【特捜9シーズン2】10話のネタバレと感想|班長は卒業?おかしな刑事再び!

特捜9 2019春ドラマ
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【特捜9シーズン2】10話のネタバレと感想をまとめました。

こないだ放送していた「おかしな刑事」が再びといった感じで、猪狩さんと小宮山の二人の出会いの話が軽く触れられました。今回の「特捜9」は鑑識の猪狩さんが特捜班に事件を持ち込みます。そして、寺尾聰さん演じる班長は卒業か?

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【特捜9シーズン2】10話のあらすじ

 ある日、鑑識課の猪狩哲治(伊東四朗)が、特捜班を訪ねてきた。世間をにぎわせている大手通販会社の社長・橘 英輔(大西武志)と副社長・三島綾香(三輪ひとみ)の心中に納得がいかないという。猪狩は、6年前に橘の悪徳商法に引っかかり、自殺に追い込まれた森山隆一(松田章)の友人で、「橘のような悪党が自殺するわけがない」と憤慨していた。さらに猪狩によると、橘と綾香の死亡推定時刻には1時間のズレがあるという。浅輪直樹(井ノ原快彦)は、特捜班が捜査を引き受けると宣言する。

 二人がベランダから飛び降りたと見られる橘のマンションに向かった直樹と新藤亮(山田裕貴)だったが、事件当日は防犯カメラのメンテナンスの日で、マンション内の映像が一切ないことに違和感を覚える。

 さらに、司法解剖の結果、綾香は転落死で間違いないが、橘の死因は鈍器のようなもので頭部を殴られたことによる脳挫傷だということが判明。また、橘の部屋を調べていた鑑識課が、現場に残されたわずかな血痕を発見。自殺ではなく、他殺の可能性が浮上する。

 一方、6年前の悪徳商法について所轄署に話を聞きに行った小宮山志保(羽田美智子)と村瀬健吾(津田寛治)は、悪質な商売をしていた橘と闘おうとしていた弁護士・佐々木麻里(馬渕英里何)の存在を知る。現在も橘の罪を追及するために活動を続けているという麻里から、当時の被害者リストをもらった志保らは、猪狩の友人の森山以外にも自殺に追い込まれた人物がいる事を知る。さらに、6年前の事件の真相も明らかになり…事態は急展開。意外な人物が捜査線上に浮かび上がる…!

公式HPより

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【特捜9シーズン2】10話のネタバレ


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犯人のネタバレ

橘英輔殺害犯

三島綾香(三輪ひとみ)

三島綾香殺害犯

佐々木麻里(馬渕英里何)

動機のネタバレ

三島綾香の動機

橘が会社の金を使い込み、会社の経営が赤字になっている責任を、綾香に押し付けて辞めさせようとしていた。橘の狙いに気づいた綾香は、麻里を誘って殺害を手伝ってもらった

佐々木麻里の動機

綾香が過去にやっていた悪徳商法に騙され、自分の両親が心中してしまう。そこでちょうど綾香が橘殺害の手伝いを頼んできたので麻里は手伝う。橘をベランダから落とした後、今度は綾香の足を持ってベランダから綾香を落として殺害した

結末のネタバレ

橘の家を調べるとリビングの床に血が拭いた跡があるのがわかる。さらに浴室からも血液反応が出た。しかし、死亡推定時刻が合わないことや、防犯カメラに他に誰も出入りがないことで捜査は行き詰る。

再び防犯カメラを見るとキャリーバックから何か液体が漏れていることがわかる。それが氷かもしれないと思った浅輪は、遺体を冷やして死亡推定時刻をずらしていたことに気付く。だが、床には引きずった跡がないことから、共犯者がいるのでは?と推理する。

そこで、綾香のストッキングに綾香以外のファンデーションが付着していたことを、猪狩が教えてくれて麻里の所へ行く。麻里にDNAを照合させてもらえないかと言うと、麻里は自供を始めて事件の全貌がわかった


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【特捜9シーズン2】10話の感想

青柳と妙子の話に続き、軽くですが猪狩さんと小宮山の出会ったときの話が軽く触れられます。この二人といえばやはりこないだ放送していた「おかしな刑事」を思い出します。


そして、過去に悪徳商法をやっていた人たちが、現在テレビの通販番組をやっているというのも凄い設定です。その悪徳商法で過去に3人犠牲者が出ているにも関わらず、証拠不十分で全くお咎め無しだったというのも凄いです。

