11月22日からWOWOWで放送開始した【夜がどれほど暗くても】1話のネタバレと感想をまとめました。
初回から怒涛の展開で進み、普通の生活から突然世間に叩かれる状況に陥ってしまいます。
真実がいったい何なのか?最終回まで気になる展開が続きそうです。
【夜がどれほど暗くても】1話のあらすじ
週刊時流の副編集長である志賀倫成(上川隆也)と若手記者の井波渉(加藤シゲアキ)は、記事の内容について対立する。嫌なら辞めろと告げる志賀に、井波は思い悩んでいた。
大学講師の星野希久子(霧島れいか)夫妻が自宅で殺害され、容疑者と思われる人物も自殺を図り病院に搬送される事件が起きる。
すると警察が志賀の自宅にやってきて、息子の健輔(葉山奨之)に殺人の容疑がかかっているという。
妻の鞠子(羽田美智子)と一緒に病院へ向かう志賀、そこには意識不明の重体で健輔が運ばれていた。
健輔は大学の友人たちへ遺書めいたものを送っており、希久子への横恋慕が原因で無理心中を図ったと警察は見立てていた。
希久子の娘である奈々美(岡田結実)が警察へ遺体の確認にやってきて、健輔の写真を見せるが彼を知らなかった。父と母を殺したのは誰なのか?と、彼女は犯人に対して憎しみをあらわにした。
世間では「世田谷夫婦殺害事件」として大きなニュースとなり、志賀の息子が容疑者として大々的に報道された。
時流の編集部内でも話題になり、編集長の鳥飼成人(高橋克実)は時流でも報じないわけにはいかないといい、志賀に覚悟するよう告げた。
志賀たちへのマスコミ取材は殺到し、どこへ行くにも追いかけられる状態になってしまう。
健輔が目を覚まして真相を語ってくれればと願う志賀だったが、息子は目を覚ますことなく亡くなってしまった。
鳥飼は志賀への取材をする人物に井波を指名する。井波は容赦なく突撃して志賀へ鋭い質問をするが、志賀は答えずに去った。
時流編集部へ戻ってきた志賀に鳥飼は、反論記事を書いてみないかと持ち掛ける。
志賀はその話に乗り、息子の無実を信じる記事を書くが……。
【夜がどんなに暗くても】1話のネタバレ
1話のネタバレは4つです。
- 事件概要
- 父と息子の確執
- 志賀の反論記事とその結果
- ドラマの結末
結論から言うと、志賀の反論記事が大炎上して「月刊時流」に異動させられます。
真実はいったい何なのか?
1.事件概要
起きた事件の内容についてまとめます。
- 被害者:星野希久子・星野隆一夫妻
- 死亡現場:星野夫妻の住宅
- 死因:失血死
- 死亡推定時刻:10月4日午後11時頃
- 通報者:11時頃隣の家から悲鳴が聞こえたと通報
- 発見時の状況:警察が現場に駆けつけると、住人の遺体と健輔が自殺しているところを発見
- 警察の見立て:健輔による無理心中が濃厚
大学の講師である希久子の家に健輔が行き、2人を殺害して自殺を図ったと思われている状況です。
そのため、健輔は容疑者として大々的にマスコミで報じられます。
健輔が容疑者と判断された根拠はいくつかあります。
- 友人に希久子を殺害して自分も死ぬとメールしていた
- 犯行時に使用された包丁で自殺を図っている
- 健輔のスマホには希久子の写真が何十枚もあった
- 殺害後に遺書をゼミ生へ送っている
健輔の送ったという遺書はこういう内容です。
ゼミの皆へ
夜遅くにごめん
たった今、星野希久子さんを殺しました
俺は希久子さんのことが前から好きでした
自分の気持ちに嘘をつけないと思い告白しましたが、彼女は俺を受け入れてくれませんでしたそれ以降、彼女に無視されるようになり、
死ぬほどむかついたので殺してやりました
ざまあみろ希久子さん、愛してるよ
彼女のいない世界なんか興味ないので僕も死にます
さようなら
非常に違和感を覚える文章です。
まず、一人称を“俺”と書いたり“僕”と書いたりしています。
さらにすべて“ですます調”で統一しようとしているようで、「ごめん」「ざまあみろ」「愛してるよ」という部分があったりします。
本当に本人が書いて送ったのか?と疑いたくなるような内容です。
しかし、警察は先に書いた理由から健輔が希久子に横恋慕した結果、無理心中を図ったという見解です。
マスコミも真実はどうあれ、面白おかしく大々的にストーカー殺人のような扱いで報じています。
- 警察の見立ては健輔の無理心中
