WOWOWのドラマ【ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―】最終話のネタバレと感想をまとめています。
白石奪還のために犬童に成りすまして第七師団へ向かう杉元たち。うまくいったかのように見えたが、そこへ鶴見中尉の懐刀・鯉登少尉がやってきて……。
【ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―】最終回のあらすじ
白石由竹(矢本悠馬)奪還のため、杉元佐一(山﨑賢人)は変装の名人である鈴川聖弘(山路和弘)を使い、犬童四郎助(北村一輝)に成りすまして第七師団へ交渉しに行く計画を立てる。
淀川輝前(石丸謙二郎)に白石と交換に、偽札の原版を渡すと交渉する。交換しようとした矢先、鶴見篤四郎(玉木宏)の命を受けてやってきた鯉登音之進(中川大志)が現れ……。
【ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―】最終回のネタバレ要約
鯉登に変装を見破られ、鈴川はその場で射殺されてしまう。杉元は急いで白石を連れて逃げ出し、偶然あった飛行船で逃げる。
追っ手をまくため大雪山を越えて行くルートで網走を目指す杉元たち。
やがて杉元たちは谷垣らと合流し、土方や鶴見たちもみな網走を目指した。
【ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―】最終回詳細なネタバレ
千里眼
川原のたき火の前で、インカㇻマッ(高橋メアリージュン)は静かに占いの儀式を始めた。燃えさかる炎の揺らぎに集中しながら、過去と未来の影を見つめている。その視線の先には、必死に誰かを探すような川原の姿があった。
「人を探しているのですか?」インカㇻマッが尋ねる。川原は険しい表情でうなずいた。「だが逃げられた。代わりにお前が千鶴子のふりをしろ」
その命令にインカㇻマッは少し驚いたが、すぐに冷静さを取り戻し、状況を受け入れた。炭鉱の会社の重役たちが待つ席に向かう準備を整える。水橋千鶴子(田辺愛美)は熊本の炭鉱脈を透視で見つけ、現在の金額にして2000万円もの謝礼を得たという伝説的な能力者だった。
やがて、佐伯という炭鉱会社の人物が現れた。「この封筒の中に書かれた文字を当ててみせろ」挑むような声に、インカㇻマッは一瞬視線を封筒に向けたが、次の瞬間、「そこじゃないわ」と静かに言い放ち、別の方向を指差した。
その場にいた全員が困惑する中、インカㇻマッは確信を持って歩き出した。案内された先には、驚くべきことに本物の千鶴子が隠れていた。川原は真実が露見するとは夢にも思っていなかったため、激昂し、インカㇻマッを捕らえた。
一方、物陰からその様子を見ていた谷垣源次郎(大谷亮平)は、助けに行くべきか葛藤していた。その時、チカパシ(青木凰)が震えながらも真っ直ぐな瞳で言った。「怖いけど…助けなきゃ…!」
その言葉に決意を固めた谷垣は、大きな一歩を踏み出した。「その女は俺の家族だ!」と叫びながら、川原の手からインカㇻマッを奪い取った。思わぬ救出劇に、川原たちは一瞬動きを止めた。
解放されたインカㇻマッが息を整えていると、ふいに本物の千鶴子が鋭い声で叫んだ。「東には行ってはいけない、あなたは殺されてしまいます。あなたが追っている男によって」
その予言の言葉が、まるで運命そのものを告げるように冷たい風に乗って響いた。インカㇻマッと谷垣、そしてチカパシは険しい未来を感じ取りながら、その場を急いで後にした。
白石奪還計画