とにかくそんな悪いやつらが、まとめて死んでしまうという話です。そのまま捜査しないで放っておいてもいいような気がしますが、猪狩さんは過去のことも含めて裁いて欲しいのか、特捜班に捜査を依頼します。

「おかしな刑事」再び

元々南青山署に小宮山がいた時の鑑識が猪狩さんです。9係に異動になった時に捜査で再会したという過去があります。刑事を続けることの相談を猪狩さんにしたら「君みたいな跳ねっ返りいなくなって寂しくなるな」といわれ、悔しくなって続けたそうです。

その時、昔の映像が少し流れるのですが、猪狩さんに嬉しそうに駆け寄っていく小宮山は、完全に「おかしな刑事」の真実です。鴨志田さんに会えて嬉しかったのかもしれません。

「おかしな刑事」では親子ですし同じ刑事なので接点もありますが、「特捜9」では部署も違うし親子でもないので一緒に共演するシーンがあまりありません。しかし、二人が同じ画面にいるとやはりほっこりします。

こうやって昔の話をちょこちょこ入れてくれるのは、前回も書きましたが長年見ているファンの人たちへのサービスのようで嬉しいです。

ドラマ内の新聞記事でネタバレ?

猪狩さんが持ってくる新聞の記事を読むと、特捜班が捜査する前から新聞記者が推理をしていますまずは橘マーケティングがどういった規模の会社かを教えてくれます。

橘マーケティングと言えば、最近では創業5周年の創業祭として大々的なキャンペーン活動を展開し、事業そのものは順風満帆なイメージが強い。実際に「インターネット通販といえば?」と街頭インタビューで質問してみると、海外資本のA社やY社に次ぎ、業界3位くらいには常にランクインするほどだ。

ちなみに2018年のECランキングまとめ(https://netshop.impress.co.jp/node/5846#item1)では、1位Amazon、2位ヨドバシカメラ、3位スタートトゥデイ(現ZOZO)です。ということは、今回の橘マーケティングはZOZOが元なのか?と思って見ると、なぜかスタジオで生で通販番組を始めます。

どちらかというとジャパネットっぽい感じがしますが、あくまでインターネット通販の会社です。毎日夜9時にネットで配信をしているという設定です。

その後に書いてある記事内容で、記者がさっそくネタバレ的なことを書きます。

ただ、死者を冒涜するわけではないが、私個人の考えを述べさせていただけるのならば、他殺の線も捨てがたいと、言うのも6年前、まだ彼らが橘マーケティングを創業する前の話だ。二人は橘マーケティングの前身となるある会社を経営していた。今のようにネット型通販ではなく所謂「訪問販売」や「セミナー販売」の類である。そこで扱っていた商材は高級布団や、なんだかんだでいささか胡散臭い業態だった。

思いっきり“他殺の線”といいだします。そして6年前のことが関係ありますよ、といった内容の記事です。冒頭からこんな記事を持ってくる特捜9です。

悪徳商法の手法は?

橘マーケティングが6年前は悪徳商法をやってました。その内容はこんな感じでした。

  • 高級布団やマッサージ器を売る
  • 主に訪問販売やセミナー販売
  • 2億の利益=2億の被害だった
  • 契約しないと自宅まで押しかける
  • クーリングオフは理由をつけて受け付けない
  • 借金を背負って3人自殺者が出ている
  • しかし、その時の捜査では検挙できず
  • なぜなら弁護士田端が働きかけたから
  • 実権は橘でなく綾香だった

森山が借金を苦に自殺してしまいますが、その借用書が凄まじい借用書です。

借用書
\8500000(850万円)
(元金100万円 利子率複利10日10% 未払い期間約290日分)

元々購入で交わした契約は100万の物品売買契約書でした。頭金で10万は払っているようです。孫の話ではそれを持って来て、無理矢理に借用書に印を押させたということです。

頭金で10万入れているのに元金はなぜか100万な上に、いわゆるトイチの利子率です。この借用書がそもそも違法な利率なので、反故にできそうなものですが、森山は誰にも相談しないで連日来る取立てに耐えかねて自殺してしまいます。

