ドラマ【大富豪同心】1話ネタバレ感想|ただ者ではない同心誕生

大富豪同心 2019春ドラマ
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大富豪かつ同心ってどんな組み合わせだと、突っ込み要素満載のドラマかと思いきや、キャスティングと話の良さについつい引き込まれる初回でした。今回はなぜ同心になったのか?そして事件をちゃんと解決できるのか?怪しい設定の同心ですが、実はこの主人公ただ者ではない同心です。

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ドラマ【大富豪同心】1話のあらすじ

江戸一番の札差三国屋の主人・徳右衛門(竜雷太)は、何もやっても長続きせず放蕩の限りを尽くす孫・卯之吉(中村隼人)の将来を心配し南町奉行所の同心に就職させる。しかし、その徳右衛門の思惑とは裏腹に、卯之吉は、周りの一風変わった人々に引き寄せられていく、そして、太鼓持ちの銀八(石井正則)や、江戸の侠客親分・荒海ノ三右衛門(渡辺いっけい)らが、卯之吉に魅了されて仲間になっていく。

公式HPより引用
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ドラマ【大富豪同心】1話のネタバレ

琴之丞殺人犯

黒雲の親分・桃十郎(深沢敦)

動機

自分よりも人気があることと、のたれ死にかけていたところを拾って育ててあげたのに、市村座に移籍したいと言い出したから。

殺害依頼者

豆福(嘉島典俊)

動機

市村座は長年格式やしきたりを守って来たのに、そこに何としてでも上がろうとする琴之丞を止めようと思った。

外から来た者にはわからない、先代から受け継いで来た芸の奥深さや、変えてはいけないしきたりを守りたかったので殺害依頼をした。

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ドラマ【大富豪同心】1話の感想

大富豪で同心という、突拍子もない組み合わせですが、色々設定があって面白かったです。

江戸時代という設定なので、今では当たり前のネットなどもありませんし、当然電話や車なんてものもありません。そんな中、この大富豪な同心がどうやって事件を解決していくのか?

自分一人だけの力だけでなく、周りの人も巻き込んで手伝ってもらいながら解決していくのが面白かったです。

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卯之吉とは?

この物語の主人公、卯之吉はいったいどういった人物なのでしょうか?初回でわかったことを書いていきます。

  • 江戸一番の両替商である三国屋の孫
  • 南町奉行所の同心
  • 蘭法医の修行をしていた過去がある
  • 産まれてこの方、人に何かされるのを待つだけの人生
  • 卯之吉にとって一番偉いのは祖父
  • 祖父以外は誰であろうと皆同じ
  • 剣はダメ、走るの苦手、オバケが怖い
  • 心に大きな穴がぽっかり空いているらしい

同心といっても金で買った同心です。商人が武士よりも力を持つ時代、江戸一番の両替商である祖父が孫のために買ってきます。

祖父が一番偉い人と思っている卯之吉は逆らえず、やる気も特にありませんが同心となりました。 しかしやる気がないので、適当に過ごしていますが、次第に事件を独自に調べ始めて解決するといった流れです。

大富豪ならではの余裕と見識があり、祖父以外には相手が誰であろうが全く物怖じしないところを逆に買われます。ただ者ではありません。

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卯之吉の仲間

元々仲間だった人や、新たに仲間になる人たち、卯之吉の人柄に惹かれて来た人もいれば、祖父に雇われて支える人まで様々です。

太鼓持ちの銀八

元々卯之吉と行動を共にしていた人物です。同心になってからも一緒になって行動し、情報を集めたりそばでお供したりします。

深川の芸者菊野

普通の人では滅多に会えることのない芸者として、有名な芸者です。

卯之吉が馴染みの客で、相談に乗ったり手伝いをしてくれます。どうやら卯之吉に惚れているようです。

荒海ノ三右衛門

争いごとを治めたり、物事の仲介をしたりといった荒仕事を主に生業にしている組の親分です。

自分を前にしても怖じ気づくどころか、堂々としている卯之吉の人柄に惚れて助太刀をしてくれます。

浪人水谷弥五郎

非常に腕の立つ浪人です。剣が全くダメな卯之吉のピンチに駆けつけてくれます。

祖父に雇われて手伝ってくれています。三文役者の由利之丞といい仲のようです。

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三座とは?

劇中に出て来る三座とは、幕府から興行することを許された芝居小屋という定義です。市村座・中村座・森田座の三つで三座です。

かつては四座でこれに山村座があったのですが、江島生島事件が原因で廃座になってしまいます。この事件が1714年に起きていますが、“三座”といっていることから、大富豪同心はそれ以降の話という設定なのかもしれません。

江戸には芝居小屋があちこちあったのですが、火事が起きると大きな建物である芝居小屋の場合、当時の消火活動では消火するのも延焼を食い止めるのも大変でした。

そこで幕府のほうで管轄して、火事が起きたとしても延焼を減らそうと思ったことが始まりです。

劇中でも再現されていましたが、櫓を掲げることができて、そこで人寄せの太鼓を叩いたりしていました。

これを掲げることのできない芝居小屋は“宮地芝居”と呼ばれ、舞台にもセットにも火事になった時に対応しやすいよう、様々な制限がありました。

この三座は全てなくなってしまいますが、その流れとして現代の“歌舞伎座”があります。

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ドラマ【大富豪同心】1話のまとめ

大富豪の富豪具合が単なる金持ちではなく、半端無く金持ちなので嫌味を通り越して痛快です。

キャスティングが全体的に良く、主役の中村さん始め、安定の石井さんと芸者姿を見れるだけで嬉しい稲森さん、そして悪役でない小沢さんが見れて楽しいです。

またエンディングで恋ダンスのような踊りを、キャストの人達が披露してくれるのも面白かったです。

今回のいいセリフ

どうせ人生は死ぬまでの暇潰しさ

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