【真犯人フラグ】最終回のネタバレと感想|登場人物のその後

2022冬ドラマ
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【真犯人フラグ】最終回のネタバレと感想をまとめています。

ついに真犯人の正体が明かされ、真帆の行方も判明します。物語はハッピーエンドかそれとも……?最後に出る凌介の書いた小説の内容や、登場人物のその後を一覧でまとめました。

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【真犯人フラグ】最終回のあらすじ

河村(田中哲司)日野(迫田孝也)凌介(西島秀俊)が追いかけて行った先には、瑞穂(芳根京子)が待っていた。これまでの経緯を話す瑞穂は、ナイフを取り出して河村に向ける。

河村が瑞穂を説得しようとしていたところ、隠れていた凌介が飛び出して止めに入る。

それはSNSに投稿されていた小説に書かれた、ある漢字についてだった。そして凌介は真犯人が誰かを確信する。

誰が真犯人なのか?そして真帆の行方は……?

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【真犯人フラグ】最終回のネタバレ

この先、真犯人と真帆についてのネタバレが含まれています。物語の結末について知りたくない方はご注意ください。

今回分かったこと

真犯人がらみではなく謎だった部分について、今回明らかになったことを記載しています。

林と真帆がホテルのエレベーターから出てきた写真を撮ったのは誰?→瑞穂

瑞穂は林が婚約することを知り、婚約者の前で全てバラしてやろうと思って待ち伏せをしていました。

するとあろうことか、真帆と一緒にエレベーターから出てきたのを見て写真を撮りました。その写真をSNSにアップしたのも瑞穂でした。

その後、林と凌介が会う際に物音を立てて林を逃がしたのも瑞穂でした。

瑞穂は猫おばさんの所に真帆と占いに行った時、復讐を胸に秘めていると既に見抜かれていました。

真帆と林に復讐をしようと考えていた瑞穂ですが、凌介の天真爛漫な姿を見て徐々に気持ちが和らいできます。

結局、林を殺害することはできず、一線を越えてはいませんでした

瑞穂はなぜ小説を書いていたのか?→真犯人に嫌がらせをするため

一星は真犯人が一番近くにいる人物だろうと思い、瑞穂、河村、日野、凌介のPCをハッキングしてデータを抜き取り、逮捕直前にこっそりと瑞穂にデータを渡していました。

そしてその中に、炊飯器失踪事件を題材にした書きかけの小説を発見します。物語の作者が一番されたくないことをしてやろうと思い、あえて書いてSNSにアップしていたのです。

橘の母親をケガさせたのは誰?→強羅

警察に聴取を受ける強羅は、ロッジの予約を頼んだ人も一星の解放を依頼した人も、分からないと言います。

凌介の団地に越して来たのもたまたまで、篤斗の病院に行ったのもたまたまだと言って答えません。

一星の病院に行った理由も語りませんが、映像では母親と階段で擦れ違いざまにぶつかります。それで母親はケガをしてしまったようです。

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真犯人は誰なのか?

