【怪物】6話のネタバレと感想|見つかる遺体と見つからない遺体

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WOWOWのオリジナルドラマ【怪物】の6話のネタバレと感想をまとめています。

逮捕された柳は聴取に完全黙秘を貫いていたが、取調べに富樫と真人を指名すると供述を始めた。美緒を殺した動機はなんなのか?そして25年前の事件も柳の仕業なのか?

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【怪物】6話のあらすじ

娘の美緒(久保史緒里)殺害容疑で柳辰夫(小手伸也)は逮捕され、警察で遠藤翔子(真飛聖)が取り調べをするが完全黙秘を貫いていた。やがて柳は富樫浩之(安田顕)と八代真人(水上恒司)の2人にしか話さないと言い、富樫たちが取り調べを担当することになった。

なぜ、美緒を殺害したのか、その動機を解明すべく富樫と真人はある作戦に出る。それは、美緒が柳の娘ではないのではないかと、揺さぶりをかけることだった。案の定、柳は動揺して感情をむき出しにし、富樫の首を絞め始めるぐらい怒った。

美緒の母親について富樫と真人は調べ、なんとしても柳から自供を引き出そうとする。だが柳はあくまで琴音は自分ではないと否定し……。

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【怪物】6話のネタバレ

柳は美緒の母親とキャバクラで出会い、その後彼女は籍を入れずに美緒を産んで姿を消した。柳はずっと彼女のことを捜し続けていた。なぜなら、自分を捨てた彼女を許せず、殺してやろうと思っていたからだった。だが、彼女は既に亡くなっていたことを知る。

柳は美緒が自分を罵るのを聞き、母親と同様に許せないと思い始める。そして美緒を生きたまま、床下に閉じ込めて殺した。母親への恨みを美緒を殺すことで晴らした柳だったが、真人は他の遺体を発見するため、彼女は生きていると嘘の戸籍を見せる。そして、美緒は柳の子ではないという、親子鑑定の結果を伝えた。

そして凛子の母や真人のSだったソフィア、25年前に香織も殺害していたことが判明する。だが、琴音は自分ではないと否定する。

その後、留置所で柳は首を吊って亡くなる。壁には「琴音は俺じゃない」と血で書かれていた。

生き埋め

柳辰夫(小手伸也)が警察署に連行され、マスコミが殺到した。あの晩、富樫浩之(安田顕)は八代真人(水上恒司)と向かう前に田所幹男(藤森慎吾)に連絡し、凛子(剛力彩芽)の保護を依頼した。

富樫は凛子を救出するのではなく柳のもとへ行くと告げ、対面すると柳は「浩之、知ってたんだろ? 指を置いたのはお前だな」と言い放った。ほどなく床下から美緒(久保史緒里)の遺体が発見された。

五十嵐(早乙女太一)は八代正義(渡部篤郎)に連絡し、25年前の事件も柳の犯行とみられると伝えた。鑑識の律子(入山法子)の報告では死因は多臓器不全。検視時には首に索条痕があり窒息死の可能性が高いと見られたが、窒息死ではなかった。つまり、床下に埋められた時点で美緒はまだ呼吸していた。この事実を遠藤翔子(真飛聖)から聞いた富樫は崩れ落ち、あの時まだ生きていたのかと分かり、自宅で「ごめん…」と泣き叫んだ。

柳の聴取が行われたが、柳は供述を拒んだ。一方、五十嵐はいつものバーで真人と落ち合い、白骨死体の身元が判明したと告げた。被害者はフェレール・レイエス・ソフィア(髙橋ユウ)、当時28歳。フィリピン出身で、10年前に風営法違反での逮捕歴があった。五十嵐は正義と2人で対処すると述べ、真人には以前の指示どおりに動くよう命じた。

違法捜査

美緒の葬儀に生活安全課の面々が参列し、遠藤優(入江甚儀)が悔やむなか、森平三郎(光石研)は誰のせいでもないと告げた。富樫が外へ出ると真人が現れ、「まだ答えてもらってませんよ。柳の犯行を知りながら、なぜ黙っていたのか」と迫る。富樫は、3年前にも遺体のない殺人事件があったと切り出した。

