【緊急取調室5】8話のネタバレと感想|強力な助っ人が参加

緊急取調室 2025秋ドラマ
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【緊急取調室 5th SEASON】8話「紫の旗」のネタバレと感想をまとめています。

警察学校で生徒が同級生に発砲する事案が発生。被疑者は口を閉ざして動機を語らずにいた。他の生徒に聞いてもみな口裏を合わせたかのように、同じ返答しかしない。この教場を仕切る教官にモツナベたちは違和感を抱くが……。

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【緊急取調室5】8話のあらすじ

警視庁府中警察学校の生徒・宮本健太郎(大橋和也)が、射撃場での射撃訓練中にクラスメイトの中里美波(森マリア)に向けて発砲する事案が発生する。

動機をきいても一切答えないが、暴発ではなく狙って撃ったという宮本。堅物大二郎(鈴木浩介)と渡辺鉄次(速水もこみち)は他の生徒にも聞き込みに行くが、みな口を揃えて同じ答えしかしない。教場の教官・滝川隆博(玉山鉄二)は優秀な教官として知られているが、モツナベの2人はこの教場に異様さを感じていた。

取調べの最中、宮本は突如暴れ出し、小石川春夫(小日向文世)が負傷する事態に発展する。磐城和久(大倉孝二)ら上層部から失態を責められるチームに、強力な助っ人が現れ……。

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【緊急取調室5】8話のネタバレ

発砲は暴発ではなく狙ったものであり、宮本はなぜか警察官にはなれないと思っていた。生徒たちはみな被害者の美波も含めて口を閉ざし、滝川教場の異様さが見え隠れする。

行き詰っていたところに助っ人にやってきた生駒亜美と酒井寅三に、事件直後の映像を見てもらう。すると酒井は宮本の銃の持ち方が、SATなどの特殊部隊の撃ち方だと指摘する。だが、その撃ち方はカリキュラムにはなかった。奇しくも教官の滝川は元SAT出身だった。

有希子は宮本が狙ったはの美波ではなく、実は滝川だったのではと思い始めた。

事件か事故か?

8月25日、警察学校では生徒たちが射撃訓練を行っていた。その最中、訓練中の宮本健太郎(大橋和也)が突然、中里美波(森マリア)に向けて発砲するという重大な事故が発生する。訓練場は一瞬で騒然となり、意図的なのか事故なのかも分からないまま、事態は警察上層部に伝えられた。

同じ頃、キントリのメンバーはいつも通り食事を共にしていたが、そこへ1本の連絡が入る。警察学校の射撃訓練中、生徒が別の生徒を撃ったという内容だった。訓練中の発砲という異常事態に、場の空気は一気に緊張感を帯びる。

翌8月26日、警察学校側は記者会見を開き、学校長の渋谷和則(吉見一豊)がマスコミの前で説明を行う。その会見映像を、梶山勝利(田中哲司)は磐城和久(大倉孝二)とともに見つめていた。会見では表向き冷静な説明がなされていたが、水面下では事態はより深刻に受け止められていた。官邸からは、この件について徹底的に調査するよう指示が出ていた。

読唇

銃弾は美波の大腿部に命中し、事件当日に摘出手術が行われた。命に別状はなく、意識も保たれているものの、事件による強いショックのため、現時点では供述できる状態ではないという。

キントリのメンバーは、提出された当時の映像を確認する。映像を見つめながら真壁有希子(天海祐希)は、宮本は美波を撃とうとしただけでなく、自分自身も死のうとしていたのではないかと感じ取る。

警察学校で教えていた小石川春夫(小日向文世)によると、滝川隆博(玉山鉄二)と接触は特になかったが非常に熱心な教官として知られており、生徒指導にも力を入れていた人物だという。

映像を詳しく検証する中で、宮本が発砲直前に何かを口にしていることに気づく。玉垣松夫(塚地武雅)が読唇を試みた結果、その言葉は「嘘だ」と読めるという。しかし、証拠として提出されている映像はその1種類のみで、周囲の状況が分かる引きの映像は存在しなかった。

