ドラマ【微笑む人】ネタバレと感想|小説とは違うラスト

スペシャルドラマ

3月1日(日)に放送されたドラマ【微笑む人】のネタバレと感想をまとめました。

ドラマオリジナルキャラクターを登場させ、ドラマの結末も小説とは違う終わり方をします。その結末は?

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ドラマ【微笑む人】のネタバレ

仁藤の疑惑

  • 調査役の席に座りたくて梶原を殺した
  • ゲーム機が欲しくて松本を殺した

仁藤の過去

抄子という名前に拘りがあるのか、大学時代に付き合っていた女性も妻も同じ名前

物語ラスト

仁藤の行ったことに対して何とか理由をつけようと、晶が奔走し色々な人に話を聞く。会社の同僚、大学時代の彼女らに話を聞いた結果、仁藤が死に関与しているのではないかと晶は推理する

さらに大学時代の恋人の名前と殺害した妻の名前が同じ“抄子”という共通点に目をつける

井上が行っている店の女の子が、仁藤の小学生時代の同級生だという。そして名前は“抄子”だと。そこで、晶と井上は彼女から話を聞く。

抄子は義父に性的虐待を受けていて、そのことを仁藤に相談した。すると排除したらいいという話になり、ある殺害計画を思いつく。養父は昼間から酔っ払っているので、酒がなくなって買いに出たところを、階段から突き落とすというものだった。普段から酔っている養父が階段から落ちたところで、足を踏み外したのだろうと誰も疑わないはずだと考えた。

いざ、実行の時、義父が出て来たところを隠れていた二人がうかがう。チャンスが訪れて仁藤に声をかけるが、彼は怖気づいてしまって実行できない。そこで、抄子が自ら養父を階段から突き落とした。「意気地なし、役立たず」と言われた仁藤はそのことがショックだったに違いない。

仁藤は殺人はしていないが、目の前で人が死ぬのを見たことで、邪魔者は殺人で排除できる事を学んだに違いない。晶はそう考えていた。

晶たちは話を聞いた後、早速週刊誌に記事を載せるため原稿を書く。その後、仁藤に面会して掲載予定の記事を見せる。記事を見た仁藤から思いがけない指摘をされる。抄子という子は確かに小学校にいたが、義父なんていなくて両親を亡くした後、祖父母に育てられたという。

義父が性的虐待をしていたという子はいたが、男の子だったと仁藤は言う。晶が話を聞いたという抄子は実は別人で男性だったのだ

他人の心の中なんて誰にも分からない。なのになぜ殺人者の心の中を理解したがるのか?仁藤は晶に問う。それはみんな不安だから、自分が取り除く役目だと晶は答える。仁藤は不安だったのはあなた自身だったのでは?と告げ、恐れているから自分を物語にしようとしたと指摘する。

晶は愕然とした状態で自宅へ戻る。そこに夫の素行調査を依頼していた男がやってきて写真を渡される。その写真は隣の家の人と夫が自分がいない間に、自宅に連れ込んで楽しくやっている浮気の証拠だった

写真を夫に見せて晶は思う。夫と仁藤の微笑みは似ていると。そしてアイスピックを握り夫に突き刺して殺害する

看守が晶が殺人を犯したことを仁藤に伝えると、仁藤は全く驚いた様子もなく「人間ですからね。そういう事があっても、おかしくはないんじゃないでしょうか」と語る。

拘置所の廊下ですれ違う仁藤と晶、仁藤は晶の耳元で「笑顔のほうがいいですよ。そのほうが魅力的です」と囁いた。

ドラマ【微笑む人】の感想

ドラマオリジナルキャラクターとして、尾野真千子さん演じる鴨井晶が主に話を進めていきます。主役は松坂さんなのですが、基本的に尾野さんが出ている感じです。

晶は結構物事を思い込みで決め付けてしまうタイプの人のようで、最後はそのせいで勇み足になってしまいます。分かりやすい理由付けが何かしら必要ということに対して、皮肉を浴びせる感じの物語です。

本当に本当のことなんて、本人しか分からない。下手すれば本人すらも分からない。それなのに何かしら理由をつけて分かりやすくして、理解をしようとする。その危うさと愚かさに対して仁藤は“微笑み”ます。

人は多面的であり衝動的な部分もあるのに、「いい人はこんなことしない」とか、「殺人を犯すような人なら、過去に何かあったに違いない」など、勝手な想像でしかなく滑稽だと仁藤があざ笑ってそうです。ブラックジョーク的なオチでした

ドラマ【微笑む人】の登場人物のその後

登場した人物の中でその後がどうなったか分かった人を記しています。

  • 仁藤俊美:殺人の罪で勾留中
  • 鴨井晶:殺人の罪で勾留中
  • 鴨井拓郎:殺害される
  • カスミ:キャバクラを辞めて行方知れず

ドラマ【微笑む人】に出て来た本

『春琴抄』谷崎潤一郎

『晶子曼荼羅』佐藤春夫

ドラマ【微笑む人】のまとめ

結局仁藤の犯行動機も本当なのか、過去の事件もやっているのか、一切分からないまま終わります。晶は仁藤の言う通りに身近な人のことだって分かっていなかったわけで、悲劇的な結末を迎えました。

勧善懲悪で全てをハッキリさせたい人には、消化不良な内容だと思います。しかしその反面この終わり方のお陰でドラマの印象が強く残りました。

分からないのは不安だから何かしらの理由が欲しい、それで分かったつもりになって安心したい。足りない部分はいい印象を持っていればいいように補完しますし、悪い印象を持っていれば悪く補完します。ある意味これは仕方のないことで、だからコミュニケーションも取れるという部分もあります。

理解したつもりでいる個人や、マスコミなどに対しての痛烈な皮肉とも言える内容のドラマでした。

ドラマ【微笑む人】のいいセリフ

人は他人の事をわかっているつもりで、本当は何一つわかっていない。わかった時にはもう事は起きてしまっている。

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