【ゼイチョー】4話のネタバレと感想|一係に異動を希望する浜村の魂胆

2023秋ドラマ
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【ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~】4話「高額滞納!?支える妻の優しい嘘」のネタバレと感想をまとめています。

今回の滞納者はサッカー元日本代表選手なのに、住民税と固定資産税の滞納を続けていた。しかし本人に直接納税を促すと、何かの間違いだと言って支払おうとしない。困った饗庭たちが、妻に話を聞きに行くが……。

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【ゼイチョー】4話のあらすじ

今回の滞納者はサッカー元日本代表選手の小田倉翔馬(柿澤勇人)だ。住民税と固定資産税、延滞金も含めると総額860万円も滞納していた。小田倉は脚を怪我して以来、1部のチームから移籍し、現在は2部リーグに所属していた。そのため、年俸が激減していた。以前の収入分の税金が降りかかり、納めることができなくなってしまったのだ。

そこで百目鬼華子(山田杏奈)と饗庭蒼一郎(菊池風磨)は、直接小田倉の所へ行こうとする。そこに浜村宰(白州迅)がやけに乗り気で加わることになった。

グラウンドにいた小田倉に滞納している旨を告げるが、小田倉は何かの間違いではないかと言って聞き入れない。仕方なく妻の涼花(小林涼子)に話を聞きに行くと、夫には納めていないことを秘密にしていたと言う。

その後、涼花が窓口にやってきて納めようとするが、浜村はそのお金の出所について不安視した。そして夫婦できちんと話し合うことを勧める。

滞納の事実を知った小田倉は怒り、その上、スキャンダル記事が表に出そうになり……。

←3話5話→

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4話のネタバレ

サッカー元日本代表選手が滞納

今回の滞納者、元日本代表サッカー選手の小田倉翔馬(柿澤勇人)は、住民税と固定資産税、延滞金を含めて総額860万円も滞納していた。彼は脚を怪我して1部のチームから移籍し、現在2部リーグのみゆきのエクイータに所属していた。その移籍に伴い、年俸も8000万円からわずか400万円に激減してしまった。

小田倉は以前の収入分の税金が降りかかり、納めることができなくなった。この問題について、橘勝(光石研)はスポーツ選手あるあるだと言い、引退後に滞納する選手は少なくないと語っていた。また、再開発の影響で地価が上昇し、固定資産税も上がってしまったことも一因だった。

電話での連絡も難航し、解決策を模索する中で、浜村宰(白州迅)が「俺も入れてくれ」と言い出す。昔サッカーをしていたので、話が分かる人間がいたほうがいいと浜村は語り、早速臨宅に行こうと妙に張り切っていた。

実は浜村は一係に行きたいと、日比野みのり(石田ひかり)にこっそり話をした。徴税吏員が成果主義の部署に変わることから、万年最下位の三係にいたら出世に響くからだった。だから一係に入れて欲しいと交渉をしていた

言えない秘密

饗庭蒼一郎(菊池風磨)と百目鬼華子(山田杏奈)と一緒に浜村も、小田倉が練習しているグラウンドを訪れた。そこで滞納している事実を告げると、小田倉は怪訝な表情を浮かべた。「なんかの間違いではないか、払えないわけがない」と言って否定する。ならば即座に納付するよう求めたが、小田倉は「もう一回調べてくれ」と取り合おうとしなかった。

小田倉の態度に華子は怒りを感じていると、スポーツライターの犬飼雅也(味方良介)が現れ、小田倉の取材かと聞いてきた。小田倉は今大事な時期だと言う犬飼は、みゆきのに見放されたら事実上の引退だろうと語る。

犬飼と小田倉は同じ地元出身で、ユース時代には同じチームでプレーしていた。しかし、犬飼はプロにはなれず、小田倉を応援し続けていた。

その後、3人は小田倉の家に行き、滞納のことを小田倉の妻、涼花(小林涼子)に告げた。涼花は滞納のことを夫にはだまっていたことを明かした。小田倉は怪我もよくなってきており、試合に出場できる日も近いという。だが、延滞金が増え続けるため、華子は一度夫と話し合うべきだと提案した。涼花は戸惑うばかりだった。

浜村の決断

涼花の家の帰りに浜村はみのりから、「帰ったら少し話せる?」というメッセージを受け取った。市役所に戻った浜村に、みのりは小田倉のことをマスコミに流す提案した。

みのりがなぜその件を知っていたかというと、みなが話しているのを聞いていたからだった。元日本代表の小田倉の延滞金を納税課が徴収した、という情報が出れば大きな話題になるだろうと語った。彼女はさらに納税課のPRにもなる上、駆け込み納税も増える可能性があると煽ったが、浜村は徴税吏員には守秘義務があると渋りつつも考え込んだ

