【ソロモンの偽証】最終回のネタバレと感想|裁判の結果と登場人物のその後

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WOWOWドラマ版【ソロモンの偽証】の最終回のネタバレと感想です。

最終回でさらなる新事実が発覚し、新たな証人を呼びます。弁護人である神原に隠された真実が、裁判の行方を大きく左右しました。果たして陪審員が下す評決の結果は?

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【ソロモンの偽証】最終回のあらすじ

藤野涼子(上白石萌歌)神原和彦(宮沢氷魚)が殺したのではないか?と疑い始めていた。そこで、裁判を延期し入念な下調べをする。

裁判最終日、新たな証人を呼び真実への道筋をつけていく。そして最後に呼んだ証人は、弁護人の神原だった。事前に調べていた涼子は神原に真実を話すよう促す。

参加者全員が注目する中、神原の口から出た言葉は「柏木卓也君を殺しました」という驚きの証言だった。

涼子はその真意を確かめるため、神原と柏木の間に何があったのかを聞き出していく。

やがて評決の時を迎え、最終的な裁判の結果は……?

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【ソロモンの偽証】最終回のネタバレ

最後の最後に来て真実が明らかになります。神原と柏木の2人の間にあった出来事が死の真相でした。

事前準備

涼子は神原と柏木が通っていた塾に話を聞きに行きます。神原は家から近所ということもあって塾に入りました。その後、柏木が中学1年生の夏休みに入ってきました。

2人はすぐ仲良くなりましたが、2人が他に仲良くしていた生徒はいません。神原は元々大人しい子でしたが、柏木と話すようになって明るくなったそうです。今の神原からは想像できず、涼子は驚きます。

柏木の家から塾は遠いにも関わらず、なぜかこの塾に通います。涼子はどこか引っ掛かりを覚えました。

次に涼子は神原の家を訪ねます。ちょうど外出していたため、母親に話を聞く事にしました。

裁判の話を母親に神原はしておらず、それどころか柏木が死んだことも母親は今知りました。柏木の話を何か聞いていないか問うと、何か知っているようですが話してくれません

母親に来客が来たタイミングで涼子は勝手に神原の部屋を覗きます。すると背後から神原が現れてびっくりしました。

神原は「人殺しの息子のことなんて信じられないと思った?」と自虐的に言うと「そんなことないよ!」と涼子は否定します。

柏木のことをどう思っていたのかと涼子がたずねると「大事な友達だよ」とだけ神原は答えました。

自宅に戻った涼子は柏木の父親が、とても辛そうにしていたことを思い出します。ふと、何かを思い出した涼子は、柏木の家に行って部屋をもう一度見せて欲しいと頼みます。

それぞれの決意

今日の裁判は涼子側の希望で延期となり、明日にやることになりました。体育館にいた涼子は校長と話をします。

ある事が分かって裁判を続けるのが辛くなった。逃げないように最初の気持ちを思い出そうと思って体育館に来たと語る涼子。そんな涼子を校長は勇敢だと言い、あなたのお陰で教師のままで学校を辞めれると感謝しました。

大出は父に面会し「これでやっとあんたを捨てられる。もう自分の罪は自分で背負う」と告げて決別します。

一方、樹理はどこかへ消えてしまい、母親が怒って涼子に電話をかけてきました。涼子は樹理がいる場所を察して、学校の屋上へ向かいます。

樹理は「もう生きててもしょうがないよ」と涼子に言います。こういう時にいつも松子がいたのに、松子に会いたいと泣く樹理。自分が嘘をついたせいで松子は死んだと後悔しました。

そんな樹理を見て涼子は「もし大出に恨みがあったんなら、今度は自分で戦ってみようよ。嘘をつくんじゃなくて、ちゃんと正面から」と言い「私も裁判を最後まで戦うから」と励ましました。

その後、樹理は家へ戻って母親に「お母さん、話があるの」とある決意をしました。

最後の戦い

学校内裁判最終日、涼子は追加の証人を要請します。まずは、公衆電話近くの電気屋の店主がやってきました。

公衆電話から電話をしていた人物はこの中にいるか?と涼子が問うと、店主は神原を指差します

涼子はここである説明を始めます。それは、この公衆電話の上にある水銀灯は赤いものを黒に見えさせてしまう特性があるという説明です。

実際えんじ色のコートを持ってきて、水銀灯に照らすと黒に見えました。このコートは神原のものでした。涼子は目撃証言の黒のコートは、神原のコートだったと実証してみせたのです。