結論から言うと真犯人は河村です。動機は凌介への嫉妬でした。

瑞穂が一星から預かったデータの中にあの小説があり、その持ち主が河村だったのです。

最初は否定する河村ですが、凌介が小説の中にある「あおぐろい」という漢字が難読漢字で書かれていると指摘します。すると河村は自分が犯人だと素直に認めました。

今まで謎だった部分で河村の関与が明らかになったものを記載しています。

失踪当日に真帆が電話していた相手は?→河村

真帆を自分のものにしたいと思っていた河村は、事前にプリペイド携帯を渡して電話をします。

河村は真帆に会うと睡眠薬で眠らせ、隠れ家に連れて行ってアリバイ作りをしに「至上の時」へ向かいます。

そこで凌介の飲み物にも睡眠薬を入れ、その間に証拠隠滅をしていました。

真帆の指輪を捨てたのは?→河村

河村は最初子どもたちの失踪には関わっていませんでした。凌介から話を聞いて、3人同時に失踪という方向に世間を誘導することにします。

3人が一緒にいると思わせるために、トンネルのそばの草むらに持っていた真帆の指輪を落としたのです。

一星を脅したのはなぜ?→光莉を監禁させているように見せるため

一星と「至上の時」で話をしていた時に、河村は光莉をかくまっているのは一星だとピンときます。

そこで試しに脅迫文と写真を送ったところ、素直に言うことを聞いてくれたわけです。それにビビった一星が陽香を使って光莉を酷い目に遭わせました。

朋子を脅したのはなぜ?→真帆から話を聞いているかもしれないと思ったから

真帆が林のことで悩んでいたという話を凌介にしたため、河村は自分のことも聞いているのではないかと不安になります。

そこで、清明を人質にして口止めをすることを思いつきます。さらに真帆が持っていた朋子の家の合鍵を使って入り、押入れにペンキで文字を書いたのも河村でした。

篤斗はなぜ帰って来たのか?→教祖と取引をして返させた

河村は篤斗失踪の犯人を捜す手がかりとして、サッカー場の周りにあった「飛び出し注意」の立看板に目をつけます。

ここで子どもの事故が起きたのではないかと思い、調べてみたところバタコにたどりつきます。

バタコが篤斗を宗教施設に連れて来たことを知った河村は、教祖に話を聞きだします。

かがやきの世界の記事を書かないことを条件に、バタコに篤斗を送り返すよう命じてもらいます

教祖から命じられたバタコは、だから篤斗を凌介の所へ送り返したのです。

そして戻ってきた篤斗の病室に忍び込み、「お父さんがやったの見た?逆らうと殺されちゃうよ」と囁いて、篤斗は父が母を殺したと言うことになったのです。

林と真帆が部屋に入る写真を撮ったのは誰?→河村

河村は偶然汚職政治家を追いかけてホテルで張り込んでいました。そこに同窓会で意気投合した真帆と林がやってきます。

河村は驚きながらもその写真を撮り、林を追い込むための材料として使いました。その後、コインロッカーの鍵を送って隠していた証拠を取りに来た真犯人に仕立て上げます。

しかし、林には失踪当日にアリバイがあったのが判明したため、河村は予定を変更せざるをえなくなります。

林から連絡が入り、強羅に頼んで取ってもらったロッジに向かいます。そこで写真を撮ってから、洗車に行くよう誘導しました。

林を殺害したのは誰?→河村

一緒に洗車に向かった河村はナイフを取り出すと、林の首を背後から掻き切ります。さらに何度となくナイフを突き刺し、河村いわく真帆を苦しめた代償を払わせたそうです。

その道のプロにコツを聞いていたから証拠が残らなかったそうで、結納返しの血まみれの時計を出して瑞穂に渡します

林は死に際に「ごめん…凪沙…」と、どこかで悔いていたのか言っていたそうです。

事件を起こした動機は?→嫉妬

なぜ河村がそんなことをしたのか?河村はいくつか動機を語ります。

  • 自信があった小説で凌介に負けたこと
  • それなのに凌介はあっさり小説をやめた
  • 真帆と結婚したから

河村は自分が欲しかったもので潰したにも関わらず、あっさり捨てる凌介に怒りを覚えます。さらに真帆と結婚したことで、自分が欲しかったものをまた奪ったと怒りました。

大した努力も苦労も代償もなく、ヘラヘラ笑いながら奪っていく凌介に対し、いつしか恨みを覚えるようになったのです。

だから凌介の大切なものである家族を、徹底的に痛めつけたのです。

なのに助けたりした理由は、最高のノンフィクション小説を書くための演出だったからでした。

真帆の行方は?

こちらも結論から言いますと、遺体で発見されます。河村の手によって殺害されました。

なぜ殺したのか?→脅しに屈しなかったから

河村は真帆と「週刊追求」の資料室で話をします。河村は真帆に林と11年前に過ちがあったことを知っていると話しました。

さらにまだ続いているのかと、偶然映りこんだ真帆と林の写真を見たと言います。

真帆はその時は林にDNA鑑定をしてもらおうと思っていたからだと言い、11年前のあの日だけの関係だと説明しました。

河村は今だけ俺のものになって欲しいと言い出し、真帆に抱きつき始めました。抵抗する真帆は携帯を取り出して動画撮影を開始します。

帰らせて欲しいという真帆、林のことを凌介にバラすと河村は脅します。真帆は「悪いものを隠していると、もっと悪いものが来る」と言って、凌介に全て話すことを覚悟しました。

