2月21日に放送された【ハムラアキラ】5話「悪いうさぎ X」のネタバレと感想や考察をまとめました。
今回の話から最終回まで3話連続になります。よって、最終回になるまで事件の全貌が明らかにはなりません。そのためか登場人物の数が多いです。混乱しないように登場人物についてもまとめました。
【ハムラアキラ】5話のあらすじ
濃紺の悪魔との件で疲れた晶(シシド・カフカ)は探偵業を廃業することを決める。白熊探偵社の看板を下ろし、書店員としてだけ働くと言う。しかし、村木(池田成志)は晶から探偵を取ったら何も残らないといい、依頼を持って来る。それは晶指名のものだった。
乗り気でない晶だったが、断るなら自分でいいに行けといわれて依頼人の所へ向かう。依頼人は滝沢喜代志(大鶴義丹)という滝沢リゾートの会長だった。娘の美和(田中珠理)がどこにいるのか、友人の平ミチル(井頭愛海)から聞きだして欲しいという。
早速ミチルに話を聞きに行く晶だったが、何も手がかりは得れない。名刺を取りあえず渡しておいた。
その後、ミチルから電話がかかってきて晶が向かうとそこにはパトカーが。女子高生の遺体が発見されたというが…。
【ハムラアキラ】5話の登場人物
沢山の人物が出てくるので、まずは登場人物をまとめました。公式HPのほうにある、相関図も引用させてもらいました。
- 滝沢美和(田中珠理)
- 私立セイモア学園2年
- 行方不明になっている
- 月の小遣いは50万円
- SNSはやらない
- 滝沢喜代志(大鶴義丹)
- 美和の父
- 滝沢リゾートの3代目会長
- 晶に美和を捜すよう依頼
- 亜寿美とは10年前に離婚
- 辻亜寿美(筒井真理子)
- 喜代志の元妻で美和の母
- アスミック・ジュエリー社長
- 平ミチル(井頭愛海)
- 私立セイモア学園2年
- 美和とは幼稚園の頃から仲良し
- アヤとも友達だった
- なぜか外ではカツラを着用
- 両親は“ミツル”と呼ぶ
- 平貴美子(生田智子)
- ミチルの母親
- 平義光(木下ほうか)
- ミチルの父親
- 柳瀬綾(小野花梨)
- 新国高校に通う女子高生
- 美和やミチルの友人
- 雄二と付き合っていた
- 雄二に殺害された
- 野中則夫(羽場裕一)
- 亜寿美の知り合い
- 滝沢家とは家族ぐるみで付き合っていた
- 小島雄二(三井理陽)
- アヤと付き合っていた
- ドラッグディーラー
- アヤ殺害容疑で取調中に自殺
- カナ
- 美和の友人
- 美和に部屋を貸していた人物?
- 明石香代
- 滝沢家の前の家政婦
- 美和の乳母代わり
- 小さな赤ん坊がいたのに嫁ぎ先を追い出された
- 山辺秀太郎(神尾佑)
- 岡田が料亭で会っていた人物
事件の鍵を握っていそうなカナと香代は今回は登場しません。また、相関図には乗っていますが、大黒という人物の話や68会については今回は触れていません。
ドラマ内で晶も言いますが、登場人物みんなが何か隠している状態なので、まったく手がかりを聞きだせません。それなのに「捜せ」とばかり言ってきます。今回は謎を提示する回で、解明はまだ先になりそうです。
女子高生以外の配役は誰もが2時間ドラマでは犯人役をやるような人たちなので、誰が悪人だったとしても不思議ではありません。憎い配役です。
【ハムラアキラ】5話の詳細なネタバレ
その1:探偵廃業から一転
白熊探偵社の看板を下ろした晶は、書店の店員だけの仕事にさせて欲しいと富山に頼む。そこにやって来た村木は、晶から探偵を取ったら何も残らないと言って仕事を回そうとする。
全くノリ気でない晶だったが、先方からのご指名ということで話を聞きに行ってみることにする。
