2020年6月26日からやっと放送が開始した【MIU404】の、ネタバレと感想をまとめました。
主演2人のやり取りも面白く、初回からカーアクションが満載の派手さと、人情物のちょっといい話を合わせ持ったドラマです。
【MIU404】1話のあらすじ
警察も働き方改革で新しく機捜に第4機捜を設立し、各機捜のサポートをする班として活動することが決まった。
桔梗ゆづる(麻生久美子)が第一機捜と兼任して隊長となり、班長に第一機捜から陣馬耕平(橋本じゅん)を配置し志摩一末(星野源)と組むはずだった。しかし、我孫子豆治(生瀬勝久)から九重世人(岡田健史)を入れることを条件にされ、志摩は組む相手がいなくなってしまう。
そこで、候補に段階で落としていた伊吹藍(綾野剛)を入れようと、志摩は彼が配属されていた各署に行き話を聞く。みんなが口を揃えていうのは「足が速い」ということだった。
志摩は他の人をあたろうと考えていたが、既に異動の辞令を出してしまい伊吹が志摩の相棒になってしまう。
見た目も態度も警察官らしからぬ男で、志摩は彼の行動にやきもきさせられる。あおり運転をしてくる車をあおり返し、逆に警官に疑われてしまう始末だった。
連絡が入り現場に駆けつけたところ、さっきのあおり運転の男が何者かに襲われて病院に運ばれる事件が起きる。
志摩の推理力と伊吹の野生の勘で、犯人を捕まえることができるか?
【MIU404】1話のネタバレ
初回なので主に人物紹介をしながら、事件を追っていく感じの回です。
今回は傷害事件を起こした男を追う話と、行方不明になってしまった老人を探す話が同時に進んでいく構成となっています。
1:あおり運転男をあおり返す
志摩と一緒に車に乗って街を流す伊吹ですが、後ろを走っている車にあおられました。
こういうとき機捜はどうするの?と聞く伊吹に、志摩は放っておくといいます。
しかし伊吹はあおり運転の車のせいで、年寄りが倒れたのを見てキレます。
多摩の田舎で自転車が足代わりだったとは思えない、超絶ドライビングテクニックで車を停車させました。
あおり運転の男と口論になる伊吹、見た目も警察官らしからぬ服装で本物かどうか疑われる始末です。
そこに連絡を受けて陣馬たちがやってきて、何とか警官であることが証明されました。
男の車にドライブレコーダーがついていることから、何なら一緒に署に行って映像見るか?と志摩が告げると、男はそれ以上文句も言わずに立ち去ります。
さっき転んだ老人の姿は既になく、子供のおもちゃだけが残されていました。
- 伊吹があおり運転の車をあおり返す
- おもちゃを残して老人の姿は既になくなっていた
2:傷害事件発生
陣馬が振舞う機捜名物の機捜うどんを食べていると、傷害事件発生の連絡が入ります。
さっそく4機捜が現場に駆けつけ、周囲に聞きこみを始めます。
- 被害者はカレー店常連客で週一回来ていた
- いつも手ぶらで何かのカギと小銭入れだけを持ってきてた
ということがカレー店の店員と店主の話でわかります。
その後、得た情報をまとめるとこうです。
- 被害者は頭部打撲で意識低下、命に別状はないが朝まで話は聞けない
- 持ち物は小銭入れのみ。身元がわかるものはない
- 路地に防犯カメラはない
- 被害者が電話で話していたのは痴話喧嘩
- 食事を終えて店を出たら襲われ、スマホで受け止めたので壊れた
- 目撃者は犯人の顔を見ていない
- 犯人は血だまりに右膝をつき、被害者のポケットを探っていた
- 何かを握ると逃げていった
- 犯人は大柄な男で、紺色のジャケットにグレーのパンツ姿
ということまではわかりました。しかし被害者も加害者も誰なのかまだわかりません。
凶器になった看板がどこから持ってきたものかわかれば特定できるかも?と。
ここで志摩の推理が始まります。
