【幕末相棒伝】のネタバレと感想|坂本龍馬と土方歳三が事件を解決!

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【幕末相棒伝】のネタバレと感想をまとめています。坂本龍馬と土方歳三がタッグを組んで、将軍暗殺未遂事件の真犯人を探すという推理ドラマです。

果たして真犯人は誰なのか?史実も交えた歴史エンターテインメント時代劇!

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【幕末相棒伝】のキャストとスタッフ

  • 坂本龍馬…永山瑛太
  • 土方歳三…向井理
  • 徳川慶喜…渡辺大
  • 永井尚志…杉本哲太
  • 西郷隆盛…谷田歩
  • 中村半次郎…奥野瑛太
  • 中岡慎太郎…和田正人
  • 篠原泰之進…田上晃吉
  • 伊藤俊輔…美藤吉彦
  • 井上聞多…板倉チヒロ
  • 手代木直右衛門…西村匡生
  • 横川隆太郎…八田浩司
  • 佐川官兵衛…近藤芳正
  • 陸奥陽之助…浅利陽介
  • 近藤勇…阿部亮平
  • 沖田総司…白洲迅
  • 桂小五郎…駿河太郎
  • 佐川官兵衛…近藤芳正
  • 伊東甲子太郎…佐藤隆太
  • おしの…堀田真由
  • 岩倉具視…中村梅雀
  • 語り…市川裕也
  • 原作:五十嵐貴久『相棒』
  • 脚本:土橋章宏
  • 演出:堀切園健太郎
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【幕末相棒伝】のあらすじ

討幕派と幕府方の戦争を避けるため、坂本龍馬(永山瑛太)西郷隆盛(谷田歩)徳川慶喜(渡辺大)との話し合いで大政奉還を成そうと画策していた。

しかし、話し合いに行く途中、何者かに慶喜の籠が狙撃されるという暗殺未遂事件が起きる。そこで永井尚志(杉本哲太)は土方歳三に坂本と組んで犯人を探し出すよう命じる。

敵同士の2人は険悪な状態ながら、2日間のうちに犯人を見つけ出さねばならなかった。なぜなら、近々岩倉具視(中村梅雀)の計画により天皇から討幕の勅命が下る予定になっていたからだった。

戦を避けるため、坂本と土方は2日以内に犯人を見つけ出す事ができるのか?

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【幕末相棒伝】のネタバレ

史実も交えた推理ドラマで、最終的に龍馬暗殺と油小路事件に繋がっていきます。もしも、坂本と土方がコンビを組んだら?という、今でいうバディもののような話です。

【幕末相棒伝】の時系列
  • 1日目
    13:30未の刻
    薩摩藩邸で西郷に聞き込み
  • 17:30酉の刻
    小料理屋で会津藩士に聞き込み

    土方が坂本に斬られる

  • 2日目
    6:00卯の刻
    土方目覚める
  • 10:00巳の刻
    陸奥が銃の売り先を突き止める
  • 12:30午の刻
    横川に聞き込み
  • 16:00申の刻
    岩倉に聞き込み
  • 22:00亥の刻
    黒幕が判明
  • 3日目
    6:30
    伊東に聞き込み
  • 慶応3年
    10/15
    大政奉還
  • 11/15
    龍馬暗殺
  • 11/18
    油小路事件
  • 明治2年
    5/5
    土方が市村に文と写真を託す
  • 5/11
    土方戦死

坂本と土方のバディ誕生

大政奉還を実現するため坂本は西郷と慶喜の会談をセッティングしていた。しかし、慶喜が薩摩藩邸に向かう途中、何者かが籠を銃撃するという暗殺未遂が起きてしまう。

若年寄格の永井尚志は土方を呼び、慶喜を狙った者が誰か探索を命じる。ただ、敵方である討幕派の内部を探索するために、坂本と一緒に組んで捜査をするよう言われる。

敵方の坂本と手を組むことを拒む土方だが、薩長の懐に入るためには仕方なく承諾した。

討幕派の薩長が首謀者だと主張する土方と、幕府側の会津か桑名だと主張する坂本。2人は全く主張を譲らず揉めまくる。しかし、永井いわく岩倉卿が朝廷にはかり討幕の勅命が下るという噂があるため、猶予は2日間しかなかった。

