【相棒シーズン23】16話「花は咲く場所を選ばない」のネタバレと感想をまとめています。
画商が殺害され、現場に残っていた血液から、日本画の巨匠の娘が容疑者に浮上する。雲隠れした娘は、以前右京が女将と一緒に行った菜の花畑で会った女性だった。右京たちが捜査を進めていくうちに、重大な秘密に気付き……。
【相棒23】16話のあらすじ
以前、杉下右京(水谷豊)は小出茉梨(森口瑤子)と一緒に、菜の花畑を訪れた。そこで女将は日本画の巨匠・虻川徹(岡本正)の娘、希美(松井愛莉)に偶然会い、右京に彼女を紹介した。
その後、事件が発生し、右京は希美の名前を再び聞くことになる。画商の星郁夫(榎本純朗)が自身の経営するギャラリーで殺害され、現場に落ちていたイヤリングと血液から、容疑者として希美が浮上する。
右京と亀山薫(寺脇康文)が捜査を続けていくと、ある重大な秘密に気付き……。
【相棒23】16話の見逃し配信
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【相棒23】16話のネタバレ要約
希美は同じ日に同じ助産院で生まれたひかりと、菜の花プロジェクトを通じて親しくなる。やがて、自分とひかりが取り違いで入れ替わってしまっていたことに気付く。だが、2人はそのことを秘密にすることにした。
だが、秘密に気付いた星が、虻川の実の娘であるひかりの絵を買い漁る。そして、それを公表することで、ひかりの絵を高く売り捌こうとしていた。
ひかりはそんな相手に絵は渡せないと、あの日絵を取り返そうとした際、割れた額のガラスで手をケガしてしまい、現場に血が落ちた。しかし、ひかりは星を殺害はしていなかった。
虻川の熱狂的ファンで喫茶店を経営する加賀さゆりが、星のところに行った時に、偶然ひかりと話していた内容を聞いてしまう。
今まで虻川の娘だから買っていたのに、騙されたと怒ったさゆりは、そこにあったハサミで星の背中を刺し殺害した。
【相棒23】16話の詳細なネタバレ
菜の花畑の出会い
杉下右京(水谷豊)と小出茉梨(森口瑤子)が菜の花畑に出かけた際、絵を描いていた虻川希美(松井愛莉)と出会う。右京は希美が日本画の巨匠・虻川徹(岡本正)の娘であることに気づく。この場所は父親が亡くなった場所であり、父親の死から1年が経っていた。虻川の死は最期まで芸術的だったと話題になっていた。希美の絵には一本だけ黒い菜の花が描かれており、右京がその意味を尋ねるが、希美は「ご想像に任せます」とはぐらかした。
その後、ギャラリーで星郁夫(榎本純朗)の遺体が発見される。死亡推定時刻は15時から17時の間で、19時過ぎにギャラリースタッフの西野守(滝本圭)が打ち合わせから戻った際、星が背中をハサミで刺されて死亡しているのを発見した。展示準備中で一般客はおらず、防犯カメラは15時頃に止められていた。伊丹憲一(川原和久)は西野に話を聞き、関係が悪かった人物がいることがわかる。
希美が犯人だという角田六郎(山西惇)の証言を受け、右京たちは益子桑栄(田中隆三)に話を聞きに行く。現場には額縁が落ちており、絵が盗まれたのではないかと右京が尋ねるが、スタッフは絵がなくなっていないと話していた。現場には血がついたイヤリングが落ちており、母親からも証言を得ていた。イヤリングに付着した血液が被害者のものとは異なり、希美の母親の血液と比較した結果、親子関係がある血液であることが判明した。
壊れた額
右京たちは希美の母・洋子(荻野友里)に話を聞きに行き、捜査一課も同行していた。母は娘が犯人ではないと主張し、希美が家を出てしばらく連絡がないことを説明する。希美は半年前に突然荷物をまとめて家を出て、千葉の房総にあるホテルで生活をしているらしい。夫もよく何ヶ月もそこに泊まっていたという。事件のあった日の朝、希美はチェックアウトしていた。右京は希美が描いた絵を見ながら、最近画風が変わったことを指摘し、母もそれに同意した。
亀山薫(寺脇康文)は出雲麗音(篠原ゆき子)にこっそりと話を聞き、1年前に亡くなった虻川徹の死に星が関わっていたという噂を耳にする。虻川の死因は心臓病だったが、発作の際に飲む薬を持っていたにもかかわらず、なぜか飲まなかった。虻川と星は花畑の近くにいたが、星が薬を隠して虻川を死なせたのではないかという噂が流れていた。
右京は現場で割れた額縁が気になっていた。その額縁には絵が入っていたのではないかと考え、もし星がその絵を受け取ったとすれば、誰も気づかないだろうと推測する。絵は事件の大きな鍵を握っていると考えていた。