河村が子どもを不幸にしていいのかとさらに脅しますが、真帆は全く動じません。動画を消すよう命じる河村ですが、真帆は抵抗して応じようとしません。

すると河村は真帆の首を絞め始めます。それでも真帆は屈する事なく、家族のことを思い帰らせて欲しいと願いました。

遺体はどこに?→出会ったベンチの上にある棺

凌介と真帆が大学時代に初めて出会った場所、それがこの場所でした。2人で座ったベンチにかかる布を外すと、そこには棺が置かれています。

中には花に囲まれて白い服を来た真帆の姿がありました。首にこそ絞められた痕がありますが、まるで生きているような綺麗なままの姿です。

河村は強羅に頼んで防腐処理をしてもらい、綺麗なままな姿を維持していたのです。

電話はどうやってかけた?→ビデオの音声を繋いだ

では、真帆からかかってきた電話は一体何だったのか?それは朋子に頼んで持ち出したビデオの音声を繋ぎ、ダミーの会話を強羅に頼んで作らせていたのです。

そうして作った音声を使い、河村はわざわざ公衆電話からかけていたのです。希望があるほうが絶望は際立つという思いからでした。

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最終回のぷろびん動画

今週のぷろびん動画は動画が削除されてしまったため、YouTuberを引退するという宣言です。

  • 動画が消された
  • YouTube辞める
  • これからはTikTok

太田黒のタレ込みで意図せず真犯人の告白を撮影できたぷろびんたちですが、その動画は即効削除されたそうです。

ぷろびんも知らず知らずいい人になっていました。今後、もう更新されることはないのか?忘れた頃に再び投稿されそうな気はします。

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凌介の書いた小説の一部

最後に凌介の書いた小説の一部が映ります。その内容を掲載しています。

(そ)れでも時折、猛烈な虚しさに襲われることがある。これは傷だと思っていた。どうも違うと気づいた。この心にあるのは、空白だ。傷は少しづつ癒えていく。だが、彼女がいるはずの場所は、まだぽかんと空いたままだ。

僕は、繰り返し思い出すことで、真帆のいない空白を埋めていこうと思う。そして、僕たちは、これから先の未来を…。

真帆と共に生きてゆく。

明日へつづく

とても深い悲しみと同時に子どもたちとの日々の喜びがあり、姿はなくても心にずっと真帆があり続けるような、そんな感じの内容になっています。

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登場人物のその後

最後に少しだけ登場人物がその後どうなったのかが流れました。一覧表にしてまとめています。

  • 相良凌介:子どもたちに母の死を伝えた後、完成した新居に移住。子どもたちとの日々を小説にする
    朋子に合鍵を返して、がめ煮の作り方を教えてもらう約束をする
  • 相良光莉:釈放された一星と交際続行
  • 二宮瑞穂:凌介への思いを涙ながらに断ち、大阪本社に異動
  • 望月鼓太朗:瑞穂に告白するがフラれる
  • 太田黒芳春:鴨井晴子と結婚
  • 小峯祐二:鴨井晴子にフラれた
  • 河村俊夫:自白後に逮捕
  • 日野渉:「至上の時」の営業を妻のたまるよしこと継続
  • ぷろびん:自白を生配信した動画が削除され引退を決意
  • 強羅誠:警察に聴取を受けるが釈放
  • バタコ:洗脳が解けて篤斗の名前を呼ばなくなった
  • 橘一星:情状酌量で釈放
  • プロキシマの社員たち:釈放された一星を出迎えて仕事に連れ戻す
  • 本木陽香:一星が弱い人間だと認めたのを見て冷めた
  • 菱田朋子:凌介にカマかけるが山田と仲良くやっている雰囲気
  • 菱田清明:山田と仲良くやっている
  • 山田元哉:サッカー教室のコーチを継続
  • 雫石千春:たまるに言われて凌介と和解
  • 週刊追求編集部員:新雑誌『週刊追求プレミアム』を創刊し、河村に独占手記を書いてもらう
  • 館野夫妻:相良家の新居に遊びに来る
  • 猫おばさん:凌介たちの家族写真を撮影
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【真犯人フラグ】最終回のまとめと感想

真犯人が河村と分かり、真帆は亡くなってたというバッドエンドでした。

『あなたの番です』と比べると、こちらの方が全体的にまとまっています。

話のテンポや盛り上がり方的には『あなたの番です』のほうが面白いですが、あちらのほうがよくも悪くもハチャメチャでした。同じ過ちはしないように、ちゃんと考えて作られたのではないかと思います。

下手すると河村の真相シーンは、本放送部分と同時進行で撮影されたのかもしれない、と思えるぐらいその時の状況が再現されていました。もちろん編集で繋いでいる部分もあります。

今回日野がなぜか刺されるというシーンには、唐突過ぎて思わず笑いそうになります。前回日野が持ち出していたのはアイスピックでした。

キャストの感想としましては、真帆役の宮沢りえさんは初回を除き、過去の再現シーンでしか登場しないということが結末を知ると分かります。なかなか贅沢な再現ドラマです。

また、『ドライブマイカー』がアカデミー賞を取ったら、西島さんもこういったドラマはあまり出なくなりそうな気がするので、もしかしたらこれが見納めかもしれません。

今回のドラマで一番気に入っていたキャラは、やはり二択刑事の渋川さんです。毎回小話が面白く今回も最後の晩餐理論として「毎日何食っても「うめぇうめぇ」って言ってるヤツが、最後に笑うんだよ」と名セリフを残してくれました。

半年にわたり繰り広げられたドラマも終わってしまえばどこか喪失感もあり、まるでラストの凌介の書いた小説のような気分にもなるドラマでした。

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