沖田は坂本を見て切りかかろうとするが、土方から事情を説明されて納得する。そこで沖田は伊東甲子太郎から聞いた話で、薩摩藩士が藩邸に集結しているという情報を伝えた。

薩摩藩に聞き込み

沖田から聞いた話で薩摩が怪しいと思った土方は、坂本と一緒に薩摩藩邸へ向かう。身分を隠し坂本の口利きで邸内に土方も侵入することができた。

西郷は慶喜が約束を破ったと怒っていたが、暗殺未遂があったことを告げると話を聞いてくれた。会談の日取りを知っていたのは幕府と薩摩だけだと切り出すと、薩摩を疑っているのか?と西郷は不信感を募らせる。

心当たりは誰かいないかをたずねるが、大政奉還なんて悠長なこと言ってられないと言い始める西郷。坂本は慌てて犯人を捕まえるから考え直して欲しいと訴えた。

坂本の説得により気を取り直した西郷に、土方は西郷の知らないところで誰かが動いた可能性はないか?と問う。

それなら一人ずつ聞いたらいいと西郷は再び不機嫌になり、むしろ幕府方の会津や新撰組も怪しいと指摘する。新撰組は襲撃事件で隊士を一人失っていたため、むきになって否定してしまった。

そこを坂本がうまく取り繕って事なきを得るも、その様子を怪しんでいた中村半次郎は帰り際の2人を追いかける。

坂本が何とかすると言っている間、土方は売られた喧嘩は買うと意気込んでいた。仕方なく坂本が一芝居打っていると、騒ぎを聞きつけた伊東がやってきて中村と話をつけてくれた。

伊東は元々新撰組にいた人物だが、現在は薩摩に入り込んでいる間者だった。土方は伊東をあまり好まず、坂本も伊東の不気味さを感じていた。

会津藩に聞き込み

坂本は小料理屋へ土方と一緒に向かい、そこで今日のことを話し合う。薩摩藩はどうやら違うと土方が言うと、会津に決まっていると坂本は言う。土方は反論し長州に違いないとお互い譲らずにいた。

やがておしのという店の者がやってきて、会津の人が別の座敷に来ていると教えてくれた。そこで2人は話を聞くいいチャンスだと判断して座敷へ向かう。

会津藩士の手代木と佐川がいる場所に坂本は入るなり、「お前らが襲ったのか?」と聞き出す。不躾な物言いにキレる藩士たちだが、そこへ土方がやってきて話を始めた。

自分たちではないと言う藩士たち、余計な詮索する間があったら坂本龍馬を捜せと言う。坂本はバレないようにしながら、何とかその場を離れた。

残る長州藩に話を聞こうとする土方、坂本に彼らの居場所はどこかを問う。しかし、坂本は素知らぬふりをした。

長州藩に聞き込み

その頃、桂小五郎は追われていた。共に逃げた伊藤俊輔と井上聞多は坂本たちがいる小料理屋に逃げ込んで来る。

偶然、出会った坂本は彼らを急いで女中部屋に隠し、土方にバレないようにするが見つかってしまう。土方はかくまっていた坂本に対しても不信感を抱き始める。

一触即発になったところに桂が現れ、土方と口論になってしまう。やがて刀を抜いた2人は店の中で乱闘を始める。それを見ていた坂本に土方も桂も刀を抜いて加勢するよう命じる。

坂本は将軍を襲ったのは長州藩ではないのかと問い、桂は京には今着いたばかりな上に自分たち3人しかいないと答えた。それを聞いた坂本は納得し、抜刀すると土方を斬ってしまった

