【フィクサー1】4話のネタバレと感想|中埜が闇落ちし意外な人物が総裁選に出馬

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WOWOWのドラマ【フィクサーシーズン1】4話のネタバレと感想をまとめています。

殿村からの直接話を聞いた設楽は、最後の詰めに取り掛かろうとする。そして総裁選には意外な人物が出馬することになり…。

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【フィクサー1】4話のあらすじ

沢村玲子(内田有紀)の手引きで殿村茂(永島敏行)と面会した設楽拳一(唐沢寿明)は、密約を交わした相手が誰か確信し、最後の詰めに入ろうとする。

中埜弘輝(藤木直人)は設楽に騙されたのを知り憤るが、逆に設楽に問い詰められてしまい、密約があった日の話を告白する羽目になる。

渡辺達哉(町田啓太)は真相を掴むため、板倉晃司(小泉孝太郎)に設楽の誘いに乗るよう勧め、板倉は悩む。

総裁選の立候補締め切り直前に設楽が動き、意外な人物が出馬表明することになり……。

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4話のネタバレ

確信

設楽拳一(唐沢寿明)は沢村玲子(内田有紀)の手引きで病室を訪れた。寝たきりの殿村茂(永島敏行)のそばに立ち、設楽はたずねた。「私が何かお手伝いできることはありますか?」すると殿村はゆっくりと手を伸ばし肩に置いた。「犯人を見つけて追放すればいいですね」と設楽が言うと、殿村は頷いた。

そこで設楽は2つの頼みごとを殿村にすることにした。1つ目は、殿村が意識を取り戻したことを家族以外には秘密にするようにということだった。2つ目は、密約を結んだ相手が誰なのかを教えてほしいということだった。殿村は1月13日を指さしながら「中埜に…」と言葉を残した。

設楽が部屋に戻ってその日のスケジュールを確認すると、その日、殿村は清栄医大のパーティに出席していたことがわかった。パーティには殿村の他に須崎一郎(小林薫)、大泉勇作(陣内孝則)、村川俊介(山田明郷)も参加していた。そして、パーティの集合写真には佐久田直紀(酒向芳)の姿もあった。

設楽は全ての情報を把握し「さて、あとはどう詰めるかだ」とつぶやいた。

密約を交わした人物

中埜弘輝(藤木直人)は須崎にUSBを再生するよう言われた。念のために再生してみると、そこには密約とは全く関係のない内容が収められていた。中埜は自分が設楽に利用されたと悔しがり、須崎は更なる命令を下そうとするが、中埜はもうスパイのようなことはしたくないと断って去ってしまった。

後日、中埜は設楽の元を訪れ、謝りながらUSBを返す。設楽は中埜を試したのだと説明し、なぜあの時音声データの内容について聞かなかったのか問う。それは内容を既に知っていたためだと指摘する。中埜は密約を交わした人物が誰かを知っていたのだ

中埜は観念し、あの日の出来事を設楽に話し始めた。パーティの後、佐久田が殿村たちを食事に誘い、赤坂の料亭に向かった。佐久田はお土産と称して札束を殿村に差し出したが、殿村は断って店を出て行った。中埜は部屋の外でそれを目撃していた。殿村が帰った後、残ったのは須崎、大泉、村川の3人だけだった。そして、1週間後には認可が早まった。

新田さゆり(富田靖子)は異変に気づき殿村に提言すると、彼は詳細を話さずに認可を却下した。中埜が全てを告白したことに免じて、設楽は殿村が目を覚ましたことを彼に伝えた

不信

村川穂積(駿河太郎)は大泉に話があると声をかけた。穂積は大泉に密約の場にいたことは本当か尋ねると、大泉は困惑した表情を浮かべた。穂積は驚きと軽蔑の念を抱えて言った。「こんな重要なことを隠して総裁選に出馬するなんて、信じられない」と。大泉は何とか穂積の機嫌を取ろうと、自分が総裁になったら官房長官にする予定だと伝えた。しかし、穂積は呆れた様子で立ち去った

一方、設楽から殿村の意識が戻ったことを聞いた中埜は病室を訪れ、面会することにした。殿村は復帰が難しいと話し、娘婿の写真を指差しながら自分の地盤を彼に引き継がせたいと頼んだ。さらに、殿村は中埜に秘書として彼を支えるよう頼んだ。しかし、中埜は自分が地盤を継ぐ立場だと思っていたため困惑し、返答を濁した

設楽の目的

玲子は酔っ払って設楽のもとに現れた。彼女は殿村の妻が不倫に気付いていたことを告白し、殿村を恨んでいたと語った。

玲子は10年もの間、殿村と付き合ってきたが、彼が官房長官になった時に突然別れを告げられたことに戸惑いを感じていた。殿村はいつかは総理を目指し、国民のために全てを捧げるつもりだと語ったのだ。

