【ほんとにあった怖い話 夏の特別編2025】全7話のキャストとネタバレ感想

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2025年8月16日に放送された【ほんとにあった怖い話 夏の特別編2025】全7話のキャストとネタバレ感想をまとめています。

今回は『黄泉の森』『行きずりの紊乱者』『右肩の女』『顔の道』『怨みの代償』『S銅山の女』『或る訳ありの部屋』の歴代名作6話+新作1話の合計7話です。

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第1話「黄泉の森」

キャスト

  • 西垣佳典(にしがき よしのり)…小栗旬
    体験者
  • 杉浦歩美(すぎうら あゆみ)…加藤夏希
    佳典の彼女
  • 白い服の女幽霊…永田真理
  • 脚本:清水達也
  • 演出:三宅隆太

ネタバレ

福岡県北九州市某所。2年前の冬、自殺の名所として知られるとある森に出かけた。西垣佳典(小栗旬)は彼女の杉浦歩美(加藤夏希)とともにいた。どこからともなく足音が響き、振り返ると白い服を着た髪の長い女が立っていた

2人は急いで逃げ出したが、途中で歩美が転倒し、女はすぐそばまで迫っていた。歩美は立ち上がり、再び走ってようやく車内に戻った。

エンジンはなかなか始動せず、バックミラーには女の姿が映った。ようやくエンジンがかかった瞬間、フロントガラス一面に無数の人影が貼り付いていた

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第2話「行きずりの紊乱者」

キャスト

  • 内山絵理(うちやま えり)…上野樹里
    体験者
  • 遠山景子(とおやま けいこ)…大村彩子
    絵理の友人
  • 子供…清水響
  • 老婆…立花訓子
  • 脚本:三宅隆太
  • 演出:國武俊文

ネタバレ

北海道旭川市某所。内山絵理(上野樹里)は友人の景子(大村彩子)を乗せて車を走らせていた。景子が運転を代わると言ったが、絵理は結局自分で運転を続けた。気づけば深夜2時。カーブを曲がると、向こうから自転車に乗った老婆(立花訓子)が現れ、手で呼んでいるのが見えたため車を止めた。

声をかけると、そこにいたのは先ほどの老婆ではなく、駅まで行きたいという男の子(清水響)だった。父親が事故に遭い病院へ向かうところだと説明し、自転車は置いていくから乗せてほしいと頼む。2人は顔を見合わせ、結局その男の子を乗せた。

母親について尋ねると、後から行くから先に行っていてと言われたという。さらに男の子が住まいを尋ね、景子が旭川だと答えると、一緒について行ってはだめかと食い下がったため、景子は父親の見舞いはどうするのかと問い、同行の申し出を断った。

子どもを駅で降ろすと、2人はすぐに車を走らせた。夜中に子どもが1人、しかもこの寒い時期に薄着でいること自体がおかしい、と景子は強く言い、最初から何か変だったと続けた。絵理がもうやめようと言いかけたとき、車をノックする音がした。振り返ると、さきほどの男の子が立っており、2人は恐怖のあまり叫んだ。

あれが何だったのか今でもわからない。ただ、後になって知ったのは、あの場所では子どもと老婆の姿がよく目撃されるという事実だった。

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第3話「右肩の女」

キャスト

  • 沢田利也(さわだ としや)…岡田将生
    体験者。大学生
  • 山田健太(やまだ けんた)…窪田正孝
    利也の友人
  • 伊藤真美(いとう まみ)…蓮佛美沙子
    利也の恋人
  • 渡辺美由紀(わたなべ みゆき)…橋本真実
    霊媒師
  • 脚本:三宅隆太
  • 演出:森脇智延

ネタバレ

青森県八戸市某所。沢田利也(岡田将生)は就職活動中で、2つ年下の恋人・伊藤真美(蓮佛美沙子)と別れることを考えていた。美人で明るい彼女を最初は愛していたが、気持ちは冷め、別れのタイミングを探していた。

食事の席で利也が「話がある」と切り出すと、真美は表情を引き締め、「最近、右肩が重くない?」と言う。霊感があると告げ、利也の右肩に、赤と青のワンピースを着た髪の長い中年女が張り付いていると示した。真美は立ち上がり、そのまま利也の家へ行き、簡易なお祓いを始める。壁から天井まで「悪霊退散」の御札が貼られ、右肩の重さは確かに消えた。