富樫は室井(武田航平)と捜査していた当時を思い起こす。犯人の高木はいまも行方不明で、室井の遺体も見つからないままだった。犯人とわかっていながら取り逃がすことを二度と繰り返したくない。泳がせて証拠をつかむため、指を置いた

明らかに法に触れる行為だと真人が指摘すると、富樫は「逮捕するか? 覚悟はできている。ただし、すべてに決着がついてからだ。奴が殺して埋めた被害者が全員見つかったら、その時はお前が俺に手錠をかけて手柄にすればいい」と応じた。

そこへ森平が戻り、柳がお前たちを呼んでいる、2人にしか話さないと電話があったと伝えた。

誰の子か

柳への聴取は2人で行った。柳は「汚い女は嫌いだ」と切り出し、あの日、美緒が男たちと飲んでいたから止めた、外泊もするなと言ったが、美緒は従わず、柳に触れられると怒ったと述べた。

25年前、柳が車を修理していると阿部香織(岡本玲)が現れ、「しつこく付きまとっているらしいじゃん。絶対モテないから」と嘲ったため、柳は逆上して首を絞め始めた

さらに、殺した香織の遺体を車に積み込むところを琴音に目撃され、指を向けられると再び逆上した。ソフィアのときも、車内でメールしていた彼女のスマホを取り上げ、その場で首を絞めた

富樫が「汚い女とは誰のことだ。何人殺した」と質すと、柳は「俺もわからない。ぜんぶ想像だ」とかわす。、真人が動機を問うと「罰を与えたんだ。罪深い女たちに」と答え、死ねば悔い改めて天国に行けるのだろうと嘲笑した。

美緒の“罪”については「複数の男と飲み歩く、ふしだらな娘。母親に似た」と言い、妻は美緒を産んですぐ出ていった、消息も興味もないと述べた。母の名は相馬晴美(北ひとみ)。年齢は富樫と同程度で、派手な性格、キャバクラでナンバー1だった。

富樫が「そんな子とよく一緒になれたよな。前から不思議だった」と言い、真人が「美緒さんはあなたに似ていない。本当に娘なのか」と重ねる。柳は晴美が店を変えても、追いかけ回したと近所で噂になっていたと富樫は語った。

真人が「妊娠を知ったのはいつか」と問うと、柳は激昂して面談の中止を求め、富樫は「自分の子ではないと知っていたのだろう」と指摘した。

その晩の口論で、美緒が「鳥肌が立つ。大嫌い。本当に私の父親? 親子鑑定すればはっきりする」と言ったことで柳は逆上した。

富樫が指を突きつけ「美緒ちゃんはお前の子ではない、父親は別の男だろう」と挑発すると、柳は立ち上がって「指をさすな」と叫び、富樫の首を絞め始めた。真人が慌てて割って入り、柳を絞め落とそうとした。後に森平は、2人の動きは10年来の相棒のように完璧だったと評し、真人はしばらくの休暇を願い出た。

美緒の母親の行方

柳が捕まったことで中橋陽平(橋本じゅん)は安堵したが、田所加代(高畑淳子)は不安を拭えず、25年前に柳から「頼みがある」と切り出された日のことを思い返していた。加代は取調べの様子を息子に探るが、柳は何も話しておらず、富樫が取調べに当たっていると知る。田所は「なぜそこまで気にする。何か隠しているのか」と問い詰めた。

真人は1人で柳の足取りを追い、同じく追っていた富樫と現場で遭遇する。携帯の位置情報をたどると、柳が頻繁に出入りしていた場所が浮かび上がり、美緒殺害の前日にも立ち寄っていたことが判明した。

真人はソフィアの件でも同所を訪れていた。ソフィアが逮捕された際、同時に逮捕されたのは相馬晴美で、晴美は数年前までこの界隈の店で働いていたという情報を真人は得ていた。

