3月15日にBS-TBSで放送された【伴走者】のネタバレと感想をまとめました。
吉沢悠さんと市原隼人さんがそれぞれ伴走者とブラインドランナーとして共演。パラリンピックを目指して走ります。
ドラマ【伴走者】のキャストとスタッフ
🏃♂️感想ツイートお待ちしてます🏃♂️
— 【公式】BS-TBSドラマ「伴走者」 (@bansousha_bstbs) March 15, 2020
ドラマ「伴走者」放送終了致しました!
ご覧頂き本当にありがとうございました😭
すでにじゃんじゃん頂いておりますが、
ぜひドラマの感想をお聞かせください。
感想は ハッシュタグ #伴走者 を入れてつぶやいて下さい🙇♂️#bstbs #伴走者 #浅生鴨 #吉沢悠 #市原隼人 pic.twitter.com/c3RANNfjp8
- 淡島祐一…吉沢悠
日和食品陸上部 伴走者 - 内田健二…市原隼人
ブラインドランナー - 淡島奈美…美村里江
淡島の妻 - 高倉真希…北乃きい
内田のマネージャー - 松浦隼…大地
日和食品陸上部ランナー - 高見沢塁…荒井敦史
日和食品陸上部ランナー - 中川剛…松井友作
日和食品陸上部ランナー - 新庄龍也…黒宮けいた
日和食品陸上部ランナー - 川澄大地…寺戸郁人
日和食品陸上部ランナー - 淡島速人…浅川大治
淡島の長男 - 大滝淳也…高橋光臣
淡島のライバル 伴走者 - 片瀬信輔…鈴木浩介
日和食品陸上部監督
スタッフ
- 脚本:清水有生
- 演出:麻生学
- 原作:浅生鴨「伴走者」(講談社)
- 製作:テレパック、BS-TBS
ドラマ【伴走者】あらすじ
BS-TBS開局20周年記念ドラマ
— 【公式】BS-TBSドラマ「伴走者」 (@bansousha_bstbs) March 14, 2020
伴
走
者
⏰15日(日)こんや7時📺
⭐吉沢 悠 市原隼人 W主演⭐
伴走者とブラインドランナーの
熱くひたむきな闘いが始まる──
美村里江 北乃きい 高橋光臣 鈴木浩介
🏃♂️🏃♂️🏃♂️🏃♂️🏃♂️🏃♂️🏃♂️🏃♂️🏃♂️🏃♂️🏃♂️🏃♂️🏃♂️#伴走者 #bstbs
ニューイヤー駅伝を前にしたある日、日和食品陸上部では登録メンバーの発表が行われた。選外となった淡島祐一(吉沢悠)に陸上部監督・片瀬(鈴木浩介)がさらに言い渡したのは、戦力外通告=クビ。妻の奈美(美村里江)は妊娠中、長男の速人(浅川大治)は中学受験を控えており、淡島は戦力外通告を受けたことを家族に言い出せない。
公式HPより
そんな淡島に、あるランナーから伴走者のオファーが舞い込む。そのランナーとは元サッカー選手の内田健二(市原隼人)。サッカーのスター選手だった内田は、4年前に不慮の事故に遭い、視力を失っていた。ブラインドランナーとして再起を目指す内田の目標は、東京パラリンピック出場。伴走者を引き受ければ日和食品に残れる…。淡島は内田の伴走者を引き受ける。
淡島と内田、ふたりのファーストコンタクトは最悪。トレーニングでも何かとぶつかりあってばかり。ブラインドランナーと伴走者を繋ぐ「テザー」と呼ばれるロープを持って走っても、二人の走りはかみ合わない。しかし、いつしかふたりの間に次第に信頼関係が生まれていく。内田のスタッフ・高倉真希(北乃きい)のサポートも受けながら、二人はトレーニングを続けていく。
そして迎えたパラリンピック出場をかけた選考会。二人の前に、淡島の大学駅伝時代からのライバル・大滝淳也(高橋光臣)が伴走者として立ちはだかる。
パラリンピック出場の切符はたった1枚。
運命の選考レース。内田と淡島、懸命に走る二人の先に待っていたものとは──?
ドラマ【伴走者】ネタバレ
淡島が伴走者に
- 淡島は正月の駅伝のスタメンから外される
- 監督から戦力外通告を受けるが、元サッカー選手の内田の伴走者を勧められる
- 家族のこともあり、淡島は会社を辞めるわけにいかず内田に会いに行く
- 内田の無礼な態度に喧嘩になるが、給料を倍払うといわれて考え直す
- 練習を開始した2人だが、なれない伴走にうまくいかない
- 内田には2時間10分台で走れる伴走者が必要だった
- オリンピック目指すレベルのタイムに淡島は無理だと言い出す
目指せ!パラリンピック
- 伴走者が2人で交代するのかと思ったら、自分1人だということに淡島は断ろうとする
- 内田に説得されて淡島は渋々引き受ける
- 練習後、同じ伴走者の大滝から淡島は声をかけられる
- 大滝が一緒に走るブラインドランナーは、大学駅伝で区間新を出した並木だった
- 淡島は15年前の大学駅伝で大滝に挑んだ結果、オーバーペースで走り救急車で運ばれた
- 淡島は内田と合宿してトレーニングをする
- ライバルの参戦を知りやる気になる淡島、しかし周囲を見ないで走ったため内田が転んでしまう
- 内田から伴走者はランナーの目だといわれ、淡島は伴走者としての役目が分かってきた
内田はなぜマラソンを?
