?それともサプライズ出演なのか?ぜひ登場して欲しいものです。

圧倒的にお金がかかっているドラマなので、まるで映画を見ているようでした。次回からはマイケル・マン監督ではなくなってしまいますが、果たしてどんな映像を見せてくれるのか楽しみです。

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