柳の財布には20年前の晴美の写真が残っていた。柳は彼女を探していたのか。何のために探し、見つけてどうするつもりだったのか。富樫は「殺すためだ」と結論づける。自分を捨てて逃げた女を柳は許せなかった。

2人でキャバクラを当たって聞き込みを進めると、晴美は何年か前にその店で働いていたが、去年、交通事故で死亡したとわかった。

証拠捏造

柳への聴取で、富樫は美緒殺害の前日にどこへ行ったかを問いただし、西川口のスナック「マカロ」を訪ねていたはずだと指摘した。柳は「女房を探したら違法なのか」と反発し、晴美は死んだと聞いていたと述べた。

富樫は「晴美を殺す代わりに美緒を殺したのか」と詰め、真人は「“本当に私の父親?”という一言が、晴美への怒りを刺激したのではないか」と動機を突いたが、柳は「映画の見過ぎだ」と笑い飛ばした。

そこで親子鑑定の結果を示す。99.999%の確率で親子関係は成立しないという報告だった。柳は机を叩き「このクソアマ! 俺を騙してたのか!」と激昂する。

真人は、晴美は生存しており、柳が探しているのを知って死んだことにしただけだと説明し、戸籍に死亡の記載はなく、そもそも籍が入っていないため、柳には確認できなかったのだと示した。そして「殺す相手を間違えたな。殺すべき人間は生きている」と言い残して取調室を出た。

一同は別室に戻り、示した戸籍謄本が偽造であることを共有する。柳を揺さぶるための苦肉の策で、遺体の発見には自供しか手がかりがない状況ゆえの賭けだった。そこへ柳が「浩之、琴音は俺じゃない。本当だ」と口を開く。

富樫は「もう俺を呼ぶな。二度と見たくない」と突き放し、「俺が琴音をお前に返したんだ」と言い放つ。柳は「話すよ、どこに埋めたか。妹に会いたいだろ」と続け、交換条件として「その代わり、晴美を探してくれ。そうすれば琴音に会わせてやる」と要求した。

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【怪物】6話の結末

秋山(利重剛)が正義に報告した。柳が死体の埋め場所をいくつか吐いたという。25年前の件も質したが、事件については一言も触れないらしいと聞き、正義は気になって仕方がなかった。そこには中橋もいて、「すべてはうまくいきますよ」と笑った。

柳の自供で遺体が次々と発見される。凛子は母も見つかったのかと気にかけ、出てきた白骨遺体の1つの腕時計をした手を見て母だと悟り、その場で慟哭した。

見つかった遺体は全部で7人。全員が30~40代で、20代の女性はいないと真人は富樫に伝える。琴音を見つけるため、どんな手を使っても吐かせようと2人は腹を決める。

同時に2人の携帯が鳴る。富樫には翔子、真人には五十嵐からだった。柳が留置所で首をつって死亡した。壁には血で「琴音は俺じゃない」と記されていた。

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【怪物】6話のまとめと感想

柳が過去の殺害を自供するが、琴音殺害は否認したという話でした。

結局柳が殺したのはどこまでなのか?美緒、凛子の母、香織、ソフィアは確定だと思いますが、真人が栃木で追っていた連続殺人事件も全部柳なのか?どうやら殺した人数は柳自身もあまり覚えてないようです。

しかし明確に琴音は違うと否定します。多分これは本当で、25年前に加代は柳から何か頼まれていました。もしかしたら、琴音の遺体遺棄に関してのことかもしれません。

なら琴音殺害は誰なのか?田所が怪しく見えますが、恐らく彼ではなく八代正義なのではないかと思いました。理由としては妙に事件を気にかけていることと、田所が真人の似顔絵を描いた時、鹿の角を描きます。真人は当時まだ子どもなので殺害はできませんから、真人に似た父・正義が犯人なのでは?と想像しました。

最終的に犯人が逮捕できたとき、真人も富樫も違法捜査で失職するのか?それも気になるところです。

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