【庶務行員 多加賀主水3】のネタバレと感想|高橋克典主演のシリーズ第3弾

スペシャルドラマ
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2019年11月17日に放送された【庶務行員 多加賀主水】のシリーズ第3弾のネタバレと感想、キャストやスタッフ、あらすじなどについてまとめました。

高橋克典さん主演の銀行員が、悪を成敗する『桃太郎侍』のようなストーリーです。高橋克典さんと言えば、【特命係長 只野仁】シリーズなどで潜入捜査的な役柄を演じています。この【庶務行員 多加賀主水(たかが もんど)】も同じような流れのドラマで、普通の銀行員のように見えて実は強いという話となっています。

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本ページの情報は2019年11月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。

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【庶務行員 多加賀主水3】の基本情報

  • 放送日時:2019年11月17日(日)21時~23時05分
  • 放送局:テレビ朝日
  • 放送枠:日曜プライム
  • 原作:江上剛『庶務行員 多加賀主水シリーズ』(祥伝社文庫)
  • 脚本:李正姫
  • 監督:今井和久(MMJ)
  • ゼネラルプロデューサー:関拓也(テレビ朝日)
  • プロデューサー:藤崎絵三(テレビ朝日)、神通勉(MMJ)、椋尾由希子(MMJ)
  • 制作:テレビ朝日、MMJ
  • 公式HP

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【庶務行員 多加賀主水3】のキャスト

  • 多加賀主水(高橋克典)
  • 生野香織(夏菜)
  • 新田宏治(葛山信吾)
  • 難波俊樹(風見しんご)
  • 矢崎修也(庄野崎謙)
  • 梅沢剛(加藤雅也)
  • 石岡珠代(仁科亜季子)
  • 神無月隆三(神保悟志)

ゲスト

  • 山内貴恵(高島礼子)
  • 浅葉亮平(尾美としのり)
  • 樋口一郎(水橋研二)
  • 堀田樹(湯江タケユキ)
  • 春野泉(岡本麗)
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【庶務行員 多加賀主水3】のあらすじ

 多加賀主水(高橋克典)は、『第七明和銀行 高田通り支店』の庶務行員。悪事を見逃すことができない性格のため、不正を追及しては職を転々としてきたが、ひょんなことから庶務行員として働きはじめ、いまや街の人気者となっていた。
 ある夕方、主水と事務課の生野香織(夏菜)は『高田稲荷神社』の裏手で怪しい人影が走り去るのを目撃。駆け付けると、本店の総務部長・神無月隆三(神保悟志)が何者かに後頭部を強打されたらしく倒れこんでいた。神無月が意識不明で運び込まれたことを知り、急ぎ病院にやって来た秘書室長・新田宏冶(葛山信吾)は、ある事実を主水に告げる…。

 新田によると、神無月は第七明和銀行に伝わる“頭取の手帳”を捜していたという。実は、第七明和には歴代頭取の間で受け継がれてきた1冊の手帳が存在したが、半年前に何者かに盗まれた上、3カ月前には本店人事部の行員が「すべては頭取の手帳のせいだ」というメールを残して謎の自殺を遂げたのだ。噂では、手帳には銀行の根幹を揺るがしかねない重大な不祥事が数々記されているらしく、犯人は何らかの目的のために手帳を盗み、そこに名前が載っていた行員を脅しまわっているのではないか…。そう案じた神無月が行方を捜しはじめた矢先、「高田稲荷神社の裏の祠を見ろ」という謎の文書が舞い込み、その指示に従って神社を訪ねたところ、神無月は何者かに襲われてしまったようだ。

 犯人ともみあったときに手帳の1枚が破れたのか、神無月が握りしめていた紙片には“不正取引”や“規律違反行為者”という文字の下に、謎の数字とイニシャルが並べられていた。主水は神無月の代わりに、手帳の謎を調べはじめる。
 折しも、高田通り支店は統廃合の危機にさらされていた。本店の営業統括部長・浅葉亮平(尾美としのり)が新たに導入した“支店評価システム”によって、高田通り支店は最低ランクに位置付けられていたのだ。浅葉のライバルで“立て直しのスペシャリスト”として知られる支店長・山内貴恵(高島礼子)が赴任してきたものの、行員たちはやはり浅葉が導入した“融資審査プログラム”に頼りきりで営業努力もせず、貴恵だけが焦っている状況だった。

 手帳の行方、そして犯人を探るうち、主水は紙片に書かれていたイニシャルが高田通り支店の面々と一致することに気づく。しかもその疑惑のメンバーが全員、同じ社宅に住んでいることを知り…!?

