3月6日に放送された【ハムラアキラ】最終回7話「悪いうさぎ Z」のネタバレと感想をまとめました。
3話連続の話が今回で完結しました。行方不明になった少女たちは結局どうなったのか?そしてゲームの内容とは?
【ハムラアキラ】最終回のあらすじ
ゲームというものがどういうものなのか、ミチル(井頭愛海)に聞くが内容までは知らなかった。亜寿美(筒井真理子)から連絡を受けた晶(シシド・カフカ)は外を出たところで何者かに襲われる。目を覚ました晶はコンテナに閉じ込められてしまっていた。空腹と寒さに死を意識し始める晶、その頃ミチルは岡田(間宮祥太郎)と話をし68会を操っている人物について話す。
晶と連絡が取れずに心配したミチルは、岡田と一緒に探しに向かうが…。
【ハムラアキラ】最終回の感想
3話連続で放送された物語は勧善懲悪ではありましたが、犠牲を伴うものでした。金持ちの暇つぶしか思い上がりか、うさぎと称して女子高生を連れて来ては狩りを楽しんでいました。
晶はそのことに怒り、主犯の野中に銃を向けて引き金を引きますが、野中は射殺されずに逮捕されます。事件の全貌を暴くほうを優先したのか、実のところなぜ殺さなかったのかは分かりません。
共犯者という鎖で繋ぎ思うように操る。野中は巧妙に68会のコントロールをしていました。岡田も山辺に脅されますがその手には乗らずに正義を貫き父親に引導を渡します。
淡々と終わるため嫌な気分というよりは、やはり空しさが残る話でした。昔のドラマにはよくありましたが、最近はこういう終わり方のドラマがあまりないので新鮮に感じます。
【ハムラアキラ】最終回のネタバレ
登場人物のその後
5話から最終話に登場した人物たちはどうなったのか?分かった範囲でまとめました。
- 平ミチル:母の元に戻る
- 滝沢美和:ゲームに参加して死亡
- 水地佳奈:ゲームに参加して死亡
- 野中則夫:逮捕
- 滝沢喜代志:逮捕
- 平義晃:逮捕
- 大黒重喜:逮捕
- 山辺秀太郎:逮捕
- 辻亜寿美:自殺
- 岡田正太郎:警察に残る
- 葉村晶:再び探偵業を始める
結局美和もゲームに参加して殺されます。うさぎのマスクをかぶっていたせいか、全く父親は気づかなかったようで娘を射殺してしまいます。後で気づき何とかごまかすためか、替え玉を使い娘が戻って来たことにします。
しかし、亜寿美はそれが受け入れられなかったようで、どうしてそうなったのか分かりませんが野中に自殺に追い込まれたとのことです。
美和と佳奈の遺体は別荘から発見されたとのことです。佳奈は金のために参加しますが、美和は真相を探るために自らゲームに参加しました。ミチルも同じく真相を探るために参加します。
岡田は警察を辞めるかとみんな思っていたようですが、「親とか一切関係ない」と言って逆に自信が持てたそうです。
晶は最後に白熊探偵社の看板を掲げ、再び探偵業に戻ることにしました。古書店の常連も変わらず、村木がまた依頼を持ってきます。
【ハムラアキラ】最終回に登場した本
『スリーピングマーダー』アガサ・クリスティー
『魔術の殺人』アガサ・クリスティー
【ハムラアキラ】最終回のその他気になったこと
- 富山のおじやは出汁のとり方が違くて美味いらしい
- 暗くなったら分かるのはうさぎのランプ
- 「バカ言ってんな、クソ親父」と平を罵る晶
- 車の免許はないらしい晶
- 本当の意味での“ガールハント”という大黒
- なぜかマスクを逆に被る野中
【ハムラアキラ】最終回のまとめ
犠牲を伴う終わり方に空しさが残ります。全てがうまく収まればスカっとする話なのでしょうが、【ハムラアキラ】はそういうドラマではありません。
この空しさを残すというのは、一歩間違えると胸糞が悪い終わり方にもなりかねません。しかし、淡々と話が終わることで成立させます。主人公が感情的にならず、冷静で客観的に振舞うこともまた空しさを際立たせます。
昔のドラマのような雰囲気が全体的に漂い、どこかオマージュっぽい部分も感じさせるドラマでした。
晶が家族に悩まされた人物だからか、度々家族に悩む人たちが登場します。1話では姉の珠洲、2話では町内会長とその母、4話では再び姉の珠洲、5~最終話ではミチルや岡田。それぞれ“家族”というものに悩まされます。“家族”がこのドラマの裏のテーマのようにも思えます。
どの回も印象的でゲストの人も良かったです。個人的には1話完結で進んでいた回のほうが面白く、オチも含めて2話目が一番面白かったです。