【ちょっとだけエスパー】6話のネタバレと感想|兆の正体が明かされ始める

2025秋ドラマ
記事内に広告が含まれています。

【ちょっとだけエスパー】6話「兆し」のネタバレと感想をまとめています。

市松の言葉が気になる文太は徐々に兆を疑い始め、どちらの言っていることが正しいのか混乱する。そこで直接会って話をすることにするが……。

スポンサーリンク

【ちょっとだけエスパー】6話のあらすじ

市松(北村匠海)が言っていた「1000万人が死ぬ」という言葉が気になって仕方のなかった文太(大泉洋)は、兆(岡田将生)の言っていることが正しいのか、市松の言っていることが正しいのか混乱し始める。

半蔵(宇野祥平)は直接会って話してみたらどうかと提案し、文太は半蔵と円寂(高畑淳子)を連れて、市松の通う大学で話をすることにした。

あの時いた白い男(麿赤兒)については彼らも知らず、どこの誰かは分からないままだった。そして久条(向里祐香)は自分の友人がやっていた“ミッション”について語りだす。内容を聞いた文太たちは、その内容に困惑し……。

←5話|7話→

スポンサーリンク

【ちょっとだけエスパー】6話の見逃し配信

『ちょっとだけエスパー』の見逃し配信は、TVerABEMAテレ朝動画で配信しています。無料配信終了後はABEMAプレミアムTELASAで視聴できます。

ABEMAプレミアムでは過去シーズンも見放題で視聴できます。14日間のお試し期間もあります。

本ページの情報は2025年11月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

スポンサーリンク

【ちょっとだけエスパー】6話のネタバレ

久条の友人・八柳はエスパーになる薬を作るミッションを、雇い主から命じられていた。八柳はある日久条に箱を預かっておいて欲しいといって渡す。やることが終わったら取りに来るという八柳だったが、数日後、八柳は亡くなってしまった。

久条が預かった箱を開けてみると、中にはエスパーになれる薬とレシピが入っていた。そして久条宛の手紙には、自分の仲間はみな殺されたこと、雇い主が行っていることについて書かれていた。八柳の雇い主、それは兆だった。

合図を受けた紫苑が静電気で部屋を満たし、久条が超音波を発して兆の正体を言わないなら爆発させると脅す。しかし文太たちは彼が何者なのか、誰一人知らなかった。すると同じく隠れていた桜介が、紫苑の邪魔をして爆発はせずに済んだ。

事あるごとに兆との日々を思い出し始める四季。記憶が混乱し情緒不安定になってしまう。文太はそんな彼女を気の毒に思い、兆の元に言って直接話をする。

兆こそが四季の夫だという文太、兆は聞く耳を持たずに歩き出す。文太が兆を捕まえようとするが、すり抜けてしまう。兆は立体映像で実体はここにはなく、30年後の2055年にあるという。過去にデータを送り、今の人たちと話しているのだと説明する兆に文太は混乱する。

市松の帰宅を待って襲い掛かる桜介は、紫苑を巻き込まないよう脅す。すると桜介の触れた箇所から、市松はどんどん花が枯れるようにしおれ始めてしまう。かすれる意識の中、市松はアイのことを考える。

ある日、市松のPCの画面に突然コードが羅列され、ウィルスに感染したかと思っていたら、チャット画面に切り替わる。そして「I」という相手が話しかけてきた。Iは2055年の市松だと言い、未来の君自身だから「I」と呼んで欲しいと言ってきた。

未確認因子

人の未確認因子の正体について、兆(岡田将生)は語る。1人目は大学生の市松で、エスパー能力は脱水。涙や鼻水を強制排出させることができるが、実用性は乏しい。

2人目は高校生の紫苑で、エスパー能力は静電気。若さゆえに威力も高く応用範囲も広い、ぜひ確保したい有望な存在である。

3人目はクジョウと呼ばれる女で、正体は不明。エスパー能力は音波で、厄介ではあるものの「聞かなければいい」と兆は語り、対策自体は可能と判断している。

これまでノナマーレを標的に接触を試みてきた者たちもいたが、部下たちは皆それを黙っていたと兆は嘆く。市松は後に市松博士となる人物でもあり、偶然とは思えないと兆は指摘する。

