【科捜研の女19】8話ネタバレ感想|蒲原ビームはマリコビームの継承?

科捜研の女 2019春ドラマ
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前回から引き続きの話となります。風丘先生の解剖に立ち会う蒲原刑事が、マリコ並みの目力で蒲原ビームを発射します。マリコがいなくても風丘先生はビームから逃れられない宿命のようです。

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【科捜研の女19】8話のあらすじ

京都で強盗傷害事件、和歌山で少女連れ去り事件を起こして逃走していた容疑者・新浜陽一(小柳友)が、刺殺体となって発見された。

新浜は少女のリュックの中に隠した“大切なもの”を取り戻すため、逮捕される危険を冒してまで彼女を連れ回したに違いない――。榊マリコ(沢口靖子)たちはそうにらんでいたが、”大切なもの”らしき所持品は見つからなかった…。

その後、新浜が最初に起こした強盗傷害事件をマリコ達が調べ直すと、その事件の目的が全く別の所にある事が分かって…!?

しかも、新浜を取り逃がした和歌山県警の刑事・熊谷馨(平岡祐太)が、新浜と同郷の人間だとわかる。熊谷は何かを知っている――そうにらんだマリコはもう一度、和歌山に向かうが、事件はやがて多数の犠牲者を出しかねない緊迫の事態へと突入! はたして、京都~和歌山にまたがる事件、その奥底に隠されていた驚愕の真相とは…!?

公式HPから引用
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【科捜研の女19】8話のネタバレ


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犯人

田沼幸代(田所草子)

動機

飛内議員(湖条千秋)と梅木副本部長(浜田 晃)に指示されて、新浜と永井を刺殺する。

殺害依頼をした理由

22年前、食堂を経営していた米田夫婦は、金子のやっていたヤミ金業者の取り立てに追い込まれて自殺してしまう。しかし、地元の紀野谷署は業者の摘発をしなかった。

当時の紀野谷署の署長は梅木だった。さらに当時食堂があった商店街の再開発を計画していたのは、県議会の有力議員だった飛内だった。

再開発を進めるためにゆうがお食堂を潰そうと、飛内議員がヤミ金業者を動かしていたのだった。

結城は事件を探るために、金子のやっている洛南コンサルで税務処理を担当する。すると、飛内議員と梅木の関係を保険でデータに残していた金子は残していた。そのデータをコピーして持ち去るが、警備員に見つかってしまったため、新浜をなんとか逃がそうと結城は自ら階段から落ちる。

そして、下で待機していた永井にも、事情を説明して車を盗まれたことにした。

USBを取り戻すために金子は命じられて新浜を殺害。事前に永井の手に渡っていたため、永井も殺害しUSBを遺棄する。

逮捕の道筋

永井が殺害された現場に行くと、USBが水の中に落ちていた。この近所の倉庫を借りていることがわかり、3人のアジトなのではと思って中に行く。

すると爆発物が作られた痕跡が見つかり、マリコたちは周辺を捜査する。そばにあった防犯カメラの映像を確認すると、結城が車に乗ってどこかに行くことがわかる。

新浜のポケットにあった紙を復元してみると、ホールか劇場のような図面だった。そこで和歌山県内の施設と照合していく内に、紀野谷町にある紀野谷センターであることがわかった。そこは皮肉にも食堂のあった商店街を再開発して作られた施設だった。

さらに水没したUSBのデータを復元し終え、飛内と梅木が写っている画像が見つかる。そしてこの二人が招かれている式典に行き、爆破をなんとか阻止し、新浜と永井を殺害したナイフを京都府警が家宅捜索で押収する。
その後、逮捕された金子が二人の殺害を自供した。

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【科捜研の女19】8話の感想

前回終わりに新浜の死体が発見され、京都で風岡先生が解剖をする時に立ち会うのは蒲原刑事です。おなじみマリコビームに代わり、蒲原の目力により発射されるその名も“蒲原ビーム”です。風丘先生はその目力にたじたじになり、調べて欲しいというお願いを受けざるをえません。

話としては少々可哀想な話でして、ゲスト登場している平岡祐太さん演じる熊谷刑事と、過去の繋がりがあった人たちの、大切な居場所が卑劣な手段で奪われてしまうという話でした。