- 鍵まで店員が覚えてるってことは、手に持ったまま入ってきた日が何度もあった
- 手に鍵を持ってるってことは、家が近くか車で来ていた
- 犯人はポケットから小さなものを盗んだ
- 盗んだのが車のキーだとしたら、車を盗むのが目的か車の中のものが目的
- この辺りにパーキングは1ヶ所で、犯人が逃げた方向にある
論理的に物事を考えて、パーキングが怪しいと導き出します。
一方、伊吹は聞き込みのメモも取らずにいます。後で報告書を作成するのに厄介なので、志摩がボイスレコーダーをパーカーのフードに忍ばせておきました。賢いです。
- 被害者・加害者どちらも身元が不明
- パーキングを調べに向かう
3:被害者の身元が判明
志摩の予想通りパーキングは事件に関係がありました。それは、凶器となった看板がここから持ち去られたとわかります。
しかし、沢山の車があってどれが被害者の車か、探すのも大変そうな予感です。
なぜか伊吹がいきなり見覚えのある車を発見します。それは、昼間のあおり運転男が乗っていた車でした。
中を調べてみるとシートに血がついています。犯人が膝をついたものと思われます。
さらにドライブレコーダーが持ち去られていました。
防犯カメラを調べたところ、被害者の後をつけてきた不審な白い車が映ってました。
ここで事件がどうやって起きたか仮説を立てます。
- 白い車は水島(被害者)の後を追って来た
- 看板を持ち出してまた水島の後を追う
- 食事をする水島を外で待ち伏せ
- 出てきたところを襲った
- 水島のポケットから車のキーを盗む
- 駐車場に戻って水島の車からドライブレコーダーを盗む
- 自分の車に戻って走り去った
さらに志摩たちの車があおられていたときの、ドライブレコーダーの映像を確認してみます。
すると水島の車の後ろにあの白い車が映りこんでいました。
ナンバーもばっちり映っていたので、さっそく調べることにします。
水島はあおり運転の常習者で、この白い車のこともあおっていたのではないか?
そして、犯人はあおられたことに怒り犯行に及んだ。
自分の犯行だとバレないようにするため、水島のドライブレコーダーを盗んだのではないか?と考えました。
- 昼間のあおり運転男が被害者だった
- あおり運転をしたことに腹を立てて襲われた?
4:機捜の仕事とは?
捜査一課に引継ぎをして自分たちは捜査をしません。伊吹は意味がわからないとグチります。
機捜のやりがいって何?と伊吹は機捜の仕事に文句を言い始めます。
給料安くても一日中働いても、犯人を逮捕するという正義感があるから警察官は頑張れる。伊吹はそう考えていました。
しかし機捜の仕事はこれからというタイミングで引継ぎです。張り合いがないと伊吹は文句ばかりです。
そこで志摩が機捜の仕事について説明します。
- 当番勤務は24時間
- 24時間の間に検挙率を上げるため、パーツとして働く
- 自己満足のためではない
そして「俺は自分のことを正義だと思ってるやつが一番嫌いだ」と志摩はいいます。
過去に何かがあったのか?思わせぶりなセリフです。
機捜の仕事は次に繋ぐためのパーツ
5:おばあちゃんが行方不明
昼間のあおり運転男を追いかけていたとき、見かけたおばあちゃんがまだ自宅へ戻ってきてないといいます。
徘徊老人の保護は機捜の仕事じゃないという志摩ですが、伊吹は放っておけずに話を聞きに行きます。
孫の千砂がなぜこうなったのか話してくれました。
- 一緒に買い物に出かけて、疲れたから歩きたくないと駄々をこねた
- 自分はその場で待って、おばあちゃんがおもちゃを買いに行った
- いつまでたってもおばあちゃんが戻ってこないから交番に行った
子供なら割とあるシチュエーションです。しかし、おばあちゃんはその後戻ってきませんでした。
