【特捜9シーズン2】7話のネタバレと感想をまとめました。
今回の特捜9はコンビの入れ替えをして、事件を解決する話となっています。そして「科捜研の妹」というドラマを書く脚本家、凶器がシーサーなど、文字だけで見てもおかしな感じがしますが、期待を裏切らずおかしな回となっています。
【特捜9シーズン2】7話のあらすじ
タワーマンションの一室で女性の変死体が見つかり、直樹(井ノ原快彦)ら特捜班が臨場する。遺体の頭部には傷があり、鑑識課の佐久間朗(宮近海斗)いわく、死後数日経っているらしい。また、この被害者の女性は住民ではないことがわかる。
第一発見者は、この部屋を仕事場にしている売れっ子シナリオライター・皆川(近藤公園)と妻・悦子(櫻井淳子)。リフレッシュを兼ねた沖縄旅行から帰ってきて遺体を発見したが、被害者と面識はないという。旅行中、民泊として部屋を貸し出していたという皆川の話を聞いた特捜班はそれに絡んだ事件ではないかと疑い、近隣住民に聞き込みを開始する。
また、マンションはセキュリティもしっかりしており、防犯カメラには出入りする人物達が映っていた。エントランスにある防犯カメラの映像をチェックしていた矢沢(田口浩正)は、被害者が殺害前日からマンションに来ていたことをつき止める。しかし、現場に鍵はなく、しかも発見時は施錠されていたことから、被害者がどうやって部屋に入ったのか、さらに、カメラの映像に映ったときには持っていたバッグがなくなっているなど、謎は深まるばかり…。
そんな中、班長の宗方(寺尾聰)が被害者の身元を割り出す! 被害者は落合美奈(上野なつひ)という名前の女性だった。美奈のアルバイト先での聞き込みや、犯行当日の防犯カメラの映像を調べていくうちに、事態は二転三転。予想外の展開を見せ始める
公式HPより
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【特捜9シーズン2】7話のネタバレ
【特捜9シーズン2】7話の感想
ここのところワザとおかしな話にしているのではないかと思える特捜9ですが、今回も期待を裏切らずおかしな話になっています。もしかしたら沖縄に行きたい人が、スタッフ内にいるのかも?せめて沖縄気分をドラマで再現しようとして、逆に違和感が出てしまう辺りも特捜9っぽくていいかもしれません。
科捜研の妹とは?
劇中で人気脚本家である皆川卓也が書いているシリーズのドラマです。どこかで聞いたことのあるような名前のドラマです。
- 新藤いわくめっちゃ人気のドラマ
- 略して“カソイモ”
- シーズン10までやっている
- 皆川は科捜研の妹で最優秀脚本賞を獲っている
- 放送枠は“月曜ミステリアス”
- 「科学の向こう側。私達は真実を手に入れる」というキャッチコピー
どうやら科捜研ものであることは、キャッチコピーからわかります。主人公も妹だけあって、DVDのジャケットには女性が写っていました。恐らく科捜研の女と同じような感じなのでしょう。
しかし、なぜ“妹”なのでしょうか?マリコの妹とでもいった設定なのか、そこら辺はわかりません。新藤にいたっては「科捜研の男」といってました。
コンビ入れ替え
時々コンビの入れ替えが今シリーズの特捜9ではあります。それでも青柳と矢沢のコンビはそのままだったのですが、今回別の人とコンビを組みます。
- 青柳&村瀬
- 矢沢&新藤
- 直樹&志保
この組み合わせで今回は事件を調べていきます。それぞれのコンビの担当は
- 青柳&村瀬:日暮に聞き込み。防犯カメラのチェック。ラブホに聞き込み。那覇空港のカメラチェック。
- 矢沢&新藤:真耶に聞き込み。防犯カメラのチェック。美奈の同僚に聞き込み。羽田空港のカメラチェック。
- 直樹&志保:民宿業者へ聞き込み。皆川夫婦に聞き込み。航空会社の乗客リストチェック。
そしてそれぞれのコンビが取り調べをします。
- 青柳&村瀬:皆川を取り調べ。取調べ中、お互いで補い合って良いコンビネーションです。
- 矢沢&新藤:悦子を取り調べ。こっちのほうが良いコンビと新藤はいいます。
なんだかんだ言って別の人とコンビになっても、みんな大人なのでうまくやります。青柳と新藤のコンビがあったら、それが多分一番心配な気がします。
女の戦い
愛人だ本妻だと出てくれば当然マウンティング合戦の始まりです。どちらが女として上か?どちらが女として愛されているか?など競い合います。
愛人美奈
今回の犠牲者ですが実は皆川卓也の愛人です。本妻である悦子に対して一歩も引かずに噛み付きます。そして同じ愛人である真耶に対しても独自の愛人論を披露します。
- VS悦子
- 別れろと言うためにわざわざ沖縄から来るとか惨めな女
- 先生はあなたじゃなくて私を抱く
- 旦那が来る前に早く出てったほうがいいんじゃない、惨めな女になる前に
- VS真耶
- 愛人なの子供産むとか馬鹿
- 子供産んで捨てられるとか話にならない
- 愛人失格
本妻悦子
- VS美奈
- 主人と別れないなら訴える
- それ以上言ったら殺してやる
- VS取調べ
- 主人は私のために愛人を殺した
- そう思ったら途端に主人が愛おしく思えた
- 今度は私が守る番
- 本当に殺したのは主人じゃないのか?
美奈は誰相手であろうともマウントを取ろうとします。そして悦子は取り調べをしている際、いっそ夫が自分のために愛人を殺していて欲しいと、ちょっと病み気味な発言をします。本妻と愛人が揃えばマウンティングが起きるのは、いつの時代も一緒です。
【特捜9シーズン2】7話のその他気になったこと
- 「マル暴4 時代おくれの与太者」というドラマも皆川の脚本
- いちいち英語で返事する民泊業者ネルトマルの担当者
- ラブホの受付のおばちゃんに気に入られる青柳
- コソコソと青柳たちの脇を通ってラブホに向かうカップル
- 音楽と水着姿だけで沖縄を演出
- 最近班長は“陶芸教室”に通っている
- ベビーカーに入っているシーサー
【特捜9シーズン2】7話のまとめ
班長がやっぱり多趣味な役柄になりつつあります。陶芸教室で凶器の形を作ってもらうより、科捜研なりで作ってもらえばいいと思うのですが、班長はなぜか外部で作ります。
そしてなぜか沖縄絡みな話になっていて、どう見ても違う場所で沖縄な演出をしたり、その上シーサーが凶器という妙な話になっていました。スタッフの誰かが沖縄に行きたくて仕方がない結果、こんな話になったのではないかとさえ思う今回の特捜9でした。