今回のトリック
発見された遺体が水気がないところにも関わらず“溺死”という状態でした。なぜ溺れて死んだのか?現代ならではの手の込んだトリックがありました。
ウォーターボーディングとは?
番組内でも右京さんが説明してくれますが、いわゆる拷問の一種です。今回の場合、タオルを顔の上に乗せ、そこに水を垂らしていくことで溺死させます。濡れたタオルが顔に張り付いて呼吸ができなくなり、視覚も奪われているため余計に恐怖を感じます。
アメリカがテロリストなどに尋問するのに使用されていましたが、非人道的ということで現在は禁止されています。
- 被害者を拉致して現場に運び、地面に固定する
- 顔に布をかけて頭の上にある枝に、水を入れて穴を開けた容器を吊るす
- 水の入った容器とタオルを紐でドローンと繋ぐ
- 死亡した頃合を見計らってドローンを飛ばして回収
元々、ドローンの飛行ルートや指定した時間に飛び立つよう設定しておいたので、アリバイも同時に作れるというトリックです。
何気に被害者を拉致して地面に固定するのが、加害者と被害者の体格差を思うと難しい気がします。さらに言うと加害者はそんなにドローンが使える人物だったのかと驚きます。
登場人物のその後
今回登場した人物たちがどうなったのか?分かった範囲でまとめます。
- 橋沼一誠:殺害。後に池から遺体が発見された
- 三ツ谷乙羽:殺害。後に池から遺体が発見された
- 山下琴江:逮捕
- 美濃部達彦:逮捕
- 皆川良一:逮捕
- 草野奏太:事件に関わりなし
橋沼と乙羽は池に死体が遺棄されていたのを発見されます。琴江は殺人の罪で逮捕され、美濃部も殺人の罪で逮捕されるでしょう。皆川は銃刀法違反で恐らく逮捕されます。駐在の草野は事件に関係しておらず、普通の駐在でした。
【相棒シーズン18】13話のその他気になったこと
- 「特命」と書いて「雑用」と読む
- 警官はあんパンと牛乳が基本
- 牡丹鍋が食べれずしょんぼりする冠城
- 目つきが悪い刑事呼ばわりされる伊丹
- コタツに入ってミカンを食べる冠城と右京さん
- 張り切る草野
- 村人たちのクズ加減が酷い
- 村八分どころかもはや犯罪的な嫌がらせをする村人たち
- のれんの隙間から右京さんを見る冠城
- いつどこで事件に遭遇するか分からないので、紅茶セットを持ち歩く右京さん
- 肉がなくなるから急ごうという冠城
【相棒シーズン18】13話のまとめ
今回も後味の悪い回です。村人があまりにも酷すぎます。村八分というレベルを超えて、とんでもない嫌がらせをしてきます。
話としては思い込みというか恐怖に駆られて、何の罪もない人を殺害します。そして自分達が復讐されます。今回犯罪に関わった三人も酷いですが、他の村人も集まりを見ている限り似たり寄ったりです。この村は外部から来て、付き合いが悪いとそれだけで迫害されます。パワハラ村です。
橋沼の人生はあまりにも気の毒な人生です。死の間際、乙羽と出会えたのがせめてもの救いかと思うような話でした。
次回は1月29日21時から放送予定です。前後編に分かれて右京さんの元相棒である南井が日本にやってきます。