ドラマ【ノーサイド・ゲーム】7話ネタバレ感想|里村、アストロズやめるってよ

ノーサイド・ゲーム 2019夏ドラマ
記事内に広告が含まれています。

【ノーサイド・ゲーム】7話は前回番組終わりにサイクロンズと接触していた浜畑ではなく、もう一人の柱である里村が引き抜かれることになります。君嶋やアストロズのメンバーは、里村を裏切り者だといいます。里村とこのまま決別してしまうのか?

スポンサーリンク

ドラマ【ノーサイド・ゲーム】の7話あらすじ

アストロズに七尾(眞栄田郷敦)が加わった。スピードとテクニックを誇る七尾だが、絶対エース・浜畑(廣瀬俊朗)とポジションが被る。紅白戦では控え組が勝ったとはいえ、浜畑・里村(佳久創)のレギュラーコンビの壁は厚く、七尾と佐々(林家たま平)は練習でやり込められる日々が続いていた。そんな中、サイクロンズの津田監督(渡辺裕之)は秘密裏に浜畑に接触し…。
一方、君嶋(大泉洋)はトキワ自動車研究所の星野(入江甚儀)の元を訪れていた。以前に星野から聞いたタンカー座礁事件とカザマ商事のオイルの関係が気になっていたのだ。星野がオイルと事故の因果関係を調査した森下教授(辻萬長)に改めて確認したところ、事故の原因とは関係ないとの結論が出たという。星野は取り越し苦労だったと謝るが、津田と浜畑の密会を見た者がいるとまたもや君嶋が仰天する情報を伝える。

公式HPより引用
スポンサーリンク

ドラマ【ノーサイド・ゲーム】7話のネタバレ

  • 浜畑に日本代表のジャージを着たくないか?とそれを餌に交渉するサイクロンズの監督の津田。浜畑はどんなにいい条件を提示されても、きっぱりと断り残り少ないキャリアをアストロズに捧げることに決めていた。
  • 心配していた君嶋だったが、浜畑から直接断った話を聞いて安心する。しかし、サイクロンズはアストロズのもう一人の柱である里村にも声をかけていた。
  • 里村はいずれはヨーロッパのリーグでラグビーをやりたいという夢を持っていた。もっと上を目指すためにもサイクロンズへの移籍を決める。
  • リーグ開幕間近に起きた引き抜きに補強もできず、君嶋はフェアじゃないと憤る。そこで柴門が通称リリースレターという移籍承諾書を出さなければ、里村はサイクロンズに移籍したとしても一年間試合に出れないと教える。
  • 里村と直接話した君嶋は、里村の態度にやっぱり移籍承諾書は出さないと言う。しかし、柴門が言うには津田の目的はアストロズを弱くするのが目的で、里村が一年出られなくても構わないと考えているという。里村はそれでも出ていくつもりなのかと君嶋は心配になった。
  • 練習もアストロズと一緒にやらず、退社を決めた里村は職場でも裏切り者扱いをされる。今までラグビーで頑張ってくれていたから、代わりにみんながやっていた仕事をやらされる。
  • 一人残って仕事をしていた里村の元に、浜畑が来て仕事を手伝う。家族が困ってたら助けるのは当然といい、里村がどこに行っても応援していると浜畑は告げる。
  • 一方何度タックルの練習をしてもうまくいかない友部の元に、里村がやってくる。里村は友部の練習相手になり、タックルのコツを教える。その姿を他のアストロズメンバーも見ていた。
  • 里村が退社の日、君嶋はアストロズのメンバーたちと一緒に去っていく里村の元に来た。そして里村へ向けてアストロズなりの叱咤激励の言葉を送る。
  • 君嶋は悩んだ末にアストロズの部員を集めて全員で話をしていた。一緒に戦ってきた仲間からラグビーを奪うのは不本意であること、そして里村がいるサイクロンズに勝って優勝したいと部員たちは言う。その意見を聞いて君嶋は決断をした。
  • 君嶋は我々の決意表明でもあり君への挑戦状だといって、移籍承諾書を里村に渡す。みんなで話し合って決めたといい、サイクロンズでの健闘を祈るといって見送った。
  • 里村が去った後、君嶋は大きな柱を失ったと呟く。しかし、柴門はアストロズには佐々のプレースタイルのほうが合っていると、それを誰よりもわかっていたから里村は出て行ったと教える。優勝争いをするチームから優勝するチームになるかもしれないと柴門は考えていた。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ドラマ【ノーサイド・ゲーム】7話の感想