- 内田は金も名誉もあるのに走るのは、世間の注目を集めたいからだと淡島は思っていた
- 内田から何のために走るのか聞かれ、生活のためだと淡島は答えた
- 自分のために何で走らないんだ?と内田に言われるが、お前には分からないといって答えない
- 内田と結婚しないのかと真希に聞くと、仕事上の付き合いだけだと言う
- なぜ、真希は内田の世話をしているのか?
- 元々は内田がイタリアで通訳を探していたので応募したら採用された
- 内田が失明したら、潮が引いたように人がいなくなった
- 気づいたら自分1人が残った
- 自分がいなくなったら、内田は1人になってしまうと思った
- 内田は今も失明の現実を受け入れてられていない
- 治らないことに絶望して内田は何度も死のうとした
- 内田は今度のレースを走ることで、暗闇から抜け出そうと思って走り始めた
- 暗い部屋に1人いる内田に驚いた淡島は「目が見える人のことも考えろ」と告げた
淡島クビの危機
- 妻に正月駅伝を外されたことがバレるが、伴走者として走ることを応援される
- トラックで練習をしていると、大滝がワザとぶつかってきて淡島は倒れてしまう
- 大滝からの侮辱の言葉の数々に淡島はキレて殴ってしまう
- 大滝は警察へ被害届けを提出するらしく、淡島が伴走者として出場するなら内田の出場はできないと言われる
- さらに淡島は古傷もぶり返してしまったため、伴走者をやめて会社も退職しようと考える
- 職安の帰りに息子の速人と会った淡島は、息子から酒ばかり飲んでるからだと非難される
- 速人はその名前とは違い、運動会もサッカーも走ってもビリだった
- そのことをからかわれたため、サッカーをやめてしまった
- 新しい伴走者を探して欲しいと真希に電話するが、内田は待っていると言われる
- 大滝は被害届けを取り下げ、選考会で直接やっつけることにしたらしいと監督から連絡が入る
内田に足りないもの
- 再び内田と走ることになった淡島は、大晦日の夜、内田の部屋を訪ねる
- 真希も実家に帰ってしまい、一人でいた内田にカップ麺の蕎麦を差し入れる
- 真希は内田からの告白を待っているのではないかと淡島が聞くが、自分には関係ないとそっけない返答だった
- 内田の走りに足りないものは“愛”だと淡島は言う
- 本当は女房や子どものため、愛する者のために走っている、淡島は改めて走る理由を語る
- 真希のために走れ、人間一人じゃ生きていけないことを一番知っているだろうと淡島は告げた
- 内田が淡島の家を訪ね、息子の速人は大喜びする
- 中学に入ったらサッカーをやれと、憧れの内田からの言葉に速人は約束する
- 正月の駅伝は期待の新人だった高見沢がブレーキとなって惨敗だった
- 家族との触れ合いから、内田は淡島が何のために走るか少し分かった
- 日和食品の選手たちとトラックで淡島たちが走ると、いいタイムが出るが淡島は足に違和感を覚えてた
内田の真実と真希への思い
- パラリンピック選考会では、優勝者だけがパラリンピックに出場できる
- 真希に内田がなぜマラソンを始めたのか淡島は聞く
- 淡島と走りたかった、勇気を与えてくれるから
- 15年前の駅伝を見ていた内田は、もう一度サッカーを始めることを決意した
- 高校生の時、内田は試合で大怪我をして選手生命が一度は絶たれた
- やけになって非行にも走ったが、サッカーへの思いが断ち切れなかった
- そんな時、地面を這ってでもタスキを繋ごうとする淡島の姿を見て感動した
- それから必死にリハビリを始め、イタリアでプロになった
- 失明した時に思い出したのは淡島のことだった
- 淡島に会えば何かが変わるんじゃないか、淡島と走ればもう一度頑張れるんじゃないかと
- 内田は真希を呼び止める。そして「これからも一緒にいてくれ、お前が好きだ」と告白した
レース開始
- 「仕掛けるぞ」と大きな声でいって、他の選手のペースを乱す作戦をやろうと淡島に持ちかける
- 淡島は大滝ですら被害届を取り下げ正々堂々と勝負しようとしているのに嫌だと断る
- 内田が金を渡したから大滝は被害届けを取り下げたことを知らされる
- 真希から渡されたテザーには「私もあなたのことが好きです」と書いてあった
- 「俺は真希のために走る」と内田は宣言する
- 「とばしてくぞ」と内田はスタート前に煽ったせいで、他の選手のペースが速くなる
- 大滝たちは先頭集団を走っていた。ライバルは彼らだけだと狙いを定める
- その頃、淡島の妻は産気づいて救急車で運ばれる
- 追い風のはずのポイントだったが、内田がわずかに向かい風を感じ取る
- 淡島は内田を信じて他の選手の後ろについて風を避けた
- 内田の言う通り向かい風だったため、他の選手はペースが落ち始める
- 淡島たちはペースを上げて、とうとう大滝たちを捕らえた
- そして抜き去るが淡島の古傷が痛み始める
- 異変を感じた内田が声をかけているうちに、大滝たちに抜かれてしまう
- 給水所で渡されたドリンクに「奥さんから電話あり、生まれた女の子」というメッセージが書いてあった
- 淡島は痛みに耐えて奮起する。内田も手加減しないといってペースを上げる
レースの結果は?