もう一人の画家
右京たちはギャラリーに行き、西野から話を聞く。希美は星のせいで悩んでいた。虻川が生きているころ、星は希美に優しかったが、虻川の死後、星の態度が明らかに変わり、希美への扱いが軽くなった。事件の日、希美は夜までに展示会用の絵を持ってくる予定だった。菜の花プロジェクトは星と虻川が代表を務めていた、次世代の画家を育てるプロジェクトで、菜の花には「小さな幸せ」という花言葉があり、それを虻川が気に入っていた。しかし、今回の件で菜の花プロジェクトのグループ展は中止となった。その日搬入される予定だった絵は、希美以外にももう一人いた。
右京はその人物、倉田ひかり(山谷花純)に会いに行くと、部屋に骨壺が2つあることに気づく。ひかりは星に15時頃絵を渡したと供述し、いつも15号の大きいサイズで描いていると言う。壊れた額縁のサイズは15号で、希美の絵はいつも10号だった。右京が額縁の写真を見せて「あなたの絵だったのでは?」と尋ねると、ひかりは「はい」と答え、絵がどこに行ったかを聞かれると「さあ」と興味のない様子で答える。右京に言われて警察に届けると言うが、星とは恩人関係で、菜の花プロジェクトに参加するよう勧めてくれたことを話す。菜の花プロジェクトのおかげで絵が少しずつ売れるようになったと語る。希美とは接点がなく美大も違うし、虻川の娘だから住む世界が違うと述べた。
遺産で揉める
右京と亀山は部署に戻り、ひかりの絵を盗んだ犯人が星も殺したのかを整理する。希美にはアリバイがあり、麗音から防犯カメラ映像を見せてもらうと、事件があった16時頃に希美が八王子の美大に向かう姿が確認される。ギャラリーまで1時間半かかるため、希美が星を殺すことは無理だった。右京はイヤリングは、犯行とは別のタイミングで落ちた可能性があると考える。
また、遺言に関して、洋子と星は揉めていた。洋子は遺産の半分しか受け取れず、残りの半分は菜の花プロジェクトに寄付されていた。虻川が亡くなった後、プロジェクトは星のものとなり、その結果、遺産の半分を星が手に入れたことになる。洋子は星が自分に有利な遺言を、虻川に書かせていたのではないかと疑っていた。
同じモチーフ
捜査一課とともに洋子に再び会いに行く。遺言の件で揉めていた話をすると、洋子は夫があの日カバンを変えたばかりで、薬を見つけられずに亡くなっただけだと語る。伊丹は星に夫や金を奪われたことに気づいていたのではないかと推測するが、洋子は「お金のために結婚したり、人を殺したりはしない」と怒る。
右京は倉田ひかりのことを知っているかと尋ね、洋子は一時期希美が仲良くしていたと答える。1年ほど前のことだという。事件のアリバイを尋ねられ、洋子は喫茶店で女将といたと話す。喫茶店に確認しに行くと、アリバイが成立した。
喫茶店には希美の絵が飾られており、オーナー夫妻の加賀正信(田中壮太郎)と加賀さゆり(小林さやか)は虻川の大ファンで、一緒に写る写真もあった。加賀夫妻は、虻川の絵を店に飾るのが夢だったと言い、星が希美を勧めてくれたことを話す。それ以来、洋子は店に通うようになった。
右京は、りんごと花瓶の絵を見て、ひかりの家にあった絵と同じモチーフであることに気づく。2人は接点がないはずだが、なぜか一時期仲良かったことが関係しているのではないかと考える。
父の死
右京たちはひかりに会いに大学に行き、彼女に「2人は一緒に写生に行っていたのではないか?」と尋ねる。亀山は「もしかすると希美さんが、あなたをかばっているのでは?」と推測するが、ひかりは「そんなことする理由がない」と反論する。
西野から聞いた話では、星に非常に気に入られており、個人的に絵を買われたこともあるという。1年ほど前、星は急に希美に手のひらを返し、ひかりの絵に惚れ込んだが、その理由についてはひかりは「私が知るわけがない」と激しく反発する。
その後、右京はこてまりでひかりのSNSを見て考え込み、何かに気づく。そして「見えてきました。あそこへ行きましょう」と言う。
菜の花畑に到着した右京は、通報を受けて虻川の遺体の第一発見者である警官・飯沢彰(上原拓朗)に話を聞く。飯沢は到着したときには既に亡くなっていたと語り、その後の司法解剖で死因は心臓発作で事件性もなかったため、病死とされたことを伝える。星が薬を隠したという証拠はなく、虻川が倒れてから現場に到着するまで通行人が見ていたため、星が虻川のカバンに近づいて薬を戻すことは不可能だと飯沢は説明する。