一方、白い服を着た謎の男については、写真すら残されていなかった。どのようなエスパーなのか、そもそも何者なのかも不明のままである。

兆の計画では四季(宮﨑あおい)がエスパーとなる予定は元々なく、兆は状態を確認するために四季本人と会うことを決める。

四季と兆

四季を連れて文太(大泉洋)がやって来る。兆は文太を外に出し、四季と二人きりで向き合った。兆はカプセルをこれ以上飲まなければ、エスパー能力は消えると告げる。同時に、人を愛してはならないという掟も伝える。しかし四季は即答した。「無理です。夫を愛しています。文ちゃんを愛してます。だからそのルールは無理です」と。

その言葉を受け、兆は特例として四季にだけ掟破りを許した。なぜ愛してはいけないのかと問われると、兆は文太も同じ質問をしていたことを思い出し、ふっと笑う。四季はどこかで兆と会ったことがあるような気がすると口にするが、兆は「初めてだ」とだけ答えた

面会を終えると、文太は四季の様子がどこかおかしいことに気づき、不安を覚える。一方で兆は「幸いなことに四季は、私を覚えてなかった」と小さくつぶやいた。

兆のたくらみ

四季は同級生たちと再会し、会話を交わす。しかし記憶をたどるたび、文太の顔が兆の顔へと塗り替わるように変わっていく。

その頃、文太は店の中に仕掛けられていた盗聴器を発見し、即座に破壊した。久条(向里祐香)と市松(北村匠海)はそれに気づかれたことを察する。市松は一足先に学校へ戻るが、そこにはすでに文太がいた。文太はボスが誰なのか尋ね、「アイ」という人物だと心を読み取る。

1000万人が死ぬとはどういう意味かと問う文太に、市松は兆の命令によってそうなるのだと語った。アイは兆の通信をハッキングし、未来シミュレーションの結果を得ていた。ビッグデータを使い、どこにジャンクションを作れば兆の望む未来に改変できるのかを算出した結果、その未来では10年後に1000万人が死ぬと示されていた。文太たちもその計画に加担しているという。文太は「自分たちは世界を救っている。10年後に死ぬ1万人を救っている」と主張するが、市松は「嘘だ、嘘だよ」と強く否定した。

一方その頃、桜介(ディーン・フジオカ)は紫苑(新原泰佑)に声をかけ、少し話をしないかと提案する。しかし紫苑は手のひらを向け、拒絶した。紫苑は兆から事前に「騙されている、こちらに引き入れた方が安全だ」と告げられていた。兆は紫苑に父親であることを明かすよう迫っていた。そんなことを思い出していると、桜介の手に持っていた花が突然枯れ落ちた

迷い

四季は漬物石を見つめながら記憶をたどり、兆との断片が次々と蘇っていく。やがて不安を抱えながら文太に尋ねた。「この石くれたの文ちゃんよね?」文太は「他に誰がいるんだよ」と即答するが、四季の疑念は拭えない。

後に文太は縁側で桜介と並んで座り、嘘を貫き通す苦しさを吐露する。桜介は「いっちゃうのもありかもな」と軽く言い、さらに「どうせ死んだやつが相手なんだから、文太には勝ち目しかねえよ」と背中を押すような言葉を続ける。

そこへメンバー全員が集まり、文太は市松から聞いた内容を共有した。自分たちの使命は1万人を救うことだが、市松はそれすら騙されているのだと告げていた。どちらを信じるべきか迷う文太に対し、仲間たちは口々に「ボスに決まってる」と即断する。

半蔵(宇野祥平)は「いっそ話し合ったらどうか?」と提案した。

ミッション

大学で落ち合うことが決まり、文太たちは3人で向かった。相手側は2人のみで、まず白い男についての疑念が飛び交う。相手は「白い男は仲間ではない。気がついたら何もなくなっていた」と語り、逆に九条は「そっちこそ仲間なのでは?」と返す。ケースが空だったと伝えると、市松は「兆の仕業では?」と推測した。九条も自分たちをあぶり出すために、兆が味方すら騙したのだろうと強めに言い切る。

