2020年8月19日に放送された【刑事7人シーズン6】の3話のネタバレと感想をまとめました。
残った数字の謎を追う話の続編でした。今回はみんなで組織に潜入し、その裏側に隠された真相を暴きます。
【刑事7人シーズン6】3話のあらすじ
遺体が発見され身元を調べたところ、偽造パスポートを持っていた。男の勤め先の未来開発エネルギー研究所へ、天樹(東山紀之)たちは聞き込みに向かう。
そこで見かけた集合写真に天樹は目を留める。日付は2018年8月20日となっており、トラックに残されていた数字の「18820」と合致していた。
写る女性の1人は元警察官で天樹は以前面識があった。彼女は室井沙織(佐藤寛子)という名前だったが、会社では偽名を使って勤めていた。
なぜ彼女が偽名を使っているのか?天樹たちは公安のスパイなのではないかと推理する。
そして未来開発エネルギー研究所とNPO法人WIND、光雲という3つの組織の繋がりについて調べるため、それぞれ潜入捜査をすることに。
水田(倉科カナ)はWINDに潜入し、代表の釜本久志(篠井英介)から沙織はフランスの支局長だという話を聞く。しかし、沙織には出国した痕跡はなかった。
青山(塚本高史)は未来開発エネルギー研究所に潜入し、釜本が帰国してから新たにできた立入禁止エリアの存在に気づくが、中の様子をうかがうことはできなかった。
そこで光雲に潜入している野々村(白洲迅)と3人で、釜本が研究所に来る日を狙い立入禁止エリアを調べることに。一時的に停電にして中に入ってみる3人、だがそこには何もなかった。
天樹は2年前WINDで働いていた人物に話を聞き、沙織が男の人と会っていたという話を聞く。その日は2018年8月20日で、それ以来彼女の姿を見かけることはなかったという。
沙織はどこにいるのか?そして立入禁止エリアに隠されたものとは?
【刑事7人シーズン6】3話のネタバレ
1:不正事実
光雲から運んでいる廃油の量では、研究所でエネルギーは生み出せない。潜入してみた結果わかります。
と、なると研究所が助成金をもらっている政府に水増し報告をしているのではないか?そんな疑念が浮かびます。
そもそも作れないものを、助成金欲しさにデータをでっち上げて報告していた可能性すらでてきます。
釜本が帰国した理由は、国内の再生エネルギー団体の会議に出席するためです。
ここで何かをするつもりなのか?会議は3日後に迫っています。
WINDは助成金目的でデータを改ざんしていた可能性がある
2:身元不明の遺体
堂本に頼みここ2年の間に発見された身元不明の女性の遺体を調べて欲しいと天樹はいいます。
すると、台風による土砂崩れで発見された遺体があり、死後2年経過していました。
死因は鋭利な刃物による刺殺で、沙織の血液型と骨格が一致します。
その刃物は最初に発見された遺体に使用された凶器と同一の可能性もあるそうです。
DNA分析しないと断定はできないといいますが、天樹は左膝に治療の痕跡がないかを問います。
沙織が学生時代にケガをしたことを母から聞いていたとおり、遺体にも膝に治療痕が発見されました。
後に、この遺体が沙織だと断定され、天樹は母親へその報告をしに行きました。
沙織の遺体が発見
3:作戦決行
釜本たちの狙いは何なのか?いくつかヒントが出てきます。
- 光雲の社長が大きなスーツケースを自ら運んでいた
- 研究所の立入禁止エリアでそれを受け渡す
- 会議では助成金の審査基準を引き上げる予定
- 新しい大臣の意向で電力が満たない場合、助成金はカットされる
これらから導き出した答え、奴らの狙いは“テロ”を起こすつもりだ。となります。
インチキをしていたため、助成金がカットされる可能性が高いので、大臣諸共吹っ飛ばそうという凄い思考です。