- マスコミは健輔を犯人扱いして報道
2.父と息子の確執
志賀は息子と疎遠でした。それは過去にあった事柄のせいでした。
- 「週刊時流」が高校野球部の飲酒騒動を報じる
- その結果、野球部は謹慎状態に
- 健輔が怒って「不幸を食い物にしている」と父の仕事を批判
- 志賀が健輔を殴ってしまう
- 健輔は父のような人間にはなりたくないと言って出て行く
それ以来、志賀は健輔と絶縁状態になります。
健輔は大学を自宅から通わずに一人暮らしをし、時々実家に帰って来ていました。
しかし、志賀は息子が帰ってきていることすら知りません。
息子は父親に会わないよう、こっそりと母に会いに帰宅していたということが分かります。
過去に喧嘩して以来、父と息子は絶縁状態だった
3.志賀の反論記事とその結果
健輔の死後、鳥飼に言われてその気になり、志賀は世間やマスコミに対して反論記事を時流で書きます。
タイトルは「特別手記 容疑者の父 魂の叫び 私は息子の無実を信じる」です。
本当に息子は犯人なのか?父として息子の無実を最後まで信じたい。そんな内容が記された記事でした。
志賀自身、健輔とは絶縁状態だったので、彼の無実を証明できるような材料もありません。
それでも息子が犯人だとは信じられないという思いだけで書きます。
記事掲載後、当然大炎上しました。被害者遺族である奈々美は、怒って「ふざけるな!」と叫びます。
志賀の身の回りでどんなことが起きたのか?
- 時流編集部にクレームの電話が殺到
- 志賀の自宅の住所や電話がネットで晒されて拡散
- 自宅マンション前には大勢の人が押しかける
- 自宅に電話やFAXが届きまくって電話線を抜く
- 妻と口論になってしまう
- マンションの住人から出て行ってくれと言われる
志賀はどうやらマンションは購入したものらしく、自分の家だからとやかく言われる筋合いはないと応じません。
妻に相談なく記事を掲載したため、妻との仲も悪化してしまいます。
どんどん追い込まれていく志賀、この後どうなるのか?
反論記事は大炎上
4.ドラマの結末
警察では宮藤に津村から連絡が入り、検察が送検を急いでいると言います。
しかし、宮藤はこの事件に引っかかりを覚えていました。
それは動機です。健輔と希久子は過去に問題を起こしていないのに、突然殺害に至ったのがどうにも引っかかっていたのです。
一方、記事が炎上したことで、ネットでは時流不買運動が起きます。
そのため、鳥飼は志賀に異動を言い渡します。最初からそうするつもりだったんじゃないか?そう思えるような展開です。
志賀の異動先は同じ時流でも「月刊時流」です。
志賀はこの異動先を聞いて「結局俺に辞表書けと言っているようなもの」と怒ります。
週刊時流と何が違うのか?
- LGBTへの差別発言などで問題になっている
- 会社に馴染めず出世を諦めた人たちの吹き溜まり
- 通称“追い出し部屋”と呼ばれている
そんな編集部に志賀は自分の荷物をまとめて異動します。
編集部は薄暗く、壁には「炎上上等クレーム火山爆発」とか「クレームなんぞ恐るるに足らず」など貼ってあります。
編集長の楢崎は志賀にここでは新人だから、どんな仕事が来るか楽しみにしてくれと早速不穏な空気になりました。
- 宮藤は健輔の動機が気になる
- 志賀は月刊時流に左遷される
【夜がどれほど暗くても】1話のまとめと感想
絶縁状態だった息子が大学の講師夫妻を殺害後、自殺をし事件の容疑者になります。
息子のことを何も知らない父、それなのに無実を信じるという記事を書いて大炎上です。
信じるのは好きにすればいいと思いますが、何もわざわざ記事にする必要があったのか?
鳥飼にうまく利用された形になってしまいます。
その結果、左遷され世間からは冷たい視線を浴び、被害者遺族は激怒します。
今後の展開予想としては、健輔がやっているのかやっていないのかによって変わるでしょう。
恐らく健輔は殺害しておらず、別の第三者が犯人なのでは?と思われます。
ただ、奈々美の怒りが酷いことになっているので、真相を暴く前に志賀が殺されやしないか心配です。
結果はどうあれ真実はちゃんと解明して欲しいと思います。
それには宮藤の推理力が重要となってきます。何に気づいて真相を暴くのか?
今後の展開が楽しみです。
次回は11月29日22時から放送予定です。