  • 顧客が悪質なサービスを受けたと言っても、本当に悪質なものか判断できない
  • やり手の弁護士がいつもそばにいて橘を守っていた
  • 逆に営業妨害と名誉毀損で訴えるとか言われた

この借用書が存在しなかったのか?裏で弁護士田端が暗躍していたからか?よくわかりませんが、逮捕できなかったということです。話を進めるためには仕方がない強引な設定です。

見落としすぎな捜査

  • 所轄の鑑識はリビングと浴室の血痕を見落とす
  • どうやら所轄は解剖もしていない
  • 特捜班が防犯カメラに映るキャリーバックの水滴見落とす
  • 所轄の鑑識がストッキングにファンデーションついてるのを見落とす

所轄は“自殺”で処理したいというのはあるにしても、さすがに鑑識が適当すぎます。麻里は手袋もしないで室内に入っているので、それこそ指紋が現場に残っていたのではないかと思います。

いつもの「特捜9」といえばそうなのですが、今回はいつにも増して後出しが多い=ずさんな捜査が多かったです。

事件後の橘マーケティング

社長と副社長が死亡した橘マーケティングですが、その後どうなったのか?猪狩さんの望む結果となったのか?以下の番組内の新聞記事を引用します。

【橘マーケティングに強制捜査】
六年前の悪徳商法で田端尚容疑者逮捕

大手通販会社「橘マーケティング」顧問弁護士田端尚容疑者(40)が逮捕された。
 同氏は6年前の悪徳商法に関与した疑いがあるとみて逮捕、強制捜査に踏み込まれた模様。橘マーケティングはインターネット通販で知られ、先日、社長の橘英輔氏と副社長の三島綾香さんが都内のマンションのベランダから転落死した事件が記憶に新しい。
 が、この6年前の事件に橘と三島綾香も関与していた疑いがあるとみて被疑者死亡のまま書類送検される見通しだ。前述の3名は6年前、高級寝具やマッサージ機を自分たちの担当顧客に強引に販売し、およそ2億円の利益を上げていたという。
 その時の手口としては顧客を雑居ビルの一室に集め、高級布団・健康器具などの即売会を実施。その場で契約しなかった顧客に対しては自宅まで押しかけて契約を取ってきた言われ。
 クーリングオフも何かしら理由をつけて受け付けなかったとされる。当時の顧客の中には大きな借金を背負い自殺した人も何人かいると言われている。
 その時の捜査では悪徳商法としての検挙は難しく、いずれも証拠不十分とされていた。
 その裏には弁護士である田端容疑者の働きかけがあったとみられる。現在田端容疑者は逮捕され警察で取り調べを受けているところだが一切の事件の関与を否定している。前述の二人に関しては先程述べた通り被疑者死亡のまま書類送検される見通しだ。
 現状でも未だ明るみに出ていない事件・事例があると言われており、今後もさらなる余罪を追及する見通しだ。

橘と綾香は死亡しているので、被疑者死亡のまま起訴します。弁護士の田端は逮捕されますが、事件の関与を全て否認しています。猪狩さんは友人の森山さんが自殺してしまった原因である、橘マーケティングに捜査が入ったことを墓前に報告に行きます。よって、猪狩さんの願いは叶ったということだと思います。

その他気になったこと

  • 偶然見つかる防犯カメラ
  • 通販で売っているのはよくある普通のミキサー
  • 弁護士事務所にあるのは、やたら大きな冷蔵庫
  • 銃のふりして指で脅す青柳
  • 死体に直接氷を並べる再現シーン
  • 班長に最後のフラグが立ち過ぎ
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【特捜9シーズン2】10話のまとめ

公式のHPではもう「特捜班、寺尾聰と別れの時!」と報じているので、次回の最終回で班長は卒業してしまうようです。渡瀬さん亡き後、加入した寺尾さんがいい味出していたので、いなくなってしまうのは少し寂しいです。

新しい人が次のシーズンで加入するのか?それとも空席のままなのか?いずれにしても、次回の特捜9を楽しみに視聴しようと思います。

今回のいいセリフ

真面目に生きてる人が報われる世の中ができると、僕は信じて刑事になりました。

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