【大追跡~警視庁SSBC強行犯~】Episode6「誘拐ゲーム」のネタバレと感想をまとめています。
名波が病院に入院している間、警備会社の社長が誘拐される事件が発生する。犯人の要求は身代金ではなく、警備システムを切らせてそこに窃盗をしにいくことだった。名波は病院にいながら、犯人が誰なのか考え始め……。
【大追跡】6話のあらすじ
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— 『大追跡 警視庁SSBC強行犯係』【公式】 (@daitsuiseki2507) August 6, 2025
『#大追跡 ~警視庁SSBC強行犯係~』
✨第6️⃣話 PR動画が早速到着✨
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凶悪事件ドミノ発生!
【SSBC強行犯係】への挑戦状!?
予測不能の犯行シナリオ…🤔
犯罪ゲームの衝撃結末とは!?
第6話 放送は8月13日(水)よる9時☑️
次回もお見逃しなく👀 pic.twitter.com/y6QaHaVSnS
名波凛太郎(相葉雅紀)が前の会社の同僚たちと食事をしている最中、急に苦しみ出して病院に運ばれる。原因は急性虫垂炎で無事手術を終え、しばらく入院することになった。
その間に新たな事件が発生する。警備保障会社の社長専属運転手である、富田秀明(二階堂智)が何者かに襲われて殺害された。副会長の荒木谷修(正名僕蔵)の話では、社長の諸星克也(山田明郷)は海外に出張しているというが、青柳遥(松下奈緒)は不審に思っていた。
やがて宝石店と住宅が侵入窃盗被害にあう。その2つが契約していた警備会社が、諸星警備保障だった。八重樫雅夫(遠藤憲一)は副社長の荒木谷を怪しいと睨み、聴取をすると実は社長が誘拐されていたと告白する。
荒木谷の話では誘拐された社長を救うため、犯人から指示された2箇所の警備システムを切ったという。犯人は何が目的なのか?名波は病院にいながら、犯人が誰なのか考え始め……。
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【大追跡】6話のネタバレ
証券会社時代の同僚である柏木は、名波に激しいライバル心を持っていた。名波が警察に勤め始めたのをきっかけに、柏木はずっと温めていた計画を実行する。
自分が会社を辞めるはめになった、諸星の会社の評判を落とすため、警備システムを社員に解除させる。そして闇バイトを窃盗しに送り込み、会社の信頼を損ねさせた。それと同時に諸星警備保障の株を空売りし、一儲けしようと企んでいた。
しかし、感づいた名波が柏木が怪しいと伊垣に伝えると、SSBCとSITの協力により、誘拐された社長の保護と柏木を確保した。
名波が入院!?
名波凛太郎(相葉雅紀)は前職の同期たちと会食中に突然倒れてしまい、救急搬送されると急性虫垂炎で入院した。幸い手術は問題なく無事終えた。
一方、佐倉大(本田大輔)と青柳遥(松下奈緒)は殺害現場に臨場した。被害者の財布とスマホは見当たらず、被害者の車のドライブレコーダーのメモリーカードも抜き取られていた。
翌日、部署で会議が開かれる。車は諸星警備保障の社長専用送迎車で、亡くなっていたのは専属運転手の富田秀明(二階堂智)だった。防犯カメラ映像は1つだけ確保できたが、犯人が男であること以外は不明だった。
富田は昨夜、海外出張の社長を送り届けた後に襲われたとみられるが、事件現場は羽田から会社へ戻る途中ではなく、社長の自宅に向かうルート上にあった。副社長の荒木谷修(正名僕蔵)は富田の勘違いだと説明したが、青柳は会社で荒木谷から話を聞いた際、様子に不審を覚えた。
誘拐事件発生
青山の宝石店と成城の住宅で窃盗事件が発生した。被害額は宝石店で800万、住宅で1500万。どちらの事件も防犯カメラ映像が残っておらず、0時になった瞬間に記録が途切れ、午前4時に復活していた。両現場はいずれも諸星警備保障と契約しており、伊垣修二(大森南朋)は偶然とは思えないと考えた。
