3年前に起きた事件
今回の事件は元々3年前に智花に対する誹謗中傷と、同時期に起きた事件から繋がります。そのどちらにもついてまとめました。
智花に対する誹謗中傷
3年前になぜか智花に対して誹謗中傷が出て来ます。主にこんなことを書かれていました。
- 某有名バレエ団所属バレリーナ、連日続く夜のレッスン。男性団員を誘惑する過剰な接触
- 女団員の夜の顔をお届けいたします
盗撮したような写真と共に、嫌がらせの記事が掲載されていました。週刊誌に誰が持ち込んだのかと調べたところ、トレーナーの堀脇が持ち込んで来たといいます。この堀脇という人物は、綾乃と交際していたとのことです。
そんな堀脇のことを舞は調べていました。そうこうしている内に事件が起きます。
堀脇涼自殺事件
高城バレエ団の元ダンサーでトレーナーである堀脇涼が屋上から自殺し発見されます。番組内の記事を引用します。
バレエ団トレーナー ビルから飛び降り自殺
26日夜、「高城バレエ団」のトレーナー、堀脇涼さん(32)が、路上で倒れているのを通行人が発見し、110番通報。堀脇さんは全身を強く打ち、駆けつけた救急隊がその場で死亡を確認した。警視庁は、堀脇さんが同バレエ団レッスン場の屋上から、自ら飛び降りたと見て、自殺として捜査を進めている。
当初、自殺で片付けられた事件です。しかし、調べていくと不審な点が見つかりました。
- 普通自殺は足から地面に衝突するが、この遺体は頭から衝突している
- 誰かが殺害してから、屋上から落下させた
と、いうことが分かります。これが事件の真相に繋がるという話でした。
登場人物のその後
今回の登場人物たちはその後どうなったのか?分かった範囲でまとめました。
- 八尋舞:逮捕
- 安達智花:逮捕
- 瀬川綾乃:罪に問われず
- 綾乃の母:逮捕
舞は過失致死と死体遺棄の罪に問われそうです。智花も死体遺棄の罪に問われると思います。
綾乃の母は脅迫罪などの罪に問われると思われます。一番この人が罪深いです。しかし、法的には舞のほうが重いと思われます。
綾乃は母親の呪縛から解かれ、コンクールでよい演技を披露します。優勝したかどうかは不明です。
小田切の過去
前々からシーンが差し込まれていたので、小田切に何があったのかは分かります。今回、自らの口で事件を語り、警察官を志した理由まで語ります。
- 高校生の時、男に襲われた
- 襲った男は常習犯だった
- しかし立件されたのは自分の含めて2件
- たった6年の服役だった
- 強くなりたいとその時思った
- 自分のような被害者を増やしたくなくて警察官になった
小田切の強さの裏側には、その時の悔しさがあったからだとわかります。また、男性に接触されることを極端に嫌う理由はこの時のトラウマからということでしょう。
警察官になって自分のような被害者をこれ以上増やさない、その思いがあるから男性犯罪者に対して特に厳しいのかもしれません。
この話を篠田も偶然居合わせて聞きます。しかし、篠田は寄り添うだけで根掘り葉掘り聞いたりしません。篠田自身も辛い過去がある人物で、今回少し語られます。
- 唯一の家族である父親が無理心中を図る
- そのせいで父親に殺されかけた
- 父親はその時に亡くなってしまう
- それからずっと一人で生きてきた
ということをグループセラピーで話していました。これが篠田の本当の過去なのか?それはまだ分かりません。
爆弾テロ事件の進展
毎回前後に入る爆弾テロ事件の話がまた進みます。前回は山内が井沢に向かって発砲していましたが、井沢の生死には特に触れませんでした。その代わり香坂は遺体安置所のようなところにいます。
- 自分のせいで香坂は死んだと小田切が後悔する
- 監察が話を聞きたいと呼ばれる
- 廊下のソファに山内が座っている
- 監察官に聴取を受ける小田切
- 職務上の義務違反で多くの市民を危険にさらしたと言われる
- 懲戒処分の検討をすると言われる
- 「その必要はありません」と小田切が言う
- 「依願退職でいいんだな」と監察官に言われる
- 「はい」と小田切が返答
小田切が香坂を死なせたことを悔いてか、井沢を止められなかったことを悔いてか、自ら警察官を辞めると言い出します。今回のドラマの最終回は、ミハンが全部バラバラになって終わるのか?そんな気にさせます。
【絶対零度4(2020)】3話のその他気になったこと
- ブラック過ぎる職場なミハン
- 吉岡はバレリーナとして潜入
- 加賀美はもうピッキングをマスターしている
- 必殺の金的を舞に伝授する小田切
- 小田切は「元ヤンだね」と言う加賀美
- 久し振りの潜入に燃える加賀美
- 早川は“ペラペラしゃべる”
- 人形の名前はモグちゃんではなくハグちゃん
- 鉄仮面呼ばわりされる香坂
【絶対零度4(2020)】3話のまとめ
今回の事件は何とも悲しい話でした。忘れていたほうがいい記憶を、親友と過ごした時間を失いたくないために思い出した結果、逮捕もされてしまいます。それでも、思い出せて良かったと言うのがまた切ないです。
あんなに必死に説得をしたりしていた小田切ですが、警察を辞めるという選択を最終的にします。ドラマの最後があまり良い終わり方をしないのではないかという気がしてきます。
井沢は宇佐美に会いに行き、真犯人が別にいるということ、それを宇佐美は知っているのでは?という話も出て来ます。そして、香坂を調べますが、中学校以前の記録が一切ないということが分かります。
一つの物語が進行しつつ、裏でいくつも話が進むので混乱しそうですが、最終的にすべて繋がるのだとは思います。
次回は1月27日21時から放送予定です。