公式HPより
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【庶務行員 多加賀主水3】のネタバレ

神無月襲撃犯&手帳窃盗犯

岩瀬修司

動機

浅葉に命じられて手帳を盗んだ。さらに命じられて神無月と山内を時間差で呼び出し、神無月を襲撃した後、山内のせいにするよう工作した。

樋口一郎毒殺未遂犯

浅葉亮平

動機

頭取の手帳を持っているのを知られて脅されたので、妻が差し入れするジュースの中に毒キノコを入れて毒殺しようとした。

解決の道筋

神無月が襲われた時に持っていた手帳の切れ端に書かれていたイニシャルを見て、銀行内で不正を働いている行員がいるのではと主水は調査を始める。すると、銀行の社宅に住んでいる人物たちだと分かる

ちょうど家族が海外に行って不在の難波課長の家へ住み込み、住人たちの様子をうかがう主水。草むしりをしている時に、堀田が何者かに脅されていることを知る。

堀田が過去に融資していた先は商店街の小さな店が多かった。話を聞きに行った主水は、堀田に感謝する人たちが多いことを知る。今までそんな店に融資などしないはずの堀田がなぜ?主水は不思議に思う。

銀行の倉庫内のノベルティグッズが妙に減っていることに気付いた主水は、さらにそこで聞いた貯金箱の声で思い出し“開かずの間”と言われている社宅の一室へ向かう。中では堀田がノベルティグッズを荷詰めしていた。

理由は金が必要だったという。盗んだグッズをオークションサイトで販売していたのだ。そのことを何者かにバレて以来脅され、小さな商店に融資するよう命じられる。何とか通すために将来設計を考えたり、店のためになるような案を立てて融資を通していた。

主水は堀田が脅迫された際に送られて来た写真を見て、犯人が誰か思い浮かぶ。そして、待ち伏せをしていたところ、カメラを回収しに来た人物に詰め寄る。堀田脅迫犯は樋口だったのだ

樋口は高田通り支店の行員が、楽をしていることが許せなかった。高田通り支店をあの人のために守りたかったと言う。だが、神無月を襲ったのは自分ではないと答えた。

その後、樋口が病院に救急搬送される。原因は毒キノコが混じったジュースを飲んだせいだと分かる。誰かが樋口を口封じにしたのではないか?と警察は考えていた。自宅のPCには遺書のようなものもあり、犯行の告白がされていたという。

神無月に話を聞いたところ、樋口は多大なな恩が山内にあるという。だから“あの人”というのは山内のことだとすぐに分かった。襲われた時、姿は見えなかったがあの鞄は山内のものだと言う。だが、彼女がそんなことをするとは思えないと言い、直接山内に話を聞く。

山内も当日呼び出され、行った時には犯人はおらず神無月が倒れていた。自分をハメるための罠だと思って逃げたと言う。神無月を襲ったのは自分ではないと答える。

どうしても山内を陥れたい人物がいると主水は考える。商店街ではショッピングモールを出店させるため、立ち退きの妨害にあっていた。山内が計画しているコミュニティセンターを失敗させたいらしく、プレゼンの時に嫌がらせをされる。何者かに脅された松橋が、邪魔の手伝いをしていたことが分かる。

取締役会議で山内は支店評価システムの問題と、ショッピングモール計画の見直しを訴えるという。神社でお参りをする山内のところに、浅葉に指示された岩瀬が男達を引き連れてやってくる。山内を襲撃しに来たのを、主水が引き受けて山内を会議へ向かわせる。

会議に何とか間に合った山内は支店評価システムの欠陥として、人間の可能性を信じていないことを指摘する。そこに高田通り支店の行員も現れ、現場の声を訴える。さらに、浅葉がショッピングモール建設のために不正を働いている証拠を突きつける。

そこに梅沢がやってきて樋口毒殺未遂について話す。また、岩瀬から聞いた話として、頭取の手帳を盗むよう指示したこと、パワハラで自分を訴えようとしていた、人事部の行員を自殺に見せかけて部下に命じて殺害させたことを指摘する。

なぜ手帳を盗んだのかと問われた浅葉は「頭取になるためだ」と答えた。しかし、手帳には噂のような銀行の根幹を揺るがすようなことは書いていなかったのだった。

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【庶務行員 多加賀主水3】の感想

シリーズ3作目も相変わらず現代版『桃太郎侍』のような話でした。勧善懲悪の予定調和といえば予定調和な話です。だが、それがいいと思えるのが2時間ドラマというものです。お決まりの展開を「待ってました」と楽しみにするドラマです。