依頼人は滝沢喜代志、滝沢リゾートの会長だった。若い娘なら誰でもいいというだけで、特別晶に対する思い入れがあるわけでもなかった。依頼内容は自分の娘である美和の行方を、平ミチルから聞きだして欲しいというものだった。
ミチルは本当に知らないだけでは?と晶は言うが、ミチルが知らなくても不良の友達が知っているはずだと言う。アヤとかカナとかそんな名前という適当な感じだった。
晶が早速ミチルに接触して話を聞きだそうとする。しかし、ミチルは10日ぐらい前に学校で会ったのが最後だと言う。他に仲がいい人物はいないのかと聞いても、同級生みんな、誰にでもいい顔をするという素っ気無い返事だった。
アヤとかカナとか知らないか?と晶が聞くと、ミチルは何か知っている様子だった。晶は何か思い出したら連絡をと言って名刺を渡した。
本屋の常連達が集まって話をしていた。滝沢は10年前に離婚をしており、元妻は辻亜寿美というジュエリー会社の社長だった。美和は滝沢と亜寿美の娘だという。
晶は岡田に頼み美和の捜索願が出ていないか調べてもらう。すると柴田たちがやってきて、病院に運ばれてもいなければ事件に巻き込まれた報告もない。該当しそうな身元不明の遺体もなく、クレジットとキャッシュカードも使われた形跡がなかった。
美和がいなくなったのは家政婦の証言だと11月23日で、母親の所に行くといって出たきり戻って来ていない。捜索願はもちろん出ていないし、月50万の小遣いを与えていたという。
- 依頼はミチルから美和の居場所を聞き出して欲しいというもの
- 美和は家出なのか?
その2:12月3日
日付が変わる頃にミチルから電話を受けた晶は会いに向かう。警察が集まっていた現場に晶は行き、話を聞くと女子高生が殺害されたという。だが、美和ではなかった。速見が言うにはミチルに声をかけたら逃げ出したので捕まえていた。
ミチルは何があったか教えてくれたら話すというが、警察は事件のことは教えられないといって平行線だった。代わりに晶が話を聞くがやはり答えない。そこで、アヤを知っているかと聞き、美和に関係していると思っているのではと問う。
晶は柴田たちに殺された女子高生はアヤなのではないかと問い、ミチルに情報提供させてもいいが事件の概要を話すよう取引を持ちかける。晶の背後に岡田がいることを察した速見は、晶の事務所で話をすることにした。
通報があったのは22時30分ごろで、死後1時間以上たっていた。首に絞め殺された痕があったが、性犯罪を匂わせる形跡はなかった。殺害されたのは柳瀬綾だという。
ミチルはその日、アヤと会う約束をしていた。しかし、待ち合わせの時刻にアヤが来ないので、公園のほうでパトカーとかが来ていたのを見に行ったところ捕まったという。
待ち合わせは公園の近くで22時にしていた。アヤはその日、先約があるというので遅い時間になった。ただ、相手は誰かは分からない。アヤとミチルは夜遊ぶ友達で学校は別だった。夜遊んでいる時に知り合ったという。
警察に美和のことを聞かれると、ミチルは話したことがないと嘘をつく。なぜそんな嘘をついたのかと晶に聞かれ、美和の父は学校の友達以外とは遊ぶなと言われていたので、美和とアヤが遊んでいるのがバレたらまずいと思って嘘をついたのだった。
アヤと美和は共通の友人がいるらしく、それで知り合ったというが、よく知らないとミチルは言う。
部屋に泊めてくれというミチルに、晶は断り自宅まで送り届ける。自宅で迎えいる両親は“ミツル”と彼女のことを呼び、ミチルは戻る時にはカツラを取って戻った。父親に遺体が発見された話をし、殺害されたと言うと急に雰囲気が変わり何も言わずに戸を閉めた。
- アヤが遺体で発見される
- ミチルはアヤと会う予定だった
- アヤと美和には共通の友人がいる?
