虫籠の錠前 7話ドラマ感想とネタバレ ナンバー6の正体判明

虫籠の錠前 WOWOW
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次回で最終回となる虫籠の錠前ですが、ここにきてようやくナンバー6の正体がわかります。話の回収が次週で全てできるのか?ネタバレ含む感想のためご注意ください。

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「虫籠の錠前」概要

「虫籠の錠前」はWOWOWライブで金曜22時~で放送されています。
カルト教団の残した莫大な遺産をめぐり、裏社会や能力者たちの抗争に巻き込まれていく、主人公2人のアクションミステリードラマです。

主なキャスト

  • ナナミ(清原 翔)
  • カゴロク(鈴木拡樹)
  • カズキ(宇野祥平)
  • サンゾウ(黒田大輔)
  • ヤナ(池田朱那)
  • ニト(萩原みのり)
  • シラク(定本楓馬)
  • サオトメ(松本享恭)

主なスタッフ

  • 原作:成田良悟
  • 監督:豊島圭介
  • 脚本:清水 匡 小寺和久
  • 主題歌: Survive Said The Prophet 「Right and Left」
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あらすじ

和宇琶會から逃げてきたカゴロクたちは店に戻ってきた。そこへ謎の男がやってきて、ナンバー6に対する最終判断と実行のために来たという。排除か獲得か、カゴロクをナンバー6だと勘違いしている男に、ヤナはカゴロクはナンバー6じゃないと教える。

一方教団の遺産を探しに湖に来たサオトメは、鍵を頼りに金庫の場所を探り当てる。中を開けようとしたサオトメに、一人で追ってきたナナミが銃を向ける。
果たして教団の遺産とは何か?そしてナンバー6とは誰なのか?

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ネタバレ

続きはこちら

和宇琶會から脱出していたカゴロクはヤナを連れて店に戻ってきた。だが、ヤナは意識を失ったままで目を覚まさない。そこへ謎の男が店にやってくるが、マスターが追い返す。

ようやく目を覚ましたヤナを見て安心したカゴロクは無事で良かったというが、ニトがいうには体は無事だけど記憶がという。そこでカゴロクは自分の名前を覚えているかきくが、逆だとニトに言われて逆から「ク・ロ・ゴ・カ」と名前をいう。そういう意味じゃなく、記憶が全て戻ってしまったと教えられるのだった。
ナナミがいないことに心配するヤナだったが、カゴロクは心配するなナナミは必ず戻って来るという。

すると再びさっき追い返した客がこっそりと入ってきて、マスターを麻酔で眠らせてしまう。そして自らコーヒーを持って現れる。それを見たニトが怒り、カゴロクも立ち上がるが「ナンバー6とバトルする気はない」という。

男はある国の情報機関の者だと答えるだけだった。ニトはカゴロクに捕まえるよう命じるが、店の周りは既に自分の部下達に包囲させてるという。カゴロクはそれを素直に信じて引き下がるが、ニトは自ら店の外を見に行く。するとレーザーポインターが自分にいくつも照射されるのだった。

男がいうにはバグは取るに足らない存在で、いつだって処分できるという。だが、ナンバー6とドクターの娘が一緒にいるとなると話は別だという。今までナンバー6への態度を決めかねていたが、こうなったら仕方がないということで、この案件の最終判断と実行のために来たという。

自分達としてはむしかごの庭なんてカルトは、このまま都市伝説にしておきたい。だがナンバー6は無視しても存在する危機である。だから、判断が必要で、それは「獲得」か「排除」かだということだった。カゴロクはその話を聞いて「だったら排除だ」と言い切る。そなら話が早いと表に待機させてる部下を呼び寄せようとするが、ヤナが「カゴロクはナンバー6じゃない」と言って止める。

なら、カゴロクは何者なのかと問われ、あの場にいただけだと答える。ナンバー6が一瞬で沢山の人を消し去ったあの日、わずかに生き残った人は逃げるのに必死だった。カゴロクはその時大怪我をした女の子を見つける。その子を連れて表に逃げ出すが、彼女は自分の腕の中で息絶えてしまったという。

