【フィクサー1】1話のネタバレと感想|唐沢寿明主演の政治ドラマ

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WOWOWのドラマ【フィクサーシーズン1】1話のネタバレと感想をまとめています。

総理大臣を乗せた車が事故に遭い、意識不明の重体になってしまう。対応に追われる秘書官に、謎の男が近付いてきて……。

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【フィクサー1】1話のあらすじ

殿村茂総理大臣(永島敏行)を乗せた車が、崖から転落する事故が発生する。運転手の沼田孝作(飯田基祐)は事故で即死し、総理は意識不明の重体だった。主席秘書官である中埜弘輝(藤木直人)が対応に追われる中、運転手からアルコールと安定剤が検出されたと知らされる。

やがて、毎朝新聞社政治部記者の渡辺達哉(町田啓太)のもとに、Kを名乗る謎の人物からメールが届く。

新薬認可を巡る密約疑惑が出ていた最中に起きた事故。果たして本当に事故なのか?設楽拳一(唐沢寿明)が中埜に接触をはかり、協力を要請するが……。

2話→

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1話のネタバレ

事故発生

設楽拳一(唐沢寿明)は3年間の刑期を終えて、刑務所から解放された。彼が出所すると、秘書の丸岡慎之介(要潤)が出迎えてくれた。

すると、どこからかやってきた男に突然刺されてしまう。設楽はナイフを手で押さえて男の攻撃を阻止することができたが、彼の手は傷ついていた。丸岡が男を取り押さえ事なきを得た。設楽は病院へ行かずそのまま車を走らせた。

一ヶ月後、パーティで政財界のトップたちが勢ぞろいしていた。スピーチを終えた殿村茂総理大臣(永島敏行)は、マスコミに取り囲まれ、サクタ薬品との密約に関して追及されていた。必死で逃げる総理は、私用車でどこかへ向かった。

途中、総理は設楽からの電話を受け、短くも重い言葉を口にした。「もう、長くないかもしれない」と。総理は秘書官の中埜に手を貸してもらうよう告げた。しかし、車が急に暴走して、ガードレールを突き破って崖から転落してしまった。

真夜中に鳴った電話を会社に1人残っていた渡辺達哉(町田啓太)が出る。電話を聞いてすぐに会社を飛び出した。事故現場には既に警察が到着し、車からは白煙が上がっていた。一方、設楽はテレビの速報で「殿村首相 乗用車が崖に転落」と報じたのを見て驚いた。

意識不明

病院では運転手の沼田孝作(飯田基祐)の娘・由里(吉川愛)が父の死と総理の意識不明を知らされる。捜査一課の刑事・板倉晃司(小泉孝太郎)が秘書の中埜弘輝(藤木直人)から事情を聞き出そうとする。

しかし、中埜は総理がどこへ向かっていたか分からず、沼田は5年前から総理の担当だったことが分かる。父親の死を知った由里は病院を飛び出してしまい、取材に来ていた渡辺が接近するが、由里からは何も話が聞けなかった。

事故後、官房長官の大泉勇作(陣内孝則)が緊急会見を開いた。総理不在の間は副総理の須崎一郎(小林薫)が代行することを説明し、マスコミからの質問に答える。

その中で、渡辺は総理とサクタ薬品の間に密約があったのではないかという疑惑を投げかけた。官房長官は何も答えずに会見を終えたため、渡辺たちはますます疑問を抱くことになった。

会見後、秘書官の中埜は官房長官から叱責を受ける。総理は一命を取り留めたものの、意識が回復する見込みは低かった。中埜には政局を維持するために、誰にもこのことを言わないようにと官房長官から命令が下された。

設楽が動く

設楽の秘書である丸岡が中埜を訪ね、設楽のもとへ連れて行った。設楽と中埜は初対面だったが、設楽は総理が事故に遭う前、「もう、長くないかもしれない」と言っていたと教える。

会話の途中で、中埜に運転手の司法解剖の結果が知らされる。アルコールと精神安定剤が検出されたという。それを聞いた設楽は、誰かに仕組まれたのではないかと考える。そして、一緒に手を組もうと中埜に持ちかけるが、中埜は信頼できないと言って断る。

