WOWOWのオリジナルドラマ【殺した夫が帰ってきました】の1話のネタバレと感想をまとめています。
5年前、殺したはずの夫が記憶喪失になって戻って来た。彼の言葉を信じていいのか、何が目的でやってきたのか。茉菜は不安に駆られる。夫はさらに再び一緒に暮らそうと言ってきて……。
【殺した夫が帰ってきました】1話のあらすじ
╋殺した夫が帰ってきました╋
— WOWOWオリジナルドラマ (@drama_wowow) July 10, 2025
明日 午後11:00放送・配信スタート??
?第1話?
5年前、暴力を振るうDV夫を殺害し、過去を隠して平穏な暮らしを手に入れていた鈴倉茉菜(#山下美月)。
茉菜の目の前に突然、殺したはずの夫・鈴倉和希(#萩原利久)が現われ―
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5年前、鈴倉茉菜(山下美月)はDV夫の和希(萩原利久)を殺害する。暴力に怯えず平穏な日々を過ごしていた茉菜は、着実にキャリアを積み重ねデザインの仕事をさせてもらえるまでになった。
取引先の穂高一臣(笠原秀幸)に茉菜は付きまとわれ、とうとう自宅にまで押しかけてくる。必死に追い返そうとする茉菜が押し切られそうになった時、助けに入ったのは殺したはずの夫だった。
記憶喪失だという夫だが、茉菜はいつ記憶を取り戻すか気が気でなかった。和希は茉菜に謝罪し、再びやり直したいと迫り……。
2話→
【殺した夫が帰ってきました】1話のネタバレ
夫の言い分を信じたわけではなかったが、茉菜は何かあったらすぐ追い出すという条件をつけ、和希と2人の生活を始める。以前の夫からは考えられないような優しさに、茉菜は徐々に警戒心を薄めていく。
ある雨の日、仕事で帰りが遅くなった茉菜が家に戻ると、風呂上りの和希と出くわす。夕飯を家で食べたという和希だが、傘立てにあった傘は濡れていた。嘘をついていると直感した茉菜は再び警戒を強める。
和希はポストにあったという封筒を茉菜に渡す。中を開けてみると一枚の紙に「鈴倉茉菜の過去を知っている」と書かれていた。
帰って来た夫
鈴倉茉菜(山下美月)は仙台発の夜行バスで新宿へ向かった。車中で、夫の和希(萩原利久)から受けた暴力の日々がよみがえった。雨の夜、茉菜は夫を突き落とし、証拠となるスマートフォンのデータをすべて消去した。
五年後。茉菜は新店舗出店の社内会議に出席していた。先輩の谷村美穂(土居志央梨)が高城由美子(望海風斗)に掛け合い、茉菜にもデザインを提出させる段取りをつけてくれた。
さらに谷村は穂高一臣(笠原秀幸)につきまとわれていないかと茉菜を案じる。穂高は偶然を装い、会社の外で声をかけて飲みに誘い、別の日には昼食を共にしようと近づいた。その話を聞いた谷村は呆れたものの、今は穂高と揉められないと言い、厄介なことになりそうなら知らせるよう求めた。
夜、茉菜の自宅マンションの前で穂高が待ち構え、再び食事に誘う。茉菜が拒んでも穂高は執拗に迫った。そのとき、一人の男が間に入り、茉菜を助けた。顔を見た茉菜は息をのんだ。男は崖から落としたはずの元夫、和希だった。「嘘だ」と茉菜の心が叫ぶ。ずっと恐れていた日、殺した夫が帰ってきた。
緊張の時間
茉菜は夫とともに自宅へ入ったが、どこかよそよそしい。夫は開口一番「俺、記憶がないんだ」と告げる。事故に遭い、意識不明のまま搬送され、全身を骨折していたという。
自分の名前を思い出したのは半年前で、茉菜の存在を思い出したのは最近だと続けた。いまも記憶は穴だらけで、体の各所に痛みが残るらしい。茉菜は何を覚え、何を忘れているのか恐る恐る尋ねるものの、夫は曖昧にかわす。
