【恐怖新聞】最終回のネタバレと感想|登場人物のその後

2020夏ドラマ
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2020年10月10日に放送された【恐怖新聞】最終回のネタバレと感想をまとめました。

自分の運命と向き合うことに決めた詩弦ですが、最後どうなったのか?

それぞれの運命が今夜完結します。

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【恐怖新聞】最終回のあらすじ

詩弦(白石聖)は新聞に書かれた事柄を未然に防ぐため、人々に知らせ先周りをして助けていた。

しかし、詩弦の思いとは裏腹にネットでは散々叩かれ、逆に犯罪を起こそうとする人間まで現れてしまう。

それから一年後、歌子(黒木瞳)は拘置所にいる勇介(佐藤大樹)に面会をしに行く。詩弦の安否を聞く勇介に歌子は一年ぐらい会っていないと答える。

篠崎(駿河太郎)もまた詩弦の行方を追っていて、歌子の店へとやってきた。恐怖新聞の契約者を代わってくれないか?と歌子は頼み、篠崎は喜んで名前を書く。

歌子は篠崎が“アシカガ”の名を使い、詩弦を呼び出して殺害しようとしていたと気づいていた。なぜなら詩弦が死ねば春海(福地桃子)の所へ戻り、彼女から契約を引き継ぐのは簡単だと思っていたからだった。駿河は金が欲しいため、新聞の契約者になりたかったのだ。

新聞の契約を結んだ篠崎が喜んでいると、歌子は過去の恐怖新聞を宙に投げて篠崎に大量に見せた。その結果、篠崎は急激に寿命を奪われて死んでしまう。

歌子が店の奥に戻るとそこにはもう1人歌子がいた。せき込むもう一人の歌子、それは恐怖新聞を読み続けたことで老けてしまった詩弦だったのだ。

勇介のところへ面会へ行った人物、それは歌子ではなく詩弦だった。

寿命がつき始めている詩弦、それぞれの運命はどうなってしまうのか。

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【恐怖新聞】最終回のネタバレ

深夜の恐怖ドラマ【恐怖新聞】も今回で最終回です。

最終回のネタバレは7つ。

  1. 勇介との別れ
  2. 詩弦死す
  3. “新聞配達人”詩弦の誕生
  4. ばらまかれる新聞
  5. 詩弦の選択
  6. 鬼形礼の本当の正体
  7. 登場人物のその後

結論からいうとバッドエンドになります

登場人物が最終的にどうなったかも、分かりやすくまとめました。

1:勇介との別れ

拘置所にいる勇介に会いに行ったのは歌子ではなく、実は年老いた詩弦でした。

詩弦は恐怖新聞を読み続けたせいで寿命が奪われ、年老いて歌子と同じ見た目になったのです。

寿命が尽き始めている詩弦は最後に勇介に会いに行きます。

最初はあくまで“詩弦からの伝言”という形で話していました。

「俺がお前を守る」という言葉が本当に嬉しかったと言ってたと告げる詩弦、勇介は歌子ではなく詩弦だと気づきます。

しかし、詩弦は本当のことを言わずにその場を立ち去りました。

その晩、勇介は拘置所でうなされます。

布団を這い上がってくる何か。恐る恐る中を覗いて見ると、そこには桃香の姿が!

叫び声を上げた勇介、骨が折れるような音も聞こえます。

声を聞いた看守がやってきて見ると、そこには白目をむいて死亡している勇介が……。

勇介は桃香に呪い殺されてしまった

2:詩弦死す

いよいよ詩弦の命が尽きる時が来ました。

歌子は詩弦に以前、助けた愛莉という虐待を受けていた女の子からもらった手紙を見せます。

愛莉についての話はこちらです。

【恐怖新聞】3話のネタバレと感想|新聞配達人は誰?