みのりは浜村に対して、「一係に来たいんでしょ?」と言い、浜村は以前みのりと話をした時に、引き抜くなら個人の成績がトップの饗庭にすると言われたことを思い出した。

バーで飲んでいるところに、犬飼がやってきて浜村は一緒に飲むことにする。現在の小田倉は過去のプライドを捨てきれず、チームメイトと裏で口論になっていると犬飼は語った。そして、「市役所の人なんですよね?」といわれ、なぜ練習場にいたのか、小田倉に何かトラブルがあるのかと聞かれる。浜村は重要な決断を迫られていた。

出所不明の金

帰宅した小田倉は涼花に、昼間に役所の人が税金のことで訪ねてきたと話す。涼花は「なんかの手違いじゃないかな」と話せずにいた。

その後、涼花は市役所に窓口にやってきて、取り急ぎの100万円を用意したので納めるという。華子は本当に大丈夫なのかと心配したが、涼花は問題ないという。

浜村がやってきて涼花に、その金のことを小田倉も知っているのかと尋ねた。悪質なところから借りたのではないかと言うと、涼花は黙ってしまった。華子がお金を返そうとすると、涼花は怒りを露わにした。

華子はさらに、毎年発生する固定資産税はどうするのかというと、涼花は「夫の怪我がよくなって試合に出られるようになるから大丈夫」と答えた。しかし華子が「できなかったら?」と問い詰めると、涼花はまた黙ってしまった。浜村は「一度、ご主人と話してみませんか?」と提案した。

涼花と一緒にクラブのミーティングルームで小田倉に滞納していることを話す。涼花が「ごめんなさい」と謝ると、「なんで相談してくれなかったの?」と小田倉は怒りをぶつけた。見かねて浜村が割って入って話をすることになった。

涼花が怪しいところから金を借りたのではないかと、よく浜村は気付いたなと饗庭は感心していた。怖いところから借りて払う人は滅多にいないのに、なぜ分かったのかと不思議に思った。

浜村がバーで飲んでいた時、犬飼から涼花が怪しい金貸し屋に入っていく様子を目撃したと聞いていた。しかし、浜村は饗庭にたまたま見かけたと嘘をつき、いずれにせよ事態は深刻であることが明らかだった。

そこで、華子たちは何か支援できないか考えることに決めた。小田倉は月に2回、数万円を引き出しているが、それは脚の治療に使っているお金だと涼花が説明した。だとしたらこの医療費は控除の対象になるのに、なぜか領収書はなかった

内通者は誰か?

小田倉の復帰試合が決まり、チームの契約も延長になったというネットの記事を橘が見て喜ぶ。これで分納の計画も立てやすいと、職員たちも安心した。

するとみのりから橘に連絡が入り、窓口に涼花が来ているという。饗庭たちが対応に向かった。

今朝、ポストにこんなものがと涼花が封筒を差し出す。中に「税金を払わずに深夜の大豪遊」「アディショナルタイム不倫か」という内容の記事が入っていた。小田倉のスキャンダル記事を見た涼花は、夫がこんなことをするなんて信じられないと悲しんだ。

誰がこの記事を書いたのかは分からず、まだ外部には記事が出ていなかった。涼花はあなたたちではないか、と華子たちに文句を言う。華子は「違います」と否定したが、涼花は納得しないまま帰った。

この記事を送ってきた人の目的は何なのか、そして小田倉の個人情報がどこから漏れたのか、饗庭が疑念を抱く。その時、みのりがやってきて「浜村くん、ありがとう」とわざと言って帰ってた。加茂原はみのりにそそのかされて浜村が情報を流した可能性を考えた

記事の写真をよく見てみると、華子たちが背景に小さく写っていた。誰が情報を流したのか、饗庭たちは察した。

浜村はバーに行って犬飼に直接、記事を書いたのかと問い詰める。小田倉の経済状況を犬飼は既に知っていて、記事は頼まれて書いたものだと白状した。

依頼者の正体

涼花は饗庭たちと一緒にグラウンドにやってきた。犬飼に記事を書くように頼んだのは、実は小田倉本人だったことが明らかになる。小田倉が治療費として引き出したお金を、別の口座に入れて貯蓄に回していたことも、華子たちは調べていた。小田倉はもう現役でプレーするのを、諦めているのではないかと饗庭は考えた。

しかし、小田倉は試合の復帰と契約延長の話があり、コーチたちの期待も寄せられていた。コーチたちはチームメイトとも言い争う彼の姿勢が、若い選手への刺激になると評価していた。小田倉はチームにも引き止められ、妻も応援しているが、自分自身はもう限界だと感じていたため、最後の一押しを誰かにしてもらいたかった