次の証人は柏木の父親です。

柏木の父は銀行員でなんと神原の工場の融資を担当していました。融資を断れば神原の町工場は倒産してしまう、そう分かってはいても融資をすることができずに断ります。

幼少期の神原は父と母が土下座して柏木の父に必死に頼み込んでいるのを見ていました。

柏木の父が融資を断った結果、神原の工場は倒産し、父は酒に溺れて母と神原に暴力をふるいます。そして父は母を殺害後、自らも命を絶って死にました。

大出は「じゃあ柏木の親父はお前の親の敵か?だったらお前、柏木を殺してあいつの親父に復讐したってことじゃねえのか!」とキレます。

「神原君、あの時の君だったんだね」と柏木の父は申し訳なさそうに告げました。

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最後の証人

最後の証人は弁護人、神原を指名しました。

涼子は事件当時電話をかけたのは神原だと分かっている、自分の口で話して欲しいと願います。あの電話はゲームだったと神原は重い口を開き始めました。

神原は柏木との思い出を語ります。中学の時、塾に入ってきた柏木に最初に自分は人殺しの子だと告白します。なぜなら、そう言えばみんな去っていくからでした。

しかし柏木は自分と向き合ってくれたと語ります。やがて柏木自身が世の中に対する怒りが抑えられなくなってきました。

柏木があの塾に来た理由、それは人殺しの子がどんなふうに生きているかを知りたかったからでした。神原の生い立ちを知った上で、あえて近づいて来たのです。

両親が話しているのを聞いて興味を持った柏木は、神原を探し当てて塾に入り近づきます。そうして彼がどういう反応をするか見ていたのです。

世間に不満のある柏木は神原に八つ当たりを始めます。よく生きていられるねとか、逃げているだけだと神原を否定し挑発しまくりました。

それを聞いた神原は一緒にいるのが辛くなり、柏木から離れるようにしました。しかし、イブの1週間前ぐらいに柏木から連絡が入ります。

死のゲーム

神原に連絡をした柏木は「やっぱり死ぬ事にしたよ。生きる意味が見つからないから」と言います。それを聞いた神原は呆れて生きる意味なんていつか自然に見つかるし、見つからなくてもいいと返しました。

そんな神原に対して柏木はまだ逃げているのかと文句を言い始めました。神原はもう生きることに疑問を感じていませんでした。

すると柏木は証明しろと言い出し、ちゃんと向き合った上で、それでもまだ生きたいと思うなら、自分も死ぬのはやめると提案します。

それは柏木が指定した5つの場所から、柏木の家に電話をかけるというゲームでした。5つの場所は神原にとって両親と思い出のある場所だったのです。

スタート地点は神原が生まれた病院、次は父親がよく連れて行ってくれたおもちゃ屋、家族とよく行ったラーメン屋、子供の時によく遊んだ公園といったゆかりのある場所でした。

神原が公衆電話から柏木に電話をすると、今何を思っているかたずねます。神原が幸せだった頃を思い出して、自分の人生を恨むのを柏木は期待していたのです。

そして全ての場所から電話を終えた神原は、学校の屋上で柏木と話をします。

永遠の別れ

神原は柏木に「やってよかったよ。ずっと忘れてたけど、楽しい事もあったって思い出せた」と感想を伝えます。すると柏木は強がっていると文句を言いました。しかし神原は正直最初は怖かったけど、これで本当に乗り越えられた気がすると答えます。

だから柏木も生きて欲しいと思っていた神原ですが、キレた柏木は「だったらカズは本当にどうかしているよ」と突き放しました。

なぜなら、神原よりも恵まれた環境で生まれ育った自分が世の中に絶望しているのに、なぜ自分以下の神原が前向きなのかと。そして柏木は「人殺しの息子に生きてる意味なんかないんだよ!」と暴言を吐いたのです。