そこで伊吹たちが購入したおもちゃ屋に聞き込みに行きます。
- おばあちゃんは確かに買いに来た
- 午後に「なくした」といってまた来た
- おばあちゃんに売ったのが最後の1個だった
- 別のおもちゃ屋を紹介し、地図を渡した
紹介されたおもちゃ屋に行くと既に閉まっていました。明日の朝までは話が聞けない状態です。
手詰まりとなってしまい、生活安全課に任せたほうがいいと志摩はいいます。
伊吹は納得できませんが、そのとき、傷害事件の犯人の車に似た車を見かけます。
ナンバーが違うという志摩は、後に間違っていたことを思い知らされます。
おばあちゃんの行方はわからないまま
6:伊吹の野生の勘
捜査一課に引き継いだ傷害事件の車のナンバーを調べたところ、偽造ナンバーだったことがわかりました。
そこで交通課に照会すると、この1年で同型車種にあおられたという通報がかなり届いていました。
なぜ捕まらないのか?それは、複数枚の偽造ナンバーを持っていて付け替えているからです。
この男はかなり悪質で、あおり返した人たちはみな、自宅まで尾行されて車を壊されたりしています。
話を聞いた伊吹はやっぱりさっきの車は犯人の車ではないか?といいます。
なぜそう思うんだ?ときかれ、なんとなくとしか答えられません。
勘とか感覚とかやめろとい怒られている間、伊吹はようやく気づきます。
車のエンジン音が一緒だったと。
緊急配備を敷いて早く捕まえようという伊吹、志摩は苛立ちが爆発して怒鳴ります。
奥多摩の交番から来た素人が、野生の勘だけでしゃしゃってんじゃねえよ!
いった後、自分もマウント取ったことに後悔する志摩。伊吹はまったく気にせずテンション爆アゲです。
志摩は冷静になってもう一度考えます。現時点では緊急配備は無理、ならどうする?
ルール内でやる=4機捜で勝手に探す
次の交代の朝9時までに、自分たちで探し出すことに決めます。
ただし、他の事件の呼び出しがあったらそっち優先にすることを条件に、志摩たちと陣馬たちの2手に分かれて探します。
- 車のエンジン音が一緒だったとわかる
- 4機捜だけで犯人の車を探す
7:“スパイダー”登場
志摩たちと陣馬たちは、それぞれコンビニなどの防犯カメラ映像を借りてきます。
沢山の映像をどうするのか?それは1機捜専属の解析チーム、通称“スパイダー”の手を借りることにします。
車両の前足(どこから来たのか)と後足(どこへ向かったか)など、情報の発見をお願いします。
そのついでに伊吹は、西田ふみこという老人を探して欲しいとも付け足します。
おもちゃを買いに行ったまま、行方知らずになっているあの老人です。
スパイダーはどちらも見つけることができるのか?
1機捜専属解析チームの手を借りて車両を探す
8:車両発見
陣馬と九重が乗った車が、白い車を見つけてとりあえず確認しようと車を停車させました。
ナンバーは最早あてにならないのですが、一応照会をかけてみます。
すると、スパイダー班の糸巻から連絡が入り、車の後を追ってみたらナチュルシードという会社に入っていったのがわかります。
その会社の社用車が犯人の車と同じ車種だといいます。
車のナンバーはなんと、陣馬たちがさっきまで止めていた車だったのです!
しかし、その車既に行ってしまい、急いで志摩たちにも連絡して追いかけます。
先に志摩たちが車に追いつき、停止するよう呼びかけますがまったく止まりません。
さらに横断歩道が近づき、車は赤信号でも止まる気配がないため、志摩の超絶ドライビングテクニックで車の前に入り体当たりで止めようとします。
志摩たちの車は横転しますが、犯人の車は転がらずに逃げていきます。
車から降りた伊吹は、そこから走り出しました。そう彼は、足が速いのです。
逃げた犯人の車を、伊吹が走って追いかける
9:伊吹が暴走!?