土方はそのまま階段から転落し、その隙に桂たちを坂本は逃がした。

坂本の約束

坂本に斬られたはずの土方が目を覚ますと、体に傷は一つも負っていなかった。坂本は土方の着衣を斬るだけに留めていた。

桂を斬らせるわけにはいかなかったという坂本に土方が怒る。そこに料理屋のおしのがやってきて、店の修繕代を払ってくれと一喝した。

おしのの家は蛤御門の戦の時に焼け出され、両親も住まいも失っていた。侍が喧嘩するのは勝手だが自分に迷惑をかけるのはやめてくれと怒った。

それを聞いた坂本は自分たち武士のせいだと痛感し、おしのに謝罪をする。そして土方にも謝るよう告げ、土方もおしのに謝罪した。

武士の世はもう終わる、自分が大政奉還で日本を新しくすると坂本はおしのに告げる。そして、これからは身分や性別関係なく、頑張ったら報われる国になるから見ていてくれと約束した。

証拠発見

犯人は薩摩でも会津でも長州でもなかったため、捜索は行き詰ってしまう。そこで坂本は沖田に頼み将軍が襲撃された場所に行ってみる。

怪しい奴らがいた場所を見ると、そこにスナイドルという英国式のライフル銃の撃ち殻が落ちていた

そのライフル銃を持っているのは誰なのか?坂本は薩摩が英国の商人から大量に買い入れていたと言うが、肥前も買っているし密かに手に入れた者もいると言う。

そこで坂本は陸奥陽之助に帳簿を調べさせ、5日前に大阪でスナイドル銃が荷揚げされた情報を掴む。襲撃前に購入したのは十津川郷士の横川という人物だった。

十津川郷士は以前から討幕を叫んでいた者たちで、襲撃の可能性は考えられた。だが、会談の日取りまで分かったのだろうか?坂本は疑問に思った。

岩倉具視に聞き込み

新撰組は以前から探索方に目をつけさせていたため、彼らの隠れ家を知っていた。坂本は横川に買った銃を見せてくれないかと頼む。

するとどこからか銃声が鳴り横川が狙撃される。坂本が誰に命令されたのかと問うと、「いわくら」と答えて横川は力尽きた

黒幕は岩倉具視と知った坂本たちは、何のために襲撃したのかを推理する。恐らく大政奉還を止めて、討幕の勅命が出るまでの時間稼ぎではないかと結論付けた。

岩倉の所に行った2人は単刀直入に切り出す。すると横川が戦に備えたいというから、英国商人に口を利いてやったと答えた。

納得のいかない2人が食い下がると、もうじき討幕の勅命は出るのに将軍を襲っても意味がないと言う。その言葉を聞いて2人も納得した。

坂本は岩倉に戦を仕掛けるのをやめてくれと頼む。しかし岩倉は潰さないと新しい国はできないと答えた。坂本は戦になったら迷惑するのは民百姓だと反論し、日本国の民すべての幸せを考えるべきだと力説した。

岩倉はそれでは逆に民百姓は苦しむと返し、政をするものがしっかり締め付けないと、弱いものと強いものの差はもっと開くし強いものだけが生き残ると言う。

そして、坂本は強いからそれに気がつかないだけ。弱いものは坂本と違って何もできないから、支配されるのが一番だとまとめた。

それを脇で聞いていた土方は蹴鞠をちょっとやってもいいかと言い、岩倉の顔面目掛けて蹴った。顔に鞠が当たって怒る岩倉に土方は、自分は百姓の出だから蹴鞠はよくできないし、いまだに鞠を大事に持っている岩倉は御所に未練があるようだと皮肉で返した。

迫る危機

その頃幕府では明日にも討幕の勅命が下ると思い、戦に備えようとしていた。永井は「まだ最後の手がございます」と言って止めた。

坂本と土方は雨宿りをしていた。いつもは口数の多い坂本が黙っていることを気にかけて土方が声をかけた。坂本は岩倉に言われたことを考えていた。強いものが世を治めたほうがいいのかと。

土方は自分の生い立ちを坂本に話し始める。そして、誰にでも踏みにじられたくないものはあると言い、自分はだから強くなって武士になるしかなかったと告げた。

坂本は土方の話を聞いてやはり大政奉還をやらないといけないと決意し、「わしを斬れ」と言う。坂本をこの一件の黒幕として差し出せば、きっと将軍も納得してくれるだろうと。

