10月9日から始まったホラードラマ【言霊荘】1話のネタバレと感想をまとめています。
言った言葉が現実になる不思議なアパート言霊荘。1話目から住人が亡くなるという展開でした。番組に出てきた桐嶋蓮役の猪塚健太さんが歌う『希望の虹』の歌詞の一部と、祓詞についても記載しています。
【言霊荘】1話のあらすじ
/#言霊荘
— 土曜ナイトドラマ『言霊荘』【公式】 (@kotodamasou) October 8, 2021
ついに今夜11時スタート📣
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主演の #西野七瀬 をはじめ
豪華キャスト✨が集結した
美しい禁断のホラードラマ『言霊荘』👄
初公開のシーン写真で
衝撃の霊ビジュアルが判明…👅
今宵、早くも【言霊】の呪いが
女性住人の《誰か》に襲いかかる😱
今夜、お見逃しなく👀‼️ pic.twitter.com/YMetHmSmKa
底辺View Tuberの歌川言葉(西野七瀬)は友人の阿木紗香(三吉彩花)の紹介で、レディスコート葉鳥という女性限定のアパートに引っ越してくる。
引越しを終えた言葉が紗香の部屋で動画を見ていると、紗香が作詞した歌手・桐嶋漣(猪塚健太)の曲が紹介されていた。しかし、紗香はどこか微妙な反応だった。彼を最低の人間といい、できれば知らない世界に消えて欲しいとまで言った。
すると、歌っている最中の桐嶋が突如苦しみだし、放送中に亡くなってしまう事態に……。
【言霊荘】1話のネタバレ
今回は主に住人の紹介をしていく感じかと思ったら、初回からバタバタと人が死にます。
願いが叶うアパート
このアパートの住人が口にしたことが、次々と叶っていきます。
早紀は彼氏が欲しいと電話で話していたら、気になる相手から食事の誘いがありました。瞳は入りたかった大手出版社に電話をしたら、採用が決定しました。
そして紗香もまた、ようやくヒット曲に恵まれたのです。そんな紗香の願いは壁に貼られていました。
- 絶対ヒット
- 努力は必ず報われる
- 成功を勝ち取る
- 私は才能がある
と、自らの願いと自己暗示を貼っていたのです。
動画を見ていると桐嶋という歌手が歌う曲がトップ10入りをし、本人が登場して歌を披露します。みんなが楽しげに見ているのと対照的に、紗香はどこか微妙な反応をします。
桐嶋は歌い手としてはいいけど、男としては最低だと。人を傷つけても平気で笑っていられる。と、紗香は彼に対して吐き捨てます。どうやら2人は破局してしまったような雰囲気です。さらに、「できれば知らない世界に消えてほしい」と言い出しました。
そして、鈴のついたブレスレットをゴミ箱に捨てた瞬間、どこからともなく女性の声で「約束したよね」と囁きが聞こえてきました。
言葉の力か?
紗香だけが聞こえる謎の声、他の人に聞いても気のせいじゃないのかと言われる始末です。しかし、画面の向こうにいる桐嶋が突如苦しみ始めます。やがて、歌うこともできなくなり、床に倒れてしまいます。桐嶋は突発性の心筋梗塞で亡くなったのです。
葬儀から戻ってきた紗香は、自分があの時彼に消えて欲しいと言ったからではないかと後悔していました。そんな彼女をつけてきてやってきた、自称霊能者の中目零至という怪しい男が、お札を売ろうとします。金額はなんと50万円です。
霊感商法だと怪しむコトハに、世界的ヒット曲の作詞家ならなんともないと言う零至。実は桐嶋の突然の死をきっかけに、世界的に紗香の作詞したあの曲がヒットし始めていたのです。紗香の夢は徐々に叶い始めました。
願いが現実になろうとするのが怖いという紗香、なぜなら「夢が叶うなら全て捨てられると誓った約束」と作詞していたのです。夢が叶った見返りに自分がどうなるのかと、不安でたまりません。
そんな彼女を心配してコトハは、シャワーでも浴びて落ち着いたらと勧めます。しかし、それが恐怖の始まりでした。
何かがいる
風呂に浸かっているとどこからともなく、「約束したよね」と再び声が聞こえてきます。約束とは何の約束なのか紗香もわからず、浴室から出て洗面所で鏡を見ていると、肩にドス黒い死人のような手が触れます。驚いた紗香は思わず叫んでしまいますが、コトハたちには言わずにいました。
しかし、紗香の肩が変だと気づいたコトハが、どうしたの?と聞き、紗香が肩を出して確認してみたところ、触れられた手の跡が赤黒いあざのように残っていたのです。
それを見たコトハは驚いて早速零至に何とかしてもらおうとしますが、まさかの「申し訳ない。嘘をつきました」とカミングアウトです。じゃあイタコのおばあさんを呼んできてと言っても、死んじゃっていると言って何の役にも立ちません。
ですが、除霊師なら知っているといい始め、叔母で宮司の岩戸志麻の所へコトハと一緒に向かいました。
言霊とは
状況を説明するレイシの話を聞いた志麻は、零至に言霊の話をします。
言葉には魂が宿り、強い念のこもった言葉には、現実をも変える力があるそうです。それを言霊というと志麻は教えます。もしかしたら、言霊を操る何かが潜んでいるのかもしれないと言いますが、除霊には100万円用意しろと言いだしました。
当然、コトハは支払うこともできないため、自分たちで除霊をしろと言われてやり方を教わります。
- 言霊の呪縛を解くには祓詞を体に記す
- 真っ暗に閉め切った部屋で夜通し祓詞を唱える
- ただし日が昇るまでは決して窓を開けてはならない
というやり方です。
コトハは零至と一緒に紗香の部屋に行き、彼女の体に祓詞を書き記してあげました。そしてカーテンを閉め、白装束姿の3人で祓詞を唱え始めます。果たして成功するのか?