さすがに車と人間では距離が詰まらないと思ったら、運よく逃げた先が行き止まりでした。
犯人は車から降りて倉庫の中に隠れます。そこを伊吹が見つけて探していくと、男はそこらへんにある物を投げてきます。
ぶつかったら死ぬところだと怒る伊吹、犯人に向かい銃で撃ってもいいか?と遅れてきた志摩に聞きます。
伊吹は過去に銃で犯人を脅したことがあり、何をするかわからない危うさがありました。
志摩は銃を使わないように説得しますが、伊吹はまるで聞かずに「お前みたいなやつが生きていると、みんな不幸になる」と正義感をふりかざします。
やめろと叫ぶ志摩。その瞬間、伊吹が取りだしたのは魔法のステッキでした。
もう銃は取りださないという伊吹、志摩は本気だったと思っていたため、息吹のことを思いっきり殴りました。
無事犯人が捕まる
10:ドラマの結末
犯人を捕まえた志摩と伊吹に朗報が入ります。
それは、行方不明になっていた西田ふみこが保護されたという連絡です。
糸巻が防犯カメラをたどり、空き家に迷い込んでしまったふみこを発見します。
孫の千砂と再会するふみこ、「ごめんね」と謝る千砂に謝ることはないよと声をかけてあげます。
一方、車を一日で廃車にしてしまったことに怒る隊長に、陣馬がお土産だといいます。
れいの犯人の会社でハーブと称して、マリファナを扱っていたことを伝えます。
犯人捕まえようがなんだろうが、一日で車を廃車にするような人間は機捜には置けない。次はないからと厳しくいわれてしまいます。
志摩から見て伊吹はどうなのか?適正があるのかないのかを隊長にきかれて答えます。
- ただのバカかと思ったら野性のバカだった
- ひとまず保留でお願いします
千砂とふみこの再会を嬉しげに見ている伊吹は、機捜の仕事にやりがいを感じ始めていました。
【MIU404】1話の補足
伊吹のプロフィールが出てきたので紹介します。
伊吹藍の警視庁職員個人記録
- 職員番号:283819
- 所属:あきる野警察署
- 階級:巡査部長
- 生年月日:1984年5月20日
- 住所:〒190-0174 東京都あきる野市乙野芽219
- 自宅電話:なし
- 携帯電話:070-439-451
家族構成
- 父:伊吹和夫 65歳 別居
- 母:伊吹雅子 62歳 別居
経歴
- 2004年3月 警視庁警察学校・卒業
- 2004年3月 中野新町警察署・地域課・早稲田交番所属・巡査
- 2007年3月 池袋北警察署・組織犯罪対策課所属・巡査
- 2008年3月 麻布中央警察署・刑事課所属・巡査部長
- 2009年9月 蒲田東警察署・刑事課所属・巡査部長
都心に来るのが“8年ぶり”といっていたので、蒲田東署の後、あきる野警察署へ行ったのは2012年からなのかもしれません。
兄弟は誰もいないようで、一人っ子だとわかります。
【MIU404】1話のその他気になったこと
- 顔で隊長になったわけではないゆづる
- 伊吹のことで覚えていることは“足が速い”
- “つぶったー”に書くならイケメンと書けという伊吹
- マウント取らないと死ぬ病に冒されている伊吹
- 機捜名物は機捜うどん
- 銭形警部とかあぶない刑事に憧れた伊吹
- ほっとほっとの匂いがする志摩
【MIU404】1話の感想とまとめ
初回からカーアクションがカッコ良かったです。
志摩が真面目で静かな男なのかと思ったら、結構怒鳴ったり殴ったりします。
伊吹は天然な感じで、子供のように無邪気で野生味溢れる人物です。
しかし、志摩も伊吹もどこか陰があり、今後その理由がわかっていくのだと思われます。
4機捜は存在しているけど存在していないようなチームなため、特別なチームのようにも見えます。実際は1機捜のヘルプなどをする部署ということです。
チームの4人それぞれが個性あり、キャラが立っています。途中で陣馬や九重が抜けずに進んで欲しいものです。
今後どういう展開になっていくのか、基本一話完結で進む話だとは思いますが楽しみです。
次回は7月3日22時から放送予定です。
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