滞納の件を知った犬飼がやってきたため、記事を出してもらおうと考えた小田倉は、滞納のことは本当だと白状した。最悪引退になると犬飼は心配するが、小田倉は滞納のことを記事にして欲しい、スキャンダルなら他にも用意するからと頼んだ。「こんなこと頼めるの、お前しかいないんだ」と言い、犬飼も困惑して頭をかき乱した。

不器用な男

その場に犬飼もやってきて、「すいませんでした。後で全て話すつもりだった」と謝罪する。滞納の件だけでなく、不倫の件まで記事になれば奥さんが離れていくと思ったんですよね、と饗庭は見抜いていた。

小田倉は引退したら、妻と別れるつもりだった治療費として貯蓄していたお金は、離婚後の生活費として涼花に渡すためだったと告白した

犬飼は「チームにとってお前は元々客寄せパンダだ。虚勢をはってたのも、全部妻との約束のためなんだろう」と指摘する。小田倉は以前、妻にプロポーズする際に語った約束があった。それはワールドカップ優勝し、その後ヨーロッパのビッグクラブに移籍して、そこでもクラブ世界一になる。そして、涼花のことを世界一に幸せにするという約束だった。

小田倉はあの日いったこと、全然かなえられなかったので、涼花をこれ以上巻き込みたくないと弱音を吐く。そして俺なんかとは別れたほうがいいと言いかけると、涼花が「やめて!」と話を遮る。「小田倉翔馬はサッカー界一のビッグマウスでしょう。かなわないことばかり言ってきたじゃない、それなのになんで…」と泣き出した。

饗庭は「あなたのビッグマウスは叶っていないことばかりだ。それでもファンはあなたのことが大好きで、夢みたいなこと言ってくれるんじゃないかと期待する。それはきっと、奥さんも同じなのではないか」と言った。涼花は夫の頬に手を添えて「ほんとに不器用なんだから」とつぶやいた。

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4話の結末

結局、滞納金は貯蓄したお金で払ってもらえそうだった。浜村は「悪かったな」と謝罪し、守秘義務は守ったけど、犬飼との会話に気をつけるべきだったと述べた。彼はこの案件を受けて一係に異動するアピールになれば、と考えていたことを明かした。小田倉たちを見て、そばにいる人々を大切にしなければならないと感じたという。

華子はみんな本気で浜村を疑ってはいなかった、守秘義務を簡単に破るとは思っていないと言い、饗庭は「公務員、なめんなよ」と浜村を励ました。

その後、住民税の延滞金36万円の納付をしにきた涼花は「これからも税金のことは夫と話し合っていく」と語った。小田倉は引退し、コーチに転身した。犬飼がチームの人にかけあってくれたのでコーチになれた。小田倉は本当に色んな人に支えられているんだなと思ったという。最後に華子も「私達も支えていきます」と約束した。

橘はみのりにこの記事が出ていたら、大変なことだったと苦言を呈した。さらに今後、自分の部下をそそのかすのをやめてくれと要請しました。するとみのりはこっちに何か言う前に、自分のことを考えたほうがいいと言ってその場を離れた。

北沢敬之課長(六角慎司)からのメールには、徴税強化における人員体制の見直しについての内容が含まれていた。副市長の相楽義実(本郷奏多)は人員削減を伴う体制の見直しを行うことを示唆し、饗庭は要するに首切りするつもりだろうとつぶやいた。

以前、相楽に話を聞いてやると言われた華子は、この街が好きだと訴える。だから人手不足なのに人員削減するなんて、考え直して欲しいと頼むが、相楽は聞く耳を持たなかった。そこで饗庭は徴収率を上げればいいんだろうと提案し、相楽が財務省に手土産が欲しいことにも理解を示した。

饗庭が奥林礼二(結木滉星)の見舞いに病院に行くと、ちょうど出てきた相楽の姿を見かけた。

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【ゼイチョー】4話のまとめと感想

現役選手を続けられないサッカー選手が、妻と別れようと考えていたという話でした。

最終的にはいい話のようになっていますが、小田倉の場合、ビッグマウスというよりも妄想に近いです。単純に涼花を世界一幸せにするということだけ、約束すれば良かったのではないか?と疑問を抱かざるをえません。

現役を続けられないことが恥なのか、妻と離婚するとまで言い出します。それも不倫記事を出して、何とか離婚にこぎつけようと考えていました。涼花のためと言いますが、結局自分のためのように見えて、あまり共感できない人物でした。

そんなことも知らず借金までして、納税しようとする涼花が何とも哀れです。2話の小沼真名美といい、男に騙されて苦労をする女性が登場しがちなドラマです。

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