ドラマ【監察医 朝顔】第8話ネタバレ感想|衝撃のラストに朝顔が震える

監察医朝顔 2019夏ドラマ
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【監察医 朝顔】第8話は運ばれてきた遺体の死因を特定するため、朝顔たちは解剖をしていきます。しかし、外傷もなく内臓などにも問題なく、どこも異常がない遺体でした。残された遺族のため、朝顔だけでなく光子も何とかしようとしますが…

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ドラマ【監察医 朝顔】8話のあらすじ

朝顔(上野樹里)は、東北から戻って以来、働き詰めの日々を送っている父・平(時任三郎)を心配していた。桑原(風間俊介)によれば、野毛山署強行犯係の他の署員の捜査も手伝っているのだという。
朝顔が興雲大学法医学教室に出勤すると、藤堂(板尾創路)が、高橋(中尾明慶)や熊田(田川隼嗣)に息子の夏休みの宿題を手伝わせていた。それを知った絵美(平岩紙)は、息子に甘い藤堂を叱りつけ、「全部自分でやらせるの!」と言い放つ。
するとそこに、解剖の依頼が入る。茶子(山口智子)は、朝顔と光子(志田未来)に執刀を指示した。
遺体は23歳の主婦・山本莉奈(小林由依)。自宅で倒れているところを夫の達哉(渡辺翔太)が発見したもので、その時にはすでに死んでいたという。朝顔たちは丹念に遺体を調べ、死因を特定しようとした。だが、脳底部の内頸動脈が細くなっていたものの、外傷や病変は発見できなかった。莉奈は、亡くなる前に貧血とめまいで倒れ、入院していた。病院側は、続けて検査入院をするよう勧めたが、3歳の娘がいることや、入院費が払えないことを理由に通院を希望したらしい。
一方、桑原は、神奈川県警への初出勤の日を迎える。そこで桑原が出会ったのは、かつて平とコンビを組んでいた捜査一課の刑事・神崎譲治(市川右團次)だった。
そんな折、法医学教師にやってきた達哉は、莉奈は医療ミスで死んだ、と言い出し……。

公式HPより引用

前回のドラマ【監察医 朝顔】

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ドラマ【監察医 朝顔】8話のネタバレ

山本莉奈の死因

不明

解剖の過程

一般的な解剖をした結果、どこも異常がないことがわかる。そこで脳を取り出して調べてみるが、明らかな病変は見つからなかった。ただ、脳底部の内頸動脈かなり細くなっていることがわかる。ウィリス動脈輪閉塞症、通称“もやもや病”の可能性があるという。

しかし、直接的死因とは言えず、朝顔は残された最後の可能性として、脊髄の解剖をしたいと茶子に願う。全員で再解剖に立会い調べていった結果、やはり異常は見当たらなかった。

光子はもう一度解剖をと願うが、茶子は「医学は万能ではない」と答え、“不詳の死”として死体検案書を書くことになった。

その後

夫の達哉にみんなで死因の特定ができなかったと報告する。分からなかったことに肩を落とす達哉に、朝顔はある話をする。

もやもや病は遺伝する可能性が10%程度あるといい、莉奈の母親ももやもや病が原因で亡くなったことが分かったと教える。なので、娘も一度検査をしたほうがよいと勧め、早期に発見して手術をしたら治る病気だと伝えたのだった。

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ドラマ【監察医 朝顔】8話の感想

今回の話は最後が衝撃的な終わり方をします。朝顔の幼馴染であるさぶちゃんこと三郎の妻、結衣が運びこまれてきます。監察医という仕事柄、確かにこういうシチュエーションになる可能性は十分あります。

朝顔は自分で解剖をしようとしますが、手が震えて解剖する器具を落としてしまいます。それを見た茶子が「邪魔だから出ていきなさい」と言って取り上げるところで終わります。

途中で朝顔の親しい人たちが集まって食事をします。みんなで花火を見たり、子供も大人も一緒になって楽しみます。これがまさか最後へのフラグだと思っていませんでした。と、言いますか、ここまで関わってくるキャラだと思ってませんでした。

月曜の夜にやっている“朝ドラ”のような展開の朝顔ですが、やっぱりそこは監察医という仕事なので、人の死が基本的にメインになります。亡くなった里子と育つつぐみ、この対比が死とは何か、生とは何か?それを考えさせてくれます。

自分が生きるために妻を探したい、生のために死を探す、何とも矛盾しているようにも感じる平ですが、これはこれで一つの“生き方”なのだと思います。それを朝顔もお父さんのやりたいことをやってと、一切の非難もせずに受け入れるところに好感が持てます。

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今回の遺体について

朝顔が遺体を解剖してみると外傷もなく、内臓にも異常が見当たりませんでした。どういった人物がどういった状況で亡くなったのか?そして詳細を調べていく過程はこんな感じでした。

  • 氏名:山本莉奈(23歳)主婦
  • 発見状況:自宅で倒れているところを夫が発見
  • 家族構成:夫と3歳の娘がいる
  • 亡くなる前に入院していた
  • 1週間前に退院
  • 入院の理由は貧血とめまい
  • 検査入院を勧められたが入院費が払えないし小さな子供がいたので通院希望
  • 朝まで普通に過ごしてたが、昼には死亡していた
  • 通院している時は、亡くなるほど重篤な様子ではなかった
  • 夫婦仲は良かった
  • 母親が急死している
  • 入院した時に薬を飲んで吐いた

