シーズン2が今週4月10日より始まる【特捜9】のスペシャル版、4月7日21時から放送された【特捜9スペシャル】特捜班最後の事件のネタバレと感想をまとめました。
スペシャルということだけあって、9係時代のおなじみの神宮寺桃子(名取裕子)がゲスト出演します。毎回無くなりそうになる特捜班ですが、今回も存続の危機ということでどうなっているのでしょうか?
【特捜9スペシャル】キャスト&スタッフ
- 浅輪直樹(井ノ原快彦)
- 小宮山志保(羽田美智子)
- 村瀬健吾(津田寛治)
- 青柳 靖(吹越満)
- 矢沢英明(田口浩正)
- 新藤 亮(山田裕貴)
- 浅輪倫子(中越典子)
- 早瀬川真澄(原沙知絵)
- 佐久間朗(宮近海斗)
- 三原達朗(飯田基祐)
- 宗方朔太郎(寺尾聰)
- 猪狩哲治(伊東四朗)
- 神田川宗次朗(里見浩太朗)
【脚本】深沢正樹【監督】鈴木浩介
【特捜9スペシャル】のゲスト
- 神宮寺桃子(名取裕子)
- 小柳法子(山本未來)
- 石田美里(山本千尋)
- 杉浦守(羽場裕一)
- 田野崎真輔(伊東孝明)
- 水戸涼香(井上晴美)
- 榎本千夏(田山由起)
- 本宮貴(川口真五)
- 菅山孝弘(長谷川公彦)
- 垣内妙子(遠藤久美子)
- 矢沢早苗(畑野ひろ子)
- 桜庭琴美(庄野凛)
【特捜9スペシャル】のあらすじ
5年前の巡査部長夫妻殺害と1年前の警部補殺害の容疑で暴力団、龍丸会の会長・田野崎(伊東孝明)を逮捕した警視庁捜査一課特捜班。
取り調べを進めるが、主任の直樹(井ノ原快彦)は、妙に素直に取り調べに応じ、ついには全面自供までした田野崎の態度が腑に落ちない…。
時を同じくして、警察庁審議官の桃子(名取裕子)が特捜班を訪ねてくる。相談があって警視総監・神田川(里見浩太朗)を訪ねたら、特捜班のところへ行けと言われたという。
桃子は、ナイフを持った男に襲われた大学の後輩で検察庁・検事長の法子(山本未來)を守ってほしいと言い、直樹らが警護と襲撃犯の捜査をすることに。しかし、班長・宗方(寺尾聰)は桃子が何か隠しごとをしていると感じていた…。
早速、検察庁を訪れた直樹と新藤(山田裕貴)は、検察事務官の美里(山本千尋)から、法子を襲った男を裏で操っているのは元検事長の杉浦(羽場裕一)だと告げられる。
杉浦は自分の不倫スキャンダルを法子がジャーナリストの千夏(田山由起)にリークしたと思い込んで、逆恨みしていると言うのだ。
さらに、杉浦は、龍丸会から分裂して巨大勢力になった帝都龍丸会の顧問弁護士をしているので、犯人は帝都龍丸会の構成員に違いないと憤る美里を、法子は検事長らしく“憶測だけで語ることは許されない”と、いさめる。
一方、法子の襲撃現場の防犯カメラの映像を見ていた志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)は、慌てて立ち去る女を発見。それは杉浦の不倫スキャンダルの相手で銀座のクラブのママ・涼香(井上晴美)だった。
数日後、特捜班に涼香が殺されたという連絡が。背中を刺され、布で目隠しされた涼香の遺体を目にした直樹らは、目隠しは犯人が何かを暗示しているのではないかと疑う。
さらに、青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)の捜査で、涼香は十年前に龍丸会の会長・田野崎の愛人だったことが判明する。涼香が何らかの理由で法子に接触しようとしていたらしい。公式HPより
直樹は、目隠しは裁判において先入観をもたないという理念を表すテミス像を暗示しているのではないかと考え始めるが、その矢先、新たな被害者が!
【特捜9スペシャル】のネタバレ
【特捜9スペシャル】のネタバレ詳細
毎シーズン特捜班は存続の危機になっている気がしますが、今回もそんな話です。
今回はゲストに神宮寺桃子が参加しているので、9係から見ている自分は嬉しかったです。また、どんな形で加納倫太郎のことにセリフで触れるのかが、この番組の楽しみの一つでもあります。
ネタバレその1:最初からアクションシーン
つかみとして、冒頭部分に龍丸会とのアクションシーンが入ります。ヤクザの事務所という設定なのでしょうが、ホテルのフロントみたいな場所です。直樹よりも新藤が若さで頑張ります。そして裏口に逃げた組員を、青柳と矢沢の二人が捕らえようとします。
戦うよりも逃げたほうがいいんじゃないのか?逃げることを忘れたように、戦う組員二人。青柳の靴下の可愛らしさをチラ見せした後に捕まります。
ネタバレその2:神宮寺桃子登場
待っていましたとばかりに登場する桃子。色々あったお陰で、女性初の警視庁長官を狙える地位まで出世していました。神田川のことは宗次朗さん呼びです。色仕掛け的にお願いをするのも忘れません。名取裕子さんの色気全開です。
その後、特捜班に来て説明をします。懇切丁寧に視聴者を気遣ってくれるような説明をしてくれます。お陰で人物関係がちゃんとわかりました。
ネタバレその3:新藤死亡フラグ?