そこで天樹たちがある作戦を考えます。
会議の日付が早まったと連絡が入り、急遽釜本たちが動き始めます。
光雲の社長は花屋に扮して会議の会場へ行き、花を設置すると同時に爆弾を仕掛けます。
青山は立入禁止エリアに突入し、スーツケースの中に爆弾があることを発見しました。
しかし、釜本たちに捕まり拘束されます。釜本はナイフを取り出して、青山を殺害しようとします。
かつて沙紀のことも、最初に発見された山田のことも、こうして殺したと得意げに語ります。
そこへ天樹が駆けつけ、全て自供とみなすと告げます。
すると、釜本は爆弾のスイッチを入れますが、なぜか爆発はしません。
警察が既に爆弾を処理し、光雲の社長も捕まっていました。
なぜか?それは、最初から仕掛けられた罠だったのです。
天樹たちはわざと会議が早まったと連絡を入れ、会議自体は予定通り行われることに変わりなかったのです。
騙された釜本たちが動き出したところを、待ち構えていた警察がそれぞれ取り押さえる作戦だったのです。
天樹たちの作戦によりテロは防がれた
4:ドラマの結末
無事釜本たちも逮捕され、数字の謎も解けた天樹たち。
いつものように居酒屋で祝杯を上げる一方、画面は切り替わり“0-A”の箱が映ります。
また燃えているドラム缶で資料を燃やす謎の人物。
沙織が会っていたと言われる人物なのか?だとすれば公安の人間なのか?
まるで沙紀の無念を晴らしたかのよう、2018年8月20日に撮った集合写真を燃やして終わります。
0-Aにある事件だった
5:【刑事7人シーズン6】3話のネタバレまとめ
山田和彦殺害犯
釜本久志
動機
裏の仕事のことや沙織を殺害したことを警察にバラすといって脅したため殺害した。
室井沙織殺害犯
釜本久志
動機
公安のスパイだとわかり山で殺害してそのまま埋めた。
【刑事7人シーズン6】その他気になったこと
- 捜査会議をその場で始めて堂本に帰れといわれる
- とってつけたような資料室の観葉植物
- 違法だとわかっていても潜入したがる刑事たち
- どうみても場違いな青山の研究員姿
- WINDのポスターの釜本の写真が気になる
- 社長自ら花屋に扮して爆弾を仕掛けにいく
- 命乞いをする青山と楽しそうな釜本
- 机に置かれたプレートの名前だけで参加する片桐
- 青山ならうまくやってくれると他人事な天樹
- 「助成金騙しとってただけじゃん」という正論で黙らせる青山
- 凄い吹っ飛ぶ釜本
- 目つきが気持ち悪いと言われる海老沢
【刑事7人シーズン6】3話の感想とまとめ
謎の数字事件はこれで全て片付きました。0-Aの資料から不当な扱いを受けた人の無念を晴らすよう、謎の人物が天樹たちを操り捜査をさせ真相を暴かせます。
この調子だとまた最終回あたりにでも出てきそうな感じがします。そして黒幕との対決となるのか?
今シーズンは話数が本来より少ない可能性があるので、中だるみなしに進むかもしれません。
話としてはスパイ活動をすることで苦悩する女性の話なのですが、他の刑事がなぜか潜入するという謎展開なため、そっちのほうが気になってしまいます。
そして早速片桐は出て来ません。下手すると海老沢までいない回も過去にはあります。毎シーズンこんな調子でも“刑事7人”を名乗るドラマです。
いっそ刑事5人とかにしたほうがいいのではないか?そう思いますが、なぜかいつもこんな感じで放送されます。
また、このドラマと特捜9は刑事の数を揃えている意味があまりなく、結局主人公の天樹なり浅輪なりが1人で推理解決するドラマです。
刑事それぞれが活躍して毎回全員登場する。たったそれだけのことがそんなに難しいのか?不思議なドラマです。
次回は8月26日21時から放送予定です。