そこで九条は、自分の過去を静かに語り始めた。高校の同級生に八柳(小島藤子)という子がいた。学年1位の優秀な人物で、突然九条が働く会社を訪ねてきた。八柳は「少し変わったバイトをしている。ミッションをこなす仕事だ」と現状を説明した。

バイトには複数のメンバーがいて、それぞれ任務を持っている。薬学系には2チームあり、八柳はAチームに属していた。彼らが受けた任務は「エスパーになれる薬を作ること」。雇い主から薬のレシピが送られてきたという。

八柳は九条に「肉好きだったよね?」と言い、指先をこすって焼肉の匂いを漂わせた。八柳自身のエスパー能力は「匂いを少しだけ出せる」というものだった

続けて「これ、何の匂いかわかる?」と問われ、九条が香りを嗅ぐと、それは高校時代に使っていたシャンプーのシトラスの香りだった。八柳が先に使い始め、九条が真似して使うようになり、当時は2人して同じ香りをまとっていた。しかし今は互いに別の香りに変えてしまった――そんな思い出話を八柳は懐かしげに語った。

その後、八柳は九条に箱を渡し「預かっておいてほしい」と頼んだ。九条には聞きたいことが山ほどあったが、黙って受け取るしかなかった。

数日後、警察から連絡が入り、九条は八柳の遺体と対面する。九条は顔を唇が触れそうな距離まで近づけ、そっと匂いを確かめた。そこに残っていたのは、あの日と同じシトラスの香りだった。

久条の決意

九条は涙をこぼしながら、預かった箱の鍵を力任せに壊し、中身を確認した。箱の中には薬、レシピ、そして九条宛ての手紙、さらに久条が高校時代にバンドで使用していたギターピックが入っていた。

手紙には、八柳の筆跡でこう綴られていた。

九条へ

九条がこの手紙を読んでいるなら、私は、死んだのでしょう。
仲間たちもみんな死んだ。殺された。どんなエスパーにやられたのかわからない。
このケースは保険です。隠しておいて、殺されそうになったら命乞いに使う。
だけど、失敗したなら、全部処分してください。
そして忘れて。私のことも。
雇い主は言っていた。
自分は兆しを作っているだけだと。
兆しさえ作れば、人は簡単に迷い込む。
たとえそれが、間違っていようとも。

八柳

九条は最後まで読み終えると、薬を手に取り、迷うことなく飲んだ

相乗効果

九条は、八柳の雇い主が兆だったと断言した。円寂(高畑淳子)と半蔵は「兆はいい人だ」と反論するが、九条は「いい人かどうかなんてどうでもいい。やっていることを見ろ」と机を叩いて怒りを露わにする。

九条は問い詰める。兆の正体、本名、何者なのか。そしてどんなエスパー能力を持っているのか。しかし文太たちは誰一人として答えられず、困惑するばかりだった。

九条が机を叩いたのは合図だった。部屋はすでに紫苑の静電気で満たされており、「ここに自分が一致する超音波を出したら、音響共鳴爆発が起きる」と九条は説明した。死ぬのは自分たち以外だ、と脅しをかけ、兆について話すよう迫る。しかし文太たちは「本当に知らない」と繰り返した。

九条が音波を発した瞬間、爆発は起こらなかった。紫苑が桜介に取り押さえられ、静電気が遮断されていたからだった。

九条は立ち上がり、「話す気になったら市松に連絡して」とだけ言い残し、その場を去った。

根回し

文太は「みんな殺されたってどういうことなんだ」と呟き、事態の深刻さに戸惑いを隠せなかった。
円寂はかつて兆から、「誰も信じられない。この先必ず裏切り者が出てくる。円寂さんだけは私の味方でいてください」と頼まれていたことを思い返す。その言葉に縛られ、円寂は「ボスが正しい」と疑いもせず従ってきた。しかし文太は、どうしても納得がいかない様子だった。

一方、市松が「人殺しなんてやるつもりない」と語気を強めると、九条は「少しポンってなるだけだ」と軽く言い返す。そこへ遅れて紫苑が合流し、「結局空振りだった」と状況を報告した。

その裏で、半蔵は白い男が現れなかったことを兆へこっそり電話で伝えていた。さらに九条への対処は「カラス」に任せたと報告する。半蔵は事前に兆から呼び出され、服務規程違反を理由に「今の暮らしは終わる」と脅されていた。だが兆は続けて「チャンスをあげましょう。敵の正体を暴いてください」と命じていた。

