【サイレント・ヴォイス2】3話のネタバレと感想|ペテン師VSペテン師

2020春ドラマ

【サイレント・ヴォイス】行動心理捜査官・楯岡絵麻 Season2の第3話「ペテン師のポリフォニー」のネタバレと感想をまとめました。

今回のゲストは杉田かおるさんです。どこかで見たことあるような風貌に、どこかで聞いたことのあるような話。

その真相は狐と狸の化かし合い?同じ穴のムジナ同士の話です。

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【サイレント・ヴォイス2】3話のあらすじ

フリーライターの永沢(渡辺隆二郎)が遺体で発見される。そこで容疑者と浮かび上がったのが、取材対象の小比類巻美鈴(杉田かおる)だった。小比類巻は全ろうの作曲家として人気があるが、ゴーストライター疑惑が持ち上がっており、永沢はそれを追っていた。

取り調べをするとゴーストライターの件についてはあっさり認め、いずれ公表する予定だったと言う。だから、自分に永沢を殺す動機はないと主張する小比類巻だが、絵麻は彼女が現場に行っていたはずだと仕草から読み取る。

完璧なアリバイがある小比類巻は本当に現場に行っていたのか?だとしたらどうやって?

更には詐病の疑いまで浮かび上がり始め…。

【サイレント・ヴォイス2】3話の犯人

犯人の正体と動機はこういったものでした。

永沢征治殺害犯

樋口優希(佐久間悠)

動機

小比類巻と交流を深め、チャリティーコンサートを開こうと考えていた樋口は、実は詐病だったことを永沢に突き止められる。

殺害された日、永沢は小比類巻と樋口を同じ場所に呼び出し、同時にその嘘を暴こうと考えていた。

樋口はミュンヒハウゼン症候群だったため、詐病で人々の同情や関心を引こうとしていた。

それを暴かれては困るため、永沢を殺害したのだった。

【サイレント・ヴォイス2】3話のネタバレ

事件概要

発見された遺体から、財布はあるのに手帳や携帯がないため、犯人は取材対象者ではないかと警察は見立てます。

  • 被害者:永沢征治
  • 発見現場:非常階段の4階踊り場
  • 第一発見者:雑居ビルに入る居酒屋の店主
  • 死亡推定時刻:16時頃
  • 遺体の状況:大小合計25ヶ所の刺し傷があった

現場近くに被害者の万年筆が落ちていて、手にはインクの跡が残っていたことから、被害者は取材中に殺害されたのではないかと考えられます。

第1回目取り調べ

被疑者として浮上したのは、全ろうの作曲家である小比類巻美鈴でした。

彼女は永沢にゴーストライター疑惑をかけられていたので、強い動機があると考えられます。

しかし、ゴーストライターのことはあっさりと認めます。

今後も音楽ユニットとしてやっていくそうです。

  • 事件当時、コンサート会場を出ていないので、犯行は不可能
    なだめ行動あり
  • 本当に控え室にいた?
    なだめ行動あり

ここから分かるのは以下のことです。

  • 犯行は可能だった
  • 控え室にはいなかった

玉山恵の取り調べ

ゴーストライターの玉山恵にも話を聞きました。

  • 匿名の投書をした?
    なだめ行動なし
  • 今も美鈴に感謝している
    なだめ行動なし

ここから分かるのは以下のことです。

  • 恵が小比類巻にゴーストライターがいると匿名で送った
  • 小比類巻に感謝はしている

自分で発表してもまったく注目されなかった曲を、美鈴と組んだことで売れます。
そのことに関して美鈴は感謝しています。
しかし、罪の意識に耐えかねて、ファンや世間を騙すことが限界だったと告白します。

検証実験

一回目の取り調べで絵麻は小比類巻が詐病であると確信します。

なぜなら、東野が被害者気取りか?と小比類巻にいったとき、唇が見えていないのに嫌悪のマイクロジェスチャーが出たのを絵麻は見たからです。

本当に事件の日、控え室を出ていなかったのか?絵麻はある実験をします。

  1. シオリに小比類巻のような格好をさせる
  2. 警備員のいるところを通る
  3. 控え室で衣装やカツラを取る
  4. 警備員のいるところから出る

この結果、警備員は入ってくるときに、シオリのことを疑わず小比類巻だと思って通します。
出て行くときには、あの女性はどうしたの?とそこにシオリがいても気づきませんでした。

要するにカツラ、眼鏡、派手な服を着てるだけで小比類巻だと認識し、それらがないと誰だかわからないということが実験で分かった。

事件の日、小比類巻はこうして外に出て、現場に行ったに違いないと絵麻は結論付けます。

2回目の取り調べ

再び小比類巻を呼んで取り調べをします。
実験したときの映像で、警備員が気づかなかったシーンを見せます。

  • スタッフのフリをして会場を出た?
    マイクロジェスチャーで認める
  • 聴覚障害の詐病の証拠をつかまれた?
    なだめ行動あり
  • 本当は聞こえているのでは?
    マイクロジェスチャーで認める
  • あなたが永沢さんを殺したのでは?
    なだめ行動・マイクロジェスチャーなし
  • 共犯者がいるのでは?
    なだめ行動・マイクロジェスチャーなし
  • 使命のためなら私たちはどんな試練も乗り越えられる
    →守秘のマイクロジェスチャー

ここから分かるのは以下のことです。

  • 事件現場に行った
  • 詐病の証拠を永沢はつかんでた
  • 聴覚障害ではない
  • 永沢を殺害していない
  • 共犯者はいない
  • 誰かをかばっている

ここまでのまとめ

小比類巻は永沢殺害時に会場を抜け出して現場に行っていた。
しかし、永沢のことは殺害していないし、共犯者もいない。
ゴーストライターの存在は認めるが、詐病については認めない。
誰かのことをかばっている。

筒井と綿貫の言い合いを東野が止めに入ったときにひらめきます。
“同じ穴のムジナ”だったと。

小比類巻以外にもう一人、同じ穴のムジナがいる…?

