【特捜9シーズン2】6話のネタバレと感想をまとめました。
今回の特捜9は秘伝のアップルパイを誰が継ぐのか?そしてそれにまつわる様々な話がメインなのですが、犯行があまりにも唐突で理由もなんだかなあといった感じです。糠漬けの糠で香水の匂いを消すシーンも含めてトホホな回でした。
【特捜9シーズン2】6話のあらすじ
行列のできる焼き菓子の名店『のぐち』の店主・野口功子(秋野暢子)が殺された。死因は背中から胸の大動脈を傷つけられたことによる失血死で、凶器は殺害現場の厨房にあったペティナイフ。レジの金が抜き取られていたこともあり、特捜班は怨恨と物取りの両面から捜査を開始する。
遺体の第一発見者は島崎透(須藤公一)というデパートの営業マン。島崎はデパートの得意客・村岡芳美(三倉茉奈)から『のぐち』を紹介され、功子の作るアップルパイの虜に。以来、デパートに出店してほしいと功子を説得するため『のぐち』に通いつめていたという。 いつもより2時間も早く店を閉めようとしていた功子は、島崎を追い返してすぐ、藤本理沙(木下あゆ美)というパティシエと電話していた。それが最後の電話だと知った浅輪直樹(井ノ原快彦)は衝撃を受ける。ついさきほど妻・倫子(中越典子)からケーキ店『ミヤハラ』で働いていた頃の友人だと、理沙を紹介されたばかりだったのだ! そんな中、理沙が『ミヤハラ』を辞めた後、『のぐち』で働いていたことも判明する。
一方、島崎に『のぐち』を紹介した芳美のもとへ向かった小宮山志保(羽田美智子)と村瀬健吾(津田寛治)は、芳美もかつて『のぐち』で働いており、当時、理沙と芳美のほかに坂出鈴(おりもりお)という弟子がいたことを聞き出す。さらに、理沙と鈴の間には『のぐち』の後継者を巡る微妙な確執があったこともわかり…。
直樹は12年前に何があったのか、そして後継者争いの真相を調べるため、再び理沙のもとへ…。特捜班が時をさかのぼって真相に迫る!
公式HPより
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【特捜9シーズン2】6話のネタバレ
【特捜9シーズン2】6話の感想
妙な話で残念な回ではありますが、アップルパイがとても美味しそうでした。人気店のぐちの秘伝とは一体何だったのか?それは倫子が比較で作ったことで判明します。
そして久し振りに登場した宮原に思わず懐かしさを覚えました。回想シーンがちょくちょく挟まれ、皆若かったなあと思うと同時に、渡瀬恒彦さんがいないのを寂しく思う回でもありました。
秘伝のアップルパイとは?
人気店のぐちのアップルパイは1日10個しか作りません。それはなぜか?秘伝が原因でした。
直樹が現場に残されたアップルパイに違和感を覚え、鑑識の佐久間に改めてのぐちのアップルパイと残されたアップルパイの成分を比較してもらいます。その結果、二つの違いはエチルエステルという香り成分の違いがありました。のぐちのアップルパイは香り成分が、厨房にあったアップルパイよりも強かったのです。
そこで倫子に二つを再現してもらいます。班長と直樹の二人が倫子の作ったアップルパイを食べ比べますが、どちらも美味しいという感想しかありません。しかし、倫子はこの差をリンゴの切り方にあると推理します。リンゴは種の周りに香りの成分があり、のぐちのアップルパイは星型にくり抜かれ、厨房にあったアップルパイはざっくり四角にくり抜かれていたと思うと言います。
のぐちの秘伝は、リンゴの種の周りを星型にくり抜くというものでした。
この切り方はしかし手に負担を強い、だからのぐちは1日10個しか作らなかったのだろうということです。
りんごの魔術師
劇中で理沙はそう呼ばれます。功子先生の元で教わり、秘伝のアップルパイも継いだことになっています。しかし、理沙はとんでもない女で、実は後継者として指名されていたのは、死んでしまった鈴でした。理沙自身は技術もあるのですが、なぜか先生は鈴を後継者に選びます。理由は技術も才能も理沙にはあるから、鈴を選びます。これだけだと意味不明ですし、結局本当の理由はわからないまま終わります。そこでいくつか考えてみました。
- 理沙には才能があるから、自分の力でやっていける
- 理沙は技術があるから、このアップルパイを1日に10個以上作ってしまいそうだ
- だから理沙の身を案じて継がせなかった
1つ目の理由が可能性高い気がしますが、理沙は秘伝の切り方をしていたせいで手を傷めます。ということは、やり方は既に知っているので、結局継がせようが継がせなかろうが、理沙はあの切り方で作って手を痛めます。秘伝を一切教えずにいたならともかく、教えていたなら後継者選びに意味はあったのか謎です。
鈴は自分のついた嘘で自殺したのではと理沙は自分を責めていました。しかし実際は本当に事故で、自殺ではなかったことが最後にわかります。と、いいますか、頭から落ちたわけではないのに、あの程度の橋の高さで死ぬのか正直疑問です。
宮原礼二とは?
今回久し振りにその姿を見た宮原ですが、9係を見ていなかった人には誰?という感じだと思いますので説明します。
- 倫子の勤めていた洋菓子店「パンとケーキの店 ミヤハラ」の息子でパティシエ
- 倫子のことが好きだった
- 直樹のことをライバル視していた
- 倫子に告白したが振られる
- 最終的には二人を応援した
いわゆる恋敵です。しかし直樹も冷たい男で、宮原は今の今まで直樹と倫子が結婚していたことを知りませんでした。
その後、倫子がボランティアでお菓子教室を子供たちに教えている宮原と一緒にやろうかな、なんて言っているのを聞いて、直樹は二人きりはダメだと嫉妬する辺り二人の仲は良好なようです。
【特捜9シーズン2】6話のその他気になったこと
- 小宮山に鞄をかけてあげる紳士な村瀬
- 糠が臭すぎてずっとハンカチ当ててる村瀬
- リンゴを剥くのが上手な班長
- 逆にリンゴの皮をすごく厚く剥く理沙
- リンゴの切り方も何か危なっかしい
- 怪我をしている演技というか、理沙は不器用なのでは?
- 芳美の夫のモラハラは糠床をかき混ぜる時間まで指定
- 香水の匂いを消すため、糠を必死に塗りたくる芳美
【特捜9シーズン2】6話のまとめ
功子先生の教え子たちが揃いも揃って、先生の愛情を理解できていないポンコツでした。理沙も名声を優先しているだけなのに、あの時先生は自分を見捨てたとか言い出したり、芳美は自分のことがどうでもいいから、夫に電話しようとしたなどと言います。鈴は鈴で先生に直接聞けばいいのに、勝手に凹みます。話の展開もやっていることも色々トホホな回でした。