新藤が検察事務官の美里に惚れてしまいます。まるで「相棒」の陣川君のように、惚れっぽく浮き足立ちます。何か理由をつけては美里のところに話を聞きに行こうとしたり、直樹の家に行った時に惚気話をし始めたりします。
そこで「主任のもとで働けてよかったです。コンビになれてよかったです」など言い始める新藤。完全に死亡フラグが立っています。
そして案の定刺されます。あと数ミリずれていたら、即死だったといわれるような場所に。
刺された際の新藤もまたツッコミところ満載で、木の陰に隠れて直樹に電話をかけます。もちろん体はよく見えています。
そこに現れた人物のことを、口頭で伝えようとして刺されます。そんな重要な場面の写真をなぜ撮らないのか?スマホの使い方がわからない世代でもないはずなのに。謎です。
ネタバレその4:ツンデレ直樹
刺されて入院してしまった、新藤の元に直樹が駆けつけます。他のメンバーは誰も来ません。きっとみんな捜査をして忙しかったに違いありません。
そして署に戻ると、メンバーが待ち受けていました。青柳は「弔い合戦だ」といいますが、「新藤はまだ生きてるって」とツッコミが入ります。
そしてあれだけ「コンビじゃない」と、自宅で散々いっていた直樹が「新藤と俺はコンビなんすよ」とハッキリ言い切ります。本当は新藤のことを認めていたのに、なかなかなツンデレ振りを発揮します。
ネタバレその5:嫁集合
旦那連中に頼まれたのか、嫁達が新藤の様子を見守りに来ます。
そこにいた里美と話をするのはいいのですが、倫子は新藤が家に来た時に里美の話を聞いていたものだから、新藤の気持ちを代弁してしまいます。新藤が告白するまでもなく、里美に気持ちを知られてしまいます。
ネタバレその6:いざ鎌倉
普段は一緒に捜査に行くことがあまりない宗方なのに、新藤がいないせいか、猪狩に嫌味を言われたせいか、鎌倉への捜査には嬉々として向かいます。ただ単に鎌倉に行きたいだけなんじゃないか?そんな勢いです。
そして直樹は緑色の生き物の話を聞いて、たまたま擦れ違った子供が持っていた亀のぬいぐるみを見て閃きます。数ある緑の生物をおしのけて、亀だと確信したようです。
その後、鎌倉彫の工房へと行きます。そこの店の人が過去に取材に来た千夏と話す回想シーンで、やたらショーケースを拭きまくります。しかし、ケースの上に乗っている物はどかさずに拭き続けます。掃除がしたいのかしたくないのか、よくわかりません。
お土産を買って来いといわれていたからか、亀とイルカのぬいぐるみを買ってきたようです。矢沢と青柳が二人でそのぬいぐるみで遊びます。可愛いです。
ネタバレその7:ラスト
入院している新藤のところに、特捜のメンバーと妻達が窓の外から見舞ます。手のひらにそれぞれ「死」「ぬ」「よ」「な」と書いて見せますが、「よ」と「な」の位置が逆であることに気づき、青柳と矢沢コンビが入れ替わったりしながら見せるのが面白かったです。
そして2ヵ月後、退院してきた新藤を迎える特捜班の面々はみんな素っ気ないです。新藤もきっとからかっていると気づいているあたり、このメンバーに馴染んできた証拠だと思いました。
【特捜9スペシャル】の補足
石田美里役の山本千尋さんについて
石田美里役を演じた山本千尋さんですが、以前見ていたNHKの時代劇「そろばん侍 風の市兵衛」に出演されていた方だと、その凛々しい姿を見てすぐ分かりました。
その時はアクションシーンが多く、見ていて格好いいなと思っていたので印象に残っています。
元々武術の心得があってアクションが出来る人なので、今回も見せてくれるかと思いましたが、残念ながらあまりアクションシーンはありませんでした。
アクションが出来る俳優さん自体、最近あまり聞かないので、もっと沢山の映画やドラマで見れるといいなと思っています。
【特捜9スペシャル】の気になったこと
- テミス像が取ってつけたような風合い
- 龍丸会の別会社の名前は「Dragon Circle co.ltd.」
- 久し振りに見た井上晴美は銀座のママだった
- そして新藤を「坊や」扱いするママ
- 警視総監はスマホ派だった
【特捜9スペシャル】のまとめ
スペシャルということだけあって、いつものメンバーとその周りのメンバーまで総出演でした。こういうお祭り感のあるようなドラマ構成にするのが、相棒を筆頭に上手なテレビ朝日です。
話の展開としてはどうしてそうなっちゃうんだと、悪い方向にしか話は進んでいきませんが、陣川君ポジションな新藤を見るのも面白かったです。