土方は拒むが坂本は早くしろとせがむ。しかし、何者かに襲撃されそうになり土方は坂本と一緒に戦い、捕まえた者から話を聞き出して永井の元へ向かった。

永井は探索が進まないことに業を煮やし、坂本を事件の黒幕にして落着しようとしていた。土方に今すぐ斬るよう命じるが、土方は筋が通らないといって拒んだ。

寝返ったのかと言われ土方は、「新選組は誠の幕臣なり!この土方、何があろうと最後まで幕府の盾となって戦いましょう。しかし、幕府はそれに応える覚悟はおありか!」と啖呵を切る。

そして、坂本も明日の朝までには黒幕を捕まえると約束し、戦にはさせないと宣言した。

黒幕判明

永井に啖呵を切ったものの何の手がかりもない状態、悩んでいるところにおしのがやってきた。坂本が撃たれたのは自分のせいと言うおしのは、2人を裏切っていたと告白をする。

おしのはここで何をしているか、十津川郷士のところに行くこともお金をもらって話していた。その相手は幕府の人で2人を見守るためだと言っていたという。

風貌を聞いてみたところ、身なりはいいが気色の悪い人で、笑顔だが目は笑っていない男だったと告げた。その言葉を聞いた2人は伊東甲子太郎だとすぐに気付き事件の黒幕だと確信した。

伊東たちは薩摩に寝返ったという噂もあり、戦になったら薩摩の軍に加わる予定ではないかと2人は考えた。それならスナイドル銃を持っていることにも説明がつく。

伊東に話を聞きに行こうとする2人におしのは、もらった金を返しておいてくれと言って坂本に託した。

危機一髪

全てを分かった2人は伊東の所に行き、将軍襲撃の件について問いただす。しかし伊東はスナイドル銃など持っていないと、とぼけて認めず2人を追い返そうとする。

そこへ陸奥がやってきて討幕の勅命が下ったと報告が入る。それを聞いた坂本と土方は互いに敵同士に戻ることになり、それぞれの戻るべき場所へ向かう。

2人が去った後、伊東は挙兵し薩摩藩邸を目指す。外に出ると坂本と土方が待っていて、伊東たちの持っているスナイドル銃を見て指摘する。

坂本も一緒に薩長と共に戦おうと誘う伊東だが2人は笑い出す。実際は討幕の勅命は下っておらず、戦となれば新式の銃を持ち出すだろうと考えた、坂本が咄嗟に打った芝居だった。

はかられたと知った伊東は部下に命じて2人を始末しようとする。土方と坂本は伊東を挑発し、土方とのサシの勝負に何とか持ち込んだ。

しかし、伊東が負けそうになると部下は土方に向けて発砲した。再び発砲した瞬間、坂本は土方をかばい銃撃されてしまう

土方に向けて銃口が向けられる中、撃たれたはずの坂本が起き上がり伊東の背後に立って銃を突き付ける。坂本はおしのに託された金のお陰で、銃弾を受けずに済んだのだ。

伊東に銃を突き付け部下たちに武器を捨てるよう告げる坂本、それに応じた伊東の部下たちは銃を下ろした。やがて近藤ら新撰組が現れ、討幕の勅命が出たと伝えられる。

坂本は薩摩藩へ土方は将軍の下へ、戦を止めるために向かった。

戦は止められるのか?