青柳と佐倉はシステム責任者の稲葉圭一(黄川田雅哉)から事情を聴取した。稲葉はなんらかのエラーがあったと説明し、初めて起きた事象で、発生は昨夜の2件だけだと述べた。青柳は稲葉の様子に不審を覚え、会社ぐるみの関与の可能性を示唆した。
八重樫雅夫(遠藤憲一)は副社長の荒木谷を呼び出して直接聴取する。荒木谷はシステムエラーが実は10件以上あったことを明かし、担当者の取り違えが原因だと主張した。八重樫と青柳が追及を強めると、荒木谷は社長が誘拐されたと告白した。
名波は病室で犯罪心理学の本を読んでいた。そこへ柏木亮太(千葉雄大)が現れ、退院できないのかと問うた。名波が無理だと答えると、柏木はがっかりだと言い残して去った。
効率の悪い窃盗
8月9日、社長が海外出張のため、羽田に向かったという説明は荒木谷が考えた虚偽だった。実際には出張予定はなく、富田の運転する社用車で会社から自宅へ向かう途中に襲撃を受けた。犯行は2人以上のグループによるとみられ、社長は誘拐され、富田は殺害された。
21時25分、社長宅に電話が入り、「誘拐した。スマホを見ろ」と犯人は告げる。警察に通報すれば殺す、副社長の荒木谷を呼べという指示だった。社長の妻・諸星明里(なかじままり)のスマホには拘束された社長の写真が送られていた。
荒木谷が到着後に再び電話があり、荒木谷が応対すると「明日の0時から4時まで、指定場所の警備システムを停止せよ」と要求が出た。直後に荒木谷のスマホへ会社から、富田が亡くなったと連絡が入る。
翌日、荒木谷は役員を緊急招集し、通報の是非を協議した末、警備システムの停止を選択した。しかし誘拐から39時間が経過しても社長は解放されなかった。犯人が要求どおりにシステムが切られたと確信できた理由について、内部関与の可能性が高いと八重樫が指摘し、荒木谷への疑念が強まる。
青柳はSSBCを訪ね、諸星社長の誘拐に使用された車両の特定を依頼した。侵入窃盗にも転用された可能性があるためである。一方で、システムを停止してから侵入する手口は、効率が悪いのではないかという疑問がSSBC内部で上がった。
憎しみと恨み
名波は原恭平(渋谷謙人)に退屈だと電話した。柏木の様子がおかしいと告げると、店で名波が倒れ苦しんだ直後、柏木がその様子を撮影し、原たちに動画を送っていたことが判明する。病院で名波はその動画を見ると、「よりによってこんな時に」という柏木の声が入っていた。
名波は伊垣に連絡し、捜査中の事件の概要を尋ねたが混乱した。伊垣は、社長を誘拐したなら身代金要求で済むはずなのに、わざわざ警備システムを切らせて窃盗に及ぶのは非効率だと指摘し、盗品の換金手間を考えても割に合わないと不審を強めた。まるで犯人は手の込んだゲームをしているようだと評し、やがて3つの現場付近で同一車両を発見した。
名波は原に、諸星警備保障が自社のクライアントではないか確認する。契約は会社ではなく社長個人で、担当は柏木だったことが分かる。柏木は諸星社長の資産4億を溶かして会社を追われ、プライドの塊で名波に強いライバル心を抱いていたと原は述べた。
その頃、八重樫は荒木谷を指示役ではないかと追及したが、荒木谷は否定した。
犯罪計画
名波は伊垣に電話し、今回の事件の犯人を知っている可能性を示唆した。もしそいつだとすれば、狙いは誘拐や窃盗の先にある。
現時点で事件は公になっておらず、諸星警備保障の株価は安定している。犯人の発想としては、まず諸星警備保障の空売りを大量に仕掛ける。次に社長解放の条件として、より過激な要求を突きつけ、会社にそれをのませる。そのうえで、諸星警備保障が指定場所の警備システムを切った事実をSNSで暴露する。