設楽は中埜に電話番号を書いた紙を渡し、必ず申し出にのると確信する。しかし、中埜は何も言わずにその場を立ち去った。

密約疑惑

ある晩、設楽はニュースキャスターの沢村玲子(内田有紀)と、情報交換のために密会していた。沢村の話では、密約疑惑はサクタ薬品の社長自らリークしたのだという。

社長の佐久田直紀(酒向芳)は薬の認可を下ろしてもらうため、党幹部に裏金を渡していたが、総理は金を受け取らずに認可を阻止した。開発費用が回収できなくなり、責任を問われて社長は解任された。それを恨んで、週刊誌にリークしたというものだった。

設楽は「佐久田社長は何がしたかったのだろうか?」と疑問に思った。総理が抜け出したのは時期的に見て、この件が関係ありそうだと沢村は感じていた。

情報を得た設楽は、沢村に交換情報を言わずに帰ろうとする。怒る沢村に設楽は「これは国家的事件です」と告げて去った。しばらく怒っていた沢村だったが、設楽の言葉でこれは事故ではなく事件なのかと気付いた

事件か事故か?

設楽は丸岡から運転手が禁酒していたという情報を聞く。彼はグラスに水を注いで丸岡に渡した。丸岡は水を飲んで何も気にせずにいたが、設楽はなぜ飲んだのかと問う。もしかしたら、毒が入っているかもしれないのにと。

丸岡は驚いて手を止め、沼田が水を飲んだのは信頼できる相手から飲んだのだろうと気付く。設楽は満足げな顔をして、パーティ参加者の写真を見て犯人を考えた

ある日、渡辺の元にKと名乗る人物からメールが届いた。メールを開くと、「総理の事故の原因を知りたいか?興味があれば返信を」と書かれていた。当初はただのイタズラだと思っていたが、渡辺は思い直して返信した。すると「沼田からアルコールと安定剤が検出された」と返信が来た。

沼田の葬儀の最中、由里は運転手からアルコールが検出されたという新聞の見出しを親戚に見せられ、ショックで倒れてしまう。

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1話の結末

一方、官邸では情報漏洩を怒る官房長官が中埜に詰め寄っていた。官房長官は選挙に有利になるために総理に辞任を促す提案をし、副総理も同意した。

やがて、官房長官は総理の辞任を発表し、運転手の問題、密約の疑惑の全てを総理に被せる。渡辺が総理の意思なのかと質問すると、官房長官は肯定した。

情報漏洩をしたのが設楽だと気づいた中埜は電話をかけ、車の中で設楽と密会する。怒る中埜に対して設楽は、総理の退任の絵を描いたのは副総理と官房長官だろうと告げる。

それは、サクタ薬品の問題を片付けるためだと考えられた。殿村総理は珍しくちゃんとしていたので狙われたのだろうと。設楽は中埜に「真相を知らなくていいのか?」と問いかけ、中埜は渋々協力することになった

副総理が伝説のフィクサーである本郷吾一(西田敏行)の家を訪れ、総裁選の候補者選びの話をする。さらに盗撮画像を見せ、中埜と設楽が密会していることを報告した。しかし、本郷は放っておけと相手にしなかった。

一方、官房長官は大御所議員の村川と会食し、総裁選の協力を得るため村川の息子を閣僚に入れる提案する。その結果、協力を得ることができたが、大金を用意するよう求められた。官房長官がトイレに行くと、そこに設楽が現れて金の用意を申し出た

2話→

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【フィクサー1】1話のまとめと感想

総理を乗せた車の事故は、実は仕組まれたものではないかという話でした。

1話目で大体人物紹介がされますが、詳しいことは何も分からない状態です。そもそも設楽はなぜ刑務所に入ったのか?具体的には語られません。

総理の事故は官房長官と副総理によって企てられた計画なのではないだろうか、といった感じで話は進みます。設楽が復讐をするのかと思いきや、官房長官に資金提供を申し出ます。何らかの思惑があるのでしょうが、それが何かは今のところ分かりません。

マスコミを使って世論を煽ったり、秘書を使って情報を得たりします。設楽は自ら動かなくとも、自分の望む方向へ物事を運ばせるのです。今回は首席秘書官である中埜を取り込みます。一度は協力を断った中埜ですが、必ず受け入れると設楽は思っていました。案の定、中埜は設楽に協力することになりました。

政治の裏側では何が行われているのか?ドロドロとした人間模様が、設楽を中心に動き出しました。誰が次の総理になるのか、設楽の思惑通りに運ぶのか?目が離せない展開です。

【フィクサー1】1話のいいセリフ

地獄は居心地がいいそうですよ。偽善者がいないから。

2話→

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