ドラマの結末
祓詞を唱えていると突然ドアをノックする音が聞こえてきました。コトハは隣室の丸山栞が苦情を言いに来たと思い、その場で謝罪をすると叩く音は止みました。しかし実際は、黒い足跡だけを残して何かが歩いていったのです。
祓詞を唱え続けている3人が次第に疲れ始めた頃、鳥のさえずりが聞こえてきます。カーテンの隙間から光がもれたのを見て、紗香はようやく朝を迎えて救われると喜びました。そしてカーテンを開けると、外は暗闇だったのです。
驚いた3人はさっき聞こえたのは空耳だったのかと愕然とします。窓は開けていないので除霊に失敗したわけではないような気がしますが、紗香は心が折れてしまったのか、鏡に向かって「苦しい…。もう楽になりたい…」と呟きます。
すると鏡の向こうの紗香が動き出し、「楽になりたい?」と聞き返してきたのです。やがて紗香は苦しみ始め、床に倒れてしまいました。慌てて零至とコトハが声をかけますが、彼女の息はもうありませんでした。
【言霊荘】1話の補足
紗香が作詞した曲『希望の虹』の歌詞と、コトハと零至が除霊をするために唱えていた祓詞について調べました。
『希望の虹』の歌詞
今回のゲストである桐嶋蓮役の猪塚健太さんが歌う曲が、彼の熱唱もあってか意外と良い曲でした。どんな歌詞だったのか、今後のヒントになる可能性もあるのでわかっている部分を引用します。
何も怖くない 強く願うたびに 迷いは消えてく
愛とめぐり逢い 愛に傷ついて 愛を手離して
そうだよ どんなときも 自分の中で光る 確かなもの
夢が叶うなら 全て 捨てられると 誓った約束(聞き取り不明)
心の中の希望の虹 夢は続く
願い届く日を 胸に描きながら 信じた運命
夢と生きながら 夢に支えられ 夢をあきらめない
そうだよ どんなときも 自分の中で光る 確かなもの
夢が叶うなら 全て 捨てられると 誓った約束
この歌詞の中の「夢が叶うなら 全て 捨てられると 誓った約束」というのが重要らしく、紗香が夢を叶えるために何かを誰かと約束したようです。それが何なのかは現時点では不明です。
祓詞について
コトハと零至が除霊のために唱えていた祓詞(はらえことば)とは何なのか?調べたところ、神事の前に必ず行われる祓の時に唱えられる祝詞の一種ということでした。彼らは何と唱えていたのか引用します。
掛けまくも畏き伊邪那岐大神、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に、御禊祓へ給ひし時に生り坐せる祓戸の大神等、諸の禍事・罪穢有らむをば、祓へ給ひ清め給へと白す事を聞食せと、恐み恐み白す、
伊邪那岐神は死者の国に行って帰ってきたときに心身が穢れていたので、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原と言う場所で、海水を浴びて禊を行うと多くの神々の力により多くの罪や穢れを清められた。ということから、祓詞を唱えると罪や穢れが神々の力により清められると言われています。
今回、除霊をするにあたり、この言葉を唱えて邪気を清めようとしましたが、霊に騙されたのか結果的に失敗に終わってしまいました。
【言霊荘】1話のまとめと感想
友人の紗香の夢が叶った途端に、除霊に失敗した紗香は亡くなってしまいました。このアパートは何かがおかしいのですが、まだ1話目なのでまったくわかりません。 今後、エセ霊能者として登場した零至とコトハが、タッグを組んで謎を解明していくのでしょう。
住人は現在登場している時点で7人いて、その人たちが毎週亡くなっていくのか?と思わせるような1話目でした。夢が叶う代わりに何かを“約束”しているらしいのですが、当の本人がいつ何の約束をしたのか覚えていない状態です。
零至に対してのコトハのツッコミがなかなか鋭く、普段は敬語で話すコトハが「詐欺じゃねえか」「逃げんじゃねえよ」と言った口調でツッコむのが面白かったです。
ホラーな部分に関して言うと、グロテスクな映像は今回はありませんでした。ただ、ビックリさせる演出はあるので、怖いのが苦手な人にはオススメできないドラマです。