杉元佐一(山﨑賢人)たちは旭川の町に到着した。町は賑わいを見せ、通りには商人や旅人が行き交っていた。土方歳三(舘ひろし)は町の発展ぶりに目を細めながら、静かに語り始めた。
「旭川がこれほど栄えているのは、上川道路のおかげだ。この道路を切り開いたのは、戊辰戦争や西南戦争で敗れ、国事犯と呼ばれた武士たちだった」
その言葉に耳を傾ける杉元たち。土方は険しい表情を浮かべ、遠い記憶を思い起こすように続けた。
「戦に負ければすべてを奪われる。勝てば官軍、負ければ賊軍だ。戦というものは、決して負けてはならん」
丘の上から、第七師団の建物を眺める杉元たち。だが、白石由竹(矢本悠馬)がどの建物にいるのか見当もつかない。全ての建物を一軒ずつ探るのは不可能だった。
「向こうから白石を差し出させるしかねえな」杉元の瞳が冷たく光る。「あの詐欺師(鈴川)を使うんだ」
しかし、尾形百之助(眞栄田郷敦)は渋い顔をして言った。「もし鶴見中尉がいれば、小細工は通用しない」
すると、奥山夏太郎(塩野瑛久)からの知らせが届いた。「鶴見中尉はまだ小樽にいる」
土方は警戒心を緩めることなく考えを巡らせた。「追ってこないのは、俺たちに刺青を集めさせて、最後に根こそぎ奪うつもりかもしれん」
「白石を連行していた兵士の肩章には『27』の数字が見えた」キロランケ(池内博之)が思い出すように言った。
尾形はすぐに理解した。「旭川にある歩兵第27聯隊だな」
その言葉に皆が緊張を走らせる。尾形自身もかつて歩兵第27聯隊に属していたのだ。そして、その聯隊長は淀川輝前(石丸謙二郎)中佐。
「淀川中佐は鶴見中尉の息がかかった人物だ」尾形が静かに断言する。「白石は第27聯隊が秘密裏に確保している可能性が高い」
全員が深い沈黙の中、再び第七師団の建物に視線を向けた。その奥には、まだ見ぬ危険と謀略が潜んでいることを確信しながら。
次の行動が、運命を大きく左右することは誰の目にも明らかだった。
危うい取引
旭川の歩兵第27聯隊の本部に、一本の緊急連絡が届いた。内容は「網走監獄の典獄が面会を求めている」というものだった。
その報告を受けた淀川中佐は顔をしかめた。「典獄だと?このタイミングで…」
すぐに応接室に案内されたのは、典獄の制服を身にまとった詐欺師・鈴川聖弘(山路和弘)と、無表情なゴムマスクをかぶった杉元だった。
「ご無沙汰しております、中佐殿」鈴川は典獄・犬童四郎助(北村一輝)になりきり、穏やかな笑みを浮かべた。
「実は、網走監獄の囚人である白石由竹の身柄を返していただきたく参りました」
淀川中佐は薄く笑い、「白石…?そんな名の囚人は知らんな」
しかし鈴川は食い下がった。「熊岸長庵をご存じでしょうか?」
その名に、淀川の表情がわずかに変わったのを鈴川は見逃さなかった。
「これを」鈴川は懐から一枚の紙幣を取り出し、机の上に置いた。それは精巧に作られた偽札だった。
「彼の偽札です。網走で確保済みです」
静まり返る部屋。鈴川はさらに声を落とし、取引を持ちかけた。「熊岸と白石を交換しましょう。あなたの手柄になりますよ?」
一方その頃、小樽では鶴見篤四郎(玉木宏)中尉が通信機を使って厳しい声で命令を飛ばしていた。
「淀川中佐の独断には従うな。白石を誰にも接触させるな」
鶴見は軍帽の鍔を直し、さらに続けた。「すぐに鯉登少尉を向かわせろ!」
その命令が届いた瞬間、旭川の兵士たちは慌ただしく動き出した。
その時、応接室の扉が静かに開き、淀川中佐の側近が耳打ちした。「鶴見中尉から通信が入りました」
鈴川の笑顔は少し引きつったが、すぐに柔らかい声を取り戻した。「中佐殿、どうかお早い決断を」
だが、淀川はすでに冷徹な光を目に宿し、「さて、本当にそうかな?」と静かに呟いた。