宮本と被害者との関係性を探るため、堅物大二郎(鈴木浩介)と渡辺鉄次(速水もこみち)たちは警察学校関係者への聞き込みを開始することにした。

聞き込み

モツナベは教官の滝川から話を聞く。宮本の動機について尋ねるが、滝川にも思い当たる点はなかったという。滝川は警察学校に赴任する前、警備部に所属し、特殊部隊や機動隊を歴任してきた経歴の持ち主だった。

滝川の話によれば、宮本はごく普通の学生で、成績は中の上。一方、被害に遭った中里は、学科・術科ともにトップクラスの成績を誇り、常に首位を争う存在だった。2人の間に目立ったトラブルはなく、少なくとも表向きには対立関係は見られなかったという。

ただし、宮本には特殊な事情があり、その影響で周囲とうまくなじめない面があった。中学生の頃、宮本は父親を殺害されるという過去を背負っている。加害者は知人で、突然起きた凄惨な事件だった。その経験から、宮本は自分と同じような被害者遺族の力になりたいと考え、警察官を志したのだという。

聞き込みの中で、モツナベは当日の監視カメラ映像の提供を求めるが、滝川はこれを断る。理由は、他の生徒の姿が映り込んでおり、裁判で証拠映像として使用された場合、個人情報が流出する恐れがあるためだった。ただし、学生への聴取については許可が下りた。

行き詰まり

まず宮本の取り調べを担当したのは、玉垣と菱本進(でんでん)だった。なぜ発砲したのかを問いかけるが、宮本は語ろうとしない。何を聞かれても答えず、終始貧乏ゆすりを続けたまま沈黙を守る。

中里を撃つつもりがあったのか、それとも誤って暴発したのかと問われると、その点についてだけははっきりと答えた。狙って撃ったという供述だった。理由については一切口を開かず、その言葉だけが重く残る。

一方、梶山は中里のもとを訪ね、話を聞こうとする。しかし中里は聴取に応じようとせず、宮本が今まさに取り調べを受けていると伝えられると、「なんで……」と呟くだけで、それ以上は何も語らなかった。

取り調べの担当が菱本に代わり、有希子が同席する。有希子は、狙って撃ったという点だけをなぜ答えたのかと宮本に問いかける。さらに、自身の警察学校での思い出を語りながら、なぜ同期を撃ったのか、警察官になる未来を棒に振ってまで発砲する理由があったのかと迫った。

その問いに対し、宮本は低い声で「撃たなくても……なれなかった」と漏らす。直後に感情をあらわにし、「先輩面して探り入れんなよ。これ以上話すつもりないから」と言い放ち、取り調べは行き詰まりを見せる。

王国

モツナベは学生たちへの聞き取りを行う。細井琴葉(白石花恋)や伊丹学人(栗原颯人)をはじめ、いずれの学生も宮本が発砲した瞬間は見ていないと答え、他の生徒たちも同様に口を揃えた。宮本と中里の間にトラブルがあったのかという問いにも、全員が知らないと返すだけだった。これ以上聞いても得るものはないと判断し、堅物は聴取を切り上げる。

教室を出た堅物は、この教場にはどこか不自然な空気があると感じ、「なんかおかしいんだよな」と呟く。学生たちの受け答えは、口裏を合わせているようにしか見えなかった

その直後、伊丹が話があると言って堅物に声をかける。伊丹の話によれば、宮本は以前から中里に交際を迫っていたが、中里はそれを断っていたという。伊丹は中里から相談を受けており、その事情を知っていたのだった。

伊丹が渡したスクリーンショットの画像をもとに、部署で状況を共有する。中里は何かを隠しているように見え、事件の背景にはまだ明かされていない事実があると梶山は言う。さらに、滝川教官の教場は「滝川王国」と呼ばれており、強い統率力のもとで独特の空気が支配していることも伝えられた。

まるで違う印象

宮本の取り調べは、小石川と有希子が担当する。小石川が「撃たなくてもなれなかった」という言葉の意味を問いただそうとすると、宮本は露骨に苛立ちを見せる。話を深掘りされることを強く拒んでいる様子だった。

