【相棒24】第15話ネタバレ解説|誘拐ではなく「入れ替わり」だった15年の真実

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【相棒 season24】第15話「他人の顔」は、「行方不明になった少女は、今どこで生きているのか」という問いから始まる物語でした。

AIによる年齢推定画像が、ある女性と酷似していたことをきっかけに、15年前の未解決失踪事件が再び動き出します。
調査の先で浮かび上がるのは、少女の“誘拐”だけではなく、大人たちの選択と隠蔽が重なった末の入れ替わりでした。

本記事では、第15話の事件を時系列・動機から整理し、この回が描いた「真実を知ることの残酷さ」と「それでも救われる関係」について解説します。

※本記事は【相棒 season24】の第15話ネタバレ解説です。
前回(第14話)では、別の形で「過去と向き合う選択」が描かれました。
第14話のネタバレ解説はこちら

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第15話 事件ポイントまとめ

  • 15年前、群馬県高柳市で3歳の少女・佐伯友里枝が行方不明に
  • 現在18歳の北澤結衣が、AI生成画像と酷似していたことから調査が始まる
  • 実際には2人の少女が“入れ替わったまま”15年が経過していた
  • 事件の隠蔽のため、殺人と放火が行われていた
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結論

第15話の犯人は、近所のママ・阿久津聡美です。

15年前、親友・北澤喬子が誤って友里枝を連れ去った事実が発覚することを恐れ、真相に気づいた山田徳治を殺害し、証拠隠滅のため放火まで行っていました。

事件の核心は「誘拐」ではなく、罪を重ねてでも守ろうとした“偽りの日常”でした。

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登場人物

  • 北澤結衣(18):現在の結衣。失踪少女・友里枝の可能性が浮上
  • 佐伯真由美:友里枝の母。飲み屋「友里枝」の女将
  • 阿久津聡美:近所のママ。事件の真犯人
  • 山田徳治(70):失踪当時の常連。真相に気づき殺害された
  • 北澤栄次:結衣の父。ランデート社社長
  • 北澤喬子:結衣の母。15年前に死亡
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ネタバレあらすじ(時系列)

① AI画像が導いた違和感

未解決事件を扱う番組で紹介された「行方不明少女の現在予想図」。
その顔が、美和子の通うジムのインストラクター・北澤結衣と酷似していた。

「自分がその子だったらどうしよう」

母を疑うことになる恐怖から、結衣は右京たちに調査を依頼する。

② 15年前の失踪事件

15年前、群馬県高柳市で失踪したのは、3歳の佐伯友里枝。
母・真由美が買出しに出かける際、店の常連の山田徳治がやってきたので娘のことを頼む。

しかし、山田がたばこを買いに、一瞬目を離した隙に友里枝は姿を消していた。

事件当時、地域では「足跡を追う会」が結成され、中心人物だったのが山田だった。

③ 不審死と地上げの影

その山田が、最近になって橋から転落死した。
警察は自殺と判断するが、右京は疑問を抱く。

さらに、地域一帯ではランデート社による強引な再開発が進行していた。
社長は結衣の父・北澤栄次だった。

④ 母と娘の再会

右京は、結衣を佐伯真由美に会わせる。
真由美は結衣を見た瞬間、確信するように「友里枝」と呼んだ。

匂い、味、店の空気――
結衣の記憶の奥に眠っていた感覚が揺さぶられるが、彼女は現実を拒絶する。

⑤ 入れ替わりの可能性

調査で判明したのは、喬子の実の娘・結衣もまた、一度行方不明になっていた事実。

3週間後に「戻ってきた」とされていたが、右京は写真の“耳の形”から、現在の結衣とは別人だと見抜く。

⑥ 水引細工が暴いた真実

鍵となったのは、水引細工。
喬子と聡美をつなぐ共通点だった。

15年前、喬子は偶然出会った友里枝を「結衣」と信じ込み、連れ帰っていた。
そして聡美は、その事実を知った山田を殺害。
遺体を橋から落とし、店に火をつけて罪を隠した。

⑦ 自白と断罪

すべてを突きつけられた聡美は自白する。自分はなんてことをしてしまったのかと。

しかし右京は静かに告げる。
その選択が、真由美と友里枝の15年を奪ったことを。

そして「あなたの流す涙など、もはや何の役にも立たないのですよ」と突き放した。

※相棒24全体の流れや各話のテーマ整理はこちら
相棒 season24 全話まとめ

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動機整理|守るために壊したもの

阿久津聡美の動機は、私利私欲ではありません。
親友を守るため、そして築き上げた日常を壊さないためでした。

しかしその結果、

  • 殺人
  • 放火
  • 15年間の母子断絶

という、取り返しのつかない罪が積み重なってしまいました。

いいところ来ました。
このコラムは第15話の“あっさり感”を、意味のある静けさに変えてくれます。
ではそのまま本文に差し込める形で書きますね。


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ミニコラム|これは「誘拐」ではなく「入れ替わりの物語」だった

第15話は、表面的には「15年前に起きた少女誘拐事件」の再調査として始まります。
しかし、真相に近づくにつれ、この出来事が“誰かが奪った事件”ではなかったことが分かっていきました。

友里枝は結果的には連れ去られますが、喬子は最初から「奪うつもり」だったわけではありません。
そして聡美もまた、最初から罪を重ねる覚悟をしていたわけではありませんでした。

この話は、2人の少女が入れ替わってしまい、誰も元に戻せなくなった物語ともいえます。

一度「このままの方が幸せかもしれない」と思ってしまった瞬間から、選択は修正できなくなる。
真実を語れば誰かが傷つき、黙れば別の誰かの人生が奪われていく。

相棒が描いたのは、悪意よりも弱さが生んだ結果でした。
そして15年という時間は、誰かを罰するためではなく、その選択の重さを静かに積み重ねるために流れ続けていました。

だからこの物語に、明確な“救い”はありません。
あるのは、元には戻らないことを受け入れた上で、それでも生きていくしかない人々の姿だけです。

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まとめ|相棒24 第15話を理解するための3つの要点

① この事件は「誘拐」ではなく、戻れなくなった選択の連鎖だった
第15話で描かれたのは、誰かが奪った事件ではありません。
2人の少女が入れ替わり、「このままのほうがいいかもしれない」という小さな選択が、修正できないまま積み重なった結果でした。
悪意よりも弱さが生んだ悲劇であり、時間そのものが罰のように流れ続けていました。

② 真実は、誰かを救うために必ず語られるものではない
真相が明らかになれば、誰かが救われる――第15話は、その期待をあえて裏切ります。
真実を語ることで失われるものもあり、黙ることで奪われる人生もある。
相棒は「正しさ」よりも、その選択の重さを静かに描きました。

③ 救いは“元に戻ること”ではなく、“受け入れて続くこと”にあった
物語の結末は、すべてが解決する形では終わらない。
血縁や戸籍では割り切れない関係の中で、それでも生きていくしかない人々がいることを描いて幕を閉じます。
この回の救いは、修復ではなく“再出発の保留”でした。

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この回が刺さる人/刺さらない人

刺さる人

  • ヒューマンドラマ色の強い相棒が好きな人
  • 「正義」と「情」の対立を考えたい人
  • 静かな余韻で終わる回を評価する人
  • 派手なトリックよりも、「間違えた選択を抱えたまま生きる人間」を描く相棒らしさに惹かれる人

刺さらない人

  • 派手なトリックやスピード展開を求める人
  • 明確な勧善懲悪を期待する人
  • 事件の意外性や爽快な解決よりも、後味の静かな重さが残る展開を物足りなく感じる人

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