病院に通院はしていたようですが、死因になるような病気にかかっていたわけではないようです。ただ、脳を調べたところ脳底部の内頚動脈がかなり細いということがわかりました。しかし、これが死因とは考えにくいそうです。

この段階で朝顔は解剖所見から外傷や病変は発見できず、現段階では明確な死因を特定できないと言います。検視の丸屋も現場に不審な点はなかったと言います。

死因を特定するのが朝顔たちの仕事でもあるので、ここから死因を特定するための奮闘が始まります。

  • 脳を詳しく調べるためホルマリンで固定する
  • 血液検査で不審な薬物がないか調べる
  • 組織片を調べる
  • 脳内を調べる
  • 脊髄を調べる

通常の解剖では脊髄を調べることはないそうです。恐らくそれを調べる以前に、どこかしらに死因となるものが出て来るからではないかと思います。今回は一回目の解剖で死因が特定できなかったので、再解剖する際に脊髄まで調べることにしました。

朝顔もですが今回は光子が死因を何としても特定したいと、妙に張り切ります。残された夫や娘がかわいそうというのが理由ですが、出てき始めたころの光子から随分変わったなと思いました。

色々調べた結果、唯一わかったのは“ウィリス動脈輪閉塞症”という通称もやもや病と呼ばれるものでした。このもやもや病とはどういう病気なのか?ドラマ内で朝顔たちが言っていたことをまとめます。

  • MRIで撮ると煙みたいにもやもやして見える
  • めまいや頭痛を起こす場合もある
  • 難病指定されている病気
  • 脳梗塞や脳出血の原因にもなる

と、いうことが朝顔たちの口から説明されました。

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平の葛藤

いつも葛藤しているようにも見えますが、里子の手がかりである手袋が見つかってからはより葛藤します。手袋を見つけて以来、以前のように捜索には行かず、とにかく仕事に没頭します。その姿を朝顔は心配そうに見ていました。

  • 全く休みを取らないで朝から晩まで働く
  • 手袋が見つかったそばを捜すのができない
  • 幸せ過ぎて里子に申し訳ない
  • この幸せを里子も味わえるはずだったのに

孫のつぐみと遊びに行ったその日に、平は自宅に食事をしに来た茶子と二人で話します。幸せを感じることで里子がいない寂しさや悔しさを感じ、そんな自分を情けないと言います。複雑な心境の平に茶子は寄り添って、こう話します。

「私は平さんのこと、情けないなんて思いません。たまには立ち止まることぐらいありますよ。
自分がホントにやりたいことって、何なんでしょうね?私もいまだに探してますよ。
何なんだろうなって、ここに問い掛けて。また問い掛けて。
でも、たまには立ち止まってスゥーハァーって大きく息を吸って。で、また問い掛け続ける。
自分のホントの声にたどりつくための旅、みたいなもんでしょうかね。」

平のやりたいことは何なのか?手袋が見つかったのだから、そのそばを捜せばさらに何か出てくるかもしれないのに捜せない。何かを見つけてしまうのが怖いのか?里子の死を受け入れることができないかもしれないからか?

悩んでいた平に対して、茶子は“紆余曲折あるのが人生”と言わんばかりに語り、平の今の状態を決して非難しません。このドラマはゆっくりとでもいい、その人のペースでやりたいことをやるのが、自分の幸せだとよく教えてくれます。

この茶子のアドバイスを受けて、平は朝顔にこう話します。

「朝顔。お父さん、お母さんを捜すのやめない。お母さん見つかるまで捜すことにした。いずれは向こうに住んで捜すことになると思う」
「分かった。お父さんのやりたいことやってほしい。お風呂入ってきたら?」
「ありがとう」

自分に“ホントのやりたいこと”を問いかけた平は朝顔に改めて宣言します。それを聞いた朝顔は、父がやりたいことをするのが自分にとっても幸せと、いった感じで反対しません。そんな朝顔に対して“ありがとう”と感謝の言葉を告げる平、良好な親子関係がここにあります。

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ドラマ【監察医 朝顔】8話のその他気になったこと

  • 雅史の息子の夏休みの宿題を手伝うメンバー
  • 今からヘチマの観察日記は無理
  • 近所で買ったお土産を持ってくる光子
  • 平に“リゲイン”っぽい滋養強壮剤を渡す桑原
  • トイレで洗ってない手で握手を求められて困惑する桑原
  • つぐみの中ではカモメはカメモ
  • 油性マジックでいたずら書きをするつぐみ
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ドラマ【監察医 朝顔】8話のまとめ

今回一番の見どころはラストだと思います。入念にラストへ向けて話が作られていました。最初に運ばれて来た遺体、朝顔の家での食事会、その全てに意味があります。

監察医という仕事はこういうとき、本当に辛い仕事だなと思います。朝顔は懸命に向き合おうとしますが、気持ちとは裏腹に体が言うことを聞きません。茶子に止められ外に出るよう言われます。

次回の予告を見る限り、事件性を匂わせてきますが、事件であったらそれこそ朝顔は深い悲しみに襲われること間違いなしです。真相がどうあれ、悲しい話になる予感しかしない次回です。また視聴してみたいと思います。

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