3回目の取り調べ

絵麻は手話で「口が見えてなくても唇が読めるの?」と小比類巻に伝えます。
すると小比類巻は唇が読めるから手話はいらないと答えます。
返答の矛盾を聞いた絵麻は、小比類巻は手話が分からないと指摘しました。

一回目の取り調べのときに手話で挨拶すると、小比類巻から緊張のマイクロジェスチャーが出ていたといいます。
このやりとりで小比類巻からは“3つのF”が現れます。

絵麻はいいます、あの日現場で聞いてはいけない音を聞いたのではないか?と。
待ち合わせ場所に行った小比類巻は、鈴の音を聞いていたのです。

その鈴は樋口が携帯につけていた鈴の音でした。

鈴の音を聞いていないことにすれば、樋口は疑われずに済む。そう思ってかばってたのです。

樋口もまた車椅子に乗っているという特徴があるため、歩いて会場を出て行ったら誰も気づかなかったのではないかと絵麻は推察します。

事件の真相

永沢に呼び出された小比類巻は、会場を抜け出し待ち合わせ場所へ向かいます。
しかし、永沢はその場所におらず、鈴の音がどこからともなく聞こえてきました。
小比類巻は混乱してすぐに会場へ戻りました。

永沢はあの日、小比類巻と永沢を同じ場所に呼び出して、詐病のことを暴露しようとしていたのです。
それは、樋口の自宅から見つかった永沢の手帳にこんなことが書いてあったことから分かります。

スクープ!!
ゴーストライター疑惑の全ろうの詐病作曲家と
脚の不自由なふりをする大学生の欺瞞に満ちた交流!

二人とも詐病だと永沢は気づいていたのです。

先に待ち合わせ場所に行った樋口が、永沢を殺害していたため、小比類巻は永沢に会うことがなかった。

樋口はなぜ、詐病をしていたのか?
彼はミュンヒハウゼン症候群という、周囲の関心や同情を引くために病気を装う病気だったと絵麻はいいます。

小比類巻は樋口が自分のために殺害したと思っていたので、かばっていました。
だが、樋口は自分の保身のために行っていたのです。

さらに樋口は小比類巻との交流の動画をネットに上げて、荒稼ぎしていました。
チャリティーを売り物にしたハイエナ野郎と、絵麻は罵ります。

ペテン師がペテン師に騙された。それが事件の真相だった。

【サイレント・ヴォイス2】3話の感想

見た目は某芸術家、やっていることは某音楽家という、怪しい人物が今回の対象者でした。

その怪しさは何一つ本当のことがない、嘘まみれのペテン師です。
それに負けじと現れる大学生もペテン師という、登場人物が嘘つきだらけなのが面白かったです。

ペテン師でさえ騙されるのだから、自分のような一般の人はなおさら騙されるでしょう。
人は信じたいものを信じ、見たいものを見る。そういう性質が根底にあるので、思い込んでしまうと疑うことすら忘れます。

何でも疑ってかかるのは、エネルギーを消耗するので大変です。
でも「あれ?なんかおかしくないか?」と感じたとき、いったん立ち止まって考え直す必要はあるのではないかと思いました。

盲目的に何かを信じているのは、思考停止に近いものを感じました。

【サイレント・ヴォイス2】3話のその他気になったこと

  • 小比類巻のCDを4枚買ったミーハーな東野
  • 手話をどうやって記録するのか悩む東野
  • 絵麻はいいとこの子だからワガママ
  • 曲も書いてないし詐病なら“ただのおばさん”という東野
  • 小比類巻のコスプレをするシオリ
  • シオリに変態呼ばわりされる東野
  • 女の怖さに戦慄する東野
  • 昼食がきつねかたぬきで揉める筒井
  • 感動返してくれという東野
  • 眼鏡をかけても知的に見えないといわれる東野

【サイレント・ヴォイス2】3話のまとめ

作曲もしていない詐病の作曲家と、詐病のチャリティー主催者の大学生。
2人の化かし合いという話でした。

どっちもどっちで2人で勝手にやっててくれるならいいですが、世間を欺き収益化するのでタチが悪いです。

なぜそもそも2人は欺こうと思ったのか?
それは、単なる普通の人だったら世間の関心も同情も引けないからでしょう。

  • 小比類巻が発表すると売れて、玉山恵が発表しても売れない
  • 樋口がチャリティーをすると話題になるけど、普通に開催しても話題にならない

内容は一緒なのに付加価値がつくだけで、まったく違う結果になる。
不思議に思いますが、これがドラマ冒頭で説明するハロー効果だと分かります。

物を売ったり信頼を得るために、ハロー効果はたびたび使われています。
思っている以上に世の中はは、心理的効果を利用したものが多いのかもしれません。

それを詐欺に使うと被害者が増えるということでしょう。
何かを選択したり信じるとき、それにハロー効果は乗っかっていないか?考えてみると面白いなと思いました。

次回は5月2日21時より放送予定です。

【サイレント・ヴォイス】3話のいいセリフ

肥大し続ける自我は、いずれ自らの身を滅ぼす。

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