緊迫する交渉の行方を左右するのは、鶴見の動き、そして杉元たちの度胸だった。戦慄の静寂が、次の一手を待っていた。
鶴見中尉の懐刀
旭川の第27聯隊本部に、重い足音とともに鯉登音之進(中川大志)少尉が姿を現した。その鋭い目つきに尾形はすぐに気付いた。
「まずいな…」と尾形は低くつぶやく。
一方、偽の犬童として振る舞う鈴川は、冷静を装いながらも内心の焦りを隠せなかった。交換交渉は外で行うという名目で白石を連れてくるよう命じたが、突然、鯉登が部屋に踏み込んできた。
「白石には誰も接触するなと命令を受けている」と鯉登は強い口調で告げた。
犬童は薩摩の方言を流暢に使うという鯉登は方言で語りかける。そして酒飲みときいたがと話しかける。
鈴川は方言で「最近は酒にも弱くなったもので…」と返した。
その瞬間、鯉登の目が鋭く光った。「犬童典獄は下戸のはずだ!」
ためらいもなく銃を抜き、鈴川の頭を撃ち抜いた。
「白石を誰にも渡すな!」と怒声をあげた鯉登が銃を構える。その引き金を引こうとした瞬間、杉元が飛び出し、白石をかばいながら窓から飛び降りた。
尾形は屋上から正確な射撃で追手をけん制し、杉元と白石の逃走ルートを確保した。
「走れ、不死身なんだろう!」と尾形が命じる。撃たれた傷から血を流しながらも、杉元と白石は必死に走り続けた。
逃走先には、停泊する飛行船が見えた。二人は飛行船に飛び乗ったが、その直後、鯉登が激しい勢いで迫ってきた。
「杉元は俺がやる!」と叫ぶ鯉登。尾形はその猛然たる気迫に警告する。
「自顕流の使い手だぞ。撃たれた状態で勝てる相手じゃない!」
鯉登の眼前に尾形の姿が映ると、彼の怒りが頂点に達した。「裏切り者がッ!」
鯉登は兵士たちを踏み台にし、飛行船へと飛びかかった。杉元は応戦するも、撃たれた体では押し返すことすら困難だった。
その時、アシㇼパ(山田杏奈)が馬に乗り、風のように現れた。的確な弓矢で杉元を援護し、飛行船へと駆け乗った。
だが鯉登の勢いは止まらなかった。執念を燃やす彼が、飛行船の縁に手をかけた瞬間、ロープにしがみついていた白石が見事な蹴りを繰り出した。
「悪いな、もう満員だ!」
鯉登は激しい怒声を上げながら宙を舞い、地上へと落下していった。
飛行船はついに空高く舞い上がった。荒れ狂う風の中、杉元は息を整えながら白石とアシㇼパに微笑んだ。
だが、空の彼方には、さらなる戦いの嵐が待ち構えていた。次の一手が命運を分けることを、彼らは誰よりも理解していた。
空の上の告白
飛行船は雲間を滑るように進んでいた。風の音が静かな緊張感を漂わせる中、白石は気まずそうに視線をそらしながら口を開いた。
「俺さ、自力で逃げられたんだよ」
その言葉に杉元が険しい顔をする前に、アシㇼパが冷たく言い放った。
「みんな放っておけって言ったのに、助けに行こうと決めたのは杉元だけだった」
白石は口をつぐんだ。杉元は一歩前に進み、鋭い目で白石を見据えた。
「土方と内通してたんだろ?」
その問いに白石は焦りの色を浮かべた。
「いや、それは…!」
白石はとっさに飛行船の縁へと身を乗り出し、逃げ出そうとしたが、杉元の手がしっかりと彼の腕をつかんだ。
「待て」
杉元は懐から一枚の紙を取り出した。それは以前、白石が渡した辺見の刺青の写しだった。
「これは…まったくのでたらめだった」
白石は怯えたような目で杉元を見た。しかし、次の瞬間、杉元はその紙を無造作に風に投げ捨てた。紙片は風に舞い、遠く空の彼方へと消えていった。
「お前は俺たちを裏切ってなかった」
驚きと安堵が入り混じった表情を浮かべる白石。
「言ったはずだぜ、俺はお前らに賭けるってよ」
白石は破顔一笑した。杉元も苦笑しながら肩をすくめた。