右京は、亡くなった同じ時刻に亡くなった場所に立ちながら、すべてがつながったことに気づく。
運命のいたずら
右京は再びひかりと話をし、希美の血とイヤリングがなぜ現場に落ちていたのかを問う。希美とひかりは同じ年で、誕生日も同じ10月18日生まれだと明かす。ひかりは多摩出身で、両親の墓を地元に作ろうとしていたが、希美も母の実家にある小さな助産院で生まれたと聞いた。助産院はもうなくなってしまったが、当時働いていた人に右京は話をきいていた。その日は大きな台風があり、建物が浸水して全員が一斉に避難する必要があったことを話す。
その日、希美以外にもう一人女の子が生まれたことも記憶しており、取り違いの可能性を聞くと、その可能性は否定できない状況だったと語る。右京は希美とひかりがその時入れ替わり、虻川徹の実の娘はひかりだったのではないかと推測する。現場に落ちていた血もひかりのもので、ひかりと希美がおそろいのイヤリングをしていたことを指摘し、それぐらい仲が良かったのだろうと話す。
右京は希美に現れるよう促し、隠れていた希美が現れる。いつから取り違いに気づいていたのかを問われた右京は、1年前の父親の死の真相に気づいたことを話す。生前の虻川はアーレンシンドロームという症状があったのではないか。その症状は光の感受性が高く、文字が読みにくくなるため、虻川はメールではなくいつも電話を使っていた。アーレンシンドロームの症状はカラーレンズを使うことで和らぐこともあり、だからいつも赤いサングラスをしていた。しかし、絵を描く時だけはそれを外していた。
あの日、虻川はデッサンをしていたが、正面から強い日差しが降り注ぎ、アーレンシンドロームが悪化し、めまいや頭痛とともに心臓病の発作も起きた。運悪く新しいカバンから薬を取り出すことができず、そのまま亡くなった。これが虻川徹の死の真相だと亀山は語る。
右京は、ひかりに最初に会った時、警察手帳に目を細めていたことに違和感を感じたことを思い出す。ひかりの部屋はカーテンが閉じられた薄暗い部屋で、外ではいつもかぶっている帽子をかぶり、光に敏感で文字を追うのが苦手だったのだろうと。アーレンシンドロームには少なからず、遺伝的要因があると結論づけた論文もあることを指摘する。
死の直前にあった出来事
希美は「いつかはこうなると思っていた」と話し、ひかりと親しくなり、誕生日や生まれた場所が同じだと知った後、ひかりと父が似ていることに気づき、自分たちの運命を悟ったと語る。希美は母に本当の娘ではないことが知られるのが怖かった。もし虻川徹の娘でないことがわかっても、一人の作家として認めてもらうために、作家性のある絵を描かなければと思い、作風を変えたと言う。
ひかりも希美と同じように取り違えのことを隠すことにした。ひかりにとっての両親は育ててくれた二人だけであり、今さら虻川徹の娘だと言われても受け入れられなかったと話す。そして二人はその秘密を共有することになり、その時に事件が起きた。
現場に落ちていた血とイヤリングはひかりのもので、あの日、ギャラリーに絵を届けたひかりと星の間でトラブルがあったことがわかる。星は秘密に経歴を見て気づき、探偵を雇って調べたと言う。星からひかりはそのことを世間に公表するよう持ちかけられていた。そうすれば、今まで買ったひかりの絵の価値が高騰し、星は大きな利益を得ることになるからだ。その会話が記録に残らないよう、星は自ら防犯カメラを切った。
ひかりは星に対して許せなかった。星が絵を買っていたのは、自分の絵が好きだからではなく、虻川徹の実の娘だからだ。そんな人に絵を渡したくなく、絵を持ち帰ろうとすると額が割れてしまった。その時、もみ合いになり、割れたガラスでケガをし、イヤリングも落ちたと説明する。ひかりは「私は殺してません!あの後、絵を持って逃げて、その後のことは何も知らないんです」と語る。
希美はひかりの言葉が本当だと擁護し、美大に寄った後、ひかりに絵を見せるためにギャラリーに来て、ひかりの怪我の手当をしたと話す。星が世間に真実をバラすかもしれないと心配していると、母から連絡があり、星が殺されたことを知った。希美は事件とひかりの血がDNA鑑定されたことを知り、すべてを正直に話せば取り違えのことがバレてしまうことを恐れ、隠れることを決意したのだった。
犯人の正体
亀山は「なら犯人は誰なのか?」と問い、右京はひかりに星について何か気づいたことはないか尋ねる。ひかりは、ギャラリーで甘い匂いがしたような気がする、と答える。右京たちはその後、れいの喫茶店に行き、ホットケーキを注文する。そして、星が亡くなった現場でも同じようなバニラの甘い香りがしたことを話す。
