2020年9月9日の深夜に放送された【働かざる者たち】3話のネタバレと感想をまとめました。
今回登場する働かないおじさんは、スマホゲームをしてばかりの人です。
彼がなぜ働かなくなったのか?その理由には“プライド”がありました。
【働かざる者たち】3話のあらすじ
橋田一(濱田岳)は週に一回の宿直で会社でシステム監視をしていた。そこへ北関東工場から電話があり、システムに不具合が出たといわれて見に行く。
見に行った結果、降版が重なりシステムが一時的にビジー状態になっていただけで問題がなかった。
そこに現れた山中達彦(甲本雅裕)という社員が橋田に向かって「邪魔だ」という。なぜなら、ゲームのレアキャラが橋田の後ろにいたからだった。
ここにも働かない人がいたのかと思った橋田は、帰りがけ山中になぜ働かないのかを問う。すると彼は何も考えずに働いているお前のほうが、働かない自分以下だと告げる。その時、橋田は言い返すことができなかった。
屋上で川江(池田エライザ)に会ったとき、自分が何も言えなかったことを話す橋田。川江は働いても働かなくても給料は出るのだから、働きたい人だけ働けばいいという。そして、マンガの新キャラが中途半端だと突っ込まれてしまう。
仕事も中途半端、マンガも中途半端だと悩む橋田。働くということが何なのかまた迷い始める。
【働かざる者たち】3話のネタバレ
1:山中の真実
再びシステムの不具合が起きて橋田は印刷工場へ向かいます。
そこで若い社員がふざけていると、バランスを崩して機械のほうへ倒れてしまいそうに。
危ない!と思った瞬間、緊急停止ボタンを押したのは山中でした。
山中は若い従業員へ向かい、「お前ら死にてーのか!」と怒り、「新聞載った人にとっては一生ものなんだぞ」と色調整についてをさらに指摘します。
そばで聞いていた橋田は、山中を勘違いしていたと気づきます。彼はこの仕事が好きだしプロの職人だと。
なのになぜ彼は働かないのか?山中の答えはこうです。
- 6歳の娘が新聞を見て父が刷ったと自慢してくる
- だから油やインクまみれになって毎日働いた
- でも今刷っているのはエロゴシップ誌。子どもに見せられない
- プライド持てない仕事をするのが辛い
- でも、自分はこれしかないし、これしかできない
娘の自慢の父親だったのに、工場が今では他紙も刷るようになり、その1つがエロゴシップ誌でした。
そのため、山中は娘に誇れない仕事が辛く、働かざる者になってしまったのです。
そんな山中の元にさっき怒られた若い従業員たちが謝りにきました。
山中は彼らに「自分の好みで色を考えているうちは半人前、大事なのは読者にその色がどう写るかだ」と教えました。
プライドを持てない仕事が辛くて働かなくなってしまった
2:悩む橋田
飲んでいるときに橋田は新田に仕事に誇りを持つとは、どういうことなのかを聞きます。
- 仕事は自分のやりたくないこともやらなくてはならない
- 自分がいいと思っても必ず評価に繋がるわけではない
- 他人の評価と自分の矜持、どっちを選んだらいいのか?
と、聞く橋田に対して、新田はこう答えました。
- 自分のモットーは読者のために記事を書くこと
- 批判する人がいるかもしれないけど、読者に真実を届けたい
- だから賞をとろうとるまいがどっちでもいい
この話を聞いた橋田は新田はやっぱり凄い、絶対にブレない自分の信念があると感動します。
でも自分は?そう悩んでいる橋田に新田は、他に何かやりたいことがあるんじゃないの?いい、「好きこそ物の上手なれ」だと言ってくれました。
橋田の好きな物、それはマンガ。
早速マンガを描こうとペンを持ちますが、全くアイデアが降りてきません。
自分にとってマンガっていったい何だろう。橋田はさらに悩みます。
山中たちが刷ったエロゴシップ新聞を買って見た橋田は、誇りを持って働くということがまだよくわからないけど、目の前の現実から逃げず、今より真剣に仕事に向き合うことで何か見つかるかもしれないと考えます。
好きなマンガもうまく描けないけど、仕事に向き合うことで何か見つかるかもと考える
3:新局長登場
今回はこの先の物語があり、前回終わりに少し出てきた新局長がやってきました。
相変わらず橋田に絡んでいた八木沼を、新局長こと多野は簡単に追い払いました。
その姿に橋田は感動し、政治部時代は“鬼軍曹”と呼ばれていた局長に、何かが変わるかもしれないと期待します。
仕事を毎日頑張っていた橋田は、最近マンガは描けてないと言いながら一休憩します。
隣に来たのは多野で、会社が赤字転落するから何かいいアイデアはないか?となぜか橋田にききます。
すると橋田は「働かない給料泥棒を全員クビにしましょう」と意気込みます。
多野は「ヒマそうな奴らいっぱいいるもんな、俺がぜーんぶ変えてやるから」と言いました。
この時、橋田はいい方向に変わると思っていました。しかし、実際はどうやら違うようで、次週以降にそれがわかりそうです。
橋田は多野に働かざる者のクビ切りを提案する
【働かざる者たち】3話の補足
今回は印刷工場の話がメインでした。彼らが主に何をやっているのか?簡単に説明してくれます。
- 新聞の印刷は墨・藍・紅・黄の4色で刷られている
- その色を手動で調整する
- どの色を出してどの色を絞るのかを決める
工場長的な人は一面広告だと数千万の金が動くからシビアだと例えてくれますが、山中と若い従業員は主に乳首の色で話してくれます。
いずれにしても自分が好きとかどうとかというより、手に取った読者なりクライアントがどう思うか、それが一番大事だと語ります。
山中の新聞に掲載された人にとったら、一生ものなんだというセリフも職人らしさがあっていいセリフです。
デザインや印刷の仕事に携わったことがある人なら、ニヤニヤするギャグなどもあり、なかなかマニアックでした。
【働かざる者たち】3話のその他気になったこと
- 新たなキャラはポコティン
- エロスの中にそこはかとなく感じる上品と哀愁がある
- 乳首の色の好みで揉める印刷工場の従業員たち
- 工場にはレアキャラが2匹もいた
- 川江に手を振ると気持ち悪がられる橋田
- 川江にシモネタをいわせる罪な新キャラ
- DIC279が山中の好みの乳首の色
- またつくねが食べれない新田
- そのことを店員も突っ込む
- つくねのような用を足した後つくねを食べる鴨志田
- 緊縛された人形に向かって教えを乞う橋田
- エロ面を街中で堂々と見ていて引かれる橋田
- 今はおじさんブームで時代が俺を求めていると語る八木沼
- 八木沼の仕事はコーヒー片手に徘徊すること
【働かざる者たち】3話の感想とまとめ
今回の働かざる者はスマホゲームおじさんでした。
彼がなぜ働かないのか?仕事にプライドが持てないから、働くのが辛いということです。
とはいっても、彼はこの仕事しかできないといいます。
娘に自慢できる父だったのに、エロゴシップ誌では娘に軽蔑されるかもしれない。
それでもやっぱり辞められないし、他の仕事もできないという哀愁が漂ってきます。
橋田はまた働くことに悩みますが、今回は最終的に仕事を頑張ることにしました。
そこにやってきた新局長の多野、何か理由があってやってきたようですが、今のところよくわかりません。
橋田は自分を棚に上げて、働かないやつをクビにしろといいますが、下手すると橋田もその対象になるのか?
リストラの嵐が吹き荒れるのか、いい方向へは行かない雰囲気です。
次回は9月16日深夜0時58分から放送予定です。