それで殺したのか?と聞かれた神原は、そうですと認めます。しかし涼子は屋上から突き落としたという意味ではないはずだと否定します。

なぜなら、涼子は柏木の部屋で隠されていた日記帳のようなものを見つけていたのです。そこにはこのゲームのことも書かれていて、一番最後のページにはこう書かれていました。

生きて何があるのだろう。僕は死ぬことに決めた。

柏木はゲームに勝っても負けても死ぬつもりだったのです。

神原はあの日、柏木に「それはお前の問題だよ。俺にはどうしてもやれない、ごめんな」と言って屋上から去ろうとします。

すると柏木はフェンスを自ら乗り越えて「カズが認めないなら飛び降りる。本気だよ」と言い出しました。それを見た神原は「だったらもう好きにしていいよ。死にたいなら勝手に死ねばいい」と言って立ち去りました。

柏木が「待って」と縋るような声を聞いても、神原は振り返らずに外に出ます。すると、背後で衝撃音が響き、恐る恐る振り返った先には柏木の遺体がありました。

裁判に参加した理由

神原は帰れば飛び降りるだろうと分かっていた、それでももう嫌になっていた、見殺しにしたと言います。柏木は本当は生きたかっただろうし、生きる意味を探していた。それを殺した、自分が殺したのだと。

それを聞いた涼子はそれは他人に裁けないから、自分で背負って生きていかないとと告げました。

ではなぜ神原は裁判に参加をしたのか?それは真相を知っている自分が、大出の濡れ衣を晴らしてあげたかったと言います。

しかし、裁判の最中に真相を語るつもりはありませんでした。ただ、参加するうちに本当のことを話さなければならないと思い始めます。

なぜなら、自分のせいで大出や樹理や松子、関係の無い人たちが犠牲になってしまったことを後悔したからです。

だから涼子に自分の罪を暴いてもらうよう誘導し、みんなの前で裁かれようと決めたのです。

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評決の時

陪審員が集まり、裁判の評決を決める時になりました。神原は有罪なのか、大出はどうなるのか、樹理は罪に問われるのか?今までの証言を総合した上で検討します。

その頃、樹理は女性警官に話をしに行き、校長は評決を聞く前に学校を去ります。

評決が決まり被告人の大出は無罪となりました。しかし、これは殺人事件であるという認識は変わりなく、被告人とは別に被害者を殺害した人物がいると続けます。

柏木卓也を殺した人物、それは柏木卓也本人だったと。この事件は柏木が自分自身を殺したものであり、神原には罪がないと陪審員は考えたのです。

柏木が死を選ぶ前に、近くにいた自分たちにも何かができたのではないか、そのことを非常に残念に思うとまとめます。

ドラマの結末

裁判が終わり大出が帰ろうとすると、刑事がやってきます。樹理への暴行容疑で被害届が出ていると言うのです。大出は母親に謝ってから素直に連行されました。仲間の2人も別の刑事が連行しました。

柏木家では遺品の整理をしますが、制服を片付ける際に母親は涙します。

茂木はテレビで今回の裁判について放送します。「生きる意味など我々大人にも分かりません。でも私たちにとって大事なのは、子供たちがただ生きてそこにいてくれること。そういう社会を作ること」と、コメントしました。

樹理は被害届を出したことで、1人体育館で晴れ晴れとした表情でいました。

涼子と神原は柏木の墓参りに行きます。神原は「学校から出ていったとしても、この世から出て行くのはまだ早かったよね。卓也が生きる意味を見つけられる場所は、この世界のどこかにあったはずだから」と言いました。

そして神原が「ありがとう」と告げると、涼子は手を差し出して握手をしました。

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登場人物のその後

今回の登場人物が最終的にどうなったのか分かった人物について記載します。

  • 柏木卓也:神原の証言により自殺と確定
  • 藤野涼子:裁判を終えて神原と和解
  • 神原和彦:裁判は無罪。涼子と和解
  • 三宅樹里:大出たちの暴行について被害届を提出
  • 大出俊次:裁判は無罪。三宅樹理暴行容疑で警察に連行
  • 井口充:三宅樹里暴行容疑で警察に連行
  • 橋田祐太郎:三宅樹里暴行容疑で警察に連行
  • 津崎正男:校長を辞任
  • 大出勝:放火及び贈賄の容疑で逮捕拘留
  • 浅井松子:事故死

