百々子と葉介の出会いと別れ
前回の終わり方から気になるのは、この関係がどういうものでどう終わったのかです。今回百々子の口から語られた現時点で分かっていることをまとめました。
出会い
- 大学の漫画サークルで一緒だった
- 葉介が百々子の漫画を評価してくれた
- アドバイスをくれたり、資料探しを手伝ってくれた
- そうしている内に交際が始まった
- 出版社への持込も葉介が後押し
- 出版社に何度も断られたが、一緒に直すのを手伝ってくれた
- 5回目の持込でデビュー作「濡れ色草紙」が連載された
- 葉介は大手証券会社の内定をもらい、百々子にプロポーズをした
今の百々子があるのは、葉介のお陰といっても過言ではありません。葉介は百々子の才能に気づき、一緒に手伝って支えてくれます。そしてついに結婚を申し込みます。「結婚しよう。俺が働くから思いっきり描きな」というプロポーズの言葉でした。
そうして2人の結婚生活が始まります。何年続いたのか、具体的には分かりません。ただ、別れる原因が訪れます。
別れ
- 葉介が遅くに帰って来た時も、漫画を手伝ってもらっていた
- 葉介は胃潰瘍を患い入院する
- 葉介が離婚を切り出す
- このままじゃ共倒れになると思って百々子も了承した
証券会社に勤めた葉介は、昼間の仕事をするだけでも大変だったようです。しかし、百々子に漫画を好きに描いてもらいたい、その一心で昼夜問わず働いていました。百々子はつい甘えてしまい、葉介に手伝ってもらったりもしたと言います。
葉介から離婚を切り出されますが、理由は「こんな状況だと、創作の邪魔をしてしまうだけだから」とのことです。葉介、どこまでいいヤツなのか。自分のことより他人を優先し、自分の身が病になってもなお、相手を考えて身を引くというとんでもなく凄い男です。
それをサラっと、瑞希が「妻のサポートと仕事の両立が、当時の彼には重荷だったのかも?」と、ある意味、いい人の化けの皮をサラっと剥ぐような言葉で指摘していました。要するに理想と現実は違い、キャパオーバーだったということです。
この別れかたの場合、状況が落ち着いた今なら、再び恋に火がつきかねません。流美が知ったら気が気じゃないでしょう。
流美と葉介の出会い
思い切った行動に出た流美は、カフェで百々子に自分達のなれそめを話します。隠し事をしたくない性質なのか、知ってもらうことで牽制をしているのか?現時点で分かっていることをまとめました。
- 出会いは都内の病院
- 葉介が工事現場で足を骨折しリハビリに来た
- 葉介は最初は気持ちが落ち込んでいたが、次第に明るくなった
- 葉介のお陰でリハビリ室は明るくなった
- 葉介に介護職を勧めたのは流美
- プロポーズは流美からした
葉介は証券会社は辞めたようです。その後、なかなか再就職できず、工事現場の仕事で怪我をしてしまいます。
最初は暗かった葉介が次第に明るくなるのを見て、葉介は優しいだけでなくものすごく強い人なんだと思ったと流美は言います。そんな力を取り戻して欲しいと考え、介護職を勧めたということです。百々子はその話を聞いて涙を流し、「話してくれてありがとう」と流美に礼を言いました。
そして別れ際のセリフが印象的でした。「鴨居さん、また」という百々子に対し、流美は「流美です。鴨居流美、鴨居葉介の今妻です」と答え、それを受けた百々子は「内田百々子、鴨居葉介の元妻です」と言ってお互い笑顔で別れます。
流美の「葉介の妻は私」という、強い主張のようなものを感じるセリフでした。
しかし、流美は自らプロポーズしましたが、百々子は葉介からプロポースされました。プロポーズした側とプロポーズされた側、この差が葉介は百々子にまだ気持ちが残っていそうな雰囲気にも繋がりそうだと感じました。
【彼らを見ればわかること】2話のその他気になったこと
- 立場的には“奥さん”と言う一太
- 巌がもはや管理人
- 漫画にダメ出しを付箋で指摘している葉介
- 森崎の積極的なアプローチが怖すぎる
- しまいにはタメ口になる森崎
- 柊司を見て西郷輝彦に似ているのかな、と考える巌
- 新聞の広告欄で見た商品を購入するマメな一太
- KYな巌
【彼らを見ればわかること】2話のまとめ
物語が徐々に動き始めます。百々子と流美はお互いに話し合い、今後良好な関係を築いていけるのか?それを否定するように巌が柊司を見て思わず指摘します。流美は恐らく子どもが欲しいのに、なかなか出来ないような雰囲気です。これは穏やかではいられないでしょう。
また、瑞希と一太も微妙な感じです。瑞希は今や部下の森崎の誘惑に抗えそうもありません。その上、一太からキスを求められても思いっきり拒んでしまいました。一太が今後どう対応するのか?気になるところです。
何を考えているのか分からないと言われていた櫂斗もまた、心の底では嫉妬心のようなものがありそうです。こちらもどう動くのか気になります。
次回は1月25日(土)22時から放送予定です。