WOWOWで2019年3月16日からスタートした【ダイイング・アイ】のネタバレと感想をまとめました。主役に三浦春馬さん、共演に高橋メアリージュンさんを配役した謎めいたストーリーとなっています。
記憶喪失の主人公がなぜ男に襲われたのか?雨の日に起きた事故の真相とはいったい何なのか?謎だらけの初回でした。
ドラマ【ダイイング・アイ】1話のあらすじ
雨の夜、女性が自転車で急いで帰っていると、後ろから来た車に跳ねられ死亡してしまう。
一年半後、港区西麻布にあるバー「茗荷」で、バーテンである雨村(三浦春馬)は働いていた。真夜中過ぎに来た男性客が、カウンター席に着いて注文をする。他に誰も客がいない中、他愛もない話を交わす二人。酒を飲み終えた客は帰り際に、「君に会えてよかった」と意味深な言葉を残していった。閉店作業を終えて店を出た雨村がエレベーターを待っていると、突然さっきの客に消火器で頭を殴られる。
病院に運ばれ一命を取り留めた雨村のところに、二人の刑事がやってくる。男の写真を見せられ記憶にないかを問われた雨村は思い出す。写真の男が自分の頭を殴った男だと。すると小塚(木村祐一)はこの男は岸中玲二(柿澤勇人)という人物で、一年半前に交通事故で妻を亡くしていると告げる。さらに岸中は雨村を殴った後、自宅で自殺をしていた。
ピンと来ない雨村にさらに刑事は一年半前に雨村が事故を起こし、岸中の妻である岸中美菜絵(高橋メアリージュン)を死なせたということを伝える。その結果、雨村は禁固二年執行猶予三年の刑となり、現在は執行猶予中の身であった。だが、雨村は思い出せずにいた。
ドラマ【ダイイング・アイ】1話のネタバレ
ネタバレまとめ
雨村は何をしたのか?
成美(松本まりか)と江島(生瀬勝久)は二人で話をしていた。成美が言うには雨村は起こしたくて起こした事故じゃないのに可哀想だという。いつこの店に雨村を戻すのかと、成美は江島に聞く。しかし、江島は話を濁して答えなかった。自宅に戻った成美の携帯に江島からの着信が入るが、そのまま出ないで放置した。
雨村が退院の日、成美は病院に迎えに行って一緒にタクシーに乗ろうとする。どこかから誰かに見られているような気配を雨村は感じるが、結局分からずに車は走り出す。
雨村は瞬間的な記憶喪失であり、全てのことを忘れているわけではなかった。記憶を呼び戻すために刑事から聞いた深夜に自分が事故を起こした場所である、江東区の清澄公園の近辺へとタクシーで向かってもらう。事故現場で断片的に事故を起こした時のことを思い出す雨村、周囲には「交通事故多発」の看板が立っていた。
なぜあの日、自分はそこに行ったのか?思い出そうとするが思い出せずにいる雨村に、成美は思い出す必要はないと、あまり積極的ではなかった。
成美の家に行く雨村は成美と抱き合うが、頭によぎるのは別の女の姿だった。それは「ユカ」という女で、あの日江島の車でユカを送っていったことを思い出す。
雨村が被害者宅へ向かう
成美が仕事に行った後、雨村は岸中の自宅へと向かう。その扉の前で立っていると、隣の家の子供が出てきて「女の人の幽霊を見た」という。しかしそれ以上は話さずに部屋へ戻ってしまう。
岸中の死亡推定時刻は午前4時~6時の間で、ポリクレロールという薬を飲んで自殺をしたと調書に書く。小塚は死んだ岸中のポケットに二本の鍵が入っていたことが引っ掛かっていた。一本は自宅の鍵だが、もう一本がどこの鍵だか分からない。それが気になっていた。
バーに来た謎の女
雨村が復職したバーに江島がやってくる。現在の記憶を探るような会話をする江島、さらに千都子(堀内敬子)も話題に入ってくるが、二人とも口を揃えて無理に思い出さないほうがいいと言う。
そこへ黒づくめの衣装の謎の女(高橋メアリージュン)が入ってきて、カウンター席に座り注文をする。その目に見詰められた瞬間、雨村は動くことができなくなってしまった。江島は「知っている客か?」とコースターに書いた文字を雨村に見せるが、雨村は首を横に振って否定する。