有希子が切り口を変え、「中里さんに振られたんだって?」と切り出すと、宮本は激しく反応する。「それ、誰の話してんだよ!」と声を荒らげ、感情を抑えきれなくなる。宮本の動揺は明らかだった。

そこへモツナベが戻り、宮本の友人から話を聞くことができたと報告する。SNSには、同窓会の様子が投稿されており、そこに写る宮本は明るく周囲を盛り上げる存在だったという。友人の話では、宮本は中学時代サッカー部のゴールキーパーで、クラスやチームのムードメーカーだった。

友人たちは、宮本の父親が事件で亡くなったことも知っていたが、宮本はその重い過去を感じさせないほど明るく振る舞っていたという。誰からも好かれる存在で、人間関係に問題を抱えているようには見えなかった。その人物像は、警察学校で聞いた証言とはまるで異なる印象だった。

失態

小石川と有希子は、宮本に話すよう迫るが、宮本は2人のやり取りを冷静に見抜いていた。取り調べは、こうして2人で息を合わせて進めるものなのかと皮肉を口にし、心を閉ざしたまま応じようとしない。

小石川は立ち上がり、宮本の側で「我々は君を助けたいんだ」と静かに告げる。その瞬間、宮本は感情を爆発させ、「もう終わったんだよ!」と叫び、暴れ出すと小石川を肘で突いた。有希子はすぐに宮本を取り押さえるが、宮本は抵抗する力もなく、その場で泣き崩れ、嗚咽を漏らし続けた。

この一連の騒動の映像は上層部にも伝えられ、キントリのメンバーは厳しい叱責を受けることになる。重苦しい空気の中、磐城が声を荒らげ、自分が前に出て厳しく追及するからと、他の上層部に下がるよう告げる。人払いをした後、磐城はこれが最後のチャンスだと必ず真相を解明しろと命じる。もしここで結果を出せなければ、部下の処分だけでは済まず、再び彼らを招集した自分自身が辞表を出すことになると告げた。

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【緊急取調室5】8話の結末

沈んだ空気が漂う中、磐城の命令で助っ人が投入されることになる。やって来たのは酒井寅三(野間口徹)と生駒亜美(比嘉愛未)だった。亜美は早速、中里が監察官室に連絡を入れ、「相談は必要ない。宮本を訴えるつもりはない」と伝えてきたという情報をもたらす。

2人に事件当時の映像を見てもらうと、酒井は宮本の肘の角度に違和感があると指摘する。宮本の射撃姿勢は、サイドグリップと呼ばれる持ち方で、SATなどの特殊部隊が用いるものだった。警察学校ではその持ち方を教えることはないと小石川は説明する。すると監物が、滝川はSAT出身だと補足する。

さらに亜美は、映像が1種類しか提出されていない点を不審に思う。監視カメラ映像の提供がないのは不自然ではないかという疑問が浮かび上がる。

これらの情報を踏まえ、有希子はある仮説にたどり着く。宮本が狙ったのは中里ではなく、実は滝川だったのではないか。その根拠は、発砲直前に銃の持ち方をサイドグリップに持ち替えていた点にあった。

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【緊急取調室5】8話のまとめと感想

宮本は中里を狙ったのではなく、滝川を狙ったのではないかという話でした。

助っ人として寅さんと亜美がやってきました。スペシャルでしか登場していない2人ですが、なんだか昔からいたような頼もしさがありました。

宮本が撃ったのは当然何かしらの理由があり、滝川にその理由があるのだと思います。発砲した際の映像をよく見ると、宮本の後ろにいる人たちが発砲する以前に、ある一方を見ていることが気になります。それは恐らく滝川なのでしょうが、だとしたら滝川が最初に何かしようとしていたのか?謎です。

撃たなくても警官にはなれないというのは、なぜなのか?何かやらかしてしまっていたのか、気持ち的なものなのか?こちらも気になるところです。

次回最終回、どんな結末が待ち受けているのか、今から楽しみです。

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