- ミチルは家では“ミツル”と呼ばれ、普段はカツラを被っていた
その3:12月4日
アヤ殺害のニュースを見た滝沢から電話が入り、晶は滝沢の家まで行く。そこには元妻の辻亜寿美も来ていた。母親のところに行くといって出て行った美和だったが、亜寿美のところには来ていなかった。
亜寿美はアヤと美和が友人であることを知っていた。3ヶ月ぐらい前に美和の誕生祝にミチルと一緒に来たと言う。その時の写真も見せる。晶は亜寿美からも美和を捜すよういわれ、夜に自分の家に来て欲しいと言う。
晶は家政婦に話を聞く。喜代志はハンティングに行っていて、娘が行方不明であることに気づかなかったという。美和の部屋にパソコンを買った領収書が見つかるが、部屋にはパソコンはない。喜代志はアヤとつきあっていることを叱っていたという。
コートの中にカナという人物からのメッセージが入っていた。しかし家政婦はカナのことは知らないという。美和のことをよく知っている人はいないか?とたずねると、明石香代という前の家政婦が乳母代わりだったということが分かった。
書店に戻った晶は常連客たちに提案される。晶に守秘義務があって手伝うことができないから、いっそ雇ってくれないかと。晶は焼き鳥を奢ることでみんなを雇用することにした。そして早速情報を共有する。
カナの残したメッセージの内容はこうだった。
美和へ
こないだは どーも。
美和はいいって言ったけど、
お金のあてができたんでご報告。
アヤの紹介のバイト
すっごくワリがいーんだよ。
三日で全額払えるくらい。
だからルスにするけど
いつものように好きに使って。
じゃ。
カナ
ここから推測するに、カナの部屋を美和は使っていたのではないか。美和がSNSをやっていないから、手書きのメッセージを残したのではないか。とみんなで推理する。そこで手分けをしてカナや香代を捜すことにする。
晶は亜寿美の家に行く。そこに野中という人物がいた。美和は自分にとって娘みたいなものだと言い、家族ぐるみで仲良くしていたという。
晶は美和の私物が何かないか亜寿美に聞くが何もないと言う。他に寝泊りしていた場所についても心当たりがないと言う。カナについても何も知らなかった。最近の美和の写真を見せてもらうと、誕生日の日に撮られた写真を見せる。
アヤと仲良くなった経緯は知らないが、ミチルとは幼稚園の頃から仲良しだと語った。話をしているうちに亜寿美は自分が責められていると思い始めて取り乱す。晶は面倒くさいなとぼやき、捜して欲しいなら手がかりをくださいと言うが、結局何も得れなかった。
誰もが何かを隠している。進まない捜査に晶はそう感じていた。
その頃アケミたちはアヤとミチルは待ち合わせした後、どこで遊ぼうと思っていたのかと待ち合わせ現場に行っていた。夜10時に高校生が出入りできる場所、通りを歩いてみると怪しいダーツバーがあった。そこは、クスリの売買も行われているという噂がある店だった。
中に入ったアケミたちは壁に貼られた写真を見る。それはアヤとユウジという男が一緒に写っている写真だった。しかも、ユウジは今店内にいた。晶に連絡をしてすぐ来るよう言うアケミ、しかし一足先に警察がユウジをアヤ殺害容疑で逮捕してしまう。
- 美和はカナという人物ともやり取りをしていた
- 明石香代という前の家政婦が美和の乳母代わり
- ユウジがアヤ殺害容疑で警察に逮捕される
その4:12月5日
ミチルにあった晶はユウジの話をする。アヤは美和を捜して殺されたのかもしれない。あいつが犯人なら美和も殺されているとミチルは言う。なぜアヤがユウジと付き合っていた話をしなかったのかと晶が聞くと、アヤとユウジは既に別れていたからだと答える。
半年以上前にユウジがアヤに付きまとっていたため、美和と三人でユウジに近寄らないよう言った。その時、美和はユウジに対し、自分の親に頼めばユウジもユウジの親も簡単に潰せると逆に脅したのだった。ユウジを追い返した美和はスマホとかSNSなんてやめてたほうがいい、ネットはマジでロクなことがない。とアヤに忠告した。
その話を聞いた晶は考える。ユウジは美和を殺していない。死体も見つかっていないし、ユウジがうまく隠せるとも思えない。美和はユウジの呼び出しなどに応じるはずもないし、何よりユウジは単純なバカで計画性がないと言う。
では美和はどこにいるのか?ミチルは自分が依頼人になるから、美和を捜して欲しいと願う。
一方、警察の取調べでユウジはクスリを売りつけた相手の名簿を突きつけられる。そこには美和の名前もあった。美和の殺害もしているのかと問われると、逆ギレして自分が殺したという。さらに刑事が持っていたペンを奪い、お前らに殺られるような俺じゃないと叫んだ後に自分に突き刺して自殺する。
- 美和はユウジを脅してアヤから遠ざけた
- ユウジは美和を殺してはいないはず
- 取調べ中にユウジは自殺