柏木は当初の警察の発表通りに自殺だったと、神原の証言により判断されました。裁判の被疑者だった大出は無罪判決が出ますが、樹理が被害届を出したため仲間2人も含めて警察に連行されます。

神原は裁判で無罪判決が出て、その後涼子と和解します。樹理は涼子の言葉に促されて被害届を出しました。

校長は裁判後に辞職をすると自ら進退を明らかにし、その後、大出の父とのことで罪に問われたかまでは不明です。

大出の父は留置所に拘留されたままのようで、面会に行った大出は父と決別を宣言します。

松子の死については、樹理が以前語っていた通りのようで事故死の扱いです。樹理が事故に関与はしていないようです。

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【ソロモンの偽証】最終回のまとめと感想

柏木の死は自殺と判断され、柏木を見殺しにしたと証言した神原も罪に問われず終わりました。

“生きる意味”を求めていた柏木が中々のくせ者で、神原に八つ当たりをしまくる人物でした。

神原は柏木のお陰で過去と向き合い、前を向いて生きていけるようになります。しかし、柏木が望んでいたのは神原の絶望でした。

きっと1人で死ぬのは嫌だったのか、何とかして神原を絶望させて巻き込もうとします。皮肉な事に神原はお陰で吹っ切れてしまいました。

神原は自分を“人殺しの息子”と言いますが、もっと関係のない人を殺害していたならともかく、父親が母親を殺害したのは無理心中とも言えそうです。

しかし、神原の心に残した傷は大きく、柏木に出会うまでは暗い日々を送っていました。神原を救ったのは柏木でしたが、柏木を救うのは神原ではなく“死”でした。

思春期時代に自殺願望が芽生えた友人を持った人は、神原の悩ましい気持ちがよく分かると思います。いわゆる“かまってちゃん”のように思え、ウザったく感じ始めてつい突き放してしまったりもあるでしょう。

その突き放した一言で友人を失った場合、新たにまた心に深い傷を負うことになります。それでも神原は涼子という友人を得た事で、再び前を向いて生きていくことにしました。

思春期には生きる意味で悩み、老年になると死とは何かで悩む。人間は常に悩みと共に生きるのだなと、改めて感じた作品でした。

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【ソロモンの偽証】の総評

全話を視聴した上で視聴の参考になればと思い、このドラマの良いところと悪いところをまとめました。

  • 脇を固めるキャストが良い
  • 丁寧に物語が描かれている
  • 設定に違和感を感じたら見れない
  • テンポが遅い
  • トラウマをえぐる可能性がある

良いところとして、脇を固める大人役のキャストの安定感があります。

話のテンポは地上波のドラマに比べてゆっくりですが、言い換えれば丁寧に描かれているドラマです。裁判が始まるまでの生徒たちの感情の揺れや、大人との対立関係などがちゃんと描かれています。

悪いところとしては、学校裁判というありえない設定です。これが気になってしまうとそもそも見れないと思います。そこは設定として割り切れる人向けになっています。

早く話が進んで欲しい人には向かないドラマでして、8話中で裁判が始まるのは5話目の最後の方からです。

さらに思春期の頃に樹理や神原、柏木のようないじめを受けた人はトラウマを感じるかもしれません。また、自殺願望のある友人がいた人は、胸が苦しくなる可能性があります。

キャストでいうと、神原役の宮沢さんが高校生に見えなくて最初は違和感を覚えました。しかし、見ていくうちに彼の雰囲気のせいか、自分は気にならなくなりました。気になる人は気になるかもしれません。

涼子役の上白石さんも似合っていて、涼子の正義感や大人を信用できない気持ちがうまく表現されていました。

柏木役の野村さんは狂言師の野村萬斎さんの息子で、その独特な眼差しと思春期特有の儚さがうまく表現されていました。しばらくこういう繊細な人物の役や、サイコパスっぽい役が多くなりそうな予感です。

樹理役の山本さんはニキビがあっても綺麗なんだろうなと思わせますが、ニキビがなくなった後の変貌振りに生徒たちも驚きを隠せない様子が面白かったです。

じっくりとドラマが見たい人にオススメなドラマです。

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