試されているのでは、と茉菜は胸騒ぎを覚える。逆に夫は、茉菜の現在の仕事や先ほど現れた男について問いただした。茉菜は「実害がない以上、警察は動かないと思ったから被害届は出していない」とだけ答えた。
謝罪
茉菜は和希を部屋に上げて茶を差し出しながら、どうやって自分の居場所を突き止めたのか尋ねた。夫は戸籍や住民票を取得できる立場だから容易だったと答えた。
すると茉菜は唐突に「貯金はない」と告げ、金目当てかと探りを入れたが、夫は金をむしる気などないと言い切った。あまりの警戒ぶりに「俺は何かひどいことをしたのか」と問い返されると、茉菜は言葉を詰まらせ、毎日怯えて暮らした過去を涙ながらに打ち明けた。夫は顔をゆがめ、自分が事故に遭ったことが茉菜にとっては救いだったのだと悟る。
突然立ち上がった夫は深く頭を下げ、二度と暴力を振るわないと誓い、もう一度だけ機会をくれと懇願した。何かあれば警察に通報してかまわないとも言った。茉菜はすぐに信じろと言われても戸惑い、記憶がないなら互いに自由でいいのではと提案したが、夫は結婚をなかったことにしたくないと拒んだ。
追い返すべきか逡巡したものの、後で記憶が戻る可能性を思うと踏み切れず、「もし何かあればすぐ出て行ってもらう」という条件で同居を受け入れた。夫は「昔の俺とは違う」と改めて頭を下げ、茉菜の胸には疑念だけが残った。
翌朝、茉菜が目を覚ますと夫が台所で朝食を作っていた。無職の間は家事を引き受けると言い、お弁当を手渡してくる。夫は茉菜が食べる様子をじっと見守り、茉菜は戸惑いながら箸を進めた。玄関で「いってらっしゃい」と送り出され、「いってきます」と応じた瞬間、茉菜の脳裏に浮かんだのは「私の知る鈴倉和希とはまるで別人だ」という驚きだった。
【殺した夫が帰ってきました】1話の結末
数日後。茉菜は夫に「今日は遅くなるので夕食は各自で」と連絡をした。昼休み、弁当を開けようとした茉菜に谷村が声をかける。レクサスヒルズの件は取り下げることにしたという。
穂高の介入を疑う茉菜だが、別に好条件の物件が現れ、こちらから断るのだと聞かされる。その場所は以前から狙っていた区画で、最近撤退が決まったテナントがあったらしい。「良かった」と茉菜は思わず安堵する。さらに結城朋絵(上西星来)の仕事も引き継いでほしいと頼まれた。
仕事を終え、雨の街を帰る。もし和希の記憶が戻れば、これまで築いた日常が崩れるのではないか。不安が胸を締めつける。背後に足音を感じて振り返るが誰もいない。茉菜は傘を握り直し小走りでマンションへ急いだ。
部屋は暗いままで、ちょうど風呂上がりの和希が現れる。誰もいないのに電気をつけておくのは惜しいと思った、と笑う。ずっと家にいたと言うが、傘立てにある傘は濡れていた。茉菜はすぐ「嘘だ」と悟る。和希はポストに入っていたという封筒を差し出し、茉菜は黙って受け取った。
封筒には仙台の消印。中の紙には「鈴倉茉菜の過去を知っている」と一行だけ。茉菜の背筋を冷たいものが走る。封筒は再利用され、仙台から届いたように偽装されていた。あの男は誰なのか。恐怖と疑念が渦を巻いた。
【殺した夫が帰ってきました】1話のまとめと感想
殺したはずの夫が記憶喪失で帰って来たという話でした。
話自体はどこかできいたような、それこそ世界中にありそうな話ですが、いざ映像で見るとやはり緊張感があって面白いです。
いつばれるのか、夫は実は別人なのか?そんなことを主人公と同じような気持ちで見ると、ハラハラドキドキするという安定の題材です。
つまり、見ている間の緊張と緩和が楽しいので、最後まで飽きずに見れると思います。さらに30分という短さがテンポよく、あっという間に感じます。
茉菜は結局逮捕されるのか、それとも何事もなく終わるのか?原作未読なのでどんな結末になるのか楽しみです。
2話→