そこには、「2人のことはずっとずっとわすれない。またあおうね!」と書かれていました。

この子はまだ生きている。それだけで私や詩弦の人生は意味があったと思うのと歌子は言います。

生まれてきてよかった、お母さんの子に生まれてきてよかった。と言う詩弦。母もあなたが娘でよかったと語ります。

そして詩弦は亡くなりました

恐怖新聞を読み続けたことで詩弦は死亡する

3:“新聞配達人”詩弦の誕生

あの世へ旅立った詩弦、そこには鬼形礼がいました。

しかしまだ詩弦の前世で犯した罪は許されないと言います。そこで礼は2つの選択肢を示します。

  • 生まれ変わって来世でも呪われた人生を送る
  • 恐怖新聞の配達人になる

新聞の配達人は過酷で、何があっても契約者に新聞を届けなくてはならない。

もしできなかったら、恐ろしいペナルティがあると言います。

悩む詩弦は礼に「もし私が配達人になったら、あなたはどうなるの?」とききます。

すると礼は恐怖新聞の呪縛から解放されて自由になる。そして生まれ変わり、新しい人生を送る。と答えました。

礼を救うことができるなら、詩弦はそう思い恐怖新聞の配達人になることを決めます

詩弦が礼に代わり新聞配達人になる

4:ばらまかれる新聞

ここでまず、新聞の契約者の順序を整理します。

  • 1人目:蜷川春海
  • 2人目:蜷川冬夜
  • 3人目:小野田詩弦
  • 4人目:小野田歌子
  • 5人目:小野田詩弦
  • 6人目:篠崎林太郎

という順番でした。

恐怖新聞は契約者が死亡した場合、前の契約者の元に戻るというルールです。

篠崎は契約した途端に死亡してしまったので、すぐに詩弦に戻ってきました。

詩弦も死亡したので、今度戻ってくるのは歌子のところです。

新聞配達人になった詩弦は、早速歌子のところへ現れます

歌子は亡き娘に会えたことを喜び、契約を他の人に移すことはしませんでした。

そして歌子も寿命が尽き、詩弦は自分が母親を殺したと涙を流します。

次に戻るところは冬夜が死亡しているため、春海の所へ詩弦は新聞を配達しに行きました。

春海は新聞が再び戻ってきたことに怯え、あろうことか新聞の裏面にアンケートを作成します。

アンケートに答えたら商品券を渡すといい、新聞に色んな人が名前を書いてしまいました

その結果、あらゆる人の所に恐怖新聞が届くようになってしまったのです!

その1人はあの虐待事件の被害者である、大学生になった愛莉でした。

  • 歌子が死に、春海のとこへ新聞が戻る
  • 春海が新聞契約者を大量に集めてしまう
  • そのうちの1人が大学生になった愛莉だった

5:詩弦の選択

詩弦は様々な契約者の元に新聞を配達し、愛莉の元へもやってきます。

真夜中に届く新聞に怯える愛莉、友人に相談すると力になってくれるような口ぶりです。

しかし、世間では恐怖新聞は話題になり、“Sさん”という名前で詩弦が被害者を減らそうと奔走している動画までありました。

その動画を見た愛莉は、あの時のお姉ちゃんだと気づきます

Sさんはあの後死んだらしい。配達人はSさんらしい。ネットではそんな噂が立ちます。

友人も恐怖新聞が届くような人物に関わりたくないとなり、愛莉は孤立してしまいました。

髪の毛が抜け、口から血も吐くようになってしまった愛莉。

配達に詩弦が現れた時、こんなことするなら、どうして助けたの?と泣きながら詩弦に訴えます。

詩弦は涙を流し、渡すはずの新聞をその場で破ってしまいました

詩弦が新聞を破って配達を止めた

6:鬼形礼の本当の正体

詩弦は礼に契約者に新聞を配達しなかったことを咎められます。

生まれ変わったのではないのか?驚く詩弦に礼は自分が人間だったことは1度もない。と言います。

礼の正体は何なのか?それは“件”により作られた操り人形だったのです。

彼は詩弦の心に寄り添うふりをして、地獄へ引きずりこむ仕事を与えられてました。

礼が顔の皮を剥がして現れた姿、それは鬼そのものの姿です。

鬼は地獄で死人を扱う、役割を放棄した詩弦は地獄に落ちて苦しんでもらう。

礼は詩弦を無理矢理地獄へ連れて行ってしまいました

世間ではSさんは地獄に落ちたらしいと噂になり、今日もまた契約者に新聞が届きます。

鬼形礼は件の使いで、詩弦を地獄に連れて行った

7:登場人物のその後

【恐怖新聞】の登場人物が最終的にどうなったのかまとめました。

  • 小野田詩弦:死亡後、新聞配達人になる。配達を放棄したため地獄へ連れて行かれる
  • 小野田歌子:恐怖新聞に寿命を奪われ死亡
  • 松田勇介:桃香に呪い殺されて拘置所で死亡
  • 篠崎林太郎:新聞契約者になり、歌子に大量の恐怖新聞を見せられ、一気に寿命を奪われて死亡
  • 鬼形礼:詩弦に新聞配達人をやらせる。詩弦が役目を放棄したため地獄へ連れ去る

揃いも揃って死亡です。

最近のドラマではちょっと珍しい、全員死亡のバッドエンドでした。

しかも恐怖新聞自体は無くなることもなく、誰も救われずに終わります。

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【恐怖新聞】最終回のまとめと感想

ドラマの結末は全員死亡のバッドエンドを迎えました。

原作とは違ったバッドエンディングで、誰も救われないある意味“鬱ドラマ”にも見えます。

しかし、このドラマはホラードラマなので、バッドエンドは想定できるし許容できます。

構成に小説家の乙一さんが関わっているため、原作とはまるで違う展開でも非常に楽しく視聴できました。

勇介の唐突な展開が逆にB級ホラーっぽく、ドラマにしっくりハマっています。

この“恐怖新聞”というアイテムをベースに、シリーズ展開していっても面白そうです。

ルールがあるアイテムというのは、想像力をかき立てられます。

自分のところに戻って来ないようにするにはどうしたらいいのか?春海の思いついたアイディアなどもその1つです。

逆に恐怖新聞を欲望のアイテムとして使ったりと、色々な使われかたが出てきます。

詩弦は新聞を使い、人々を救おうと奔走します。しかし、世間は冷たくアメコミのヒーローのような葛藤を抱きました。

最後に出てくる新聞が「独善的な正義 破滅への道のり 破壊された秩序」と書かれています。

詩弦を叩く人たちへの警鐘のように書かれていますが、まるで、ツイッターとかで誰かを叩いたり、リツイートしている人たちへの皮肉のようでした。

現代の恐怖新聞、それはネットでありSNSなのかもしれません。

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