ドラマ【W県警の悲劇】6話ネタバレ感想｜したたかな女同士のバトル

【W県警の悲劇】第6話「惑わす女」のゲストは鈴木砂羽さんでした。今回の話は菜穂子とバトルを繰り広げる部分がメインで、お互いに一歩も引かずに憎まれ口を叩きあいます。真実の愛はそこにあったのか？女の怖さが覗きます。

ドラマ【W県警の悲劇】6話のあらすじ

“円卓の会議”より暴力団担当の女刑事がヤクザと恋愛関係に陥っているという情報があり菜穂子に調査するよう指令が下る。警察官とヤクザとの恋愛など許されない。大スキャンダルだ。菜穂子が女性刑事・高寺小百合（鈴木砂羽）を呼び話を聞く。高寺は１人の人間として純粋にその男を愛していると言い愛を貫くという。

公式HPより

ドラマ【W県警の悲劇】6話のネタバレ

ドラマ【W県警の悲劇】6話の感想

女性の恐ろしさを感じさせる回となります。男を手玉に取るところや、お互いに静かながらも罵り合う辺りなど、見ていてちょっと怖かったです。また、ゲストが鈴木砂羽さんということもあり、言い合ったりするシーンの緊迫感などが、より強調されているように感じます。

どんでん返し部分としては、当初とは全く違うものというより、真実にもう一歩踏み込んでいくという感じです。自分の目的のために使えるものは使う、証拠がなければ罪にも問われない、全てを見越した上での行動です。

そんな沙友里を心底許せないと思ったのか、今回の菜穂子はいつもの菜穂子よりも感情的です。そして沙友里と同じようにみずからの目的を達成するため、菜穂子は沙友里を使います。転んでもただでは起きない女、菜穂子です。

今回の事件概要

今回起きた事件は一見すると暴力団員同士の仲間割れのように見える事件です。菜穂子は円卓メンバーから、どうやら殺害犯と刑事が交際しているらしいというタレコミがあり、その真意について調べ西窪の行方を探すということが目的でした。

水橋は刺殺体として発見されます。殺害した西窪は現在逃走中で行方不明です。そこで、写真つきでタレコミがあった沙友里に行方を聞いて探します。

菜穂子は沙友里を呼んでまず話を聞きます。

最初に話を聞いた時に沙友里はこう答えます。菜穂子は当たり障りの無い返答を聞いて、沙友里は何かを隠していると直感的に感じます。そこに電話が入り、水橋が殺害時の目撃証言が出てきます。それは“さゆり”と言っている声が聞こえたということです。この件を改めて沙友里に聞くと、西窪との交際を突然認め始めます。

最初に語ったこととだいぶ違う話になります。発言が変わるまでの時間はわずか15分でした。彼女は何を思ってそうしたのか？もっと隠したいことがあったからです。

西窪という男がどういう男なのか？それについて、沙友里の口から語られます。

世話になった先輩を殺害したから、復讐で殺害したに違いないと、西窪の過去から沙友里は推理します。ですが、肝心な居場所や名前が出た理由については一切言いません。その後、沙友里は話をすり替えにかかります。西窪への禁断の愛を語り始めます。

これには途中で菜穂子がなんの話してるの？と話を元に戻そうとします。そして、西窪への愛を貫きたいなら、警察官を辞めてからにしてくれと一蹴します。

西窪の居場所はどこなのか？連絡を受けてその住所から菜穂子はある推理をします。もしかすると沙友里の自宅へ向かっているのでは？と。しかしなんのためにかまではわかりません。

西窪は結局、沙友里の自宅近辺の橋の上で警察に確保されます。この橋の上という部分が、後に意味を持ちます。

沙友里の真実

西窪は逮捕されたので、あとは沙友里の処分を円卓で検討します。沙友里は内部情報を渡していたわけでもなかったので、公にに名前を出しません。そして、停職4ヶ月の懲戒処分となります。

西窪を捕まえはしたものの、水橋の持ち物の中にスマホがありませんでした。状況からいって西窪が所持しているはずなのですが、西窪は持っていません。

ではどこに？ここで西窪の捕まった場所、沙友里の家に向かっていたということから、菜穂子は西窪が橋の上からスマホを川に捨てたのでは？と推理します。川をさらった結果、水橋のスマホは発見されます。データを復元すると、驚くべき真実が判明します。

それを掴んだ菜穂子は休職中の沙友里を呼び出して問います。これが沙友里の真実となります。

そして事件が起きます。西窪は動画を取り返すために行ったのですが、素直に応じる相手でもないので結局水橋を殺害してしまいます。“さゆり”という名前が聞こえたのは、2人で沙友里のことで争ったためでした。西窪が沙友里の家に向かっていたのは、沙友里にスマホを渡すためだったのです。ですが、沙友里はこういいます。

西窪への愛情など無かったのです。ただ単純に利用していただけだったということがわかります。これには菜穂子も「最低ですね」と言いますが、沙友里は笑って「どうもありがとう」と答えます。このシーンの鈴木砂羽節全開のやり取りにシビれます。

殺害を望んではいなかったという沙友里ですが、こうなることはわかっていたのでは？と菜穂子に突っ込まれます。しかし、証拠がないのがわかっているので、沙友里はふてぶてしい表情をしています。なんとか一矢報いたいと思う菜穂子は、今回は感情的になり嫌味とも脅しとも取れるような捨てゼリフを言います。

この一連のセリフに沙友里はキレます。そして「私、あなたみたいな女大嫌い」と言って部屋を出て行きました。

その後、菜穂子は独断で一度下りた沙友里の処分を変えます。円卓に事後報告をすると、何の相談もなく？と言われますが、県警への忠誠心を口にしたことで不問となります。どうやら円卓の仲間入りもメンバーたちはし始めていました。菜穂子はこの件で、昇進する可能性がでてきました。

ドラマ【W県警の悲劇】6話のまとめ

今回はどんでん返しというほど全く違う話になるのではなく、さらにもう一歩深い関係の部分に迫るオチとなっていました。

ゲストの鈴木砂羽さんと菜穂子役の芦名さんとのバトルが、今回の一番の見どころとなります。こういったバトルとなったら適任すぎる女優な鈴木さん、ふてぶてしく憎まれ口をドヤって言ってくれます。それに負けじと芦名さんもクールに鋭いセリフで返します。

話としては他の話のほうが面白いですが、菜穂子とゲストのやりとりはこの回がとても面白かったです。次回もまた楽しみに視聴したいと思います。