【父と息子の地下アイドル】ドラマ最後のネタバレ
卒業式ライブの日
椎奈は練習には来なかった。心配する2人にそれでも準備を進めるよう告げる真澄。それから田口の家に行くとこれを持ってライブに来いと言ってペンライトを渡した。
ライブの時間が迫る中、まだ椎奈は来ない。卒業式には出席していたが姿が見当たらない。真澄が他の生徒に話を聞くと連れて行かれたという。福嶋の仕業だと思った真澄は電話をする。しかし、福嶋が言うには椎奈はこっちのライブを選んだと聞かされる。窓の外を見ると母親に連れて行かれている椎奈の姿があった。
真澄は説得に向かう。アイドル活動に反対する母親に真澄の率直な思いをぶつける。「馬鹿な夢じゃない。彼女は本気です。ちゃんと彼女を見てあげてください。椎奈さんが見ようとしているものを見てあげてください」と語りさらに、「この子のために見守りましょうよ。応援しましょうよ。全力で頑張ってそれでもくじけそうなら、支えてあげればいい。何があってもこの子の味方でいればいい。本気で夢を持った子どもに、親ができるのはこのぐらいです」と語る。
椎奈からも母親にお願いをした結果、母親は椎奈の荷物から手を離す。真澄は母親にライブを見に来るよう勧めた。
田口もペンライトを持って会場に駆けつけた。同級生にからかわれ意地悪をされるが、田口は奮起して構わず彼女たちの応援をしに向かった。
福嶋もライブを見に来ていた。プロデューサーの仕事で一番大変なのは、それぞれ目的が違う女の子たちを一つにまとめることだと言う。オトメがたりは見事なまでに一つにまとまっている。こんなパパがいて勝喜は幸せだという。
椎奈の母も見に来ていた。他の先生たちもみんな見に来ていた。
病院のカーテンにプロジェクターで映し出される映像、卒業式ライブの模様をまだ意識が戻らない勝喜に見せる。必死に語りかける真澄、お前と話がしたい、何でもいい。目を覚ましてくれと必死に願う。
椎奈が来て卒業式ライブをやる。勝喜は目覚めるのか?
ドラマの最後
いつものように校門で生徒に挨拶をしている真澄。田口は学校に来た。
オトメがたりの3人と病院の屋上で話す真澄。車椅子に乗せて勝喜も連れてくる。ライブの映像をスマホで見る3人。ひらりは「ライブすごく良かったよ。グッズたくさん買っちゃった」と椎奈に語り、怜央も田口と別の日にライブを見に来ていた。真澄は「ど真ん中じゃないか、さすが福嶋さん」と映像を見て言う。
椎奈はあの時本当に勝喜の目は開いたのか?と真澄にきく。「ああ、俺はいつか目覚めるぞって目で訴えてた」と言う。「ふーん、そっか。そうだよね」と椎奈は笑った。
- 勝喜はまだ目覚めていなかった
- オトメがたりは解散し、椎奈は別でアイドル活動を続けている
父と息子の関係のネタバレ
ドラマの合間に挟まれる父と息子の関係をこちらでまとめました。
- 勝喜と父が最後に会ったのは5年前
- 音楽をやることに反対し、家を出て行ってしまった
墓参りの時
ちゃんと定職について母さんを安心させろという父に、会えばそればっかりだなと口論になる。自分には大事なものがあるというが、父には言っても分からない。「何も見ようとしない父さんには見えねえよ」と勝喜は言う。
妻の生前
自宅で療養する妻は好きなことさせてあげたらいいじゃないと言う。勝喜は自分の前で歌い、その歌は上手だった。いつか武道館でライブをしたいと言っていたと妻は真澄に教える。そして「見てみたいな、あの子の武道館ライブ」と妻は呟いた。
葬儀の日
妻が亡くなり遺骨を持つ真澄。その隣で言いづらそうに「明日、デビューできるかもっていう大事なライブがあって…」と言う。妻が病床にふしている時、勝喜に会いたいと言っていたが、勝喜は自分のやりたいことをやっていて顔を頻繁に出さなかった。なので真澄は「母さん一人笑顔にできないで、何が世界だ」と怒った。
大学をやめる
大学をやめて音楽に専念したいという勝喜。それを聞いた真澄は「死んだ母さんと約束しただろ。大学だけは卒業するって!」と怒る。すると勝喜は「母さんはもういないだろ!俺はどうでもいいのかよ?母さん母さんって、今生きてるのは俺だろ?一度ぐらい俺の事をちゃんと見ろよ!」と怒って出て行ってしまう。
勝喜の心