里村の去就が今回一番の見どころでした。リーグ開幕間近の引き抜きにより、アストロズは補強をする時間がありません。アンフェアだと君嶋は言いますが、それがプロの世界なので仕方ない部分はあります。問題は里村を“本当に欲しいのか?”ということです。

実はアストロズを弱体化したいというのが、サイクロンズの狙いだったことがわかります。里村は才能を買われたというより駆け引きに使われたのです。君嶋はその狙いに怒ります。このまま里村を無条件に送り出していいのか?アストロズの勝利を優先すべきではないのか?と悩みます。

現実的にはありえない話でもせめてドラマの中ぐらい、理想の仲間や上司、そういう人たちを描いて欲しいという願いがこのドラマには詰め込まれてます。自分がもしこんな選択を迫られることがあったら、この物語を思い出して正しい決断ができたらいいなぁと思います。

スポンサーリンク

里村、アストロズやめるってよ

当初浜畑がサイクロンズと接触していたはずでしたが、実は里村もサイクロンズと接触していたことがわかります。君嶋は看板選手がいなくなってしまうのは、興行的にも勝敗的にも困るので引き止めます。しかし、里村の意思は揺るぎませんでした。

では、なぜ里村はアストロズではなくサイクロンズを選んだのか?

  • ワールドカップも近づいているのでラグビーに打ち込みたい
  • サイクロンズには日本代表で一緒にやった選手がたくさんいる
  • 競争相手がいることで自分も成長できる
  • アストロズが優勝なんて無理
  • 夢はヨーロッパのプロリーグで活躍したい

要するにもっと上を目指したいということだったようです。アストロズでは競い合う相手もいないし、主要メンバーはピークを過ぎてるし若手も育っていない。昨シーズンの2位はできすぎだったと言います。

里村は具体的にサイクロンズからどういう条件を提示されたかは言いません。ラグビーに打ち込みたいというあたり、もしかしたらプロ契約で会社の仕事はやらないで済むのかもしれません。残念ながらアストロズは金もないので、今よりいい条件を提示することはできません。

ですが、柴門は里村がやめる本当の理由を見抜きます。アストロズには佐々のプレースタイルのほうが合っているから、里村は出て行こうと思ったということです。昨シーズンの最終試合、対サイクロンズ戦で佐々が里村と交代して出場しました。あの時、里村は悟ったのかもしれません。

チームのプレースタイルというものは、監督の方針で決まる部分が大きいです。監督が交代すると今までレギュラーで出ていた選手が、全くお呼びがかからないなんてこともあります。そうなったらどこか自分を使ってくれるチームへ移籍する、それは期間が限られたプロ生活の中では当然のことです。

こうして里村は渡りに舟状態でサイクロンズへの移籍を決めたということです。

スポンサーリンク

君嶋の葛藤

チームの柱である選手が抜けてしまうのを、どうしたら引きとめられるのか悩む君嶋に、柴門がある提案をします。それはリリースレターというものでした。どういったものでしょうか?

