2025年10月19日から始まったWOWOW連続ドラマW【1972 渚の螢火(なぎさのけいか)】の、キャストとあらすじをまとめています。高橋一生さん主演の本土復帰直前の沖縄を舞台にした、クライムサスペンスです。
【1972 渚の螢火】のキャストとスタッフ
キャスト
主要人物
- 真栄田太一(まえだ たいち)…高橋一生
琉球警察・本土復帰特別対策室班長。石垣島出身
東京の大学に進学し、警視庁に2年派遣されていたエリート捜査官
本土復帰特別対策室
- 与那覇清徳(よなは せいとく)…青木崇高
琉球警察・捜査一課班長。真栄田とは高校の同級生
真栄田を内地の人間に媚を売る裏切り者と敵視している - 比嘉雄二(ひが ゆうじ)…広田亮平
琉球警察・石川南署 捜査課の捜査員 - 新里愛子(しんざと あいこ)…清島千楓
琉球警察・本土復帰特別対策室の事務員
刑事を目指している。以前は会計課で事務をしていた - 玉城泰栄(たましろ たいえい)…小林薫
特別対策室の室長。琉球警察のベテラン刑事。真栄田の父親代わりの存在
宮里ギャング
- 宮里武男〈27〉(みやざと たけお)…嘉島陸
リーダー。昔からコザ界隈で米兵を狩りまくっていた - 稲嶺コウジ(いなみね こうじ)…佐久本宝
すり、窃盗、鍵破りにたけてる - 又吉キヨシ(またよし きよし)…神田青
空手の使い手。喧嘩が強く道場破りを散々していた - 照屋ジョー(てるや じょー)…モクタール
バーテンダー。娼婦と黒人との間に生まれた混血児。英語が堪能 - 知花ケン(ちばな けん)…栗原颯人
女をたらしこませたら、右に出る者がいないとまで言われるほどのやり手
琉球警察
- 座間味喜福…藤木志ぃさー
琉球警察・本部長 - 喜屋武幸勇…ベンガル
琉球警察・刑事部長
その他
- ジャック・シンスケ・イケザワ…城田優
米軍で刑事事件の捜査を担当するCID(アメリカ陸軍犯罪捜査局)の憲兵大尉。日系二世 - 伊波正美(いは まさみ)〈35〉…MAAKIII
コザの外れにあるバー「カリホルニヤ」の雇われママ
宮里の元彼女。数年前まで米兵と結婚して離婚 - 真栄田真弓(まえだ まゆみ)…北香那
真栄田太一の妻。出産のため、実家の東京へ帰省 - オーガスト・ミラー…ジェフリー・ロウ
在沖米国総領事館・二等書記官 - 川平朝雄(かびら ちょうゆう)…沢村一樹
川平興業の社長で沖縄政財界の重鎮。戦果アギヤーで成り上がったという噂がある実業家
スタッフ
- 原作:坂上泉『渚の螢火』(双葉文庫刊)
- 監督:平山秀幸
- 脚本:常盤司郎、倉田健次
- 音楽:安川午朗
- プロデューサー:高江洲義貴、廣瀬雄
- 制作プロダクション:東北新社
- 製作著作:WOWOW
- 公式HP
【1972 渚の螢火】の放送日程
| 話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 2025年10月19日 | 戦果アギヤー | 常盤司郎 倉田健次 |
| 第2話 | 10月26日 | 清明祭(しーみー) | |
| 第3話 | 11月2日 | 夜明け前 | |
| 第4話 | 11月9日 | アメリカ世(ゆー) | |
| 最終話 | 11月16日 | 蛍火 |
【1972 渚の螢火】各話のあらすじとゲスト
第1話「戦果アギヤー」
- 西銘勉(にしめ)…
琉球中央銀行 公務部次長 - 仲宗根(なかそね)…肥後克広
琉球中央銀行の副総裁 - 平良健洋…
琉球中央銀行 車両部 - 鑑識官…
琉球警察鑑識 - ビル…
米兵 - 知念…
琉球政府の官房長 - 与座…
「理容エデン」の理容師。バーにいた男 - 岸本…
琉球警察 幹部 - 下地…
琉球警察 幹部 - 宮城…
琉球警察 捜査一課刑事 - 島袋…
琉球警察 幹部 - 翁長…
琉球警察 捜査一課刑事
日米間で沖縄返還協定が調印され、1972年5月15日に沖縄は日本復帰が決定された。本土復帰間近の沖縄で、100万ドルが強奪される事件が発生する。琉球警察・本土復帰特別対策室の班長である真栄田太一(高橋一生)は、極秘裏に現金を取り戻すよう上層部から命じられた。