右京はさゆりが現場にいたのではないかと、疑問を投げかける。洋子と女将は旦那の姿は見たものの、さゆりの姿は見ていないと話していた。右京は希美の作品を売ろうとしているのではないかと考え、店にあった買取業者のチラシを手に取る。事前に業者に電話で聞いたところ、明日、希美の絵が2点、買取の予約が入っていると聞かされる。
亀山は、希美が虻川徹の娘でないことが知られた場合、絵の価値が下がる前に売ろうとしたのではないかと推測する。そして、星にずっと騙されていたことを知ったことが、さゆりによる殺害の動機ではないかと話す。
右京はついにさゆりに、「あなたが、星さんを殺したんですね、さゆりさん」と問いかける。観念したさゆりは、自供を始めた。
事件の真相
さゆりは、あの日15時半頃にギャラリーに行き、星と希美の新しい絵を買う話をしに行ったと話す。その時、ひかりと星が話しているのを聞いてしまい、自分が買わされていたのは虻川の娘の絵ではなく、星が自分だけ本物の娘の絵を買っていたことを知る。ひかりが去った後、さゆりは星を問い詰め、星はさゆりを追い返そうとした。カッとなったさゆりはハサミを手にして、星の背中を刺した。
その直後、加賀はさゆりから電話で事件のことを聞き、アリバイを作るために、16時頃店に来た洋子の前でさゆりがいるふりをするため、一人芝居をしたと語る。
さゆりは「星さんが悪いんです!私達の虻川徹への思いを裏切ったから…!」と嘆く。右京は「愚かですねえ…生まれや遺伝子に囚われ、希美さんが描く絵の美しさをあなたは見ていなかった。残念でなりません」と冷静に言う。夫婦はその言葉に打ちひしがれ、二人で泣き崩れた。
【相棒23】16話の結末
右京は希美に「あの時、菜の花畑に咲く一輪だけ色の違う花。それはもしかしたら、取り違いによって虻川家に生まれたあなた自身のことを描いたのではありませんか?」と語り、希美は「はい。でも悪い意味じゃないんです。どこにいても、私は私だってそう思えるように描きました」と答える。右京は「伝わってますよ」と答え、希美は「ひかりちゃんと話して、親のことこれからは隠さずに生きようと思ってます」と続ける。
ひかりは「まあ、世間になんて言われもいいし。それに自分の絵を見てくれる人たちはいるから」と言い、二人は微笑み合う。その時、洋子がやってきて、戸惑う希美をひかりが押し出す。洋子は希美を抱きしめ、「あなたはずっと私と…虻川徹の娘」と言って再び抱きしめる。希美は涙を流し、母はひかりに「希美のことありがとう。これからのことは、また話しましょう」と約束した。ひかりは涙を浮かべながら「はい」と笑った。
その後、右京は小手鞠で「花が素敵なら、咲く場所など些細な問題なのでしょうねぇ」と述べる。右京は女将が自分と花畑に行ったのは、希美を心配した洋子の代わりに様子を見に行くためだった。一人で行くと洋子の差し金だと思われそうなので、誰か一緒に行く人がほしかった。だから自分を誘ったのだろうと推理する。
女将に証拠はあるのかと問われた右京は、「顔も見ずに希美さんに近づいていった。妙だと思いました」と話す。すると女将は「杉下右京に隠し事はできませんねえ。半分正解です」と言うと答えて席を外す。右京は「おや、半分とは?」と問われた亀山は、その意味が分かりニヤついていたが、右京は理由が分からず憮然とした。
【相棒23】16話のまとめと感想
大好きな画家の実の娘ではない人物が描いた絵を、売りつけられていたと知った熱狂的なファンが、怒って刺し殺したという話でした。
星も最初は知らなかったので、最初から騙していたわけではありません。ただ、知ってからも言わずに、売りつけようとはしていました。なのでさゆりがキレたわけです。
絵の価値なんて所詮、あってないようなものだと考えさせられる話です。欲しいという人がどれだけいるかが大事で、そのためには作家のバックボーンなど、様々な要素が価値に付随します。
つまり、虻川の娘という肩書きがなければ、希美の絵には価値がない。逆に虻川の実の娘という肩書きがつけば、ひかりの絵は高騰するというわけです。きっと投機目的で絵を買っている人には、切実な付加価値なのでしょう。
判断基準が付加価値ではなく、純粋に作品そのものだけで見れる人物になれたらいいなと思う回でした。
そして最後に右京さんと女将のやり取りが、何とももどかしくニヤニヤする回でもありました。
どこにいても、私は私。