玲子は怒りながらも、殿村からの指示に従って電話番号やメールアドレスを消去した。その時、せめてキャスターとして出世して見返してやろうという思いが彼女の心に浮かんだ。

しかし、病室で写真を撮ることもできず、玲子は悔やんだ。設楽は彼女に対して冷たく「それならキャスターをやめたらいい」と言った。そして、餞別にと自分がなぜ政界に関わろうとするのかを教える。設楽は政界そのものを壊したかったのだ

闇落ち

中埜は須崎からの電話で食事に誘われる。約束の場所は本郷吾一(西田敏行)の邸宅だった。中埜は本郷の前で緊張していた。

本郷は中埜の病気の妻に良い病院を紹介すると約束し、さらに殿村からもらった名刺入れを燃やすよう命じた。中埜は戸惑いながらも、自分ではなく娘婿を後継者に指名した殿村の姿を思い出し、覚悟を決める。そして、バーベキューコンロの燃え盛る火の中に名刺入れを投げ入れた

中埜は人が変わったようになり、殿村が目を覚ましたことを彼らに伝えてしまう。須崎は総裁選に出馬する前に殿村と面会したいと中埜に依頼する。やがて食事会には遅れて村川親子が現れた。中埜は何かを悟ったように笑い、本郷は中埜の変化に興味深げに笑った。

提案

渡辺達哉(町田啓太)は板倉晃司(小泉孝太郎)に亡くなった運転手の娘である沼田由里(吉川愛)を紹介する。由里は父の遺品を板倉に見せ、父の潔白を証明してほしいと願う。

板倉は最初は断ろうとするが、渡辺は設楽の誘いに乗ってみないかと提案する。渡辺はタレコミをしていた「K」が設楽であると確信していた。メールの件名がダンテの『神曲』からとられており、板倉に設楽がつぶやいた言葉が『神曲』の冒頭にあるものと一致していたからだ。

渡辺は偶然ではないと考えていた。設楽は何か真実を掴んでいるに違いない。板倉なら彼と対峙できると渡辺は言った。

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4話の結末

中埜は殿村と須崎の面会のため、病院に向かう。須崎は連絡があるまで病院の待合室で待機していた。その時、設楽が現れる。設楽は中埜にUSBを盗むよう命じたのは須崎だと告げる。総裁選に出馬するための策略だと設楽は見抜いていた。

さらに、自分が検察に追われることになったのも、須崎が本郷に依頼したからだろうと設楽は続ける。そして、「あなたに総裁になる資格はないんです」と須崎に断言した。そこに中埜がやってきて文句を言うと、設楽は嫌味を交えて「よほどいい餌をもらったようですね」と言った。

設楽は地下駐車場で穂積を待ち伏せし、接触する。彼に向かって「あなたが立候補したらどうですか?」と総裁選への出馬を勧める。自分が支えることを約束し、父親の代役ではないことを主張する絶好の機会だと穂積を刺激した。

その後、穂積は記者会見を開き、総裁選に出馬することを表明する。本郷は須崎に出馬を諦めるように伝えた。彼は設楽が仕組んだ陰謀だと確信し、「この辺でやめてもらわんとな」と呟いた。

一方、中埜は携帯電話に病院からの電話を受け、妻の死を知らされる。板倉は設楽の元を訪れ、取引に応じると告げた。設楽は事故を仕組んだ犯人を特定したので、その情報の裏取りをしてほしいと板倉に依頼した

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【フィクサー1】4話のまとめと感想

中埜が闇落ちして、穂積が総裁選に出馬しました。

設楽がなぜ政界に関わりたがるのか?その理由は政界を破壊するためだと言います。そのままの意味なのか、それとも裏に何か隠されているのか?底知れぬ男なだけに、まだまだ分かりません。

人の心を読むのが得意な設楽は、きっと中埜の裏切りも想定内でしょう。むしろ中埜を使ってかき回しているような、そんな余裕さえ感じられます。

父の代理と思われたくない息子の穂積をたきつけて、見事総裁選に出馬させます。当選結果は関係なく、出馬することに意味があると設楽は考えているようです。党内部から不信感を募らせ、膿を出そうとしているように見えます。

問題は設楽以上に不気味な本郷の存在です。かつて一度は対峙して負けた設楽が、大人しく手を引くとも思えません。きっと何かしら仕返しの手段を考えているはずです。次回で最終回ですが、どうやって決着するのか楽しみです。

【フィクサー1】4話のいいセリフ

俺は壊したいんだ、政界そのものを。日本は地ならしが必要だ。

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