それでも利也は真美と会う気になれず、別れ話を先延ばしにした。ある夜、真美から「大丈夫!?」とのメールが届く。翌朝の電話で、真美は夢の中でワンピースの女に追われ、目を覚ますとその女が上に乗り「邪魔するな!」と怒鳴ったと語る

利也が別れを切り出そうとすると、真美も「大事な話がある。あの女を見つけた」と言う。いつもの店で会い、真美は友人限定のブログを見せた。コメント欄に見覚えのないハンドルネーム「_」があり、クリックすると暗闇に佇むワンピースの女の画像が現れる。「この人だ。いまもあなたの右肩にいる」と真美は断言した。利也は知らない女だと否定し、真美は「しばらく一緒にいよう」と求めるが、利也は断った。

その夜、利也はうたた寝の中で女に追われ、「助けて」と叫んだ瞬間に目を覚ます。金縛りで動けず、女がのしかかり「邪魔するなー!」と叫ぶ。さらに叫んで覚醒すると大学のゼミ室におり、物音に振り向くが誰もいない。前方から女が迫る錯覚に襲われ、窓ガラスが割れて手を切った

翌日、健太の紹介で霊媒師に会うと、「別れようとしている彼女がいるわね。災難の元はその女ではない。あなたに憑いている中年女は彼女の生霊よ」と告げられる。生霊は当人が自覚しないことが多く、死者の霊より強い力を持つため他人では払えない。払いたいなら、本人がはっきりと態度を示すしかないという。

利也がこの話を伝えると、真美は取り合わず、「そんな女の言うことを聞くの?」と一蹴し、追い払う方法を考えようと主張した。利也は「あのときゼミにいたよね」と切り返す。別の大学のはずの真美がその場にいた理由を問うと、真美は誤魔化し、お祓いにまた行くと言う。沈黙の後、利也は「別れよう。さよなら」とだけ告げ、関係を終わらせた

しばらくして利也にメールが届く。件名は「ごめん。やっぱり私だったかもしれない」。人生の大掃除で部屋を片付けていたら、子どもの頃に気に入って着ていた服が見つかったという。添付画像には、あのワンピースが写っていた。最後に「だからごめん。あの女、私だったのかも」とだけ記されていた。

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第4話「顔の道」

キャスト

  • 藤沢翔太郎(ふじさわ しょうたろう)…佐藤健
    体験者
  • 夏海(なつみ)…高橋真唯
    翔太郎の彼女
  • 脚本:三宅隆太
  • 演出:鶴田法男

ネタバレ

山梨県某所。2年前、付き合い始めて間もない藤沢翔太郎(佐藤健)と夏海(高橋真唯)は、共通の趣味である川釣りに彼女の車で出かけた。帰り道、電話ボックスに白いワンピースの女が立っているのが見えたが、次の瞬間には消えていた

夏海が急に強い眠気を訴え、路肩に車を止めて仮眠を取り始める。免許のない翔太郎はどうすることもできない。夏海はうなされて目を開けると「女の人は?」とつぶやき、また眠りに落ちた。

翔太郎は車外に出て釣り竿を磨き始めたが、なぜこんな場所でそんなことをしているのかと我に返る。夏海を揺すっても起きない。携帯は圏外。気味が悪いと思いながら電話ボックスへ向かうが、硬貨を入れても通話はつながらない

外へ出ると近くの建物の窓に人影が見え、電話を借りようと声をかける。鍵はかかっておらず、中は廃墟のようで生活の気配がない。奥から物音がして、2階から誰かが降りてくる気配に「電話を貸してほしい」と告げると、頭がない白い服の女がうめきながら階段を降りてきた。翔太郎は本能的に危険を悟り、急いで車へ戻る。

夏海はうなされ、「女の人が近づいてくる」とわめく。翔太郎は頬を叩いて無理やり起こす。そして「女が追ってくる」と告げても、夏海は要領を得ないまま。エンジンをかけヘッドライトが照らした瞬間、女の首がこちらを向いて笑っていた。2人は叫び、山を一気に下る。自宅に戻って車を降りると、車体のあちこちに無数の手形が残っていた

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