全てはあの破壊のせいだ、ナンバー6とかいう奴は俺が排除する。だからお前たちは今まで通り無視してろと男に言う。

その頃サオトメはむしかごの庭のあった場所へ向かっていた。すると持っていた鍵が鳴り始め、金庫の場所へ導かれていく。次第に鳴る間隔が短くなり、辺りを探してみるとそこに木に隠れて金庫が見つかる。だがどこから開ければいいのかわからず、金庫を探っているとナナミが現れて声をかける。

バグと同じで壊れているのではないのか?と挑発する。下等生物のくせにと言い返すサオトメにナナミは、金庫の遺産で世界征服しようとしてる奴はバグっていると言い返す。するとサオトメがナナミに向けて電気を放ち、ナナミもサオトメを銃で撃って逃げる。

ナナミもサオトメも無事ではあったが、サオトメはナナミを追って森の中を探して歩きながら話しかける。なぜドクターの遺産にそんなにこだわるのかと、ナンバー87やナンバー6まで手懐けて何をしようとしているのかときかれ、カゴロクはナンバー6ではないとナナミは否定する。

その口ぶりにサオトメはナンバー6に恨みでもあるのかとさらにきく。「死ねばいいと思っている。ドクターの遺産も消えてなくなればいい」とナナミは答えていると、サオトメに見つかって再び攻撃されるが、ナナミも銃で応戦してまた逃げる。

サオトメはナナミを追うよりも、金庫を開けるほうを優先して開けにいく。持っていた鍵を金庫に向かってかざすと金庫は開くが、中にはボイスレコーダーがあるだけだった。再生をしてみるとドクターの遺言めいた言葉が流れてきた。それを隠れて聞いていたナナミは、お宝なんてものは最初からなかった、全て湖に沈んだんだとからかう。

しかし録音をさらに聞いていくと、実験をしている音声が入っていた。そこには泣き叫ぶ声や、それに動じず淡々と実験の指示をするドクターの声が入っている。それを聞いてドクターはバグ作りのレシピを吹き込んでいたとサオトメは喜んでいた。

一方ヤナは男にナンバー6の正体を問われていた。知らないとシラをきるヤナだが、そうやって隠すのはまた教団を再興させようとしているのだろうと疑われる。それを聞いたヤナは違うと否定し、父親が自分に何をしたか知っているのか、狂った人体実験だと嫌悪する。

録音を聞き続けていく内にナンバー6についての報告が聞こえてくる。ナンバー6は自らの力の制御が困難なのは、精神が不安定であるためだと思われる。なのでナンバー7を同室に入れて安定をはかる。という内容だった。ナンバー7は6の妹であり、彼女は兄のために子守唄を歌って聞かせるのだった。

その録音を聞いてサオトメは、ナンバー6は妹の子守唄がないと眠れないと笑い飛ばす。それを聞いていたナナミは「バケモノのクセにな」と言いながら、撃つとサオトメは倒れこむ。そしてナナミはボイスレコーダーを奪って、破壊しにいこうとするがサオトメがそれを阻止しようとする。しかし振り切って森の奥へとナナミは向かう。

地面に置いたボイスレコーダーを手に持った石で破壊しようとするナナミ。しかし、子守唄のことを思い出して躊躇っている内に、サオトメが追いかけて来たのを知り、いったん壊すのを諦めレコーダーを持って再び逃げる。

だが、サオトメに見つかったナナミは電撃を受けて倒れてしまう。動けないナナミにサオトメはレコーダーの行方をきくが、ナナミは壊して捨てたと答える。嘘には騙されないといいながらサオトメは杖でナナミを叩きまくる。

ヤナと話していた男は帰ろうとするが、ミッションを変更してヤナを連れ去ることにする。そしてヤナに麻酔を打とうとするところを、ニトがその辺にあるものを投げて妨害する。ニトはヤナを連れて能力で体を消し去り、男からなんとか逃げ切る。