飛行船は再び静かな空を進んでいった。その先に待つ新たな試練など、今は誰も気にすることはなかった。信頼という絆が、空の上で固く結ばれていたのだから。
干し柿の約束
飛行船を降りた杉元たちは、大雪山を越えて追手から逃れるしかなかった。アシㇼパは迷うことなく杉元の傷の手当を始め、尾形は険しい顔で周囲を警戒する。
「追手が近い。急げ」尾形の声には焦りがにじんでいた。
悪天候の中、一行は吹雪に立ち向かいながら大雪山を登っていった。寒さに凍える中、アシㇼパは手早くエゾシカのオスを見つけた。
「何頭か撃って!」
尾形は無言でライフルを構え、一瞬のうちに複数のエゾシカを仕留めた。彼らは鹿の内臓を取り出し、皮の中に身を包んで暖を取った。
「鈴川は…死んだのか?」とアシㇼパが口を開いた。
杉元は表情を曇らせ、深く息をついた。
「あいつは悪人だ。悪人は人の心が欠けてるから、痛みも感じないはずだ。だから、いちいち同情なんかしなくていい」
その言葉にアシㇼパは強い眼差しで杉元を見据えた。
「そんな理屈でごまかすな」
杉元は少し困ったように微笑み、遠い目をした。
「俺は…そう思うようにしてきた」
杉元の視線は遠い戦場へと向かっていた。
「戦場では、自分を壊して別の人間にならないと戦えなかった。俺たちはそうでもしなきゃ、生き残れなかったんだ」
「元の人間には戻れなかったのか?」
アシㇼパの問いに、杉元は少し黙った後、静かに答えた。
「戻れたやつもいただろうさ。故郷に帰って、家族と過ごす時間があればな。だけど、日本に帰ってきても元の自分に戻れないやつもいる。心はずっと戦場にいるんだ」
ふと、アシㇼパがぽつりと言った。
「杉元も…干し柿を食べたら、戦争に行く前に戻れるのかな」
その言葉に、杉元の胸の奥が少しだけ暖かくなった。かつて一緒に友と過ごした日々が鮮やかによみがえる。
「全てが終わったら…杉元の故郷に連れて行け。私も干し柿を食べてみたい」
アシㇼパの真っ直ぐな瞳が、希望に満ちていた。
「いいな、杉元?」
「…ああ」
吹雪の中でも、二人の間には確かな温もりが宿っていた。未来への小さな希望が、静かに胸に灯るのだった。
運命の予兆
郵便局で電報を受け取った谷垣の目が険しくなった。そこには簡潔なアイヌ語が記されていた。
「フチ ライクルシユク ツクル」
不吉な響きに、隣にいたインカㇻマッが深刻な表情を浮かべる。
「ライクルシユクとは、死に装束のことです」
その言葉に谷垣は息をのんだ。アイヌの文化では、死期を悟った老人が家族に迷惑をかけないよう、自らの死に装束を用意するという。
「なぜあんなことを言った?」谷垣は苛立ちを隠せなかった。
インカㇻマッは冷静に応えた。
「占いで見えたことを言ったまでです。アシㇼパさんの周りに裏切り者がいる」
その言葉は鋭く、谷垣の心に突き刺さった。
「フチが死期を悟ったのは、あなたが不安を煽るようなことを言ったからだ!」
怒りに震える谷垣の声も、インカㇻマッの冷たい視線を揺るがすことはなかった。
「見えたものを告げただけ」
しかしその静かな口調には、何か隠された確信が感じられた。アシㇼパを巡る運命の渦が、確実に迫っていることを知っているかのように。
谷垣は奥歯を噛みしめながら、再び電報を見つめた。フチ(大方斐紗子)の思いが、この短い言葉にどれほどの覚悟を込めたのかを、ようやく理解し始めていた。
運命の糸は絡まり、切れそうなほど緊張していた。
鯉登の熱情
鯉登少尉は、鶴見中尉に叱られるかもしれないという思いに興奮を隠せなかった。
「月島軍曹、鶴見中尉はどんな様子だった?」
月島基(工藤阿須加)は冷静に口を開こうとしたが、鯉登は急に「いや、言わなくていい!」ともだえた。
