WOWOWのドラマ【フィクサーシーズン2】1話のネタバレと感想をまとめています。
都知事の不正献金疑惑を追っていた新聞記者の渡辺が、殺人未遂の現行犯で逮捕されてしまう。それを知った設楽は強力な弁護士を渡辺につけるが……。
【フィクサー2】1話のあらすじ
◤連続ドラマW #フィクサー Season2◢
— WOWOW総合 (@WOWOW_SOGO) July 9, 2023
＼新シーズンのテーマは“冤罪”／
冤罪に巻き込まれた記者を救えるのか？
フィクサー・設楽拳一が、過去に因縁のある検事と法廷で対決💥
📺7/9（日）午後10:00スタートhttps://t.co/bhd0d5iuQu#WOWOW #唐沢寿明 #町田啓太 #江口のりこ #鈴木保奈美 #石黒賢 pic.twitter.com/w4VlSh87eY
東京都知事の横宮三郎（石黒賢）が、毎朝新聞の記者・渡辺達哉（町田啓太）に対して暴行を働いたという情報を、設楽拳一（唐沢寿明）はキャスターの沢村玲子（内田有紀）から聞く。キー局と新聞社に送られた、都知事が不正献金を受けているという、怪文書に対しての取材が原因だった。都知事選が近いため、設楽は裏に何かがあると考えた。
渡辺が横宮に呼び出されて宿泊するホテルに向かうと、横宮の妻の妃呂子（真飛聖）が頭から血を流して倒れていた。渡辺はそのまま逮捕されてしまう。
設楽は手段を選ばない弁護士として有名な、杉谷菜穂子（鈴木保奈美）に弁護を依頼するが……。
1話のネタバレ
怪文書
設楽拳一（唐沢寿明）は逮捕された時の夢を見ていた。眠りから目覚めると、キャスターの沢村玲子（内田有紀）からの電話で、東京都知事が乱闘騒ぎを起こしたとの報せを受ける。
都知事の横宮三郎（石黒賢）が、新聞記者の渡辺達哉（町田啓太）に対して暴行を働いたという。この事件は大きく報道され、横宮は記者会見で事情を説明することになった。会見で渡辺は埋立地事業に関する建設会社からの不正献金疑惑について糾弾する。
都知事選が迫っている状況の中、民自党のメンバーたちはテレビ中継を見ながら頭を抱えた。
設楽のもとにやってきた玲子が状況を説明する。渡辺は以前、運転手の潔白を訴える記事を書いたことから、総理番から都政班へ異動になっていた。
キー局と新聞社には以下の怪文書が届いていたという。
横宮都知事は 秘密裏に
東京湾埋立事業を 進めている
浜潮建設から 不正献金を受け
見返りに 発注した模様
横宮の悪事を追及せよ
都政を憂う会
都政を憂う会というのは存在しないという話を聞き、設楽は横宮の再選を阻みたい者が送ったのではないかと考え、裏に何かが隠されていると感じた。
事件発生
捜査一課の刑事・板倉晃司（小泉孝太郎）と渡辺は会っていた。渡辺は設楽がなぜ情報を自分に流すのか疑問に思っていた。そして母親の響子（斉藤由貴）が設楽の切り抜き記事を持っていたことを話す。母はもしかすると設楽と知り合いなのではと考えていた。すると渡辺に電話が入り、急遽取材に向かうことになった。
設楽は、秘書の丸岡慎之介（要潤）に協力を仰ぎ、横宮に関する情報を入手した。横宮はかつて須崎一郎（小林薫）の法律事務所で弁護士をしていた経歴があった。その後、彼は参議院議員として1期務めて都知事選挙に出馬し、須崎の支援もあってトップ当選した。
渡辺は横宮が宿泊しているホテルに向かった。声をかけたが反応はなく、開いていたドアの中に入ることにした。そこには横宮の妻である妃呂子（真飛聖）が頭から血を流して倒れていた。渡辺は慌てて助けを呼ぼうとしたが、その時に横宮が戻り渡辺は逮捕されてしまった。妃呂子は意識不明の重体となり、彼女は響子の働いている病院に運ばれた。
その後、横宮は須崎と一緒に本郷吾一（西田敏行）の家を訪れる。本郷と須崎は横宮に対し、妻のそばを一日も離れずにいるように命じる。横宮はただただ怯えているだけで、何も言い返すことができなかった。
取り調べ
一方、設楽は総理大臣である新田さゆり（富田靖子）に電話をかける。設楽は横宮が都知事選に出馬した理由が、須崎たちが埋立事業を進めたいからではないかと話す。また、党内でのさゆりの立場を強固にするために、さゆりが推薦する議員を都知事選に立てることを提案する。しかし、さゆりは聞く耳を持たずに提案を断った。