将軍に首謀者が伊東であると報告する土方だが、もう薩摩が動いているから手遅れだと言う。土方はそっちは坂本が止めると言い、なぜ言い切れるのか?と問われると「坂本だからです」と答えた。

一方坂本は西郷に報告をし、戦を止めるよう頼む。討幕の勅命は下りたのでもう遅いという西郷。坂本は諦めずに訴えかけ、戦をするなら自分を殺してから行けと言いその場に座った。

徳川方がこっちにやってきたという報告が入り、西郷たちは門の外に出て籠を見る。会談をやり直しに来たと告げる幕府側、慶喜は籠から降りて姿を現し西郷を見据えた。

西郷は慶喜を見て小さくうなずき、慶喜もまたうなずいた。坂本は戦を回避できたことを喜び、西郷に感謝をした

コンビ解散

将軍暗殺の首謀者が伊東だと判明したことで、2人はコンビを解散することになる。色々面白かったという坂本に対し、大迷惑だと土方は言った。

実は坂本は土方を指名したのは自分だという。なぜなら敵の一番厄介な奴を用心棒にしたら安心だと思ったからだ。その言葉にむっとする土方だが、坂本は「厄介なだけじゃなかったぜよ」と告げた。

その真意が分からず土方が問うも、坂本はふざけた調子で去っていった。土方は隊士一同に坂本龍馬には手を出すなと伝えるよう沖田に告げる。そして「あいつを斬るのは俺の役目だ」と言った。

やがて大政奉還が成り、その報告を聞いた坂本は日本の夜明けが来ると喜んだ。

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【幕末相棒伝】の結末

ある晩、坂本は中岡慎太郎と共に近江屋で新政府について話していた。徳川方を入れる必要があるのか?と問う中岡に坂本は、忠義に命を賭けてる頑固者がいるからと言った。

そして、自分はこれから世界の海援隊をやって、七つの海に日本の船を浮かべて日本と世界を結ぶと未来を思い描いた。

そこに急に現れた男が刀を抜いて坂本を襲う。襲った男の正体は伊東だった。自分が日本を変えると言う伊東、坂本は「残念じゃのう…」と最期につぶやいた。

事件後、土方は運び出されて行く遺体を沖田と一緒に遠くから見ていた。陸奥は土方を見るなり、悔しげな眼差しを送った。

その3日後、土方は油小路で伊東を囲む。「なぜ坂本を殺した?」と伊東に問う土方、坂本に対しての嫉妬をむき出しにする言葉を聞いて土方は呆れた。

坂本のようになりたかったのかもしれないが、お前は坂本になれんと土方は言い、伊東のことを斬り捨てた

坂本亡き後、日本は戦乱の世となり土方は旧幕府軍として最後の戦いに臨んでいた。戦況が悪化したのを察した土方は市村鉄之助に文と写真を親類に届けるよう命じる。

自分たちは何と戦っていたのか、そう思いながら土方は戦い続けやがて銃撃を受けて戦死した。

草むらで目を覚ました土方に坂本がよく頑張ったと声を掛ける。お前に言われたくないと言う土方は、戦が終わり坂本の言う新しい国ができるのかを問う。

もう目の前だと答える坂本、今度こそ本当の日本の夜明けだと告げ、2人で笑い合った

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【幕末相棒伝】のまとめと感想

坂本龍馬と土方歳三が組んで事件を解決するバディものでした。

史実と違うことが気になる人は見れませんが、割り切って見てみると中々に面白い時代劇です。性格も考え方も全く正反対の2人が協力し、事件の探索をする姿は現代のドラマにも通じます。

チャラくて口が達者な坂本と頑固者で仏頂面な土方という対比が面白く、それでいてどちらも剣の腕が立ち信念を持って生きているという共通点があります。似ていないようで似ている2人です。

さらに岩倉の所に行った2人が、これからの日本について話す場面は考えさせられます。

坂本は誰でもみな平等であることを願いますが、岩倉は坂本が強者であるからそう思うのだと指摘します。弱者は一人では何もできない、支配されるほうがいいのだと岩倉は語ります。

確かに坂本のような人物は稀であり、岩倉の言うことも一理ある気はします。しかし、選択の自由を与えられた上で服従を選択するのと、選択の余地がない状態で服従を強いられるのには大きな隔たりがあるでしょう。

坂本や土方が望んだ世に今はなっているのか?そんな先人たちの問いかけに、新年早々身が引き締まるドラマでした。

【幕末相棒伝】のいいセリフ

お前が殺したのは、ただの男じゃない…。お前が斬ったのは…日本の明日だ!

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