「良いではないか月島!」
月島が無言で取り出したのは、鶴見の写真だった。それを見た鯉登は目を輝かせた。
「羨ましいぞ月島軍曹!あとほんの少し早く生まれていれば、私も鶴見中尉のお供ができたのに!」
興奮した鯉登は、自分の写真を月島の机に置き、隣に貼ろうとし始めた。月島は困惑しながらも、無表情でその様子を見ていた。
そんな折、ついに鶴見中尉が現れた。
「鶴見中尉ーーーッ!」
鯉登は全身の力を込め、早口の薩摩弁で叫びながら駆け寄った。
「落ち着け、何を言っているか分からん」
鶴見は困惑したが、鯉登の熱狂ぶりにため息をついた。
「どうして私にだけ早口の薩摩弁になるのだ?」
その言葉に、鯉登は一瞬黙ったが、すぐに月島に耳打ちし、言いたいことを伝えてくれと頼み込んだ。
鶴見の厳しい視線に、鯉登は突然シャツを脱ぎ始めた。その下には鈴川の人皮がぴったりと貼り付けられていた。
「よくできているが…剪(きり)が甘い。」
褒められるかと思いきや、厳しい指摘を受け、鯉登はがっくりとうなだれた。しかし、次の瞬間、鶴見が続けた言葉に目を輝かせた。
「旭川での任務は外れてもらう。その代わり…私の囚人狩りに参加するのだ」
「はっ!」
喜びに震える鯉登を見ながら、月島はあきれたように軽く肩をすくめた。
【ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―】最終回の結末
土方たちは焚き火を囲み、鈴川の皮について話していた。
「囚人どもに渡ったかもしれんな」
土方は思案深げに眉をひそめた。だが、永倉新八(木場勝己)が静かに笑った。
「だが先に写しを取っておいてよかった」
その言葉に一同はうなずき、次の一手を考え始めた。そこに、血気盛んな牛山辰馬(勝矢)が戻ってきた。
「杉元たちの姿を行商人が見たらしい。キロランケがすでに追っている」
その報告に、土方は静かに拳を握りしめた。
「網走で決着をつける」
一方、杉元たちは悪天候を乗り越え、ようやく山を超えていた。焚き火の前で食事を分け合いながら、これからの計画を練っていた。
すると遠くから聞き覚えのある声が聞こえた。谷垣、インカㇻマッ、チカパシたちが歩み寄ってきたのだ。
「やっと追いついた」
喜びと安堵の笑顔が交わされた。
その頃、月島は受け取った電報の暗号を解読していた。
「電報が解読できました。杉元と谷垣が合流したようです」
その報告を受けた鶴見は深くうなずいた。
「そろそろ網走に向かう時だ」
冷ややかな笑みを浮かべる鶴見の目は、すでに次の狩りの準備が整ったことを物語っていた。
一方、土方たちも網走への移動を決めた。
「釧路を通って杉元たちが網走を目指している」
その情報に、永倉は静かに立ち上がった。
「決戦の時だ」
運命の糸が絡み合い、全ての者が同じ場所を目指して動き始めていた。 決戦の地、網走が彼らを待っている。
【ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―】最終回のまとめと感想
無事白石を奪還し、それぞれ決戦の地である網走を目指すという話でした。
今回でドラマ版は終わりになります。ここから先の続きは、劇場版になるようです。
ドラマの終わりに「第一部完」と出て終わりました。劇場版の後、またドラマで第二部をやる予定があるのか?それとも劇場版が第二部ということなのか?詳しいことはまだ分かりません。
原作が完結している作品なので、ぜひこのキャストで最後まで描ききって欲しいものです。それもこれも映画の興行収入次第なのかもしれません。またドラマで放送することがあれば、引き続き視聴したいと思います。