蒲原ビーム

風丘先生の解剖に立ち会うマリコが、あの大きな目で訴えてくることを“マリコビーム”といいます。今回マリコは不在なので新浜の解剖に蒲原が代わりに立会いました。

  1. 土門が留守なので張り切る蒲原
  2. 解剖に自ら立ち会うと志願
  3. 風丘先生が何かを発見
  4. 蒲原ジーッと大きな目を見開いて風丘先生に圧
  5. 「まさかと思うけどその視線…」と風丘先生
  6. 「それ調べるのお願いしてもいいですか?」と蒲原
  7. 風丘先生が「出た。ピュアな視線の張り切る蒲原ビーム」と命名

土門さんが先週に続き今週もお休みなため、蒲原は妙に張り切っています。先輩にいいところを見せたいのか、のびのびしているのか、いずれにしても張り切ります。その結果、マリコ並みの目力でビームを発射します。そして察した風丘先生が“蒲原ビーム”と名付けます。

風丘先生はマリコがいなくても、常に口よりも物言う目で圧力をかけられてしまうようです。マリコビームはしっかり蒲原に継承されていました。

ROTAHIN登場

以前放送されたスペシャル回で登場した、ウォーキング型爆発物探知装置です。それの小型改良版が、呂太いわくROTAHINです。

この小型掃除機みたいな機械には、しっかりパンダの絵が描かれていて、呂太が自分で書いたのかなんなのかわかりませんが、とにかく小型改良されています。爆発物を製造する材料であるANFOが、どこに運び出されたか、これで辿っていきます。

そして、熊谷刑事も機械を使って、マリコと一緒になって探していました。

ANFOとは硝酸アンモニウムを主成分とした、硝安油剤爆薬のことです。

熊谷刑事の過去

熊谷と新浜はどうやら知り合いのようだと、前回わかりましたが、今回で他の人たちとも関係があることがわかります。

  • 24年前に熊谷は紀野谷町の中学に通ってた
  • 紀野谷町は裕福とはいえない家が多かった
  • 新浜・永井・結城の3人もそういう家の子供
  • 万引きをしているところを熊谷が見つけて止める
  • そしてゆうがお食堂に連れて行った
  • 食事代の代わりに手伝いをすることで食べさせてもらう
  • 手伝いをするとスタンプカードにスタンプを押してもらえた
  • そのポイントでまた食べに来れた

新浜が持っていたのは、この時のスタンプカードでした。しかし熊谷は次の年に親の都合で福井へ引っ越してしまいます。

引越しから半年後、一度だけ新浜から電話があります。「食堂が大変だから助けに来て欲しい」という助けに熊谷は、「町の大人に相談して」といって電話を切ってしまいます。

その数ヵ月後、食堂の夫妻が自殺してしまいました。熊谷はこの時のことを今も悔やんで、刑事を名乗る資格なんてないと言います。

前回新浜のことを一度は捕らえたが逃がしたのは、亡くなった夫婦のことを言っていたのもあり、奴らの手先という部分が引っかかったようです。

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【科捜研の女19】8話のその他気になったこと

  • 何度もダミー人形を運ばせられる蒲原
  • 本部長はパンダのリュックが欲しい
  • それを即効断るマリコ
  • 所長だけ京都待機
  • 再開発はされてもポストはそのまま
  • ヤミ金というより地上げ屋っぽい
  • 鏡割りの樽は端のほうに隠れている
  • USBの遺棄方法が雑
  • 呂太が買ってきたというリュックだが、“フラミンゴ”のキーホルダー
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【科捜研の女19】8話のまとめ

食事もままならない子供たちを助けてくれた良い人が、再開発という名の野望のために踏みにじられてしまいます。そしてその復讐のためにそれぞれが立ち上がるといった、ちょっと悲しい話となりました。

そんな話でも科捜研メンバーのコミカルな部分もあり、悲しいだけの話にならないのが「科捜研の女」の良いところでもあります。中でも今回新たなワード“蒲原ビーム”なるものが生まれました。

今回で「科捜研の女」の春クールが終了といった感じです。次回は7月11日までお休みとなります。

今回のいいセリフ

バッジよりも大事なものがあるんです。

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