響子が警察署を訪れると、待ち構えていた記者たちに囲まれてしまう。しかし、板倉が気づき、響子を署内に案内した。響子は息子が事件を起こしたとは思えないと主張し、板倉に息子を頼むとお願いした。
その頃、渡辺は警察で執拗な取り調べを受けていた。彼は自分が犯人にされていることを完全否認した。板倉は別室で事件を担当する刑事である中条真（久世星佳）と共に、渡辺の取り調べを見守っていた。中条は凶器がまだ見つかっていないことを語った。また、板倉は事件の日に渡辺が電話で誰かと話していたことを思い出していた。渡辺は犯行を否認し続けたまま、送検されることとなった。
弁護依頼
ある日、玲子は弁護士の杉谷菜穂子（鈴木保奈美）を連れて設楽のもとを訪れた。設楽は菜穂子に渡辺の弁護を依頼する。菜穂子は設楽になぜ渡辺の弁護をするのかたずねると、設楽は担当検事が佐々木雪乃（江口のりこ）だからだという。自分を逮捕した検事への復讐を果たすためだと説明した。
須崎はその頃本郷の元を訪れ、浜潮建設の社長である氏原巧巳（加藤雅也）から埋立地事業についての説明を受けていた。怪文書にあった東京湾埋立事業の告発は、事実だった可能性が出てきた。
菜穂子は設楽の依頼を引き受け、早速渡辺との接見に臨んだ。渡辺は最初は弁護を拒んだが、やがて弁護を受け入れることにした。
接見後、外で待っていた設楽と菜穂子は話す。初対面の印象からして、渡辺はシロではないかと菜穂子は述べた。しかし、現時点では真犯人の存在が物証からは明らかになっていなかった。
ちょうど通りかかった板倉が設楽に気づき、彼のもとに近づいてきた。板倉は事件当日に渡辺と会っていたことを明かし、今回の事件にも不審点があると感じていたことを設楽に話した。
否認
渡辺は地検に連行され、聴取が始まった。聴取を担当する雪乃には、本郷からしっかりやるようにと電話が入った。本郷は雪乃が幼少期に迷子になった時のことを話し、それを聞いた雪乃は期待に応えようと心に決めた。
雪乃の聴取が始まり、渡辺は依然として事件との関与を否定した。しかし、聴取中に電話が入り、事務官からメモを手渡された雪乃は離席することになった。
一方、板倉は警察署で渡辺の調書を見て不審な点を発見した。その時、事件担当の中条が現れ、板倉と一緒に捜査を進めることを提案した。
1話の結末
丸岡は設楽のパソコンの画面をこっそりとカメラで撮影していた。その時、響子が設楽の部屋を訪れた。設楽は不在であることを伝え、響子を待たせようとするが、ちょうどその時、設楽が戻ってきた。
響子は自分で弁護費用を払うと言ったが、設楽は気にするなと言った。響子が同情ならなおさら結構だと言うと、設楽は渡辺が見どころのある人物だから助けたいのだと答えた。響子は涙を流しながら話を聞いていた。
妃呂子の意識が戻り、雪乃はその様子を聞くために彼女のもとを訪れた。雪乃は妃呂子に頭を殴った人物の正体について尋ねまがら写真を見せると、妃呂子はは戸惑いながら渡辺を指し示した。
雪乃はその情報を持ち帰り、妃呂子が渡辺に殴られたと証言していることを伝えると、渡辺は自分は犯人ではないと激しく怒り出した。
【フィクサー2】1話のまとめと感想
新聞記者の渡辺が殺人未遂で逮捕され、送検されたという話でした。
新シーズンになり、新たな登場人物がたくさん出てきます。今回は東京湾埋立事業を巡る、都知事の不正献金が浮上します。その背後にいるのはお馴染みの須崎と本郷という図式です。そして、邪魔者の渡辺はハメられたという感じです。
最終的には恐らく渡辺の無罪は証明されると思いますが、真犯人は誰なのかということです。前回のように身近な人物なのか、それとも全く関係のない人物か？下手すれば都知事自身がやった可能性すらありそうです。
設楽と渡辺の母の関係が、どういったものなのかは相変わらず不明です。ただ、最後に会話していた感じだと、随分と距離を保ち他人行儀な話し方でした。渡辺が設楽の息子という可能性もまだありますが、もしかしたら渡辺の父を設楽が間接的に殺してしまったとかで、設楽は贖罪している可能性もありそうです。
さらに雪乃と本郷も血縁関係がありそうな、何とも複雑な人間関係がありそうです。