  • 移籍承諾書のこと
  • 移籍をする際に元いたチームから発行される
  • 承諾書が発行されなかった選手が移籍すると、1年間そのチームの公式試合に出場できない
  • 承諾書を出すか出さないかはGMが決める

里村が移籍するといっても、君嶋が承諾書を発行しなかったら、今シーズンのサイクロンズの試合に出れないということです。1年間、出場も出来ずにただチームに所属する選手となります。

アストロズは今年優勝しなかったら、来年こそチームは廃部になる可能性が高いです。だから、里村の抜けた穴を補充できない今、せめてサイクロンズに里村が戦力にならないようにするという作戦は有効です。君嶋も里村と直接会話をします。ですが、里村はあまりに恩知らずな発言をします。

  • 自分に移籍承諾書を出さないのは、日本のラグビーに対する挑戦
  • こんな貧乏チームで何年もプレーしたたことを感謝してもらいたい
  • 自分がリーグ2位までのし上げた

確かに里村は優秀な選手かもしれません。ですが、ラグビーは一人でできるスポーツではありません。移籍することになってから、里村は驕りのようなものが見え始め、ラガーマンとは思えない発言をします。これには君嶋も怒り、移籍承諾書なんて出さないといいます。

だが、サイクロンズの意図が純粋に里村を欲しているわけでなく、アストロズの弱体化が目的と知ります。それでも里村は出て行こうと思っているのか、このまま決別していいのか、君嶋は悩みチーム全体で考えることにします。

  • 里村は世界で戦おうとしている
  • 里村はアストロズの誇り
  • 里村からラグビーを奪ってもいいのか?
  • 一年間も試合に出れないのは残酷だ
  • それは里村にとっても日本のラグビー界にとってもマイナス
  • 里村がいるサイクロンズに勝って優勝したい

まず自分も誘われた浜畑が語り始めます。彼は一緒にやってきた里村のことを“家族”と呼びます。ラグビーは見てわかるように、一人ではできませんし信頼と勇気が必要なスポーツです。家族のような関係性を築いていなければ、とてもじゃないけど頑張れません。

一年間試合から遠ざかった選手が、試合感を取り戻すのにどれだけかかるのか?限られた貴重な現役生活を丸々一年棒に振ることの恐ろしさといったら毎日不安でしょう。気持ちが萎えてしまう可能性だってあります。なので“残酷だ”と自分の身に置き換えて部員たちは考えたようです。

最終的に君嶋はこう決断します。「勝つための戦略としては間違っている。だが私も賛成だ」と。そして去っていく里村に向けて、部員たちの激励ともいえるような言葉を送ります。

  • 出て行ったことを必ず後悔させてやる
  • サイクロンズをボッコボコにぶっ潰して優勝する
  • お前がいなくても俺たちは勝てる
  • どこへ行こうが勝手にやればいい
  • ただし、だらしないプレーをしてアストロズの名を汚すことだけは許さない

そして里村に餞別として移籍承諾書を渡します。これがアストロズの戦い方だと、サイクロンズでの健闘を祈るといって送り出します。この回で一番の感動的なシーンです。

恋愛などで例えると、好きな人が別の人が好きだと知り、本当にその人のことが好きだから、その人の幸せを願って応援するような心境です。もどかしいといえばもどかしいですが、友情や愛情とは時にそういった面も持ち合わせている気がします。

スポンサーリンク

ドラマ【ノーサイド・ゲーム】7話のまとめ

アストロズも君嶋もバカがつくほど正直で、理想や夢を追って生きているような人たちです。現実世界でこんな人たちがいたらいいなと思う反面、すぐに潰されてしまわないかと心配にもなります。ドラマだからこそ描ける世界ですが、何かを決断する時に後悔がない選択をするために、覚えておきたい話でもあります。

里村が抜けた穴を補強することはできないので、残るメンバーで補っていくことになると思います。ちゃんと補うことはできるのか?佐々が里村の代わりになって、七尾と浜畑がポジション争いを繰り広げるのか?

また、ラグビーとは別の部分として合併問題はどうなるのか?今後も問題が起きた時の君嶋の決断と選択に注目です。

タイトルとURLをコピーしました