対策室のメンバーは真栄田以外に室長の玉城泰栄(小林薫)しかおらず、人手を補うため新たに与那覇清徳(青木崇高)と比嘉雄二(広田亮平)、そして事務員の新里愛子(清島千楓)が加わった。
沖縄から本土の大学に行った真栄田を与那覇は快く思っておらず、度々衝突をする。事件の捜査でも足並みが揃わず、与那覇は真栄田の言うことをきかずに勝手にコザへ行って聞き込みを始める。
その結果、浮かび上がってきたのは“宮里ギャング”と呼ばれる若者たちで……。
第2話「清明祭(しーみー)」
- 行員…
西銘について話を聞いた行員 - 女性行員…
西銘について話を聞いた行員 - 上原…
行員 - 坂田…
会員制クラブ「サザンクロス」の従業員 - ヒデ子…
娼婦 - 藤井…
警視庁の刑事
100万ドルと共に拉致された琉球中央銀行の行員・西銘勉()が解放され、早速真栄田太一(高橋一生)たちは聴取する。まるで最初から用意されていたかのような供述に違和感を覚えた真栄田は、他の行員たちに聴取したり、西銘周辺の金の入出金を調べた。
すると子どもの学資保険を切り崩していたのが分かり、さらには宮里たちと会っていたという供述を得た。とぼける西銘に対し、真栄田は恫喝して脅す。びびった西銘は全て洗いざらい話し、宮里たちに脅されていたため、現金輸送車のルートを教えたと白状した。
西銘は高級会員制クラブ『サザンクロス』で女性と出会い、貯金を切り崩すほど貢いでいた。ある日、ホテルに連れ込んだところで、宮里たちに踏み込まれた。美人局の被害を受けていた。
宮里たちと『サザンクロス』の接点が見つからずにいた真栄田たちだが、やがて事件の背後に米軍の影がちらつき……。
第3話「夜明け前」
- 我如古(がねこ)…
嘉手納警察署 課長 - ミナミ…
中学校教師。与那覇の元彼女
新里愛子(清島千楓)が高級会員制クラブ「サザンクロス」の従業員から聞き出した情報によると、裏のオーナーは月に一度売上金を回収しにやってくるという。真栄田太一(高橋一生)は愛子と一緒に張り込み、やってきたのはなんと川平朝雄(沢村一樹)だった。
その後、真栄田は宮里武男(嘉島陸)の女である伊波正美(MAAKIII)のバーを張り込む与那覇清徳(青木崇高)の所へ差し入れしに行く。与那覇は真栄田を誘い、2人でバーに潜入を試みる。
再び張り込んでいるとどこかへ出かける正美。その後を追い、たどりついた場所にもまた川平が現れ……。
第4話「アメリカ世(ゆー)」
宮里武男(嘉島陸)たちのアジトが襲撃され、そこにいた川平朝雄(沢村一樹)が署に連行される。だが川平は何も語らず、すぐに釈放されてしまう。手がかりは途絶えたかに思えたが、ジャック・シンスケ・イケザワ(城田優)から今回の襲撃事件について、アメリカ国務省が関わっているとの情報をもたらされる。
再び襲撃現場を与那覇清徳(青木崇高)と一緒に見に行く真栄田太一(高橋一生)は、そこにあった一枚の写真に目を留める。それは宮里たちと川平、さらにもう一人、宮里の姉であるシズが映っていた。
真栄田は現金強奪事件がなぜ起きたのか、その真相にとうとう辿りつくが……。
最終話「蛍火」
宮里ギャング唯一の生き残りである稲嶺コウジ(佐久本宝)が、病室で絞殺遺体で発見される。真栄田太一(高橋一生)は番をしていた比嘉雄二(広田亮平)に状況を聞くと、玉城泰栄(小林薫)がやってきて交代したという。その後の玉城の行方は分からなかった。
本土復帰が迫る中、川平朝雄(沢村一樹)と宮里武男(嘉島陸)の行方が分からず焦る真栄田たち。そこに宮里と一緒に逃亡したはずの伊波正美(MAAKIII)が出頭してくる。
川平と宮里を助けて欲しいと訴える正美。彼女の話で2人がサザンクロスにいることが分かる。応援を要請しに与那覇清徳(青木崇高)は喜屋武幸勇(ベンガル)と座間味喜福(藤木志ぃさー)を説得しに向かい、真栄田は一人サザンクロスへ向かうが……。