混乱

四季の雇い主である小林夫妻は、働き始めて半年が経った四季を祝福し、「有給休暇はいつでも使っていい」と声をかけた。四季は自分は2年働いているつもりでいたが、実際には違っていたことに気づかされ、強い違和感に包まれた。

自宅に戻った四季は、急いで写真を探し始めた。とりわけフォトウェディングの写真が見当たらず、必死になって探し回る。

四季はふと思い出す。クリーニングに出した際に入っていた「harmodia」のIDカードを兆に返却すると、そこには「文人(ふみと)」と記されていた。四季は呟いた。「文人だから、文ちゃんって呼ぶ……?」

戻って来た文太は四季に触れた瞬間、彼女の心の声を聞いてしまう。――文人、兆さん?違う、そんなことない。その断片的な思考が流れ込んだ。

文太は驚き、言葉を失って固まった。四季は涙を流しながら叫ぶように言う。「文太だからぶんちゃんだよね……!」文太は何も言えず、ただその震える身体を強く抱きしめた。

スポンサーリンク

【ちょっとだけエスパー】6話の結末

文太は四季の混乱した記憶について話すため、兆の元を訪れた。四季が不安定になっていると伝え、さらに四季が漬けた梅干しを差し出す。「漬物石で漬けました。文人さんが贈った」と告げると、文太は言い切った。「死んでなんかいない。あんたが四季の夫で、ぶんちゃんなんだろ?」

兆はその言葉に背を向けて歩き出した。文太が「待ってください」と手を伸ばすと、その指先は兆の身体をすり抜けた。文太は戦慄し、「エスパーなのか?」と疑う。しかし兆は「自分にはエスパーはない」と否定する。

兆の姿は立体映像に過ぎず、実体は未来に存在しているのだという。「2055年。ここから30年後だ」と兆は語った。タイムマシンは存在しないが、過去にデータを送る技術は発見されており、この時代で言えばリモート通信のようなものだと説明する。文太は混乱し、「わかったふりでは続けられないぐらい、訳わかんないんですけど」と呟くしかなかった。

そのころ、市松が自宅へ戻ると、外で待ち伏せていた桜介がいきなり部屋に入ってきた。桜介に触れられた瞬間、市松の身体はしおれるように弱っていき、そのまま倒れ込んだ。その場に紫苑が駆けつける。

倒れながら、市松は「アイ」との最初の接触を思い出す。PCで文章を書いていた際、突然画面に謎のコードが大量に流れ込み、ウイルスかと警戒した。その直後、見知らぬチャット画面が開き、「I」という相手が話しかけてきた。

――こちらは、2055年
私は、市松
未来のキミ自身
だから「I」とでも呼んでくれ

そのメッセージは、未来の自分からの通信だった。

←5話|7話→

スポンサーリンク

【ちょっとだけエスパー】6話のまとめと感想

兆の体は2055年にあり、今話しているのは立体映像だったという話でした。

話が駆け足で進みます。色々な設定が出てきて、置いていかれないよう注意が必要です。今回分かったことは、兆は2055年から指示を出していたということと、市松は未来の自分から忠告を受けていたということです。

どうやら市松はなんの博士なのかは分かりませんが、博士になるらしいです。そして白い服の男は市松たちとも兆とも関係がないようです。独自に動いている人なのか、下手すればさらに30年後の兆だったり、市松だったりするのかもしれません。こうなってしまうとなんでもアリです。

八柳の手紙はちゃんと書かれているようで、色々省かれていていまいち分かりづらいです。しかし「自分は兆しを作っているだけだと。兆しさえ作れば、人は簡単に迷い込む。たとえそれが、間違っていようとも」という文は、2話の画家・千田を思い起こさせます。

誰が悪で誰が善か?みんな悪であり善であるような雰囲気ですが、果たしてどうなるのか?

←5話|7話→

【ちょっとだけエスパー】6話のいいセリフ

兆しさえ作れば、人は簡単に迷い込む。たとえそれが、間違っていようとも。

タイトルとURLをコピーしました