自分は勝喜に嫌われていると零す真澄に、福嶋が教えてくれる。もっと売れて親父を心配させないようになるまでは、実家には帰れないといっていたこと。嫌われていると思っているのは妄想だということ。子どものころ、親父にもらったフォークギターが俺の原点だと語っていたことを教えてくれた。
【父と息子の地下アイドル】の登場人物のその後
最後のシーンで具体的に誰がどうなったとは言わないので、映像やセリフから察してこちらで勝手に想像しました。
- 千堂真澄:高校教師のまま
- 千堂勝喜:意識戻らず
- オトメがたり:解散
- 清水椎奈:福嶋プロデュースでアイドル活動をしている
- 橋本怜央:オトメがたりはやめて田口と一緒に椎奈のライブに行った
- 阿藤ひらり:オトメがたりはやめて、椎奈のライブに行きグッズを大量に購入
- 田口洋二郎:学校に来るようになった。怜央と親しくしている
- 福嶋昴己:椎奈をプロデュース
最後、病院の屋上でオトメがたりのメンバーと、真澄が動画を見て会話をします。勝喜は車椅子に乗って目は開いてませんし、意識は戻っていません。
どうやら椎奈のライブ映像らしく、ここから椎奈はアイドル活動はしていることは分かります。ひらりがライブ良かったよと言っているあたり、オトメがたりのライブではありません。恐らく勝喜の意識が戻らないので、約束通り解散したのではないかと思われます。
真澄も動画を見て、さすが福嶋さんと言っているので、福嶋プロデュースのグループだと思われます。
最後にあの時勝喜は本当に目を開けたのか?と椎奈に聞かれ、俺はいつか目覚めるぞって訴えていたと真澄は言います。それを聞いて「ふーん、そっか。そうだよね」と椎奈は言います。恐らく目も開いていなかったような気がします。
椎奈がオトメがたりを辞めるのに、遺恨なく最後のライブをやらせてあげたかったのかなという気がします。どうとでも取れる終わり方でした。
【父と息子の地下アイドル】の感想
予想していた以上に面白いドラマでした。昭和な熱血教師な父とイマドキの若者である息子の勝喜、仲違いをして決別します。しかし、そんな2人の関係を改善させたのは、息子がプロデュースしていたアイドルのオトメがたりという話です。
どこの家でもある親子の仲違い、子どもためと言いながら子どものことをちゃんと見ていない親。会話を通して分かり合おうとしているようでしていない、一方的な考えの押し付けであることが分かります。
そして、真澄も最終的に分かります。親が子どもにしてあげられることは、見守って支えてあげることだと。中々これが難しいのですが、これができている家は親子の関係が大体いいです。
アイドルのことを何も知らない自分のような人が見ても、ちゃんと説明してくれるので楽しんで見れました。なので、アイドルとか興味ない人が見ても、普通にドラマとして面白いと思います。
オトメがたりの曲はPerfumeみたいな感じの曲で、ちゃんと作られた良い曲でした。これだけで終わりにしてしまうにはちょっともったいない、CMとかに使ってもよさげなキャッチな曲です。
オトメがたりは解散し、勝喜の意識は戻らない。全てのことが都合よく終わらないあたりが、逆にこのドラマを強く印象づけます。話としては青春ドラマだと思いますが、親子の話も関わってくるので親世代の人も見て楽しめると思います。
【父と息子の地下アイドル】のその他気になったこと
- 田口にとって球技大会は“地獄”
- 熱血の押し売りははやらないと言われる真澄
- 受付で誰推しか聞かれて「きょんしーさん」と答える真澄
- 専門用語に戸惑う真澄
- 小声で“もえもえ”という真澄
- 借りた映像見ながら応援の練習する真澄
- プロデューサーというより監督
- 福嶋の専門用語にも戸惑う真澄
- グータッチの意味が分からずスルーする真澄
- 引きこもりであることを褒められる田口
- 勝喜パパという呼ばれ方な真澄
- ひらりの絵はヤバい
- 白目むいているところで静止する動画
【父と息子の地下アイドル】のネタバレまとめ
- オトメがたりは真澄のプロデュースで人気が出る
- しかし、勝喜の意識が戻らないので曲が尽きる
- 椎奈は本気でアイドルになりたいので脱退を考える
- 勝喜の目が開いたと真澄が言って、条件付のライブを開催
- 終わるまでに勝喜の意識が戻らなかったら解散するという条件
- 椎奈の卒業式の日にオトメがたりのライブをする
- 勝喜の意識は戻らない
- オトメがたりは解散
- 椎奈は福嶋プロデュースでアイドル活動を続ける