NHK BSプレミアムで2019年9月8日からスタートする、【盤上の向日葵】のキャストとモデルとなった人物紹介です。原作は柚月裕子さんの長編ミステリーである同名小説となります。
ドラマ【盤上の向日葵】の基本情報
- 放送局：NHK BSプレミアム 毎週日曜22時00分
- 放送開始日：2019年9月8日(日)22時00分～22時49分（全4回）
- 放送枠：プレミアムドラマ
- 原作：柚月裕子『盤上の向日葵』（中央公論新社刊）
- 主題歌：鈴木雅之「ポラリス」（作詞・作曲：アンジェラ・アキ）
- 脚本：黒岩勉
- 制作統括：管原浩（NHK）、渋谷英史（The icon）
- 演出：本田隆一
ドラマ【盤上の向日葵】のあらすじ
平成６年。埼玉の山中から白骨遺体が発見。県警の石破刑事（大友康平）と奨励会を退会して警察官になった佐野（蓮佛美沙子）は、遺体とともに埋められていた初代・菊水月作の名駒の所有者を捜査することに。 同じ頃、奨励会を経ず実業界から転身してプロになった異端の棋士・上条桂介（千葉雄大）は、タイトル６冠保持者の壬生芳樹との竜昇戦に挑んでいた。序盤戦で勝利した上条は、将棋雑誌の取材を受ける最中、故郷の諏訪でゴミに出された将棋雑誌を拾っていた幼少時代を思い出す。昭和４７年、貧困の日々を過ごしていた小学生の上条は、教師を定年退職した唐沢（柄本明）の温かい支援のもと、将棋にどんどん魅了されていく。やがて「鬼殺し」の異名をとる伝説の真剣師・東明重慶（竹中直人）と出会い、ふたりの運命の歯車が大きく回り始める…。
公式HPより
ドラマ【盤上の向日葵】の主演は千葉雄大さん
上条桂介（演：千葉雄大、幼少期：大江優成）
登場人物 上条桂介（かみじょう けいすけ）
若手棋士、六段。東京大学卒で、外資系企業を経てIT企業を起業。会社を業界大手に育て上げた後売却して実業界から突如引退し、将棋界へ異例の転身をとげる。「炎の棋士」の異名を持つ。
キャスト 千葉雄大（ちば ゆうだい）
- 1989年3月9日生まれ
- NHK連続ドラマは初主演
- 『天装戦隊ゴセイジャー』のアラタ / ゴセイレッド役でデビュー
- 主な出演作品：『家売るオンナシリーズ』(日本テレビ)、『白戸修の事件簿』(2012年TBS)、『高嶺の花』(2018年日本テレビ)など。
コメント
表面的には静かながら、中には何かうごめくものをすごく感じます。見て下さった方に、少しでも残るものをお土産にしていただけるよう、自分に出来ることを精一杯取り組みたいと思います。
ドラマ【盤上の向日葵】の主要登場人物と主要キャスト
唐沢光一朗（柄本明）
長野・諏訪の元小学校教諭。小学生だった桂介に将棋を教え、その才能に気づく。
東明重慶（竹中直人）
破天荒な将棋の真剣師。異名は「鬼殺しのジュウケイ」。
佐野直子（蓮佛美沙子）
所沢北署の地域課警察官で、元奨励会員。
石破剛志（大友康平）
埼玉県警捜査一課のベテラン刑事。
唐沢美子（檀 ふみ）
唐沢の妻。桂介がプロ棋士になってからも交流があり、応援し続けている。
上条庸一（渋川清彦）
上条桂介の父。だらしない諏訪のみそ職人。
五十嵐智雄（堀部圭亮）
埼玉県警刑事部管理官。
鳥井樹（馬場徹）
所沢北署刑事課の刑事。
番組MC（山寺宏一）
情報ワイド番組MC。
将棋解説者（加藤一二三）
将棋の専門家。
橘雅之（竹井亮介）
壬生芳樹（笠松将）
タイトル6冠の棋士。
上条春子（橋本真実）
桂介の母。小2の時に亡くなっている。
矢萩充（中丸新将）
日本将棋連盟で駒の研究をしている。
ドラマ【盤上の向日葵】の原作
ドラマ【盤上の向日葵】の原作は柚月裕子さんの同名長編ミステリーとなります。将棋界を舞台にした『砂の器』とも言われるこの作品は、第15回本屋大賞で第2位にランクインしました。
映像化作品
- 佐方貞人シリーズ（テレビ朝日、主演：上川隆也）
- 最後の証人（2015年1月24日）
- 検事の死命（2016年1月17日）
- 検事の本懐（2016年12月3日）
- 「孤狼の血」シリーズ
- 孤狼の血（2018年5月12日公開、東映、監督：白石和彌、主演：役所広司）
ドラマ【盤上の向日葵】のモデルとなった人物
壬生芳樹（みぶ よしき）
その文字の響きからもわかるように、国民栄誉賞棋士の羽生善治さんがモデルです。
東明重慶（とうみょう しげよし）
この方のモデルは実在の人物で、小池重明さんという真剣師です。真剣師とはお金を賭けて将棋を打ち、それで生計を立てていた人たちのことです。
この本を読んだことありますが、非常に面白かったです。
ドラマ【盤上の向日葵】の見どころ
本作がNHK連続ドラマ初主演となる千葉さんがどんな演技をするのか？そして、加藤一二三さんが将棋の解説役で参加するなど、将棋が好きな人も見たくなるような工夫もされていそうです。
将棋もののドラマでは過去にNHKで『盤上のアルファ』というドラマも放送されていました。また、映画にもなった『3月のライオン』や『聖の青春』などもあり、最近身近な題材となりつつあります。
どの作品も勝負の世界の厳しさや、年齢制限で奨励会を去らねばならないなど、自然とドラマッチックになる要素があるので見ていて楽しいです。
原作では蓮佛さん演じる佐野は男性ですが、あえて女性に変更した試みがどう出るのか？殺人事件と将棋、その二つを結びつける駒の存在。将棋が好きな人でも、そうでない人でも楽しめる、ミステリー作品に仕上がっていることに期待です。