男の姿が見えなくなったのを確認しニトたちは姿を現す。そしてヤナに改めてナンバー6のことを聞くと、記憶を取り戻したヤナは語り始める。「悪い人じゃない。すごく悲しんでいた、自分のしたことに。あたしに優しくしてくれた、ずっと守ってくれてた」と語る。
ヤナのその言葉にカゴロクは気づく、ナンバー6はナナミだと。

ナナミはまだサオトメにレコーダーの行方をきかれていた。壊して捨てた、あとはナンバー6を始末するだけだというナナミ、その発言にお前なんかにナンバー6がやれるわけないとサオトメはいう。できるというナナミに妹でも探して利用するのかと皮肉をいうサオトメ、妹は死んだ、あの日俺が殺したというナナミにサオトメは不可解に思う。なぜナンバー6の妹をナナミが殺すのかと。

そしてナナミは自分の本当の名前を言う。ナナミは妹の名前で、自分の本当の名前はロクヒコだと。

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感想

今回でナンバー6の正体がはっきりと本人の口からわかります。名前に数字がつくという法則を裏切って、確かに名前に数字はつくけど、そういうことだったらわからないという結果となります。

ナンバー6は誰?

当初カゴロクだといわれていたナンバー6ですが、本人も否定している通りに違います。では誰なのか?それはナナミでした。ナナミは「ナナ」でしょ?と思うでしょうが、ナナミは実は妹の名前でした。ナナミの本当の名前はロクヒコです。

カゴロクが助けたかったけど死んでしまった女の子、それはナナミの妹でした。ナナミはあの日妹を殺したといいますが、なぜ殺したのかは今のところわかりません。カゴロクが妹を見つけたときは、大怪我をしていたといいます。

  1. 妹が死にそうになる
  2. 妹がこんなことになったのは自分のせいだ
  3. だから妹を殺したのは自分

という意味での「妹を殺した」の可能性もあります。

また、ナナミはナンバー6について問われると「死んだらいいと思う」「ナンバー6を始末するだけだ」と答えます。自らの行いを悔やみ、自ら始末をつけるために死ぬ可能性も現時点ではあります。

ナナミはバグでありながら、力を使わずに銃でサオトメを攻撃します。
今のところ回想シーンでしかナナミが力を使っているシーンはありません。

まとめますと

  • ナンバー6はナナミ
  • ナナミは妹の名前で本当の名はロクヒコ
  • 妹はナナミが殺した
  • 殺したと思われた妹を、カゴロクが助けようとしたが死んでしまう
  • ナナミは力の制御ができず、妹の子守唄を聞いて精神を安定させていた
  • ナナミはナンバー6を始末したい

カゴロクはなぜ教団に?

こうなるとますますカゴロクが一体なぜ教団に、あのタイミングでいたのかが不思議です。
考えられるのは、

  1. 本当にたまたまいた
  2. カゴロクもバグだから教団にいた
  3. 対ナンバー6用の人材

あたりが思いつきます。
ここで仮に3だった場合、「カゴロク」なのでナンバー6を捕まえる籠とか、そんな感じでしょうか。
だとすると、教団がナンバー6の暴走を警戒して、用意していたことになります。
カゴロクの身体能力は確かに凄いですが、ナンバー6の能力はあらゆるものを破壊できそうな勢いなので、対処できるのかどうかは疑問です。

しかし、カゴロクと出会ったことでナナミの心境にも変化が現れます。ナナミはカゴロクを信頼している部分もあります。最終回では二人が激突するのか、ナナミにはああなった理由がありそうなので、分かり合えるのかが気になるところです。

その他気になったこと

  • ローラースケートをはいたまま階段を下りる器用なニト
  • 予算の都合か優秀な部下は姿を現すことはない
  • 金庫は意外と普通にあった
  • 妹が歌っていた子守唄は「ゆりかごのうた」
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まとめ

ナナミがナンバー6だったことが今回でわかりますが、嘘のうまいナナミなのでまだ裏があるんじゃないのか、素直に受け入れていいのかわかりません。いずれにしても次回で最終回となる虫籠の錠前です。どんなエンディングになるのか、楽しみにして見ていきたいと思います。

今回のいいセリフ

あんだけの惨劇を起こして、のうのうと生きてるなんて、あいつにそんな真似はできない。

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