大騒ぎとなり株価は暴落する。そして底値で買い戻せば莫大な利益が転がり込む。何億、何十億規模の利益もあり得、空売り益を確保して海外に逃亡するだろう。諸星社長に恐怖を与え、諸星警備保障を失墜させ、自分は大儲け――これが犯人の描いたゲームの筋書きではないか、というのが名波の見立てである。
そこで名波は、諸星警備保障の株を売りまくっている者の特定を伊垣に依頼し、自分の心当たりの名前と一致すればそいつが犯人だと伝えた。
罠を張る
社長宅に電話が入り、荒木谷に代われないと分かるや、犯人は警察への通報を察した。そして、今夜0時から4時の間、東京都内すべての警備システムを解除しろと要求をエスカレートさせた。
八重樫は荒木谷が犯人ではない可能性に気づき、システム停止の是非をただす。荒木谷は停止すべきだと主張する一方、八重樫は犯罪を後押しできないと反発する。
小山田勝也(髙木雄也)と城慎之介(野村康太)たちは車が最後に確認された場所へ向かい、その先のコンビニで映像を確認したが、該当車両は映っていなかった。
伊垣は名波に連絡し、柏木が諸星警備保障の株を売りまくっている事実を伝える。柏木は諸星社長への恨みを抱え、名波の警察入りを契機に計画を実行に移した可能性がある。ただし、それだけでは立件に足りず、名波は実行役として闇バイトを使い指示を出しているはずだと推測する。
城たちはドラレコを確認し、例の車が不自然な方向へ向かったことを把握する。その先には空き家しかなかった。葛原茂(光石研)に報告し、諸星社長がそこに監禁されていると判断して八重樫に共有する。伊垣は小屋に指示役はいないと見立て、有力な被疑者として柏木の名を挙げる。青柳が身柄確保に動くと言うと、伊垣は罠にかけると応じた。
【大追跡】6話の結末
SSBCはドローンで柏木の部屋を偵察し、レーザーマイクを設置して音声の取得体制を整えた。0時が近づくと柏木が電話を発信し、青柳が応対して要求を拒否すると通話は切れた。
直後、柏木は闇バイトに連絡して「諸星を殺せ」と指示するが、その電話はすでに青柳の掌中にあった。音声を確認すると同時に佐倉と中津川一樹(宮地真史)が突入。逃走を図りベランダから飛び降りようとした柏木を取り押さえた。
八重樫は記者会見で、空き家で諸星を保護し、実行役の3人を逮捕、2時間前にSITが踏み込んで制圧した事実を明らかにした。柏木の逮捕にも言及し、狙いが警備システムの解除にあったと説明したところで、詳細は青柳に説明させる段取りを取った。
名波は伊垣と通話し、諸星社長の迅速な謝罪会見で株価の下げ止まりが見込める一方、もし警備システムを切っていれば会社は終わっていたと話す。伊垣は今回の手柄を名波に帰し、盲腸入院がむしろ気づきをもたらしたと笑った。
復讐心から始まり最後は株価操作へ――柏木にとっては誘拐も殺人も利益追求の材料でしかなく、現実感を持っていなかったのだろうと結論づけた。名波は退院当日に出勤すると宣言し、伊垣は呆れながらも早く来いと笑った。
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【大追跡】6話のまとめと感想
名波にライバル心を抱いていた元同僚が、恨んでいた警備会社の社長を誘拐して、株で儲けようとしていたという話でした。
いきなり名波が倒れたと思ったら、名波は今回ずっと病院で話が進みます。だからといって、安楽椅子探偵のような展開になるでもなく、いつもどおりに進んでいきました。
柏木がなぜ名波に対してライバル心を抱いたのか、名波が優秀だったからなのか?よくわかりません。また、諸星の資産を溶かした時に悪びれないのも、プライドが高いからということなのか?謎です。サイコパスで片付けたいのかもしれませんが、主人公に近しい人物かつ犯人なのだから、もう少し掘り下げて欲しかったです。
そんなわけで、事件は無事解決し、名波も退院して復帰しました。次回からはいつも通り、名波も合流すると思われます。
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