- トラックに入り大滝たちに再び追いつき接戦になる
- 残りの力を振り絞って4人は競い合い、淡島たちが僅かな差で先にゴールインした
- 喜ぶ淡島と内田だったが審議の結果、失格になってしまう
- 伴走者の淡島が内田よりも先にゴールしてしまっていた
- 淡島に大滝が「いい走りだった、見事な伴走だ、お前の勝ちだ」と声をかける
- 淡島が内田に謝ると「あんたらしい結果だ。いい走りだった、ついに大滝に勝ったんだから」と告げる
- パラリンピックに出られないことを淡島がいうと、「どうでもいい、俺はあんたと走りたかっただけだ」と内田は言う
- 「一緒に走ってくれて、ありがとうございました」と敬語で内田は淡島に礼を言う
- 敬語にらしくないと指摘する淡島、お互いにお互いを“最高”だと褒め称えた
- 待っていた真希の所に行き、内田は彼女を抱き締めた
- その後、内田はウガンダにプロサッカーチームを立ち上げ、GMに就任した
- 速人は中学に受かり、サッカーをやると張り切る
- 淡島は日和食品の陸上部でみんなと走り、狙っているのは駅伝ではなくオリンピックだと言った
ドラマ【伴走者】のネタバレまとめ
- 元サッカー選手の内田の伴走者を淡島が務める
- 二人でパラリンピック出場を目指して合宿する
- 因縁の相手、大滝のことを淡島が殴ってしまう
- 被害届けが取り下げられて何とか選考会に出場する
- 真希への思いを内田が告白する
- レース中に淡島の古傷が痛み出す
- 一位でゴールインする
- 伴走者の淡島が内田より先にゴールしたため失格
- 内田は新たな目標に向かって真希と歩み、淡島もオリンピックを目指すといって練習をする
ドラマ【伴走者】の登場人物のその後
分かった範囲で登場人物たちのその後をまとめました。
- 淡島祐一:日和食品陸上部でオリンピックを目指す
- 内田健二:ウガンダにプロサッカーチームを設立し、GMに就任
- 淡島奈美:娘を無事出産
- 高倉真希:内田のマネージャーとして今後も付き添う
- 淡島速人:中学受験に合格し、サッカーを始める
淡島は最後にニューイヤー駅伝ではなく、オリンピックを目指すと言います。本気か冗談かは分かりませんが、いずれにしてもやる気を出したようです。
内田はブラインドランナーとしてまたパラリンピックを目指すとかではなく、サッカーチームを作りGMになります。そのそばには真希もいたので、今後も一緒にいると思われます。結婚したかどうかは分かりません。
妻の奈美は娘を出産し、息子の速人は中学が受かりまたサッカーを始めると言っていました。それぞれ前を向いて終わる終わり方でした。
ドラマ【伴走者】感想
ブラインドランナーと伴走者の感動物語です。最初は喧嘩していた2人が、次第に打ち解け2人でパラリンピックを目指します。
淡島は関東大学駅伝で、オーバーペースで走ったため、救急車で運ばれるという過去がありました。まったくタイムが届かない大滝に、挑んだ結果負けます。それを他人は“失態”としてあざ笑いました。しかし、日和食品の監督や、内田はその姿にこそ感動したのです。
無謀とも思える挑戦を臆することなく挑む姿、タスキを繋ぐという必死の思いで地べたを這う姿、必死に何かをやっている人からはたとえ無様な姿であっても心が動かされます。
演じた吉沢さんと市原さんが練習をどれぐらいしたのか分かりませんが、内田と淡島の足は二人三脚のようにぴったり合っていました。すごいです。
物語の最後、パラリンピックには行けないというところもまた、印象的な終わり方をします。勝負に勝って試合に負けた、そんな感じの終わり方なのに、闇を抜け出せた内田のお陰で爽やかな気持ちになります。
誰かのために何かをする、そうすることでもっと力が出せる。そんなことを証明してくれるいいドラマでした。