今回の科捜研の女は以前科捜研メンバーだった相馬が一時帰国して、一緒に事件を解決していく回でした。新旧物理メンバーの呂太とうまくやっていけるのでしょうか?
【科捜研の女19】3話のあらすじ
科捜研の元物理担当研究員で現在、カナダの“科学捜査センター”で働く相馬涼(長田成哉)から突然、京都に行くから科捜研に立ち寄る、という連絡が入った。ところが、相馬が顔を出す予定の日、射殺死体が発見され、榊マリコ(沢口靖子)たちは慌ただしく現場へ向かうことに…。被害者は、カナダ・トロントにある大学の物理学研究所研究員・遠藤元也(小堀正博)で、彼は正午にカナダから大阪の空港に到着、どこか別の場所で撃たれた後、京都で遺棄されたものと思われた。
忙しく鑑定を進める科捜研に現れた相馬は、なんと殺された遠藤は友人だと告白。相馬は彼より1日遅れで京都入りし、一緒に京都をまわる約束をしていたと明かす。だが実は、遠藤が論文ねつ造疑惑を科学雑誌に報じられていた事実が判明。それを指摘された相馬は「遠藤はねつ造なんかする研究者じゃない」と反発し、「科学者なのに、証拠のないことを言うんだね」と空気を読まずに発言した後任・橋口呂太(渡部秀)に激高してつかみかかる。
そんな中、遠藤が大阪の心理療法士・越田由美子(堀内敬子)によるオンラインカウンセリングを受けていたことがわかる。由美子に事情を聴いた土門刑事(内藤剛志)は、彼女が何か重大なことを隠していると直感するが…!?
公式HPから引用
【科捜研の女19】3話のネタバレ
【科捜研の女19】3話の感想
久し振りに登場した相馬が捜査に一緒に参加します。現在科捜研の所員でもない相馬がなぜ参加できるのか?実のところわかりません。なぜか参加できてなぜか解決してしまう、それが「科捜研の女」というドラマです。
相馬涼とは?
シーズン11の9話からシーズン16の8話まで科捜研に所属していました。呂太の前任の人になります。カナダの科学捜査機関に誘われたのをきっかけに科捜研を退職します。現在はカナダの科学捜査センターに所属しています。
- 呂太と同じく空気は読めない
- 呂太と同じで風丘先生の差し入れにがっつく
- 単独行動しがち
- それでマリコに耳を引っ張られたりする
- 今回もマリコに耳を引っ張られていた
呂太とどう折り合いをつけるのか、楽しみに見ていました。案の定、最初はうまくいきませんが、やはり科学者という面でお互い尊重し合います。
そして最終的には
「だったらお前も友達だ。カナダに来たら歓迎する」
「呂太いつか行ってみたーい」
「相馬はいつでも待っている」
などという会話となり、友人になったようです。
ヒューマンストックとは?
日本でいうところのVALUです。自分の価値に値段をつけて買ってもらうというものです。
劇中では、出資した株主の数、ネットニュースに登場した数とその反応。SNSのフォロワー数なんかで自動的に株価が計算されて、利益が出たら株主に配当する仕組みとなっています。
その株が劇中のアイドルの場合はCD発売で上がり、実は結婚していたことがわかり大暴落します。遠藤の場合は論文捏造疑惑で暴落します。
クラウドファンディング的側面もあり、遠藤はここで研究費を稼いでいましたが、何もしていないのに金をもらうことに引け目を感じ、逆にプレッシャーとなってしまいました。
謎のカウンセラー登場
今回逮捕はされませんが、いわゆる黒幕がこのカウンセラーでした。
- ネットでカウンセリングをしている
- 海外の人も相手している
- 自分の患者同士を結び付けたりしている
- 遠藤を海外の実験代行業者と結びつけた
- 井上を遠藤のHSに結びつけた
遠藤は実験代行業者のところでやった実験がきっかけで、自分の研究室ではできない実験をやっているため、論文が捏造と疑われます。井上はHSでの損失をカウンセラーに紹介された遠藤で回収しようとします。
カウンセラー自身は確かに何も手を下してはいません。しかし、カウンセリングとして果たして正しかったのかというと疑問が残ります。
そしてこのカウンセラーと土門刑事のやりとりが面白かったです。
- 全て英文で書かれた科学雑誌を持って乗り込む土門に対し
- 私英語苦手なの
- 到着してからした電話の内容は?
- 抗議の電話ではない
- 電話の内容覚えてなかったのでは?
- 一生懸命思い出した
- 内容を教えてくれ
- 守秘義務なので無理
- では論文協力者に会いに来たのでは?
- 紹介しているのは海外の人なので
- 守秘義務があるのにそれは教えるのか?
- 刑事さんが必死だからサービスした
- 論文捏造の協力者に会ってもめたのでは?
- 捏造?まだ疑惑って書いてある
- 英語苦手なのでは?
- 遠藤さんがそう言ってた
全く動じずに平然とした様子でことごとく追求をかわします。このカウンセラーのキャラは中々いいキャラなので、今後もまた出て来るかもしれません。
【科捜研の女19】3話のその他気になったこと
- カナダ在住は背景に「ottawa」という文字、そしてベーグルを食べることで設定
- 知る人ぞ知る売れっ子マイナーアイドルという矛盾概念
- 電話の電源を長らく入れ忘れている相馬
- 相馬が白衣を羽織るシーンが、スローモーションになる
- 所長だけ英語読めず
- 所長だけ英語喋れず
- 所長だけ音の分析の内容わからず
【科捜研の女19】3話のまとめ
相馬と呂太が何だかんだで意気投合して、最終的には友人になるという話でした。友人の無念を晴らし友人の捏造疑惑も晴らした相馬は、また時々科捜研に遊びに来る回がありそうです。それと同時に新たな敵っぽいカウンセラーも出てきたので、一年を通してどこかでまた出てきそうです。