話としては効率VS人情というありがちな話で、人情が勝つという展開です。これは昭和の商店街を知る人たちでないと、共感できない部分もあるかもしれません。

そんな時代を知る人が見ると、ちょっと懐かしい部分もあって人情組を応援したくなります。ショッピングモールが当たり前にある時代の人からしたら、不思議に思う話かもしれません。昭和世代向けに作られている部分があるドラマです。

色々突っ込んだらキリがありませんが、銀行員が自分の銀行の口座を使って金を動かすのは、すぐバレると思わなかったのか?謎です。

今回起きた事件と支店評価システムについて、掘り下げてみました。

ネタバレの詳細となります。未見の方はご注意ください。

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【庶務行員 多加賀主水3】で起きた事件

神無月が襲撃されたことから【庶務行員 多加賀主水3】の話が始まります。全ては頭取の手帳が盗まれたことが原因です。その他にもいくつか事件があったのでまとめました。

  1. 人事部行員自殺事件
  2. 神無月襲撃事件
  3. 堀田脅迫事件
  4. 樋口毒殺未遂事件
  5. 山内支店長襲撃事件

堀田の脅迫事件に関しては樋口が犯人です。残りの事件はすべて浅葉とその部下の岩瀬が関わっていたことが分かります。人事部行員の自殺だと思われていた事件は、実は殺人だったことも後になって分かりました。

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頭取の手帳とは?

事件の発端となり全てに関わるアイテムの手帳。そんなに恐ろしいものなのか?何が書かれているのか?気になります。

  • 代々頭取が引き継いでいる
  • 銀行の根幹を揺るがす内容が書かれている
  • 第7銀行と明和銀行が合併する際に出来た
  • 両行が隠していた不祥事や様々なスキャンダルが書かれている

人事部の行員が自殺したことで、ますます手帳の中身はヤバいに違いない。自分も脅されるのではないかと不安になります。しかし、実際はそんなヤバいものではありませんでした。

  • 「力を合わせ前へ前へ」
  • 「みんなが一つになれば、何事かを成し遂げられるはず」

と、格言のようなものが、第七明和の初代頭取の名前と共に書かれていました。この初代頭取というのが、もしかしたら笹野さん演じる謎の人物なのか?そんな気にさせます。今回も彼が誰なのかは明らかになりませんでした。

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支店評価システムについて

浅葉が取り入れたシステムです。成績が良くない支店を統廃合するための査定システムで、効率化をするために導入されました。

法人収益額、新規法人獲得数、コンプライアンス違反など数々の項目に分かれ、A~Eまでの5段階評価がされます。その全てを総合した上で支店の評価が下されます。2回Eを取った支店は統廃合対象店舗です。2回連続ではなく2回取ったら対象という、結構厳しい査定となっています。

高田通り支店はもちろんEを一度獲得しています。なので、山内支店長が数字を上げて欲しいと行員にハッパをかけました。

ですが、営業部の行員である4人は全くやる気が出ない状態です。

  • 高梨千波:泣いているばかり
  • 松橋史也:世の中のせいにする
  • 杉谷直樹:無理な数字押し付けられても困る
  • 堀田樹:客に態度が悪いと言われる

リストラされないと思っているようで、店舗が無くなっても浅葉が何とかしてくれると思っています。実際は浅葉はリストラするつもりです。むしろ山内が本店の人事部に頭を下げに行って、何とか残してやって欲しいと掛け合っていました。

そんなことも知らず、松橋は嫌がらせにコミュニティセンターのプレゼンの時に、主水と映っている写真に差し替えます。コミュニティセンターの計画が潰れるように脅されて邪魔をしたのです。

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支店評価システムの欠陥

しかし、このシステムには欠陥がある。山内はそう主張します。なぜなら“人間の可能性”を否定しているからです。浅葉と山内、それぞれの主張はこうでした。

浅葉の主張

  • 赤字店舗が2割減った
  • 全支店の収益額は対前年比で20%上昇
  • 一切の無駄を排除できる
  • 弱いものは切り離して強い銀行が作れる
  • 第七明和銀行が生き残る唯一の道