その頃、成美は自宅へ慌てて戻ってきた。室内をくまなく探す成美だったが、目的のものは見つからない。その時、江島からの着信が入るが成美は取らずにいた。千都子は駐車場で車に乗り込み「疫病神か」と呟き、急に降り出した雨の中を車で走っていく。
一方、雨村は誰もいない店内で、拭いていたグラスを落として割ってしまう。やがて店を閉めて外に出ると、階段から足音がして先ほどの謎の女が現れる。再び雨村を見詰める女、動けない雨村は彼女に引き寄せられるまま、キスを交わす。終えると女はエレベーターに乗って行ってしまった。
ドラマ【ダイイング・アイ】1話の感想
まず、このドラマはホラーだと思ってみたほうがいいです。地上派とは違って、事故の時の血の表現が結構エグかったです。さらには急にマネキンの目が動くといった驚かせる要素もありました。
三浦春馬さんのバーテンダー姿はとてもカッコイイです。そして、高橋メアリージュンさんのマネキンそのものな姿は驚きでした。どこか作り物のような、そんな雰囲気をあえて漂わせているメイクや動きにビックリです。
初回なので謎だらけでした。あの女性は一体誰なのか?何のためにバーへやってきたのか?謎だけを残して1話目は終わります。
ドラマ【ダイイング・アイ】1話の謎
- 雨村はなぜ事故を起こしたのか?
- 美菜絵のお腹の子はどうなったのか?
- 岸中のポケットにあった鍵はどこの鍵なのか?
- 雨村が事故の日に車で送った「ユカ」という女は誰?
- 謎の女は誰なのか?そもそも人間なのか?
- 成美は何を探していたのか?
- 江島と千都子は何を知っているのか?
- 岸中の隣の家の子供が見た女の幽霊とは何か?
- 鏡に映った成美の姿が、遅れて動くのはなぜか?
- 千都子のつぶやく「疫病神」とはなにか?
妄想しようと思えばいくらでも妄想できそうな謎です。当方、原作未読なため、妄想が膨らんで楽しいです。勝手に考えてみました。
- 実は雨村は事故で死んでいた、シックスセンスパターン
- 最後に雨村がマネキンになる的な、押絵と旅する男パターン
- そもそも雨村は事故後、まだ意識不明状態な夢オチパターン
- 謎の女は実は人間ではなくマネキンパターン
ホラー寄りになるのか、それとも世にも奇妙な物語やミステリーゾーン寄りになるのか、SF・超能力系になるのか。
徐々に謎も解き明かされていくとは思います。しかし、また新たな謎も追加されていくでしょう 。
気になったこと
雨村は頭を殴られて入院するのですが、西麻布の店で殴られたのに運ばれるのは、随分離れた築地の病院です。救急受け入れ拒否にでもあったのでしょうか。また、退院してすぐに成美の家に行って缶ビールを飲みます。頭にあまりよくない気がします。
そして成美は意外と金に細かい女です。自分のタバコより雨村のタバコのほうが高いとか、牛丼の値段がどうとか数十円単位のことをいいます。倹約家です。
調べてみたところ、ポリクレロールという薬は実在しないようです。どちらかというと、プロポリス的な名前なので健康に良さそうです。
ドラマ【ダイイング・アイ】1話のロケ地
雨村の働くバー「茗荷」
ドラマ【ダイイング・アイ】1話のまとめ
雨村だけが何も知らないといった感じの始まりです。周りにいる人たちは雨村が記憶を取り戻さないでいて欲しいような、そんな雰囲気です。
バーにやってきた謎の女性は一体誰なのか?なぜ、雨村に接近するのか?何かしらの理由はあるのでしょうけど、現時点では全く分かりません。
次回は成美が失踪してしまうようです。そして謎の女と雨村の距離は縮まっていくようです。謎が少しずつ解明されていくのでしょうか?それとも新たな謎が生まれるのか?
なかなかホラーチックな演出にビックリしましたが、話は謎だらけなため気になります。
全6回で進められていくストーリー展開に注目していきたいと思います。