山内の主張

  • 収益の効率性という観点では、これほど有効なシステムはない
  • 人間の可能性を信じていない
  • 新しい挑戦を思いとどまってしまう

浅葉は論理的に数字を交えて説明をします。対する山内は感情論です。銀行という組織を考えれば、浅葉圧倒的有利な説明です。

やる気が出なかった行員たちがここで応援に駆けつけます。頭取が非常に物分りがいい人なのか、飛び込みの彼らの話をなぜか聞いてくれます。彼らの主張はこうです。

  • 以前は人と人の繋がりだったが、今はパソコン見てるだけ
  • 町に出て融資先を探せといわれても、どうせシステムが弾く
  • 今は銀行のために金を貸しているみたいだ

これは高田通り支店みたいな商店街がある立地の店舗や、法人よりも住宅地が多い店舗は圧倒的に不利なシステムなのです。なぜなら、融資のシステムは確実に堅いところにしかゴーサインを出さないからです。それで数字を上げろというのがそもそも無理です。

とはいえ、浅葉のやり方が銀行という組織には合っていそうな気はします。なのに頭取は折衷案を出して、もう一度検討し直さなければならないと言い出します。

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浅葉は何をしたのか?

全ての元凶である浅葉は色々今回やらかします。どれぐらいのことをやってきたのかまとめました。

  • 頭取の手帳を盗むことを岩瀬に指示
  • 人事部の行員にパワハラで訴えられそうになったので、部下に殺害を指示
  • 神無月を岩瀬に襲わせる
  • 山内を神無月襲撃現場に呼び出して罪を着せようとする
  • 樋口に手帳を見られて脅されたので毒を混入した
  • 松橋を脅して山内の弱みを握りコミュニティセンターの計画を妨害
  • 岩瀬に指示して山内を襲撃
  • 商店街に暴力団を送り込み立ち退きを迫る
  • 土地買収の多額の使途不明金を自分の口座に振り込ませる

なんかもう色々罪を重ねていてどれで裁くのか、一番重そうなのは樋口殺害未遂でしょうか。暴力団とは繋がっているわ、横領はしているわ、殺人教唆はしているわで大変です。それを梅沢に指摘されて崩れ落ち、画面からフレームアウトしていました。

全ての動機は「頭取になるため」です。自分が頭取になれば銀行はもっと強くなる、巨大な力を持った銀行になるはずなのに邪魔しやがってと逆ギレです。

これに主水はそれは銀行のための銀行であって、誰一人幸せにならない。今必要なのは人が幸せになる銀行と言います。

結局、ショッピングモールの建設計画は白紙になり、コミュニティセンターの企画が無事通りました。

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【庶務行員 多加賀主水3】のロケ地

分かった場所を記載しています。

白笹稲荷神社

高田稲荷神社として登場。

豊栄稲荷神社

高田稲荷神社として登場。

横浜市歴史博物館

高田通り支店外観。

蔵脩館 金王道場

主水が素振りしていた道場。

麗澤大学学生寮

第七明和銀行の社宅。

ほっとカフェ手づくり弁当工房

こども食堂。

広瀬サイクル

浜川自転車店。

エドヤ食品店

今井商店。

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【庶務行員 多加賀主水3】のその他気になったところ

  • なぜか証拠を渡していく梅沢
  • 課長にアフリカ料理を食べさせようとする主水
  • 大使の不正を告発してクビになった主水
  • “もんちゃん”と呼びながらベタベタくっつく社宅の管理人
  • お金をねだるナナメちゃん
  • シークレットオークションという怪しいサイト
  • ポスターの値段は2680円
  • 朝からクスクス笑えない激辛料理
  • 課長に案内も窓口も任せて行ってしまう主水と香織
  • 大門の営業課長は暗黒時代
  • 不正発覚したのに淡々と会議を終わらせて出て行く役員たち
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【庶務行員 多加賀主水3】のまとめ

効率か人情か、その2つを巡る考え方の違いが対照的な回でした。顧客のための銀行か銀行のための銀行か、どちらを選ぶかは経営方針次第です。弱いものは切り捨てて強くなる、浅葉の考えも一理あります。しかし、このドラマは弱きを助けて悪を成敗する昭和なドラマです。よって、浅葉の考えは全否定されます。

冒頭にイニシャルのメモがあって、それに沿って話が進んで行くのかと思ったら、あっさりと関係なくなります。もう少しそのネタを引っ張っても良かったんじゃないかと思いました。

色々犯罪としては雑なのですが、逆に主水が成敗しに行くのには丁度いい感じです。原作付きのドラマなので、次がいつになるかは分かりませんが、また放送してくれる日を楽しみにしています。

今回のいいセリフ

どんな仕事でも一生懸命やる奴はやるし、楽しようとする奴は楽しようとしますよね。

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